目次
この本は
#twnovel
歩こう
人魚
家具
渡り
ネコ缶2
狼が来るぞ
ままごと
ぼろぼろ
自由
怪盗
七年後
メイド長
囀り
よこしまたてしま
手折る
完全犯罪
グルグル
コラージュカフェアリス
#twnvday 『リトライ』
かめらっこ
リトマス氏
嵐の夜に
いつも一緒
神様の傘
少女ロボット
ワレワレハ
月が綺麗な夜だから
月ウサギ
ぽっかり
空っぽの本
ロボットの権利
ラジオ
自慢の羽
倍返し
恋心
本当のところ
ラーメン
花と蝶と僕と
オフ会
冬眠
ぬいぐるみまおう
ぬいぐるみ師
魔法少女
枯れ木
いと
ほわほわのほわほわ
台所の妖精
絵に描いた
花は爛漫
きらきら
たまご
空想生物
かくことり
かおれ
ハロー
お姫様になりたくて
色彩密室
ぐるぐる
ラブコメ
たぬっこ
星のロボット
にゃ
人魚の恋
ちはやぶる
音源
世界を終わらせる音
ダイヤの乱れ
猫のべ
全滅亡祭
人間力
少女ロボット
#twnvday 『運動会』
アンパンマン
操る天気
トライアンドエラー
家族団欒ハンバーグ
雪山山荘
交通整理
もぐもぐ
森の奥で
精算
まじょっこ
プライド
椅子
メッセージ
恋は盲目
花の種
偽装ではない
猫のべる
文豪の卵
ジャック・オ・ランタン
10月11月
たまご
おにぎりあたためますか
生まれ変わったら
コロコロ
文フリ
砂の姫
ようび
お誕生日
ハイチーズ
ボタン屋
世界にひとつだけの
粛清の魔女
まおゆう
遺言
偽装
蜘蛛
芝海老
おつきのメイド
大きくなる
親子丼
君は笑う
クッキー
蝕む
#twnvday 『コタツ』
絶世の美姫
眠り姫
まんがQ
縁日の人魚
金魚
私可愛いよ私
水葬の教室
ねこのべる発送
ないない
電波塔の魔法少女
物語
金魚水槽
金魚の娘
友情の種
花園
動かぬ証拠
胸が
心霊
旦那(仮)
グリコ
金魚葬
さんたさん
サンタ疑惑
魔改造
時間外チョコ
そみみふぁれれどれみふぁそそそ
毛糸玉
喧嘩売り
雪の女王様
金魚姫
ねこかん
きんぎょすくい
赤青黄色
寄生
神の手
たまご
おもいいれ
魔物
じぇじぇじぇ
勇者
偽物
花の便り
3Dプリンタ
#twnvday 『環』
サンタの秘密
誕生日
ひかるはな
魔の物
けものびと
ホルン少女
ババロボ
カタタタキ
チチチ
信じない
サンタ殺し
サンタのサンタ
白馬王子
シンゴウキ
問題児
進化雪女
海の祠
前へ
新年
誘拐
ふくGirl
あまから
ペットボトル
バクバク
ラブ&ピース
ウマ
年賀
鳥居
幻獣
あめちゃん
ふく
ねっとも
#twnvday 『鏡』
洞窟の
鏡よ鏡
猫箱
ダイオウイカと少女
プログラム
お化けの子
羽根
かし
青い鳥
僕が僕であるために
博士
魔法使い
そういう人
八つの足
あおいとり
サービスサービス
三点リーダー
卵は世界だ
パーツ
落花
青い鳥
殺し屋
仕事柄
豆まき
くるっく
はじめての
三年
冒険の書
ゴースト
定期ポスト
聖火
雪工場
彼氏彼女
3000メートル
甘い果実
お姫様
競技会
千日紅
#twnvday 『太陽』
異世界
王様の耳は
チョコ落とし
彼氏いません
卵から女の子
スノーマジックファンタジー
クッキー
幻想
道具屋の悲劇
別れ道
だれのひ
引っ越し
エソラゴト
パレード
トカゲ
あめふり
ビター
春服の君
春が参ります
前向きな後ろ向き
猫列車
雛祭り
しまい忘れ雛
ふち
尻尾
かいたい
チョコのせい
でるも
恋届
農夫
季節柄
春雨のスキップ
タンポポ娘
#twnvday 『旅立ち』
次元
夢の続き
まる
まるまる
みんなじゃない僕
花売り娘
液晶
春雨のスキップ
スイーツ
こいチョコレート
沈む街
約束の選択肢
空の指輪
手品師
小さな翼
ネタを飼う
恋バナ
宝飾屋
注文の多い
空の布地
電柱
モグラ叩き
日記帳
自販機
ひととき
サクラ
桜系女子
散華
嫉妬する
はじめの一歩
おきつねちゃん
夜道に
人のココロ
テンキヨホウ流星
右左
夫婦
遠い歌
洗濯屋
悪夢
星の墓場
ゆめゆめ
おとなのきもち
ほんのたび
あいあい
勇者は来ない
世界の半分もらいたい
辛口
ガラスの靴はおいていくわ
人ごみ
#twnvday 『up』
同じ着メロ
そらいろ
フラグ
行列のできる本屋
波音
人生の参考書
勇者→
魔女印惚れ薬
140
いろこい
運命の人
しあわせ
にゃにゃ
アイコイ
かっぱさら
甘いお菓子と女の子
ノアのトランク
ふこうよせ
本棚
うつわ
ゆる
SM
羽付餃子
ぴかぴか
3D
おこたで
#twnvday 『珈琲』
物語3D
復讐
スタイル
青い惑星
どっじ
開幕
3D
キノコ
神様のシナリオ
ぬいぐるみ
恋文
キスの日
読み聞かせ
鳥籠茶
おはなし
カフェへ行こう
腹の中身
着ぐるみ
明日の私
あおまる
カメラカメラカメラ!
めつ
スーパーマーケット
飼湖
プリンタ
船長
メイド少女
ポエイチ
牢獄
せかいのおわり
ツボ
100m走
#twnvday 『ゴール』
魔法の筆
タイが曲がっていてよ
染み
二度目
人本
花火
スノードーム
深淵のタンス
タイムマシーン
お通し
周波数
輸入
亀模様からの脱出
ありのままの自分
「「「」」」
まおゆう
星の言葉
筆の魔法
暗号
呪い
僕の嵐
駄菓子屋うさぎ
眠れぬ森の美女
エキナカ
チクタク
青空
#twnvday 『「勝」「負」「球」「杯」』
好き嫌い
ナラの箪笥
あかいいと
さいのめ
乱鳥本
ロボットの見る夢
蝉の声
夏期限定
魔女と花
羊たちと沈黙
報道
ペンキ
惑星書物
異世界
夏期限定
死神の歌
神様のお仕事
zine展別府
リセットボタン
おかあさんすいっち
滅びる
旅する本
静かなる世界
ちょうちょ
母の食事
蓮根会議
#twnvday 『ラジオ』
弔い
花火
君は僕の未来
過去今未来
肉じゃが
ロールケーキ
しあわせの魔法
神のミワザ
こけっこ
道路工事
怖い本
けもの道
夏休みの終わり
流れ星製造器
私キティー
恋は焦らず
ガラクタ
ひとえび
羽の種
タイムマシン
ガタンゴトン
かみ
流れ星
イケメン
世界の終わりと始まりに
ナス
雲追い少年
毒林檎さん
エンドレスサマー
きのこのやま
視力検査
体内時計
#twnvday 『不在』
#twnvday 『古』
繰り返す
黒き瞳
子供本
メントス硬い
13カード
壁ドン
規則正しい男
姫様
いろぬり
たぬきうどん
メイドロ
おかたづけ隊
庭師
プラネタリウム
午後七時
赤い手紙
夢であえたら
エレベーター
螺子巻きメイド
四角い絵
発掘
空想の王国
あみ魔女
もふもふ
おとおし本
月食
らんぷのせい
さぎょう
滅亡
横流しされた名前
台風の目
君の寝言
#twnvday 『宝探し』
赤い獏
ハロウィン
沈んだ気持ち
ふれいく
リモコン
電信柱さん
クレア
神隠し鬼
あとのまつり
もう一度
最良の日
あのねええとね
そちらこちら
鬼笑い
毛糸羊
事故
とりのいろ
はんぶん
未来の本
羊が運ぶ記憶
くじ
ずっと
別府
縁日
システム
猫ZINE
羊と夢
#twnvday 『探』
ほしさがし
こたつねこ
服屋
全サ連
トンネルの向こう
かいだん
数値化
羊が
夜と羊
異世界トラベル
すみっこ
ねこたつ
欠陥羊
せかいのおわり
数えない
設定
愚痴
カクテル
観覧車
空想動物園
境界線
喜怒哀楽
にゃんて
りんご
しんで
#twnvday 『選』
ゆきだるまつくろ
ステウおばさん
弱虫
星に願いを
星泥棒
パティシエ
天使
黒歴史ノート
サイレンとナイト
3Dサンタ
年賀
旅と干支
空色職人
渡り鳥
大掃除
ぼんぼん
メイメイ
羊の管理人
羊ずきん
羊男
干支執事
クリーム羊
迷える子羊
片隅の羊
羊と魔王
羊の皮を被った狼
狼が来るぞ
伝説の毛刈り職人
羊執事
ひつじ美容室
毛糸羊
糸羊
裸羊
数える羊
幽霊羊
羊羹
さいごのひつじ
わたあめひつじ
森の名前
#twnvday 『ペン』
呪う
鉛筆
空港線
三時
(*ФωФ)
こころとしょかん
防水
眠り姫?
南極魔法使い
心当番
あのね
雪だるま
カラス
アッタカイ
ポケットドラゴン
ランプの精
豆まき
予定調和
ママ本
一世一代の手品
古の海
森ガアル
宇宙人に捧げる歌
夢見る仕事
13人目の魔女
#twnvday 『かすかに』
真心を君に
侵略者
魔女
敵国の姫君
ドラゲナイ
瞳水晶
少女漫画的
二歩目
白い着物と言霊と
踵をかえす
人魚
編集さん
いろいろ
蝶のはね
未送信メール
ねっぷりん
美術館
CD
美術館2
使い魔の末路
ネップリ
調剤本屋
311
花咲く旅路
かぐや姫
鳩使い魔
機械の夢
魔法学校ロボ
寄生娘
使い魔おかん
奥行き
毛布
花蝶
桜の木の下
白雪
山羊さん使い魔
バラ色
卵から
狼少年使い魔
嘘つき少年のエイプリルフール
嘘から出ない
げっ歯類の使い魔
犬猿の毛糸
桜の木下
選挙
少女ロボット赤頭巾
使い魔グリフォン
時計塔幽霊
魔女の箒職人
#twnvday 『嘘』
書けないわけでは
嘘つきの魔法
しんでれらあふたー
缶詰
天使の種
船長と僕と使い魔と
蛇口と文字と
電源オフ
神様の糸
コンポタオゴレ
編み魔女
使い魔梟
もふっとな
寝物語
眠れない彼女の使い魔
不知火
恋の化石
必要と点灯虫
最果て食堂
宇宙船オレ
紅茶姫
#twnvday 『熱』
ほかほか
入れ替え
アイツの誕生日
博士と僕
世界と秩序
恋文の日
おかず飼い
運動会嫌い
タコさんウィンナー
ようこそようこ
魔法使い猫娘
ママ噴火
倦怠キック
プラネタリウム
鳥籠の塔
がすすた
狼少年狐少年
魔法学校と箒
花々
言葉の雨
ノート
タイムマシン
お天気ドレス
#twnvday 『傘』
産直
こねこねこ
身から出た錆
クローゼットの宇宙
がめ煮
おしまいのひ
粛々と
酒蔵の女神
天気予報 傘
愛の南京錠
躓いた夜
夢の中で
魔女と蝶と
広告
花束を君に
白薔薇
ねことめつぼう
ですの
7月7日雨
祖母
路地裏きのこ
魔女
狐の子
金魚
生まれ変わると
不死鳥
#twnvday 『ゲーム』
成就する願い
盆踊り
結婚
百鬼夜行
何番目かの羊
メイドワゴン
本の化石
花火
梅雨
カタコト
鰻事変
かき氷
ジジジ
リアル大事
チンアナゴ
ビール売り
ずっと冒険
太陽と月
絶滅
繋げない手
遺影の君
また来年
糸電話
#twnvday 『無限大』
シンデレラ
異形と少女
孵化
花火師
本選び
工場の煙
赤い頭巾
ぽつり
図書館女子
るるう
図書館の
結婚する前に
綿毛
流星養殖
夏少女
朗読本
正義の味方
くさばなのことば
積ん読タワー
ランプの精
発芽する本
花束を君に
カレー使い魔
よーそろー
綿飴屋台
お祭り狐面
#twnvday 『つくる』
犬猿
魔女の呪い
黒い金魚
誑かし姫
人魚
たくらん
本当の読書
地獄の鬼
ハナコさん
最後の楽園
死後の世界
月兎
皿数える
漂流
死にたい
これは魔法です
大きな悪戯
夢を叶える装置
きのやまい
バールのようなもの
図書館
図書館勤め
お引っ越し
せかいはぐるま
はじめての異世界
#twnvday 『未来』
司書
あたまたんぽぽ
ゆうやけそら
同人星
薔薇のお姫様と狼の子
棘を抜く
ほしへゆくふね
幽霊図書
おどるくるり
人魚水槽
水泡に帰す
琥珀
防音幕
ポニーテール
ハロウィン幽霊
忘れられたサロン
ぜんまいをまく
即売会の神様
ピンポン妻
ほしとはーと
三時を告げる
王子様
物語蜜
移送図書館
数世紀後の明日
魔封じ
死ネタ
あたまおはなばたけ
どんぐり通貨
#twnvday 『どっち』
卵に祈る二人
ペンキ屋
ボタンホール
鳥籠姫
成長という病
花柄のワンピース
伝説の指輪
病名:アレルギー(もしくは距離感計測不全)
病名:不明 症状:幻視
おともなくなく
標本
時の部屋
病名:仕事中毒
ぴょん
百鬼
すきまようかい
最果てごっこ遊び
私は鳥
季節の便り
りかちゃん
病名:虚言癖 (看護記録には恋とアセスメントされている)
金魚空
最果て食堂~コカトリス
おなかろうごく
病名:不明(現代の医学では解明できない)
青い小鳥
王子様お姫様
#twnvday 『暁』
病名:中二病 ただし健康
けるべろS
つまらない本
万華鏡
そびれる
15時
秘密
140字くらいの
サンタ追う
サンタ履歴
人間の
ペット
サンタはいない
温めますか
冬の社
煩悩
年末最後の
ショッピング
銀河鉄道
埋める
病名:連鎖 治療:贄
死んでいる
門前の土産屋
天国と地獄
白梅の君
雨季乾季
#twnvday 『去る』
女神沼
空から
大きくなるぞ
29時
自由度
羽模様
とける
つもる
寒波の街
みらいんごう
雪山山荘
足引っ張り
A
星飼い
まきまき
鬼バーボン
肉じゃが
にこにこみ
ぬい
羽切除術後
ゴミ処理
骨の海岸
人魚
おおばかやろうとちょこれーと
ロボ
#twnvday 『重力』
501
くるんくるん
生きていくには
まじょこ
ヒーロー
不死鳥
本の霊
ねこさま
ダメ神
くまさん
やる気
まつ
魔女と少年
もっふる
ぶつぐつ
花冠
欠け
孵る
木の実
しあわせタクシー
おおかみが
もっふる
空は夕焼け
種は種
列車
蝶蜘蛛
#twnvday 『人工知能AI』
世界の平和
砂時計一族
#twremix
彼氏
認識
さかさま
旅行
選択肢
チラリズム
ワインは血
用意どん
ひとがた
妖精さん
勇者→
デビュー
幽霊屋敷
もえきゅん
パンナ
輪廻
私の中に
死神
冷めち茶
ぷかぷか
台風
惚れ薬
まっさお
藻屑
ケンカ
どっち?
ねえねえ
世界を
140字メール
9月の終わり
秋本番
できてる
天使
アナグラム
回復
しんかんせんとくるま
ばらのはな
借りてきた
ライフイズ運動会
ぽい
夜に
狼なんて
デス
ずきん
いと
掛け違えたボタン
ぬけかぼちゃ
過去の恋
クレヨン
天才
紋白蝶
そろそろ
偽造ついのべ
異世界
空箱
しあわせ
ゆめゆめ
きみは天使
むだなんかない
からふる
鯛焼き3連
ガラスの小瓶
六法
工場
美しい鳥
眠気
れい
折本
眠気
運命
黒いマニキュア
問題
はね
神泥棒サンタ
かぶり猫
おせち
初夢バクリ
身長差
連絡先
鳥籠
テスト前夜
入浴剤「海」
ぐちゃぐちゃ
お誕生日
サプリ
温室
果たし状?
かける
恋の病
恩返し的な
冬将軍と春
いっぱいいっぱい
首相
ベッドの下の子
あかるいかぞくのおはなし
物語は
あめ
こころをみせてみろ
神様はいない
空気清浄機
幸運
ラッパ
魔法瓶
恋告鳥
悪夢
桜舞い散る
少女の嘘
チクチク
恋味
かみさま
神様の舞台
赤青
エイプリルール
爆発
眠り姫のメイド
ご主人
数式
ぽんぽん
彼氏いません
クルマに気をつけて
あきはこない
雨と花火と
ラジオ
同じ
リトルウイング
証拠
失恋したい
ドキドキ
#書き出し
溢れる
盲目
ばさり
月兎
比喩禁止法
あいをください
最後の恋
片耳
百年の孤独
トランクに
軒下で
あなたがわたしにくれたもの
喧しい
恋心に鍵を
偽物
涙の海
ふるふる
破る
言の葉
路線バス二本
仕立屋
感情
虹色
寒さの所為
色ガラス
ニイタカヤマノボレ!
宿題
ふるふる
こころひとかけ
日常幻想
すえない空気
140字
パキパキの
辞書
魚と海
崖っぷち
体温
黒猫
言葉の尻尾
位置づけ
笑顔を作る
モノクロ少年
秘密
落ちる
もしも桜が
三分
古の本棚
もえるこいは
ぱん
ダメな過去
五月人形
ネジ巻きかえる
飢える
ひとでなし
信用
愛加工
まぶたのうら
カーテン
夢の続き
玉葱
靴跡の花
満月
ピタ
そらをみなよ
迷わない
缶詰
写真立ての裏
さよならのかず
いつか彼女に
ガラス玉
夏期限定
傷に花
明日
ここまでだ
足をなくしても
君の星
半熟時代
ラーメン
全滅祭
艦のべ
#twTorT
全最愛祭
#twHalloweenS
冬の遊園地
あいうえお滅亡
世界のサンタ
ヒトツイロアドベント
うたのべ 動物
たちつてと
あいうえお正月作文
僕還オムニバス
ちょこら
#愛の魔法
僕が神様だったなら
忘れ薬
人は死んだら電柱になる
#アリコラ
妄想くらべ
メイドのベル
#滅亡と愛
#読むスープ
#図書の国
#twnvfes まつり
茶々さんの
窓枠水槽
すみさんの
#調香物語
#星の飼い方
#雨と童話
#七夕一夢
ツイノベお誕生日
丑ノベ
#ひと夏の滅亡
#空想の街
夏魔女
#twTorT
がめ煮
赤×芋虫
カップラーメンの麺が伸びている
信号は赤になった
#明日世界が終わる日に
222
桜埋め
#滅亡colors
#隔離病棟
月兎印
世界の終わりに君は
最果て食堂
#222散歩
#甘き滅びの日

閉じる


#書き出し

溢れる

人間という容器の栓は瞳にあるらしい。容器が一杯になると、そこから溢れてしまうのである。出会い頭のおはよう。他愛のないおはなし。屈託のないえがお。 繰り返される君との優しいやりとりが増えて、どうにも溢れてしまいそう。だから容器を大きくしなきゃ。幸せが溢れてしまわぬように。


盲目

ねぇ、私綺麗?盲目の少女は言う。綺麗だよ。僕の言葉に頬を真っ赤に染めてた君は近頃様子が違うみたい。ねえ綺麗?ねえ本当?心配そうに繰り返す。 彼の声に頬を染める君を僕は知っている。今では僕は魔法の鏡。それでもいいさ。君の近くにいられるならば。世界で一番美しいのは貴方です。


私は卑しい影の民にございます。影でしか生きられぬか弱き存在。日差しを避け光から逃れ、闇そのものであるようなこの身を更なる深淵へと滑り込ませるのでございます。そしてそっと貴方をニャニャ見つめるのです。 視線を感じた。残暑に負け、だらしなく日陰で伸びる黒猫がニャニャとなく。


ばさり

ばさりと鋏を入れたならはらはら落ちる黒い髪を見送った。こんなに簡単なことをどうして躊躇い続けたのか。ううんそれすら簡単なこと。怖かった。執着を手 放してしまったならばきっと私は。ああだけど。いつもより眩しい太陽に貞子は目を細める。生きている。笑う。生きている。生きている。


月兎

月から兎が逃げ出した。僕らの住んでる月というのはまん丸ふくふくしてるって。ふくふくは正義。見たい見たい、と一日一羽が脱兎の如く。一羽減るたび欠けてく月に、話が違うと諦め帰る兎たち。月は再びまん丸ふくふく。そんなある日、月から兎が逃げ出した。  こうして月は満ち欠ける。


比喩禁止法

比喩禁止法が施行された。なのに迂闊な貴方は比喩ばかり。花のように美しい君。永遠に咲き誇り色褪せぬ薔薇の如く。 貴方のことを守ってあげる。比喩を比喩ではなくしてあげる。とうの昔に人など滅びたその星で、私たちは咲き誇る。それぞれの約束を糧に美しく、ずっと、ずっと、ずっと。


あいをください

あいをください。つぶやいた声にウエから声が降ってきた。うん、いいよ。あらまあ、オカしなことが起こったものね。私はキクの。つまり何をくれるのかし ら。ケコ、けこ、結婚してください。サシもの私もスぐに返事は返セない。それから言うの。ソうねやっぱり、こいから始めてみませんか?


最後の恋

どうもこれが、僕の最後の恋らしい。ノーモア失恋。一生独りは耐えられない。崖っぷちの僕は君をちやほや。 最後の恋と言わせたのは私。マンネリの恋じゃなく愛にしましょう。結婚しましょう。占い師を買収して言わせたのはそういう意味。だけど。だけど、ちやほやならこのままでもいいわ。


片耳

片耳だけで油断してたの。大丈夫って。右耳から流れてくる音楽と、左耳から流れてくる君の声。混ざってしまえばきっと、きっと。なのに音楽よりも声よりも 今はきっと、私の心臓が一番五月蠅い。「さよなら」の言葉が音楽に混ざってくれなかったのは、君の言葉を聞くのがきっと、ココだから。


百年の孤独

研ぎ澄まされた孤独と弱さで君なんか簡単に傷つけられると思った。この部屋から君が消えてからずっと僕は独りきり。バタン。思いがけず開かれる扉。別れの時と同じ笑顔の君に一筋の傷さえつけられないまま、僕は何度でも君を許してしまう。 ただいまタマ。ご飯にするね。


トランクに

トランクに好きなものだけ詰め込んだ。青空に大樹。絶品紅茶に極甘ケーキ。他にもたくさん、たくさん並べて隙間にこっそり可愛いあの子を座らせる。パタン。 そうして神さまは、次の世界にトランクの中身をぶちまける。何度でもあの子と巡りあう。一番素敵な世界ができるその日まで。


軒下で

この世界で最も不安定な時間の共有方法は「雨宿り」である。うっかり君がこの軒下に迷いこんだものだから、要らぬ憂いを背負ってしまった。何一つ話せやしない。ああ美しい君のしっぽ。 見られてる気がするのにゃ。振り向けばてるてる坊主。お前が無能なのにゃ。シロはぷいっとよそをむく。


あなたがわたしにくれたもの

「あなたが教えてくれたことよ」彼女はそう言ってかなしげに微笑んだ。差し出された紙にびっしり綴られているのは、僕が彼女にぶつけたという暴言の数々。 「貴方、私の悪い所ばかり教えてくれた」これから彼女に求婚しに行く僕を、未来から来たという彼女が遮る。「それでも言うの?」僕は。


喧しい

なんて喧しい幽霊なんだ!今まで多くの幽霊に出会ってきたけれど、こんな幽霊はじめてだ。繰り返される身の上話と恨み事。また始まった20回目。 晴れて幽霊デビューした私。身の上話と恨み事の後どうしたらいいのか。思い出せず繰り返すばかり。講習会、寝ちゃったからな。ああ死にたい。


恋心に鍵を

忘れたい恋心を箱にしまい鍵をかけた。カチ。これで忘れられる。もう少しで忘れてしまう。あと少しで。薄れゆく記憶に脅されるように、僕はその鍵を宝箱に入れた。 「この鍵なんだっけ」宝箱の中の綺麗な鍵。これで開くであろう素敵な何かを僕はきっと探しだす。何度でも。


偽物

偽物で居るべきだったのだ、私は。夢などみるべきではなかった、絶対に。貴方の後ろめたさ、感じながらも魅力的な誘惑にのまれた。その指の動きを止めたくない、願ったのは私。 彼は罪に問われている。あの日誘惑に負け、芝エビと偽装する彼を止められなかったこと、バナメイエビは悔やむ。


涙の海

涙の海の深さを比べよう。ままごとみたいな恋が破れて落ち込む君が鬱陶しかった。さあ見せてよ。無理矢理こじ開け覗き込んだ君の悲しみは思いがけず深く、その深淵には人魚が潜む。赤い瞳。魅入られた。 それ以来人魚に会えない。笑って。涙が干からびれば見つかると信じ僕は君の側にいる。


ふるふる

私は、この雨に触れることはできない。機械の体にそれは許されていない。けれど貴方は命じる。さあここへ。勿論知っていてそう言うのだ。博士、貴方は実験という形でしか私を愛せない。 雨に飛び出した私はもう一歩のところで貴方に届かない。錆付いたのは私の体かそれとも貴方の心の方か。


破る

約束は破るためにあると、君はいう。ならばと僕は君に小指を差しだした。指切りしよう。破るわよ。約束を破ると約束をしてよ。 バカねそんなのしないわよ。知ってるだって君はいつでも破りたい約束しかしないよね。驚いた君の顔。さてあと何度揺さぶれば生意気な君は僕の物になってくれる?


言の葉

言の葉の草原を言の葉の少女がかけていく。囁くように歌うように。やがて少女の胸の奥からコトリと恋が落っこちた。落ちたんじゃない捨てたのよ。コロコロ 転がる恋はいつしか言の葉の草原にソウゲンにとけた。いつし恋は花咲くだろう。残されたコトリは小鳥はスッと言の葉の空へ飛んでいく。


路線バス二本

君の家まで歩くあいだ、 路線バスが二本、追い越して行った。そんなにバスが通らない道なのになっていうか乗れよ俺。遅れるわけにはいかないのに足が進まない。まさか怖いのかって そうだな怖いに決まってる。煙草を吸って、ポケットの指輪を確かめた。あの角を曲がれば運命が待っている。


仕立屋

わたしの気持ちを仕立ててくれませんか、と注文が入った。どんな?と聞いても解りませんって何それいいわ。鋏を入れる。 出来たのは素人目にも酷い服。バカにしないでと貴方は言うけどねえ気持ちって解ってた?彼とは仲良くしなさいね。乙女の自暴自棄ってどうせ、好きな男のせいでしょ。


感情

この感情をほぐして紡いで毛糸にしてしまおう。するする解いて種類で分けると案外ピンクが多いみたい。格好いいマフラーにしたかったのに黒も青も思いのほ か少なくて。仕方ないわ。だってこれじゃあ無理だもの。望みじゃないの。やむを得ないの。だからも一度あの感情に、恋心へと編み直す。


虹色

虹の橋をくぐって、白い鳩が空を飛ぶ。鳩は色が欲しかった。虹をくぐってお望みどおり、白い鳩から七色に。誇らしげに飛ぶ鳩を見上げて、「虹みたいだね」「小さい虹だ」ニジ、虹、にじ。 七色鳩は雲をくぐって、再び白い鳩になる。誰かの名前じゃ寂しいだけね。私は白鳩、名前を呼んで。


寒さの所為

寒さの所為にしてもいいから、ね?そう言って可愛い君は上目遣い。そうして欲しいのは一体どっちだ。知っているよ。君がもうすぐアイツと結婚することくら い。そうやって君は僕の所為にしてさ、嫌な女。別れてよって言ったら一体どんな顔をするんだろう。言えないまんまで明かりを消して。


色ガラス

色ガラスの中で君を飼う。美しいご主人様、貴方に飼われて幸せですわ。透明ガラスのあの頃からは信じられないその言葉。醜きご主人様。君にそう罵られ傷ついて僕はガラスに色をつけた。見難いようにみにくいように。なのになんだ。みにくい君。けれども君は美しくて。


ニイタカヤマノボレ!

本日ハ悪天ナリ、突然ノ豪雨ニハ注意下サイ。カンジナイヨウ二。 片仮名交じりのメールは暗号みたい。暗号?カンジナイ漢字ない、さてはハも二も漢字っていうひっかけで?ん? 解けなかったと彼女から返事。解く?気圧変化感じやすい君を心配しただけなんだけど。


宿題

「じゃあ最後の宿題。僕にとって、君とは?」解けるまでは会わないよっておしまいにする気だと思った。家庭教師のお役目もままごとみたいな恋愛も。そんな のは嫌。まっすぐ答えてもきっと笑って受け流されてしまうから。「一緒に暮らすからこれからは宿題になんないってこと?」 奇襲成功。


ふるふる

何にでも、雪は等しく降りつもるからと思ってた。だけどそんなことなどなくて、あたたかな場所には積もらない。しんしんと降り積もる雪がとけずに私の肩を冷やしてく。あの日とけずに残った誤解も、もしも私があたたかだったらとけることもあったのかしら。


こころひとかけ

「心をひとかけ、落とされましたよ?」すれ違いざまおかしなことを言う方でした。「貴方ですよ」と腕など掴まれましたのでいいえと振り払えば、「いつでも とりにきてください」と。思い当たる節などございませんがそれでも毎日考えます。落としたと言うあの方の、笑顔。指先。落としたのは。


文字書きの悲しい性よ。君に気持ちを伝えたいのにラブレターの文面に満足できない。こんなんじゃダメだ。何回だって書き直す。今日は君の誕生日だけど締め 切りよりもクオリティー。告白するのが怖いとかフラれるのが怖いとかそんなんじゃない。そんなんじゃないぞ。君が好、ダメだ書き直し。


日常幻想

日常こそが幻想なのです。だからさあさ手の鳴る方へ。パレードは続く。やっぱりここは現実じゃなかった。さあさ帰ろう素敵な世界へ。手を叩いて踊って本当の世界へ扉の中へ。 そんな馬鹿げた話などない。手の鳴る方は鬼の方。けれど今日も扉の向こう、地獄の底から人々の笑い声が聞こえる。


すえない空気

呼吸をしても、肺に空気は入ってこないから思い知る。人魚になれたのだ。魔女に願い足を捧げ手に入れたこの美しい歌声で、夜な夜な私は恋を歌う。気持ちを知りながらいつだって海に逃げた船乗りの貴方。拐かすには人魚くらいが調度いい。ねえ、溺れさせてあげる。


140字

あの人から送られた140字のために、ため息の映らない電脳空間に沈み込んだ。かれこれもう三ヶ月。あの人とのリレー小説は続いている。最初はただのお遊 びだった。なのに気づけば本気になって今ではヒロインの言葉は私の言葉。だからどうかハッピーエンドを……ってやだ小説のお話ですよ?


パキパキの

パキパキ割れた、恋心を君は一生懸命かき集めた。割れて尖った心の欠片で怪我をしたって気にもせず、大切でしょうとパズルのように組み立てると足りない部 分に硝子を、痛々しい繋ぎ目にリボンをかけてくれた。前よりずっと綺麗になってキラキラ光る恋心。私はそれを真っ直ぐ君へとさしだす。


辞書

辞書から一語だけ消せるとしたら何がいい? またか。結婚が決まってからというものおかしな質問ばかりする君に、「内緒」と答える。そんな一語は決まってる。誰かに知られる前に消しておきたいその一語。幼馴染みから初恋の人へ。そしてこれから愛してはならない人に意味を変える君の名前。


魚と海

魚が水中でしか生きられないように貴方がいないと生きられない。ずっとそう思ってた。なのにいざ貴方がいなくなっても私はこうして生きている。あの思いは 願いでしかなかった。私は魚じゃない。貴方は海じゃない。久しぶりの深呼吸はやわらかな春の匂い。誘われるように私は進化へと歩む。


崖っぷち

崖っぷちの貴方を一押しするのが私の仕事。ですから否やはございません。深い深い崖の下へと今すぐぽーんと落としましょう。それでは崖まで参りましょう か。おや、ご冗談を。ここが崖などとんでもない。これ以上なら死んでしまう?面白いことおっしゃいますね。さあさこちらへ。ぽーん。


体温

君の気持ちを悟ることなど容易い。気の利いた言葉を言ってあげることも、お望みならば笑わせてあげることだってできる。けれど今の君には僕は全くの役立た ずだ。泣いてる君が求める温もりを僕は1℃もあげられない。冷たい機械の体でゴメンね。作られてはじめて、僕はただ体温が欲しいと願った。


黒猫

黒猫はにやりと笑った。鳥は喰ってしまって跡形もないし、あとは人間との勝負だけれども駆け足と愛想で攻めてくるなら我らの敵ではない。我らの方が速いし 可愛いのだ。となると残されたのはまだみぬ敵だ。我らにとっては分が悪い魔女の宅急便。宅配便業界を統べるのは果たして猫か魔女か。


言葉の尻尾

逃げ惑う言葉の尻尾を捕まえて束ねた。荒れ狂う言葉たちが何をしたいか解っているからこそこの尻尾を離せない。書いては消して、消しては書いてまた消し て。ツイートできずに終わった言葉たちが使い魔の姿で画面から飛びだす。あの人への「好き」を届けるなんて許さない。絶対にはなさない。


位置づけ

位置付けは、共犯者の手前。コイツはまるで悪くない。だから、な。見逃してやってくれよ。 準備したお刺身は食い尽くされていた。知らんぷりするミケも、ミケで腹話術する貴方も同罪よ。だからこれは私だけのもの。冷蔵庫から取り出したとっておきのアワビ。汚いぞって?言ってなさい。


笑顔を作る

元々誰かの為にとかじゃないんだけどさ、誰かの笑顔を作れたら嬉しいじゃない。そう思って作ったの。顔の形。笑顔のパン。だけど、うん。何だか寂しいだけだった。しょんぼり。「ボクの顔をお食べよ」え?「ね、笑って!」 命を持った君が愛と勇気でみんなを笑顔にするのはまた別のお話。


モノクロ少年

モノクロ世界に住む少年が恋をしたのは極彩色の少女。世界の境目、そっと抜け出し影から影へ。闇から闇へ。どこまでも少女を追いかける。その明るい色合い とは裏腹、少女はいつでも淋しそうで、恋に悩んでいるらしい。チクリ。胸を痛めながらも闇に紛れて慰められる幸せに少年は感謝する。 

 

 


秘密

桜の木の下には秘密が埋まっている。僕が昔、殺して埋めた。桜の木の下には秘密が埋まっている。私が昔、殺して埋めた。桜の木の下には秘密が埋まっている。妾が、我が、殺して埋めた。#書き出し 花弁ハラハラ舞い散るたびに、それぞれ秘密を思い出す。例えば昔、生まれる前に殺して埋めた恋だとか。


落ちる

どこまでも落ちてゆく。私のことなど悲しまないで。花が散るのを惜しむのならばそれは貴方の勝手だわ。未来へ向かって踏み出す桜は散ることなんかを恐れな い。私を憐れむ貴方も同じ。これは一歩。前へと進む。恋に破れた私のことを破った貴方が労るなんて、有り難う。心底嫌いになれそうよ。


もしも桜が

もしも 桜が青い色をしていたらきっと 涙にたとえられただろう どちらも同じにハラハラ落ちて止めることなどできなくて けれど 桜はこの色だから 恋に例えてしまうのだ 散るのが決まった悲しい恋なら やっぱり青が ううん それでも この色だから美しい


三分

スイッチを押して3分。お湯を注いだ瞬間溶け出すキューブ。こうして朝、一杯のスープを飲むことが僕の最近の日課。昨日使った銀のキューブはとても華やか な味がした。さてさて今日は。青の美しいキューブを溶かしたスープは思いのほか黒い。お味は。うーん。地球はスープにむいてない。


古の本棚

本を買うたび思い出す。彼女の家に残してきた僕の、ううん僕らの本棚。本好きの僕らはその棚に次々と本を詰め込んだ。君が選ぶ本にはいつも感心させられて いたっけ。けれど少しずつ違和感。君の趣味がすっかり変わってしまった理由を詮索もせずに別れた。あの本棚、今はどうなっているかな。


もえるこいは

恋はマッチ棒に似て、勢いよく燃え上がってそのまま燃え尽きる。燃えた火をうまくロウソクに移せたら、それは愛に変わるのだろうか。ものは試しと適当に火をつけロウソクを灯す。予想外の容易さに拍子抜けした僕は独り本など読み耽る。 字が読めず暗闇に気づく。ロウソクは全てとけていた。


ぱん

ぱん、と手が鳴り世界は切り替わるのだ。ぱん、気に入らない。ぱん、ありえない。ぱん、問題外。ぱんぱんぱんぱん。いらない世界を見送り続ければまるで拍手のよう。勘違いした世界が僕に感謝し華麗にお辞儀する。僕への一礼。僕への。 お辞儀が見たさで手を叩く。望んだ世界はきっとここ。


ダメな過去

ダメな過去いただきます。古いレシピを調べ上げ、君は僕の過去を食いはじめた。トラウマに悩まされる僕のため、煮ても焼いても食えない過去をポタージュ、 天ぷら、四川風。ダメな過去フルコースを食べ進めれば、おや、君が欠けてきた。ふと思いあたり箸を置く。今は過去と未来でできている。


五月人形

ニコチンに染まった五月人形はぷはぁと煙を吐き出した。童顔でわかりにくいが俺もいい年だ。結婚だって考えたいのに出会いが全くありゃしねえ。いや嘘だ。数年前ちらりみかけたあの姫に恋をしてる。人妻だけどな。次に会ったらきっと。 しまい忘れのお雛様に恋したあの五月に思いをはせる。


ネジ巻きかえる

ネジ巻きガエルは泳げないことを嘆いていた。僕はやっぱり偽物だから。しょぼくれる彼を背に乗せネジ巻かないカエルはお池を渡る。本物は違うなあ。羨ましがる彼にそんなことないさと返せばありがとうと跳ねた。凄い高さ。ネジ巻かないカエルはいつも彼を羨ましいと思う。 


飢える

飢えるくらいがちょうどいい。例えばトマト。水をたくさんあげない方が甘く美味しくなるだろう。それと同じだ。君は僕に飢えなさい。女は甘い方がいい。  甘くおいしい私になったら引く手数多よ不安じゃない? 脅しても動じぬ貴方の自信は悔しいけれどきっと正しい。


ひとでなし

ひとでなしろくでなし!売り言葉に買い言葉で君にそう言えば、ろくってなによろくって!と食い下がる。面倒臭い展開。屁理屈に逃げ込むくせにろくばかりに こだわってひとをスルーとか気紛れもいいとこだ。ああ、ひとでなしはいいの。突然の真顔。だって人じゃないんだもの。え? 


信用

「なんで俺を信用できるの?」狼男をカミングアウトしてから彼はずっとこんな風。「できるわ」「どうして」「ね」「なんだよ」「大好き」ドンドン。 誤字じゃないわ。ドキドキだけどドキドキじゃない。私の言葉に尻尾が揺れてぶつかってドンドン。信用できる尻尾のことはもう少しだけ秘密。


愛加工

食べ飽きた愛を凍らせたり乾かしたり塩漬けにしたり。保存された愛は毎日手を変え品を変え、少しずつ食卓にあがる。嫌々食べるのは無理だしだけど腐ったら 困るから。パンケーキに添えられた愛のこもったジャムが甘い。レパートリーを増やし続ける君に負けないよう、今日は花を買って帰ろう。


まぶたのうら

まぶたの裏に見えたのは暗闇。目覚めぬ君の真似をして目を閉じた。これから百年、君は呪いで眠り続けるという。僕との恋をお留守にして困ったお姫様だ。絵描きの僕ができる最後の贈り物を君に。 おぞましい口づけで目が覚めた。押し倒されたままで見上げた天井に、懐かしい星空の絵が滲む。


いつからか、空から砂が降るようになった。 大きな地震があってそれからずっと。街は砂で埋め尽くされ誰もがおしまいを感じていたある日、砂が止む。喜んだのも束の間、空にはぽっかり、真っ黒な穴。絶望を見上げる。おしまいへのカウントダウン。3,2,1  砂時計をひっくり返す。


カーテン

いつものようにカーテンを開けるといつもの世界はなかった。新しい世界が言うには、「あいつは北へ向かったよ」って。私に何一つしてくれなかった。何も言 わないし冷たいし。それにそれに……それからいつも側にいてくれた。「どこへ行くの?」北よ! サヨナラも言わないなんて、許さない。


夢の続き

夢の続きを見るために開発されたこれが(デデン)「夢見る坊やでいんじゃない2014」 です。TVの向こう、紹介されてるそれは明らかにただの枕。「近所のお姉さんの膝枕をイメージ。胸元に邪魔され見えない唇が『眠れないの?』と囁けば夢の 続きだってきっと」気がつくと電話していた。


玉葱

玉ねぎ付き小説が発売された。ミステリー小説でもないのに謎を残したまま二巻には人参、三巻には豚肉、四巻には馬鈴薯がついてきた。これはおいしい肉じゃ が作りが目的であろうと誰もが信じたところで五巻には嘲笑うようにカレールー。五巻発売の夜には日本中がカレーの香りに包まれたとか。


靴跡の花

貴方の足跡に涙を溜めた。小さな水たまり、奥の方で何かがムクムクと目を覚ます。しゃがんだ私の目の前で、ぽん。ささやかに咲いたチューリップの白さ。種はきっと貴方が捨てた思い出だったりするはずなのに、あの子へと向かう足跡だというのに、花はたおやかに凛として。 


満月

今宵の満月は私がいただいた。私は月など大嫌いだ。君ときたらいつでも月のことばかりだ。月が綺麗ですね?ちゃんちゃらおかしい。綺麗なのは……いやもういいさ。 怪盗よろしくマントを翻し彼は二階のバルコニーから華麗に落下。 酔っているのかしら。上手に好きと言えない私を許してね。


ピタ

目覚まし時計が鳴っている。その時計は規則正しくクルクル回り、けたたましく目覚めの時を告げた。はやく止めなければ遅刻してしまう。まどろみの中、僕はその青く美しい目覚ましに手を伸ばす。高まる音。オワリダ。タスケテ。クルクル。ピタ。たった46億年の出来事。 


そらをみなよ

ここ数日、よく空を見ている。低く陰惨な空に、どうもヒビが入っているよな気がしてならないのだ。ぱらりと欠片まで落ちてくる始末。世界はもうおしまいなのか。思えば短い命だった。短い、そうあまりにも短いって俺まだ生まれてなくね? パカ!本物の空はとてつもなく青い。ピヨピヨ。


迷わない

方向音痴な君なのに、夢へは一歩も迷わない。地図などなくとも、それどころか目を閉じたって。不思議に思って観察するけど種も仕掛けもないみたい。どうして迷わないの? 思いきって聞いてみたなら首を傾げて笑う君。おかしな人ね。一本道で迷子になるわけないじゃない。 


しろねこは黒い月を見ると銀の瞳をすうと細めた。逃げなければ。紫の夜を駆け抜けると追いすがる青い鳥。幸せにしてあげるわと黄色い嘴で囀る。愛している からと続く赤裸々な告白もしろねこにとっては茶番でしかない。瞳に月光を飼っている。あの日奪った愛する月光。幸せはもうここにある。


缶詰

私が缶詰になる時がきた。宇宙の彼方へ移住するには人の寿命は短すぎる。そのため人を缶詰加工し移送することが決められた。またあとで。にこやかに手を振 る貴方。けれど知ってる。工場は今日でおしまいということ。残された人々と貴方を思いながら私はきっと世界で一番塩辛い缶詰になる。


写真立ての裏

写真立ての裏に書き込んだメッセージには気づかなくていい。こっそり書き込み旅立つ君に贈る。毎日は会えない。毎週は会えない。毎月だって会えない君とのお別れはすんなり訪れた。 君の写真は捨てがたい。けれど新しい彼女の手前、写真立てから取り出したならメッセージが。「ありがとう」


さよならのかず

さよならの数を、数えてみたの。片手じゃとても足りないくらいでどうにかなりそうな気分なのに、どうにかなることもできずにきっとまたさよならを繰り返す の。指折り数える鬱陶しい君の背中を撫でる。さよならを増やさない方法がすぐ側にあると、あといくつ数えさせたら言えるのだろうか。


いつか彼女に

いつか彼女に会わせてください。メールの最後に書いた一文を彼は無視した。一度だけ手を繋ぎ何度かキスをした。友情でも愛情でも構わないけれど、彼女でき たんだ。その一言で全てを悟れという傲慢さに彼にとって、私が何者であったかを知る。それでもいい。アドレスは消さない。彼はきっと。


ガラス玉

硝子玉を舌で転がしてゴクリ飲み込む。甘いのう。捕らえられてしばらくになるが何度見ても硝子喰いには吐き気がする。お前はまだかの。籠の中を覗き込む人 でなしの女は、僕が硝子を産み落とすことを待ちわびる。人の心は壊れる前に綺麗な硝子玉となる。壊れてたまるかと僕は幸せの歌を歌う。


夏期限定

この恋は夏期限定よ。食券販売機、冷やし中華の横で光る「恋」を見つけた僕に店員の女の子がいう。真夏の夜の夢、みてみない? 千円のボタンを押させるのに彼女の胸元は十分すぎた。 お待たせ。出されたのは豪華な冷やし中華。呆然とする僕に、うち定食屋だからと悪戯にウィンクする彼女。


傷に花

傷口に種を仕込んだ。君の。内緒でそっと君が長いこと痛がっているその傷口に。痛みを糧に咲き誇るというその花はまるで君の為に在るみたい。どうせ愛でる のなら醜い傷より綺麗な花がいいだろう? 月日を待つ。ついでに蒔いた僕の傷口から芽が出て花咲き枯れた後も、君の傷口は醜いままで。


明日

明日はいつやってくるの? と聞いたら君は首を傾げて明日は明日にくるでしょう。確かに明日は明日くるけど、明日になれば明日はまた新しい明日に生まれ変わる。明日会おうといいなが ら軽やかに約束を延期する貴方はまるで明日。永遠に私の一歩先を歩いて決して追いつけない未来。


心の扉の鍵を鍵ドロボウが盗んでしまった。そう教えても貴方は気にせず私の扉をノックする。外での出来事を優しく教えてくれる。ノックを楽しみにするようになったある日、沈黙する扉。私は心配でおそるおそる扉を。 外には貴方。強引に開けようと思わなければ鍵なんて必要ないのさと笑う。


ここまでだ

残念だがここまでだ。【完】 主人公の台詞で物語ごと終わってしまった。追い詰められた探偵を犯人はどうするのか。物語の続きが気になって気持ち悪くて、私は残された白紙のページに自分なりの結論を書き記す。けれどなかなか上手く書けない。難しい。ああ、残念だがここまでだ。【完】


足をなくしても

足をなくしても帰っておいで。踊れなくともいいのだという許容に戸惑う。どんな時も踊らされた。そんな気持ちになれない日々も、踊りの虜となった今も。なのにいざとなったこの時に貴方は言うのだ。愛していると縋って。 最後の力で私は貴方を踏みつける。私は踊る。腐りかけたこの足で。


君の星

あの子の星にたどり着くまで宇宙船でどう過ごそう。あの子に花を贈りたいから花を育てて過ごそうか。切り花なんかじゃ枯れちゃうだろう、土を持ち込み植えちゃおう。すくすく育ったその花々は、僕を糧とし咲くだろう。人の僅かな一生などではたどり着かない君の星。 


半熟時代

半熟の時代が終わりを告げる予感に卵は震えていた。湯にいれられ7分、放置された。8分の怒り9分の諦めそして10分の受容。半熟でいたかった。トロリト ロけ他の食物と混ざりあい皿の手柄を独り占めしたこれは因果。輪切りにされサラダに添えられる。卵を食べる少女の笑顔は涙でみえない。