目次
この本は
#twnovel
歩こう
人魚
家具
渡り
ネコ缶2
狼が来るぞ
ままごと
ぼろぼろ
自由
怪盗
七年後
メイド長
囀り
よこしまたてしま
手折る
完全犯罪
グルグル
コラージュカフェアリス
#twnvday 『リトライ』
かめらっこ
リトマス氏
嵐の夜に
いつも一緒
神様の傘
少女ロボット
ワレワレハ
月が綺麗な夜だから
月ウサギ
ぽっかり
空っぽの本
ロボットの権利
ラジオ
自慢の羽
倍返し
恋心
本当のところ
ラーメン
花と蝶と僕と
オフ会
冬眠
ぬいぐるみまおう
ぬいぐるみ師
魔法少女
枯れ木
いと
ほわほわのほわほわ
台所の妖精
絵に描いた
花は爛漫
きらきら
たまご
空想生物
かくことり
かおれ
ハロー
お姫様になりたくて
色彩密室
ぐるぐる
ラブコメ
たぬっこ
星のロボット
にゃ
人魚の恋
ちはやぶる
音源
世界を終わらせる音
ダイヤの乱れ
猫のべ
全滅亡祭
人間力
少女ロボット
#twnvday 『運動会』
アンパンマン
操る天気
トライアンドエラー
家族団欒ハンバーグ
雪山山荘
交通整理
もぐもぐ
森の奥で
精算
まじょっこ
プライド
椅子
メッセージ
恋は盲目
花の種
偽装ではない
猫のべる
文豪の卵
ジャック・オ・ランタン
10月11月
たまご
おにぎりあたためますか
生まれ変わったら
コロコロ
文フリ
砂の姫
ようび
お誕生日
ハイチーズ
ボタン屋
世界にひとつだけの
粛清の魔女
まおゆう
遺言
偽装
蜘蛛
芝海老
おつきのメイド
大きくなる
親子丼
君は笑う
クッキー
蝕む
#twnvday 『コタツ』
絶世の美姫
眠り姫
まんがQ
縁日の人魚
金魚
私可愛いよ私
水葬の教室
ねこのべる発送
ないない
電波塔の魔法少女
物語
金魚水槽
金魚の娘
友情の種
花園
動かぬ証拠
胸が
心霊
旦那(仮)
グリコ
金魚葬
さんたさん
サンタ疑惑
魔改造
時間外チョコ
そみみふぁれれどれみふぁそそそ
毛糸玉
喧嘩売り
雪の女王様
金魚姫
ねこかん
きんぎょすくい
赤青黄色
寄生
神の手
たまご
おもいいれ
魔物
じぇじぇじぇ
勇者
偽物
花の便り
3Dプリンタ
#twnvday 『環』
サンタの秘密
誕生日
ひかるはな
魔の物
けものびと
ホルン少女
ババロボ
カタタタキ
チチチ
信じない
サンタ殺し
サンタのサンタ
白馬王子
シンゴウキ
問題児
進化雪女
海の祠
前へ
新年
誘拐
ふくGirl
あまから
ペットボトル
バクバク
ラブ&ピース
ウマ
年賀
鳥居
幻獣
あめちゃん
ふく
ねっとも
#twnvday 『鏡』
洞窟の
鏡よ鏡
猫箱
ダイオウイカと少女
プログラム
お化けの子
羽根
かし
青い鳥
僕が僕であるために
博士
魔法使い
そういう人
八つの足
あおいとり
サービスサービス
三点リーダー
卵は世界だ
パーツ
落花
青い鳥
殺し屋
仕事柄
豆まき
くるっく
はじめての
三年
冒険の書
ゴースト
定期ポスト
聖火
雪工場
彼氏彼女
3000メートル
甘い果実
お姫様
競技会
千日紅
#twnvday 『太陽』
異世界
王様の耳は
チョコ落とし
彼氏いません
卵から女の子
スノーマジックファンタジー
クッキー
幻想
道具屋の悲劇
別れ道
だれのひ
引っ越し
エソラゴト
パレード
トカゲ
あめふり
ビター
春服の君
春が参ります
前向きな後ろ向き
猫列車
雛祭り
しまい忘れ雛
ふち
尻尾
かいたい
チョコのせい
でるも
恋届
農夫
季節柄
春雨のスキップ
タンポポ娘
#twnvday 『旅立ち』
次元
夢の続き
まる
まるまる
みんなじゃない僕
花売り娘
液晶
春雨のスキップ
スイーツ
こいチョコレート
沈む街
約束の選択肢
空の指輪
手品師
小さな翼
ネタを飼う
恋バナ
宝飾屋
注文の多い
空の布地
電柱
モグラ叩き
日記帳
自販機
ひととき
サクラ
桜系女子
散華
嫉妬する
はじめの一歩
おきつねちゃん
夜道に
人のココロ
テンキヨホウ流星
右左
夫婦
遠い歌
洗濯屋
悪夢
星の墓場
ゆめゆめ
おとなのきもち
ほんのたび
あいあい
勇者は来ない
世界の半分もらいたい
辛口
ガラスの靴はおいていくわ
人ごみ
#twnvday 『up』
同じ着メロ
そらいろ
フラグ
行列のできる本屋
波音
人生の参考書
勇者→
魔女印惚れ薬
140
いろこい
運命の人
しあわせ
にゃにゃ
アイコイ
かっぱさら
甘いお菓子と女の子
ノアのトランク
ふこうよせ
本棚
うつわ
ゆる
SM
羽付餃子
ぴかぴか
3D
おこたで
#twnvday 『珈琲』
物語3D
復讐
スタイル
青い惑星
どっじ
開幕
3D
キノコ
神様のシナリオ
ぬいぐるみ
恋文
キスの日
読み聞かせ
鳥籠茶
おはなし
カフェへ行こう
腹の中身
着ぐるみ
明日の私
あおまる
カメラカメラカメラ!
めつ
スーパーマーケット
飼湖
プリンタ
船長
メイド少女
ポエイチ
牢獄
せかいのおわり
ツボ
100m走
#twnvday 『ゴール』
魔法の筆
タイが曲がっていてよ
染み
二度目
人本
花火
スノードーム
深淵のタンス
タイムマシーン
お通し
周波数
輸入
亀模様からの脱出
ありのままの自分
「「「」」」
まおゆう
星の言葉
筆の魔法
暗号
呪い
僕の嵐
駄菓子屋うさぎ
眠れぬ森の美女
エキナカ
チクタク
青空
#twnvday 『「勝」「負」「球」「杯」』
好き嫌い
ナラの箪笥
あかいいと
さいのめ
乱鳥本
ロボットの見る夢
蝉の声
夏期限定
魔女と花
羊たちと沈黙
報道
ペンキ
惑星書物
異世界
夏期限定
死神の歌
神様のお仕事
zine展別府
リセットボタン
おかあさんすいっち
滅びる
旅する本
静かなる世界
ちょうちょ
母の食事
蓮根会議
#twnvday 『ラジオ』
弔い
花火
君は僕の未来
過去今未来
肉じゃが
ロールケーキ
しあわせの魔法
神のミワザ
こけっこ
道路工事
怖い本
けもの道
夏休みの終わり
流れ星製造器
私キティー
恋は焦らず
ガラクタ
ひとえび
羽の種
タイムマシン
ガタンゴトン
かみ
流れ星
イケメン
世界の終わりと始まりに
ナス
雲追い少年
毒林檎さん
エンドレスサマー
きのこのやま
視力検査
体内時計
#twnvday 『不在』
#twnvday 『古』
繰り返す
黒き瞳
子供本
メントス硬い
13カード
壁ドン
規則正しい男
姫様
いろぬり
たぬきうどん
メイドロ
おかたづけ隊
庭師
プラネタリウム
午後七時
赤い手紙
夢であえたら
エレベーター
螺子巻きメイド
四角い絵
発掘
空想の王国
あみ魔女
もふもふ
おとおし本
月食
らんぷのせい
さぎょう
滅亡
横流しされた名前
台風の目
君の寝言
#twnvday 『宝探し』
赤い獏
ハロウィン
沈んだ気持ち
ふれいく
リモコン
電信柱さん
クレア
神隠し鬼
あとのまつり
もう一度
最良の日
あのねええとね
そちらこちら
鬼笑い
毛糸羊
事故
とりのいろ
はんぶん
未来の本
羊が運ぶ記憶
くじ
ずっと
別府
縁日
システム
猫ZINE
羊と夢
#twnvday 『探』
ほしさがし
こたつねこ
服屋
全サ連
トンネルの向こう
かいだん
数値化
羊が
夜と羊
異世界トラベル
すみっこ
ねこたつ
欠陥羊
せかいのおわり
数えない
設定
愚痴
カクテル
観覧車
空想動物園
境界線
喜怒哀楽
にゃんて
りんご
しんで
#twnvday 『選』
ゆきだるまつくろ
ステウおばさん
弱虫
星に願いを
星泥棒
パティシエ
天使
黒歴史ノート
サイレンとナイト
3Dサンタ
年賀
旅と干支
空色職人
渡り鳥
大掃除
ぼんぼん
メイメイ
羊の管理人
羊ずきん
羊男
干支執事
クリーム羊
迷える子羊
片隅の羊
羊と魔王
羊の皮を被った狼
狼が来るぞ
伝説の毛刈り職人
羊執事
ひつじ美容室
毛糸羊
糸羊
裸羊
数える羊
幽霊羊
羊羹
さいごのひつじ
わたあめひつじ
森の名前
#twnvday 『ペン』
呪う
鉛筆
空港線
三時
(*ФωФ)
こころとしょかん
防水
眠り姫?
南極魔法使い
心当番
あのね
雪だるま
カラス
アッタカイ
ポケットドラゴン
ランプの精
豆まき
予定調和
ママ本
一世一代の手品
古の海
森ガアル
宇宙人に捧げる歌
夢見る仕事
13人目の魔女
#twnvday 『かすかに』
真心を君に
侵略者
魔女
敵国の姫君
ドラゲナイ
瞳水晶
少女漫画的
二歩目
白い着物と言霊と
踵をかえす
人魚
編集さん
いろいろ
蝶のはね
未送信メール
ねっぷりん
美術館
CD
美術館2
使い魔の末路
ネップリ
調剤本屋
311
花咲く旅路
かぐや姫
鳩使い魔
機械の夢
魔法学校ロボ
寄生娘
使い魔おかん
奥行き
毛布
花蝶
桜の木の下
白雪
山羊さん使い魔
バラ色
卵から
狼少年使い魔
嘘つき少年のエイプリルフール
嘘から出ない
げっ歯類の使い魔
犬猿の毛糸
桜の木下
選挙
少女ロボット赤頭巾
使い魔グリフォン
時計塔幽霊
魔女の箒職人
#twnvday 『嘘』
書けないわけでは
嘘つきの魔法
しんでれらあふたー
缶詰
天使の種
船長と僕と使い魔と
蛇口と文字と
電源オフ
神様の糸
コンポタオゴレ
編み魔女
使い魔梟
もふっとな
寝物語
眠れない彼女の使い魔
不知火
恋の化石
必要と点灯虫
最果て食堂
宇宙船オレ
紅茶姫
#twnvday 『熱』
ほかほか
入れ替え
アイツの誕生日
博士と僕
世界と秩序
恋文の日
おかず飼い
運動会嫌い
タコさんウィンナー
ようこそようこ
魔法使い猫娘
ママ噴火
倦怠キック
プラネタリウム
鳥籠の塔
がすすた
狼少年狐少年
魔法学校と箒
花々
言葉の雨
ノート
タイムマシン
お天気ドレス
#twnvday 『傘』
産直
こねこねこ
身から出た錆
クローゼットの宇宙
がめ煮
おしまいのひ
粛々と
酒蔵の女神
天気予報 傘
愛の南京錠
躓いた夜
夢の中で
魔女と蝶と
広告
花束を君に
白薔薇
ねことめつぼう
ですの
7月7日雨
祖母
路地裏きのこ
魔女
狐の子
金魚
生まれ変わると
不死鳥
#twnvday 『ゲーム』
成就する願い
盆踊り
結婚
百鬼夜行
何番目かの羊
メイドワゴン
本の化石
花火
梅雨
カタコト
鰻事変
かき氷
ジジジ
リアル大事
チンアナゴ
ビール売り
ずっと冒険
太陽と月
絶滅
繋げない手
遺影の君
また来年
糸電話
#twnvday 『無限大』
シンデレラ
異形と少女
孵化
花火師
本選び
工場の煙
赤い頭巾
ぽつり
図書館女子
るるう
図書館の
結婚する前に
綿毛
流星養殖
夏少女
朗読本
正義の味方
くさばなのことば
積ん読タワー
ランプの精
発芽する本
花束を君に
カレー使い魔
よーそろー
綿飴屋台
お祭り狐面
#twnvday 『つくる』
犬猿
魔女の呪い
黒い金魚
誑かし姫
人魚
たくらん
本当の読書
地獄の鬼
ハナコさん
最後の楽園
死後の世界
月兎
皿数える
漂流
死にたい
これは魔法です
大きな悪戯
夢を叶える装置
きのやまい
バールのようなもの
図書館
図書館勤め
お引っ越し
せかいはぐるま
はじめての異世界
#twnvday 『未来』
司書
あたまたんぽぽ
ゆうやけそら
同人星
薔薇のお姫様と狼の子
棘を抜く
ほしへゆくふね
幽霊図書
おどるくるり
人魚水槽
水泡に帰す
琥珀
防音幕
ポニーテール
ハロウィン幽霊
忘れられたサロン
ぜんまいをまく
即売会の神様
ピンポン妻
ほしとはーと
三時を告げる
王子様
物語蜜
移送図書館
数世紀後の明日
魔封じ
死ネタ
あたまおはなばたけ
どんぐり通貨
#twnvday 『どっち』
卵に祈る二人
ペンキ屋
ボタンホール
鳥籠姫
成長という病
花柄のワンピース
伝説の指輪
病名:アレルギー(もしくは距離感計測不全)
病名:不明 症状:幻視
おともなくなく
標本
時の部屋
病名:仕事中毒
ぴょん
百鬼
すきまようかい
最果てごっこ遊び
私は鳥
季節の便り
りかちゃん
病名:虚言癖 (看護記録には恋とアセスメントされている)
金魚空
最果て食堂~コカトリス
おなかろうごく
病名:不明(現代の医学では解明できない)
青い小鳥
王子様お姫様
#twnvday 『暁』
病名:中二病 ただし健康
けるべろS
つまらない本
万華鏡
そびれる
15時
秘密
140字くらいの
サンタ追う
サンタ履歴
人間の
ペット
サンタはいない
温めますか
冬の社
煩悩
年末最後の
ショッピング
銀河鉄道
埋める
病名:連鎖 治療:贄
死んでいる
門前の土産屋
天国と地獄
白梅の君
雨季乾季
#twnvday 『去る』
女神沼
空から
大きくなるぞ
29時
自由度
羽模様
とける
つもる
寒波の街
みらいんごう
雪山山荘
足引っ張り
A
星飼い
まきまき
鬼バーボン
肉じゃが
にこにこみ
ぬい
羽切除術後
ゴミ処理
骨の海岸
人魚
おおばかやろうとちょこれーと
ロボ
#twnvday 『重力』
501
くるんくるん
生きていくには
まじょこ
ヒーロー
不死鳥
本の霊
ねこさま
ダメ神
くまさん
やる気
まつ
魔女と少年
もっふる
ぶつぐつ
花冠
欠け
孵る
木の実
しあわせタクシー
おおかみが
もっふる
空は夕焼け
種は種
列車
蝶蜘蛛
#twnvday 『人工知能AI』
世界の平和
砂時計一族
#twremix
彼氏
認識
さかさま
旅行
選択肢
チラリズム
ワインは血
用意どん
ひとがた
妖精さん
勇者→
デビュー
幽霊屋敷
もえきゅん
パンナ
輪廻
私の中に
死神
冷めち茶
ぷかぷか
台風
惚れ薬
まっさお
藻屑
ケンカ
どっち?
ねえねえ
世界を
140字メール
9月の終わり
秋本番
できてる
天使
アナグラム
回復
しんかんせんとくるま
ばらのはな
借りてきた
ライフイズ運動会
ぽい
夜に
狼なんて
デス
ずきん
いと
掛け違えたボタン
ぬけかぼちゃ
過去の恋
クレヨン
天才
紋白蝶
そろそろ
偽造ついのべ
異世界
空箱
しあわせ
ゆめゆめ
きみは天使
むだなんかない
からふる
鯛焼き3連
ガラスの小瓶
六法
工場
美しい鳥
眠気
れい
折本
眠気
運命
黒いマニキュア
問題
はね
神泥棒サンタ
かぶり猫
おせち
初夢バクリ
身長差
連絡先
鳥籠
テスト前夜
入浴剤「海」
ぐちゃぐちゃ
お誕生日
サプリ
温室
果たし状?
かける
恋の病
恩返し的な
冬将軍と春
いっぱいいっぱい
首相
ベッドの下の子
あかるいかぞくのおはなし
物語は
あめ
こころをみせてみろ
神様はいない
空気清浄機
幸運
ラッパ
魔法瓶
恋告鳥
悪夢
桜舞い散る
少女の嘘
チクチク
恋味
かみさま
神様の舞台
赤青
エイプリルール
爆発
眠り姫のメイド
ご主人
数式
ぽんぽん
彼氏いません
クルマに気をつけて
あきはこない
雨と花火と
ラジオ
同じ
リトルウイング
証拠
失恋したい
ドキドキ
#書き出し
溢れる
盲目
ばさり
月兎
比喩禁止法
あいをください
最後の恋
片耳
百年の孤独
トランクに
軒下で
あなたがわたしにくれたもの
喧しい
恋心に鍵を
偽物
涙の海
ふるふる
破る
言の葉
路線バス二本
仕立屋
感情
虹色
寒さの所為
色ガラス
ニイタカヤマノボレ!
宿題
ふるふる
こころひとかけ
日常幻想
すえない空気
140字
パキパキの
辞書
魚と海
崖っぷち
体温
黒猫
言葉の尻尾
位置づけ
笑顔を作る
モノクロ少年
秘密
落ちる
もしも桜が
三分
古の本棚
もえるこいは
ぱん
ダメな過去
五月人形
ネジ巻きかえる
飢える
ひとでなし
信用
愛加工
まぶたのうら
カーテン
夢の続き
玉葱
靴跡の花
満月
ピタ
そらをみなよ
迷わない
缶詰
写真立ての裏
さよならのかず
いつか彼女に
ガラス玉
夏期限定
傷に花
明日
ここまでだ
足をなくしても
君の星
半熟時代
ラーメン
全滅祭
艦のべ
#twTorT
全最愛祭
#twHalloweenS
冬の遊園地
あいうえお滅亡
世界のサンタ
ヒトツイロアドベント
うたのべ 動物
たちつてと
あいうえお正月作文
僕還オムニバス
ちょこら
#愛の魔法
僕が神様だったなら
忘れ薬
人は死んだら電柱になる
#アリコラ
妄想くらべ
メイドのベル
#滅亡と愛
#読むスープ
#図書の国
#twnvfes まつり
茶々さんの
窓枠水槽
すみさんの
#調香物語
#星の飼い方
#雨と童話
#七夕一夢
ツイノベお誕生日
丑ノベ
#ひと夏の滅亡
#空想の街
夏魔女
#twTorT
がめ煮
赤×芋虫
カップラーメンの麺が伸びている
信号は赤になった
#明日世界が終わる日に
222
桜埋め
#滅亡colors
#隔離病棟
月兎印
世界の終わりに君は
最果て食堂
#222散歩
#甘き滅びの日

閉じる


#twremix

彼氏

お話が思い浮かばないのと彼氏にグチったら、ぷいっとどこかに行ってしまった。もうこの話飽き飽きなんだろうなーって思いながら、引き続き頭を悩ませていると、とんっと本が降ってきた。表紙には私の名前。「お前の名前でデビューしといた。嬉しい?」って。え?


認識

「これで地球は壊滅ですな」「うむ」「何を迷っているのです!もはや後戻りはできませんよ!」「いや、やっているのだが」「顔認証システムですよね?あ、何かエラーメッセージでてますね」「TADASHIIKEMENNIKAGIRU」


さかさま

ある日気がつくと、時計の針が逆向きに進んでいた。鏡の世界に取り込まれらしい。全てが逆向き。これは面白いとわくわくしていたけれどすぐに飽きてしまった。逆さまなのは見た目だけ。あの子への片思いが、あの子からの片思いへと逆さまになることは決してない。


旅行

最高の旅行の相談をする。海の中はちょっと。でしたらなおさら竜宮城をお勧めします。窓口の男は答える。海の底にあると思われておりますが、実は月の上にあるのでございます。  息ができないのに変わりないじゃない。その言葉に首を傾げる。最期の旅行でしたよね?


選択肢

そうだね。たくさんあるよね。だけど君の力を持ってすればきっと、どんなものだってうまくいくよ。選択肢があるってことは、悩めることは幸せだ。それじゃ。そう言って貴方は出勤した。ねえ、ところで今晩の夕食の献立リクエストは?ねえ、逃げたの?


チラリズム

「チラッで貴様らは満足かー」『否っー!』「やっぱ絶対領域が」「は?何言ってんのミニとかそんな非日常的なん萌えんって」「いやいややっぱり浴衣の裾がチラリと」『とにかくーっ!』「「「チラりればいいってもんじゃねー」」」  「どうする?」「削除」 


ワインは血

お嬢様は忘れてしまったのだ。お嬢様が僕に血をくださったお陰で私が命を持ったこと。忘れてしまったのだ。お嬢様はもはやヤツに夢中。ヤツに命を与え私なんかに見向きも。私は、こうして死んで行くのか。私は!  うぃーん。空っぽにしてから冷蔵庫なんかうるさい。


用意どん

まず素敵な被害者候補を用意してください。それをぎゅっと(略)、冷やし(略)。軽く(略)(略)あがり。  「なんだ全然わからんぞ」「仕方ないですよ最近(略)から表現規制が」「おいなんだよ」「規制元も規制なのか」「名前を言ってはいけないあのお方的な」

 

まず素敵な#twnovelを一つ見つけてください。それを丁寧に味わって、飲み込んで、消化して、ああして、こうしたなら、ほら、素敵な のできあがり。なんだかよくわからないなと思ったならば、なんの遠慮もいりません。 さんその他におたずねください。


ひとがた

壁の染みが広がっていく。じわじわと黒ずみ、ポスターを触るとじっとり湿っていた。これは。張り替えを頼んだ業者がヒッと叫んだ。「この染みの形、人の形をしてますよね?」「してますが何か」「あの」「僕の妻が人であることがそんなに不思議ですか!」「」


妖精さん

あたし、今でも妖精が見えるわよ?例えばほらここ。車の中、私を送ってくれた彼。例えばほらあそこ。ランチをご馳走してくれる彼。例えばほらこのメール。明日の予定を聞いてきてくれた彼。  信じると妖精さんは存在できる。貴方のことも信じてあげてもいいのよ?


勇者→

前世は勇者だった、はずなのに教会で目覚めた私はどうみても魔法使い。すっかりか弱くなっちゃったねと蘇生術を施してくれた牧師である男友達が笑う。行ってくる。うんまた来てよ。いやだよ。  いつになったらあの子、花嫁に生まれ変わってくれるのかなあ。


デビュー

ようやく羽のように軽く動けるようになった。アクロバティックな動きだってなんのその。独創性だって負けないわ。ね、だから私をアイドルにしてよ。そう言うと社長はククッと笑う。「お話にならないわ。あなたのその薄すぎる影どうにかしなさい」


幽霊屋敷

幽霊屋敷に住むことになった。今までの住人は全員ものすごく怖い思いをして出て行ったそうで誰も近所にすら近寄らない。けれど僕にはここしかない。  「出てけ!」いきなり僕を脅かす幽霊は、「お父さん!」「お前」「うっかり死んじゃって」また一緒に暮らそう。


もえきゅん

ずーっと幽霊が怖かった。見たことなかったけど怖かった。あるいは見たことなかったからこそ怖かったのかもしれない。今、幽霊になった私を同じように誰かが嫌う。見てくれさえすればわかるのに。この世のものとも思えないこの萌え萌えきゅんきゅんな姿。


パンナ

パンナコッタの美味しいカフェで出会った君にはパンナコッタ原石の指輪を贈りたい。けれど採掘があんなに困難だとは。そういえばプリンも美味しかった。プリン原石は、ってうわ無理だ。  悩める貴方を眺めてる。指輪なんかより甘いものが欲しいわ。


輪廻

閉じ込めた彼女を、引きずり出した。泣きわめくのを気にも止めず僕は何度も彼女を閉じ込めては引きずり出す。永遠の牢獄。それが与えられた罰。こちらの世界を受け入れた頃、僕は再び彼女を。 そうして輪廻は続く。生と死を繰り返すこと、繰り返させることがそれぞれの罰。


私の中に

私の中に闇の眷属がいる。見たことなどない。だけどわかるの。太陽の光に弱いのも、雨を愛するのも、能力を気づいて貰えないのも、他人に理解されることがないのも、明日が見えないのも、絶対闇の眷属のせい。彼が覚醒するわ。まだ見ぬ彼との。え、ミミズ?ミミズ?


死神

「だからにゃ」なでなで。「今からにゃ」なでなでなでなで。ごろごろごろごろ。  頃合いか。時間を見計らい、俺様はすいっと「なで」から逃れる。「待って~」追いかけてくる子供をこうして楽しく死者の国へと導くのが俺様の役目。少しでも泣かずに済、ごろごろ。


冷めち茶

お茶が冷めた。死神が口をつけると、「ああ、すみません」とオカンが新しいお茶に取り替える。「気が利かなくて」再び冷めるのを待つ死神。冷めた。再び取り替えるオカン。冷めた。取り替える。 10年経った。僕はまだ生きている。


魔法の鍵を悪魔にもらった。この鍵を使えば、どんな人の心の扉も簡単に開けることができるのだとか。まずは自分探しだろ。僕は自分の心を解き明かす。  って、すみません、僕の心はどこですか?


ぷかぷか

空にプカプカ、女の子が浮いていた。どこに行くの、何してるのと呼びかけても、特に返事も反応もなくて、お昼寝中か気でも失っているのか。この星は現在進行形で重力を手放しつつある。空から女の子もうまく降らないこの世界で、それでも僕は君にそっと手を伸ばす。


台風

週末の台風は、大雨と共に秋を運んできた。夏にであったあの子の気持ちは季節と一緒に変わったみたい。秋には新しい子を探さないと、そうクリスマスまでには。台風は秋と共に空きを運んできた。彼女の座はただいま空席。誰か座ってみませんか?


惚れ薬

魔女の惚れ薬を持っている。はやく飲ませないと効き目が落ちるよと言われ大急ぎであの子に飲ませた。さあ僕のことを好きになれ。  「ねえ、好きにして?」あの子の見つめる先、魔女が笑う。くそう何が、「魔女(へ)の惚れ薬」だ。魔女など信じるものじゃない。


まっさお

「鏡よ鏡、この太陽系で一番綺麗なのは?」「お月さまです」それを聞いた地球はあおざめ、それ以来ずっと真っ青のまんま。今も。


藻屑

海の中へも、人々は突撃します。人間の飽くなき探究心に脅える、人魚姫や乙姫様や他にも色々。物語を守るために、また別の新しい物語を考えなければなりません。例えばそう、人間が海の藻屑となる話とか。楽しくなんかないのです。やむを得なくです。嫌々ですよ。


ケンカ

ご機嫌とちょっとケンカしている。いつも勝手に斜めになって、私のことをイライラさせる。どうしてそんなことするの?と聞くと、まっすぐなままだと全然ちやほやしてくれないでしょって。どうにかして斜めになろうとするご機嫌を慰め、自分へのご褒美の充実を企む。


どっち?

「誕生日おめでとう〜!」「ありがとう!プレゼント開けていい?」「どうぞどうぞ」「……あの、何にも入ってないんだけど?」「私にとって貴方は空気って意味なの」「……いないも同然って意味?なくてはならないって意味?」「どっちだと思う?」  どっち?


ねえねえ

あなたに贈る言葉を考えている。どう伝えれば、受け取ってもらえるのか。何気なく聞いてみる。どうすれば伝わるかしら。そしたらあなた、お互い好きなら伝わるよって。 伝えたい言葉が「好き」の場合は、ねえ、どうすればいいのでしょう。


世界を

世界の始まりは、意外と身近なところにある。いつもの駅のホームにも。キキーッという急停止音、響きわたる構内アナウンス。君を乗せた電車が足止めを食らうけれど今まで待った時間に比べたなら。降りてきたら鍵を捧げる。僕らの世界を開く指輪型の鍵。 


140字メール

メールに制限ができました。1通につき140文字しか送信することができません。いいお天気ですね、なんてわびさびしてる暇などないのです。けれども君へのこの気持ち、140字に縮める努力などしたくはないものだから。「会えませんか?」今日も明日も明後日も。


9月の終わり

今日で世界もおしまいです。 の活躍で今日で世界は終わるのです。寂しいですか?そんなに言うなら協会も鬼ではありません。地獄の沙汰もなんとかといいますし、ね?  「資金不足で滅ぼせないからこれで資金集めだ」「会長・・・」


秋本番

「いよいよ10月、秋本番だね」「読書の秋の到来だね」「美味しい事件がいっぱいだね」「おいしい事件?」「ダイエットしなきゃだし、本をたくさん読んで知識増やさなきゃだし、運動は絶対だし」「なんの話?」「稼ぎ時なんだ」「ああ、黒タイツの」「秋は推理!」


できてる

「今夜の食事、もうできてるんじゃないの?」「できてるよ」「じゃあ、どうして食べないの?」「終わったのは料理だけで私たちの準備がまだよ」「?」「空腹が最大のスパイス」「もうお腹空いてるよ」「美味しく食べたいんでしょう?」「うん」「もっと、もっとよ」


天使

あなたは神を信じますか?嫌な顔された。祈らせてください。無視される。あの、せめて天使の加護を!!逃げられた。  人のふりをして仲間を探している。天使は二人いないと神様の元へ帰れない。「私、信じますよ」顛末を見ていた少女が僕に言う。おおう、マジ天使!


アナグラム

古書店で目に留まるようにして古本を買わせた。赤ペンで文字に傍線を引いてあるから、あとは線を繋げると謎が解ける仕組み。ケンカした旦那に私からのメッセージ。私は実家の萩でいるって、「ツマハギダオエ」  「ツギハオマエダ」と読める。怖い売ろう。


回復

物語で世界が回復することが判明いたしました。忘れられた荒野の魔女や朽ち果てた線路の果てに、物語をそっと灯すのです。ナツカシイネ。嗚呼ナツカシイ。くたびれた世界は途端に色を取り戻し、そうしてまた、新しい世界を、物語を作り出すのです。ずっと。


「獏ちゃん、すっごくおいしそうな匂いがしてるんだけど、何食べてるの?」「バクバクバク」「質問無視して食べ続けるほどおいしいの?」「バクバクバク」「ねえ、それって一体何なの?」「バクバクバク」「意地悪!もう、知らない!」  バク、ばく、貘を。


しんかんせんとくるま

「しんかんせんとくるま、どっちがはやい?」「どっちだろうねぇ」「ひこうきとおふね、どっちがはやい?」「どっちだろうねぇ」「あたしと巨乳おねーさん、どっちがすき?」「どっちだろうねぇ」「そこできみだよっていえないからかのじょできないのよ」「ウス」


世界の色が変わって見える気がする。なんだか少し濃いような。そう言うと貴方は私の手をとった。それは恋だよ。色濃い、なーんてな。  眼鏡を変えたことをそれとなく伝えただけなのに相変わらず気づかない。ほんとバカ。なのにそんな乙女の秘密に気づくだなんて。


ばらのはな

買った薔薇の花束は、なんと猫の変身した姿だった。やってみたらできちゃったのにゃと誇らしげに言った後、でも戻れなくなったのにゃと悲しげにいう。どうにもできなくて花瓶にさした。毎日水を要求し、日向を求め、時々僕をひっかく。猫でも薔薇でも変わりないな。


借りてきた

借り物競走で私が引いたのは『猫』だった。猫を追い掛け回し、首根っこを捕まえ、差し出す。暴れる猫。「借りてきた猫はこんなに大騒ぎしない」つまりこれは借りてきた猫ではないと却下される。  あれからどれだけ経ったろう。僕はまだ猫を借りられない。

 

借り物競走で私が引いたのは『恋人』だった。恋人はいない。仕方なく友人の恋人を借りた。触れ合う指先。ドキドキする。本当はずっと貴方のことが。意気投合し私達、そのままゴールイン。 やがて子供もできた頃友人が表れる。返して貰うわ、利「子」付きで。


ライフイズ運動会

人生とは運動会のようなものだ。競争、謎の障害。自分の哀れに、誰かの思惑で動かされている事実に気づかない。悔しかったらここまでこい。悔しいということにすら気づけぬであろうが。この優越感を少しでも長引かせるため、校長先生のお話は今日も長い。


ぽい

恋をしたっぽいの。ずっと考えてるし、あなた意外どうでもいいし、独り占めしたいし、触れたいし、色々な方法で確かめたいし、もう食べちゃいたいくらい大好き。ああ、会いたくて震える。  「ちゃんと食べて」「肉ないならいらない」「ほら低血糖じゃない」「肉っ」


夜に

上手く書けない夜に、昔書いた物語に明るく輝く星をくれた。こんな話、書いていたっけ。そうこんなのも。次々と物語に灯る星は優しい道標。そうだ自由に書けばいい。いつもより遅い時間、いつもより綺麗な物語をひとつ。


「記憶業」記憶業は覚えるのが仕事だ。毎日毎日あらゆることを一生懸命覚える。そしてしっかり記憶されると、世間は「もう大丈夫」と安心してそれを忘れ始める。実は最近、機能が衰え覚えてないこともあるのだけれど、 どうせみんな忘れてる。問題ない。


狼なんて

狼なんて怖くないの?三匹の子豚は聞きました。そんなわけないデス。赤い頭巾の女の子は答えました。三匹の子豚は安心します。やっぱり怖くてフツウなんだ。  怖くない、わけないデス。か弱い花を、貴方は怖いだの怖くないだの思うのデスか?


デス

ずきんの攻撃!攻撃!こうげk「斧が当たらないのデス」斧は未だに血を吸えずにいた。男はペンを掲げる。「導き手の僕にどう抗う?」絶体絶命かと思われたずきんは、けれども笑った。 簡単デス。 で書いて貰えばいいのデス。


ずきん

あれもこれもシタイデスが今日は探偵が悪いのデス。これじゃ連続シ放題。お馬鹿な探偵。シタイに転職シタイのかしら。  降りだした雪に閉ざされたこの館で次々起こる殺人事件。可哀想なこの赤いずきんの女の子まで死体にされないうちにトリックを解き明かす!


いと

ああ、また切れてしまった。運命の人のバイトをしている。つまらない人生から人々が逃げ出さないように、赤い糸の先を持つのが私達の仕事。ああ、また切れた。本当の運命に気づきこの糸を捨てたと思いたいけれど、見送る糸の先はいつもよりずっと赤くて。


掛け違えたボタン

今朝、ボタンを掛け違えてしまったらその穴に白ウサギが飛び込んだ。こんな小さな穴だというのに意外に追えて、ぴゅーん。穴に落ちた私の体をキャッチするのは男の子。親方、女の子がって。子って年でもないのだけれど。なんだかんだで今、この  書いてる。


ぬけかぼちゃ

ハロウィンの翌日のカボチャは魂が抜けている。ジャック・オ・ランタンでいられるうちにやるべきこと全てをやりつくすから。今年の俺の活躍っぷりときたら、ううぐったり。  年に一度のチャンスと告白した魔女さんに振られただけなのに強がりなカボチャさん。


過去の恋

そうか。きっとそうだ。僕は、掘り起こした昔の恋からいくつかのターニングポイントを見つける。そして、それぞれからハッピーエンドの展開を導いた。これで今度こそ。  おや、思わぬところで、過去の恋にはなかった分岐が。BAD END


クレヨン

このクレヨンが魔法のクレヨンだって、気づいたのはいつだったか。色を変えれば世界は変る。あなたが私に向けてくれる薄桃色の友達のハート。赤くしたなら。赤くしたなら。  今もハートは薄桃色のままだ。だって私が塗り替えるなんてそんなの全然意味無いじゃない。


天才

私は催眠の天才だ。私は、今天才過ぎて困っている。さっき私のアシスタントの男性がいたでしょう?いない?そうねうさぎに見えるわね。実はこの子、自分が折り紙の天才と信じ、私を紙製と思ってる。私という神製はあなたの方よと、どう彼に伝えようか。


紋白蝶

ヒラヒラ舞った糸文白蝶は姿を消した。残されたのは白い糸。誰が蝶を遣わしたのか。あの方かそれとも。ううんあの方がいい。私は自分の糸文白蝶を籠から出すと、その白い糸を託し見送った。糸をくださったのがあの方なら糸は赤く染まる。どうか染まって。


そろそろ

「拝啓 一雨ごとに風が冷たくなり、すっかり冬めいてまいりました。皆さま、お風邪など召されておりませんか。さて、そろそろ雪も降り始める頃ですのでご招待いただきたいと…」「また探偵さん?今年もきたがってるのね」「困ったわ~。そろそろ死体役が…」


偽造ついのべ

「お前のついのべじゃなかったんだな。みたよ昨日の偽装表示報道」「うん、ごめんなさい」「お前の恋愛ついのべ、実は結構好きだったんだけどな。偽装だなんて残念だよ」「あのね」「なんだよ」「あのね」ついのべタグをつけたなら簡単に言えるのに。


異世界

異世界に飛ばされて、はじめて元にいた世界の良さがわかった。毎日、同じ時間に、同じ場所に行き、同じ格好をした人間たちと同じことをして、戻って、また同じ日々ってそれ元世界と同じ。どこに行っても僕は僕なら君のいるこの世界がいい。例え叶わぬ恋だとしても。 


空箱

きれいな空箱を捨てられないでいる。今日の空も明日の空も。毎日毎日、閉じ込め続けている。あなたと出会ったあの日から捨てられないものばかりが増えてしまった。いつか一緒にこの空を見上げたい。ゴミにしなくて済むように、こっそり貴方の気を引く努力。チラリ。


しあわせ

ガラスの靴を持っていたけれど、飛び跳ねたら、あっさり砕けてしまった。だけど怪我しなかったし幸せ。お陰で王子様じゃないけれど貴方と結婚できたし、ご飯はおいしいし幸せ。あら実は結婚詐欺師?騙されたけど殺人犯じゃなかったから幸せ。幸せじゃないと、ね。 


ゆめゆめ

幸せな夢を見たい。そう思って何度も繰り返した。悲しい夢、怖い夢。これを超えればきっといつかは幸せな夢に辿り着ける。そしたらきっと。きっと。ねえ、そのあと私どうしよう?  夢を見ていたい。見続けていられるのなら悲しい夢でかまわないわ。貴方の夢を。

 

私達は小鳥。檻に閉じ込められて自由を歌う。私達はお星さま。目覚めることなくきらきら光る。夢の中で繰り返す夢のような日々は今までもこれからも貴方のため。あくまでも私、貴方の幸せ願ってる。あくまでも。だから決して気づかないで。私の背中の黒い翼。


きみは天使

きみは天使。ということらしいので白身を捨てた。大切にしてるのにきみは何一つ叶えない。僕はおじさんに会いに行く。きみが天使だよね?そうだ。何も叶えてくれないよ。そりゃ死んでちゃダメさ。  僕は卵から黄身が孵るのを待っている。またひよこか残念。


むだなんかない

踏みつぶされた、さむい、ねむい、だるい、いきたくない。粉々になった言葉たちを集める。おはようやありがとうと同じ言葉として生まれてきたのに人ってさ、勝手だよね。僕はそっと並び替える。いいね。いきたい。他にも欠片を連れてきて、「むだなんかない」


「先輩~あっちの倉庫に入ってた分、全部出荷しましたけど、いや〜、いよいよ冬も本番、すごい量ですね〜」「バカ!何度言えばわかるんだ!あれはホワイトクリスマス用の」  バカなのは先輩だ。クリスマスの仕事なんかあらかじめ終わらせちゃおう。そして私と///


からふる

雪が白でなければならない理由はない。そう思うのは人が自由だから。カラフルがいい、そう思うのは人が想像する生き物だから。空から降る色とりどりの美しい雪。科学があるからやり遂げられたその結果、積もった雪は混ざって黒に。大不評。まあ大体いつも通りです。


鯛焼き3連

毎日毎日、ボクは焼くのが嫌になって、適当に焼いていたなら、「ちゃんとやれ」と叱られた。目の前の鯛焼きが僕を睨む。「遊びじゃねえんだ。完璧にして貰ってこそ逃げるチャンスもあるってのに」万が一にもなさそうなその確率に賭ける彼に心打たれた。 【上】

願うしかできない彼に比べたなら僕なんて。きっともっといい鯛焼きが焼ける。きっともっといい人生が送れる。きっと、きっと。ありがとう。君を人になど食べさせないよ。いつかきっと海へ。あっ!  鉄板からカモメに攫われる彼を何もできず僕は見送る。【下】


ガラスの小瓶

恋に落ちた。嫌われたらどうしよう。明日また会えるかな。まるで君に支配されて僕が僕ではないようで。怖い。いや大丈夫だ。僕は僕。君も知らない秘密を僕は持っている。蓋を開けた。透明な秘密を確かめたくて指で探せば。あるはずの秘密はそこにはなくて。 


六法

ごんっ。揺れとともにすごい音。外の世界を覗いてみれば死んでる。本を持つ誰かの手が赤い。犯人の独白も聞いたし、殺人現場も目撃した。暇すぎてなんとなく六法頼りに刑期の予想までしてあげているんだから、ねえ。名探偵なんか呼ぶよりここから出して?


「あんまり根を詰めすぎてはいけないよ。そればっかりじゃダメになる。ほら水分。グリーンもいいね。何ごともバランスが必要だ」神様はそうおっしゃるけれど大根ってば根っこでしょ?根っこ成分詰め込んだ方がみんなは喜ぶそうじゃない?「葉っぱも美味しいのだよ」


工場

工場へ着くといつも誰かが消えている。空席は埋まらず僕は997番目の工程を兼任することになった。いくつか掛け持つと自分が作っている物の正体が嫌でもみえてくる。なんて酷い物をってやめろ、命だけは!  今日から私、997番目の行程を兼任することになった。


美しい鳥

美しい鳥が飛び立った。天空を舞う姿を誇らしげに見つめていたけれど帰ってこない。逃げられたのだと気づいた時にはもう鳥は手が届かない場所へ。そういえばそれほど美しくもなかった。そうね、いらない鳥だった。ううん、そもそもいなかった。  あほう、鳥はなく。


眠気

冷凍した眠気を毎晩眺めている。夢の欠片が入っているだけあって美しいのだ。今宵もキラキラの眠気を眺め満たされて眠る。  扉がきちんと閉まっていなかったことに気づくことはなかった。とけだした眠気が次々に襲いかかり、私は百年の眠り姫、現在三年目。


れい

「死んでる?」探偵は遺体を見つけたようだ。やっぱりでたんだ殺人鬼。もういやこんなところ。私は扉をすり抜け、「待てよ」って探偵さん私のこと見えるの?「お前犯人みたか?」フルフル。「お前が被害者なのに?」そうだった。あれから30年。そりゃあ記憶もね。


折本

楠樹式豆本は小さい。その小ささに折本界は騒然とする。彼は震えていた。みんなが僕を見てる。怖い。けれどフルルと首を振る。だって皆に知って欲しい。勇気をだして多くの人の手を渡る。  やがて多くの楠樹式豆本が生まれた。小さな彼が繋いだ環は大きい。


眠気

Fw:眠気 送られてきた眠気にさらに自分の眠気を足して、転送。 を、繰り返す。気づけば、消化するには軽く人生を超えるくらいの量の眠気に育ってた。 もはや兵器となりはてたその眠気を巡り、どこかの国とどこかの国が争っているとかいないとか。  


運命

逃げられた。もうこうなったら運命の赤い網で貴方を捕まえに行くの。私の網からは逃げられないわ。えいっと投げた、ら、どうしよう大漁。運命の人になりうる男達が一斉にかかった。さあてどうしよう。腐ってしまう前に全てお味見出来るのかしら。


黒いマニキュア

黒いマニキュアをした、とても綺麗な人とすれ違った。瞬間、死人だと直感し立ち止まる。綺麗でしょう。彼女はその爪を見せてくれた。暗闇に黒猫が見えるかしら。見えない。それなら大丈夫。使い魔が見えたのなら連れて行かなきゃいけなかったのと軽やかに消えた。 


問題

「はい、この中に間違いが一つありますどれでしょう」 「間違い、だと?バカなこと言うな!俺にとってツイリミもばるも正義だ!」

 

+ x→ のxに代入すべき名前とかマジ無理補修やだなあ」 「ふふっ、私替え歌でバッチリ。なっほばっるひゅっうがっ♪」 「ちょ代入するのは、 とかの方!」 「さ、座れテスト配るぞ!」 「…さよなら冬休み」


はね

ずっと一緒に暮らそう。長いことできなかったプロポーズも彼女の秘密を守るためと思えば難なく出来た。それにしてもどうして急に?羽根の存在を教えるため背中を開けるとこれは一体どういうことだ。羽根がない?考える間もなく肌も露わな君が 


「知恵の木の実なら食べてみたい」「知恵の実とも限らないよ?」「違ったら違ったでリンゴ好きだしいただきまーす」「おいしい?」「うっ!」  「つまりリンゴに毒が入っていたと」「犯人は」「いえ死んでません100年眠るだけ」「あーん、物語巡りはじまったー」


神泥棒サンタ

プレゼントは小さな封筒一つきり。子ギツネは首を傾げます。かじかんだ手でそっと封筒を開けてみると… 「かかさま!」入っていたのはなくしたはずのかかさまの足形。昨日の人間は泥棒じゃない。もしかしたらもしかしたら。子ギツネは少し温かくなりました。


かぶり猫

実家に帰らせていただきます。そんな書き置きと一匹の猫が残されていた。君の猫だ。随分と大きくてなんて重い。肩がこるなーって君は言っていたけれどなるほど、これじゃあ。  彼女がかぶっていた猫と暮らしてる。愛をこめてお世話してたら君は帰ってくれるかな。


おせち

「紅白かまぼこ」「昆布巻き」「金柑の甘煮」「煮しめ」「め、め、メン、ラーメン食べたい」「いいね」「ねーいこうよ」「よろこんで」「でもやってるかわからん」「フフフ」「?」「しりとりは私の勝ち」「まだ続いてたのか」


初夢バクリ

「獏ちゃん、もしかして初夢、食べちゃったの?」 「うん」 「悪夢だったの?」 「うん、すごかった」 「どういう悪夢?」 「富士山の噴火を止めようとした2羽の鷹が火口に3つ茄子を投げ入れて止めるの!」 「…おいしかった?」 「蜜のように甘かった」


身長差

身長差のある彼となかなかキスが出来ない。今日も隣にいてくれるけどその唇は遠い。「ねぇ」屈んでくれた。同じ高さの眼差しは、けれど私のこと女としてなどみてなくて。「ままごとでもしようか」身長差よりも厚い壁。卒園したなら覚えておいて。


連絡先

大好きな人の連絡先を教えてもらった。けれどその人は凄まじい人間嫌いなので、一度でも連絡すると終わりなのだという。良い物を手に入れた。彼に近づく女にもれなくこの連絡先をプレゼントする。壊れてしまえ。彼の最後の女になるため私は密やかに戦う。


鳥籠

抜けだした籠の外。案の定、小鳥はにゃんこの腹の中。小鳥はないた。泣いた?いえ鳴いた。囀り鳴いた軽やかに。鳥籠もここも変わりはないわ。だけどそうだけど。貴方の為に綺麗で死ぬより私の為に死にたいの。最期に思い出したいものは、食われながらみた青い空。


テスト前夜

テスト前日、一夜漬けで全範囲を勉強している、という夢を見ているのがテスト中であることには気づいていた。急げ、急げ俺。このままじゃテストは台無しだ。あと5頁。そこに解けないこの問題の答えがある。この夢が醒めるのはいつですか。どうかそれまでに。


入浴剤「海」

海に沈んだ私は人魚のお姫様。王子に恋して声を失いナイフを手にして泣いている。物語を変えてみせる。そんな私の決意なんかは波にさらわれ消えてった。そうね仕方がないことなのね。だって入浴剤の名前は「恋」ではなくて、「海」だもの。私は再び海に沈んだ。


ぐちゃぐちゃ

娘(3才)に「髪の毛変わったのわかる?」と聞いてみたら「わかるよー」というので、「どこが?」と聞いてみたら、「うーん、ぐちゃぐちゃ!」ってそれはパーマかけ直したのに気づいたと理解していいのかそれとも愚弄されたのか。

 

私の心はぐちゃぐちゃだった。嬉しくて悲しくて泣きたくて笑いたくて。まるで糸が絡まったみたいにだからそう、ぐちゃぐちゃ。ヒントはたったの一つだけ。糸の全ての先は君。だから、だから君が解いてくれたら多分一番簡単なんだけど。って、言えない。


お誕生日

おめでとう  と祝ったら密室探偵物が返ってきた。もう一度祝えば今度はラブコメだ。素直な言葉は返ってこない。そうだね君ってそういう奴だった。繰り返される物語のどれもがありがとうに聞こえて、何度もおめでとうを繰り返す。おめでとう、ナデナデ。


サプリ

これは買いだ。膝の痛みで医者へ行けば運動不足を指摘され適度な運動を勧められる。運動は嫌いだ。その点これは飲むだけでいい。もしもーし!「第一関門電話突破おめでとう!このサプリ買いたいかー!」お、おー?  第二関門。俺は今、何故か泳いでいる。

 

お電話番号はこちら!俺は電話をかける。が、繋がらない。「今回はオペレーターを減らしお試し価格で」ここにくるまで鍛えられた俺の闘争心に火がつく。連打連打超連打。俺は見事オペレーターに繋ぎ、お試し価格でサプリを買った。割高で。


契約した。お金を取り戻すことに成功すると、成功報酬を求められた。しかし契約通りだ仕方ない。空は青いし、心も晴れ晴れ。きっと、これで良かったんだ。きっと。  けれどなぜ、どの会社も連絡先が同じなのか。

温室

私の涙で育てた花をご主人様は手折ります。手折ったお花を束ねてそれからふわりとリボンをかけるのです。捧げる先は決まっています。私と同じ色の髪した明るい瞳の奥様へ。私はそれが悲しくて、やはりぽろぽろ泣くのです。私の涙がお二人の愛の糧になるのです。


僕が投げた匙が、コツン。ダメよそんなもの投げちゃ。ぶつかった匙でたんこぶを作った君がかわりにくれたのは紙飛行機。これなら痛くないし、それにね。  飛行機には「この書き出しいかがですか」と書いてある。翼に乗せた僕の思いが物語になって返ってくる。


果たし状?

生まれて初めて果たし状をもらった。たぶんおそらく果たし状なのだと思う。校舎の裏で待ち合わせだし、相手は君だし、いくら何でもラブレターではないと思う。うん思う。  あの子がぶっきらぼうに差しだしたチョコは僕を十分に打ちのめした。決闘は勿論君の勝利。


かける

かける言葉が見つからないらしい君はけれど、気にかけてくれた。お天気の話しかできなかったけれど電話もかけてくれた。週末には時間をかけてかけつけてくれて温まれって布団なんかもかけてくれて。有り難う。君がかけてくれた沢山の優しさにつつまれて眠る。 


恋の病

「待って!」「看護師さん俺戻んないぜ」「いいわそんなの」「え、あの何泣いて」「私も昔同じことされて…」「…お茶でもどう?」 「新しい恋に落としておきました」「それじゃまた治しにくるじゃないか」「治したいと思わせるようなへまはしませんわ」


恩返し的な

「見てはいけません」という女性の言葉は、必ずきちんと守りましょう。「鶴の恩返し」の教訓を思い出しましょう。見てはいけないものを見た主人公が、美しい女性と別れたことを肝に銘じましょう。手作りチョコは貴方だけと口では言ってもそんなはずないのですから。 


チョコレートが見える。幻が見えるなんてバカみたいだ。って、側によってもやっぱり見えるし触れられる。触れられた?霊の僕に触れられるこれはきっとこの世のものではない。つまりチョコレートの霊。2月15日。渡されなかったチョコレートは成仏できずに彷徨う。


冬将軍と春

春は隠れていた。今年こそ大丈夫と思っていたけれど、荒ぶる『帝貴亜都』を一目見た瞬間ムリだと思った。まだ固い蕾の中、「季節承りました」と文を記すと蝶々に託す。届けて春の便り。  今年も梅の香の手紙。いつか会えるさと冬将軍は馬を駆って梅林を去る。


いっぱいいっぱい

昨日はたくさん喧嘩した。怖い顔して、罵りあって、とにかくたくさん部屋にあるものを投げ合った。翌日、正気に戻って、すっかり変わり果てた部屋の惨状に溜息をついていると、「ごはん食べる?」といつもと変わらない君。うん。食べたら一緒に部屋、片付けようか。


首相

「何を考えているのですか。今さら食事変更しても何のメリットも」「予定にも影響が」「なぜ天ぷらをやめるんですか」「ネタにされたくない」首相は未来がみえるらしい。  災害時に優雅に会食かと会食自体を叩かれた。首相、大雪は視えませんでしたか?

 

 首相に未来など見えない。そんな噂が流れた。けれど当たった未来は?そうだ首相の予言の書は確実にあたってる。 問題は未来が見えぬことではなく見ようとせぬこと。予言の書の実の著書、首相の背後霊は今日もくだらぬ頼まれごとだけをしっかり予知する。


ベッドの下の子

ある日音楽をかけていたなら何度も同じ曲が繰り返される。ふと足元を覗くとベッドの下から血まみれの手が。ぽちっ。曲が終わる度に5のボタンを押している。リピートに設定してあげるとそれから出てこなくなった。鋭かった目が日増しに柔らかくなっているのを感じる。


あかるいかぞくのおはなし

ディスプレイの向こうの母が声をかける。ディスプレイの向こうの父が手を叩く。ディスプレイの向こうの子供が答える。おはよう、こんにちは、こんばんは、おやすみ。家族の風景を閉じ込めて、私は部屋をでる。いってきます。


物語は

あなたに好かれるための物語は書かない。あなたに愛されるための物語は書かない。あなたに選ばれるための物語は書かない。140字を積み重ねたって、あなたに私の本当の気持ちが届くはずもない。  だからどうだ。物語は私じゃない。届けるべきは、私じゃない。


あめ

最近、娘は雨降りが大好きだ。暖かさゆえか成長ゆえか。雨を見つけるとすぐに長靴、レインコート装着。傘をさして飛び出していく。空を見上げ悪戯っぽく舌をぺろり。ニコニコ笑うと傘を逆さにした。  そんな遊びを私もしたな。どうしてなのかは忘れたけれど。


こころをみせてみろ

心を見せてもらった。どれだけ私を愛しているのか伝えたかったみたい。だけどどう見ればいいのかわからないし、抉られたあなたの胸は痛そうだし、申し訳なくて私の胸も痛み出すし。なんだかごめんね。絆創膏を貼ってあげると心を見せて良かったって。もう。大嫌いだ!


神様はいない

君を幸せにしてあげたい。いつも笑顔にしてあげたい。そう言って君は神様になった。寂しいときにはそばにいて、つらいときには涙をふいて、くじけそうになったら…色々言っていたけれど、ねえどこにいるの?神様には会えない。貴方には会えない。幸せにはなれない。


空気清浄機

汚れた空気を浄化するため、巨大な空気清浄機を作ることとなった。スイッチオン。暴食、色欲、強欲、憂鬱、憤怒、怠惰、虚飾、傲慢。次々吸い込まれ清浄な空気。僕ら文句は言いません。慎ましく勤勉に24時間働けますし幸せですし。ああ、ニコニコ。

 

こんなんじゃダメだ。二代目社長の俺は状況を打ち砕くべく空気清浄機を破壊した。停止する機械。呆然とする社員達。そうだ。アホらしいこと忘れて家路につくんだ。さあ。  他社に打ち勝つべく俺ら清浄機なしで24時間働く。あの頃の幸せに思いをはせる。


かばんも持たずに旅に出る。僕のお供をするのは、優しい手と暖かな眼差し。けれどいつしかその手を離れ、やがて幾度かの乗り換えを繰り返し、まだ見ぬ君と手をとり旅は続けるだろう。終着駅にはどんな世界が広がるだろうか。長旅は好きだ。生まれる。始まる。


幸運

幸運は、青い小鳥が運んでいます。小さな腹の中に幸運はあるのです。大人達は必死で欲しがりますが腹を裂いてもでてきません。子供らは簡単に手にしてるというのに。 子供らは歌う。「腹は裂かずに割るといい。仲良くなったら小鳥は歌う。お腹の底から幸運を」


ラッパ

世界の週末デスヨデスヨ。天使じゃないけど天使のフリしてそこらのラッパをプップカプップップー。不安にかこつけ争う人々気づけば世界は本当の終焉。なんて滑稽。私はラッパを吹いただけ。お腹によさそなそのメロディーに踊って貴方が壊したの。

 

「ラッパだ!ラッパを探せ!」 は滅びへの糸口を見つけ大忙し。「ラッパよ!ラッパを探すの!」 は世滅協を阻止すべく大忙し。「逃げるラッパ総受け本とかどうかな」 は薄い本に忙しい。


魔法瓶

魔法を瓶詰めにして保管していた。世界が滅びた。勿論私も。「なんだこれは」「旧時代の魔女が作った瓶だ」「空っぽか。水筒代わりに使えそうだなお茶入れて探索続行」 冷めないお茶に探索隊は驚く。この瓶には尊重の魔法が張り付いていた。魔法瓶のはじまりである。


恋告鳥

恋告鳥を飼っています。恋をしないと鳴かない小鳥。みんなは声を聞いてみたいと溜息ついて焦がれます。だけど本当にそうなのかしら。うちの小鳥はいつでもチチチと歌ってる。私は恋などしていないのに。恋してるのは誰かしら。  それは私。恋告鳥は愛の歌を捧げる。


悪夢

録画した夢を見ている。子供の頃の夢なのだが、父親に叱られ、母親に呆れられ、姉にはボロクソに言われていた。ひどい悪夢だと思う。何しろ夢の家族の苦情はつい昨日言われたものと同じなのだ。熟成した十数年ものの夢だというのに、いやむしろ僕こそが悪夢か。


桜舞い散る

君の告白を右から左へ聞き流す。知ってる?桜が舞い散る中で告白したなら恋が叶う、だから。そう言う君がたまらなく憎らしかった。  それを教えたのは僕だ。あの日の事を君はまるで覚えていない。だからこれはお仕置きだ。桜舞い散るその日ま、ちょ泣いて、くそっ。

 

桜が舞い散る中で告白を受けた。先に惚れた僕の負けだよと悔しそうな貴方の胸の中で私は静かに勝利に酔う。  噂を流したのは私。貴方が私を袖にしたのを雪のせいにして機会を伺っていた。一度の告白で諦めると思うなんて甘い貴方。勝負ははじめから決まっていたの。


少女の嘘

少女が空を飛べるのは常識だ。テレパシーが使えることも、未来予測ができることも、電波を目で追うことができるのも常識なのだが、そんなことできるはずないという少女たちの嘘を男達は必死で信じようとする。そう信じないと怖いのだ。やがて女になる少女達が。


チクチク

チクチク針仕事をしている時は我らもチクチク仕事する。はじめは肩を。それから眼球。けれどメインは、正座している足とか足とか足とか足だ。チクチク。チクチク。疲れたあなたに疲れの印をチクチク。憑かれたあなたに憑かれの印を、チクチク。チクチク。


恋味

地球人の友達に恋なんかおいしくなかったという話をしたなら笑われた。食べちゃったの?って。それじゃおいしいはずもないわって。恋はオチてスルものなのよ。  ドキン。恋について語る君はいつもより可愛かった。なんだろう。甘くて酸っぱくて苦味までおいしい。


かみさま

テレビを眺めながら娘が言う。「ねえ、ぱぱ。神様っているの?」僕は少し考えて答える。「そうだね。神様はいるよ」「命の値段があがりすぎだ」「では社会保障を少し」「わが党の目標実現にはそれくらいが妥当だ」 君の思う神様と同じかどうかは別として。


神様の舞台

神様なんかいないことなどうすうす気づいてた。開かない幕、聞こえないアドバイス、それからそれから。だけど僕ら相も変わらずこんな茶番を続けてる。白紙の台本にすがり迫真の演技。全ては台本通りです。終末は僕らのせいじゃない。全ては神様の言うとおり。


赤青

赤い小鳥はつっつきます。貴方のブルーな気持ちをピシピシ、ピシピシ、ブシュッ。貴方から飛び出したブルーはやがて、赤い小鳥に降りかかる。あっという間に小鳥は紫。いつもより艶やかにチチチと鳴いた。ドキン。救われた貴方が誘惑されるまであともう少し。


エイプリルール

エイプリルフールの存在を疎む人が増えた。騙されたことに憤慨してルールが定められた。誰も傷つかないようにと配慮され尽くした極めて安全な嘘など俺たちはもう飽き飽きだ。さあ、エイプリルフールを取り戻せ!  ということが繰り返されることはや93回。


爆発

大きくなって微妙な関係になった幼なじみに衝動的に告白したら、一瞬のフリーズ後、大爆発されてしまった。つまりこれってリア充爆発したってヤツで、告白した瞬間そうなったってことから推測するに彼女の両想いの相手は、あーっ!!


眠り姫のメイド

私、眠り姫のメイド。姫はいつでも眠っているから私もぐうたら仕えてる。いい加減飽きちゃったある日、やってきたのは王子様。ねえ、王子様助けてください。魔女が眠っているうちにさあ。赤に染まる薔薇の花。私は王子様と幸せに暮しました。  


ご主人

ご主人様が帰ってくる時間になると、お帰りなさいと出迎える。コートを預かりバックを預かり順序はいつでも決まってる。コートを片付ける、フリをする。預かったのもフリだった。  主を誰も見たことがない。けれど今日も時間通りに仕え続ける。


数式

世界の行く末を表す公式、証明終了。と共にこぼれ落ちる未来。これこそが正解の証。よくできましたとばかりに僕は未来に花丸をつける。 「地球最後の空には大きな花が咲いたらしい。ここテストでるぞ」今は亡き星の歴史を学ぶ嘗て宇宙人と呼ばれた彼ら。


ぽんぽん

ポンポン飛んでくる言葉がとても不愉快だ。ついさっきまで私は落ち込んでいたのに。せっかく悲しい気分に浸って、恋に悩める大人の女でカッコよかったのに。好きだよ。愛してるよ。結婚してよ。あなたの言葉に心も弾んでいく……って、ねえ最後の言葉ホント?


彼氏いません

付き合ってあっという間に半年すぎてしまった幸せな夢をみたのです。それはあたたかな夢でした。目覚めても夢と変わらず幸せだとはわかっていても、夢は夢で楽しみたいのです。いつまでも夢の中にいたいわけではりません。絶対に違いますから。


クルマに気をつけて

「クルマに気をつけなさいよ」の声を後ろに急いで学校に向かう。子供じゃないのに失礼しちゃう。「彼女~」ちょっと素敵なクルマが横付けされた。「ナンパ?」「ち、違うって!」  子供じゃないから心配なのよ。最近野良車によるナンパが多発してる。


あきはこない

。秋が来れば終わってしまう。だから私は時間を操ることにした。ぐるぐるぐるぐる。何度も何度も私たちの関係は同じところを巡り続けている。もう何度目の告白だろう。もう何度目のはじめてのキスだろう。秋は来ない。飽きが来た。 


雨と花火と

アイツがあの子を好きなことは知っていた。今日のこと、あの子心底困ってた。どうしようって涙ぐむから代わりに待ち合わせ場所へ向かう。雨降りだしいないかもと思っていたならアイツだ。

  初めてみるその表情にみとれてしまっていた理由を私はまだ知らない。

 

花火大会に誘われて私は心底困っていた。彼女が彼を好きなことを知っていたから。けれど彼女、私の親友はまだ恋を知らない。彼への気持ちに気づかない。私は困っていた。何一つ壊したくない。本当は誘われて嬉しかったの。私も彼のことが好き。


ラジオ

「こんばんは、久しぶりに聞いてます。僕もお盆で帰省中なんですよ」届いたメッセージに励まされるけれど、視聴者数 0人/計0人。表示が変わらない。「いいですよね田舎って」変わらない。「ただ足がないと色々不便ですよね」故障なのか?「ラジオネーム僕幽霊」


同じ

不思議な文章があります。いつも同じ文章なのに、その時によって感じ方が違うのです。この前は笑って読めたのに今日は涙で滲みます。おはよう。おはよう。おはよう。朝の挨拶一つで私を楽しくも嬉しくも悲しくも辛くもさせる貴方のことが大好きだけど大嫌い。 


リトルウイング

傷だらけの私に、「いたいの?」と女の子が心配そうに尋ねる。少しだけと言うと、「これあげる」と絆創膏を貼ってくれた。私も、僕も。堰を切ったように何人もの子が手に頬に羽に。冷たいはずのブリキの翼が温かい。この翼は空を飛ぶためのものではなかった。 


証拠

寒い時、吐く息が白くなるのは、本当はあなたがいい人だから。へえ、いいことを聞いた。私は頑張って白い息を吐けるようにする。そうすれば信じて貰える。私がいい人であること。人であること。生きていることを、信じてもらえるはず。例え足がなくとも。


失恋したい

また失恋したらしい。もうかれこれ何度目だろう。失恋するたび涙を受け止めるお役目をいただくのは誇らしくもあるけれど、出会わなければよかったと嘆かれる彼らのことが実は少々羨ましい。下心を飲み込んで彼女の髪を撫でる。告白もできない私は彼女のただの友達。


ドキドキ

 「好きな人の教えあいっこ」が女子の間で流行っています。楽しそうなひそひそ話のそばで内心ドキドキしています。好きな人がバレるのは怖いけれど理由はそんなんじゃなくて、「次は私」とすぐ隣で、胸当たってて、貴方の好きな人は私じゃないと知りながらそれでも。