閉じる


<<最初から読む

1 / 2ページ

アナタのために〇〇〇〇プール <3.11シリーズ Ⅳ+1>

アタシっ!見習い魔女の、キキ・カン・リー、だヨォ~ッ!!

「キキ」って呼んで、イイからね~っっ♪

 

ん~、アナタとお話しするの、これで二度目だねっ!

前回は…でっかいキノコのスープのせいで、「お鍋に穴」が開いちゃった時…だったかなあぁ~?

今回は、穴あき鍋のその後…の、お話だよォ~。

 

 

あれからしばらくしてネ…アタシん家の前にね、鍋売りの男、が…通りかかったんだよネェ~。

独りでワァワァ言い合ってる声がしてさあ~、何ごとかと思って外に出たら…例の、「そうならないよう万全の態勢を整えているので復旧シナリオは考えていない…んだよでも穴あいちゃったネ鍋」を売りにきたヤツと、同じ制服着た男、が立っててさあぁ~。

…ん…?独りなのにワァワァって…イ・ミ・フ…ですって…???

 

だってさァ~!右向いた時と、左向いた時と…そいつ、まるで別人なンだも~ん!!

右向いて「原発推進~!」左向いて「脱原発~!!」って…独りボケつっこみかいっ…!?

顔は左右で違ってて、服も左右色違いで…ん…”トゥーフェイス”…って云えば、分かるかな?

で…そいつ、アッ・カン・ベーって名乗ったんだヨ。

…面倒なんで、右向きをアッ・ベー左向きをカン…って、勝手にアタシ、名付けたんだけどサ…。

 

 

アッ・ベー「わが社の鍋は安心です!事故を経験したからこそ、この鍋を売る!!」

カン「鍋の爆発に責任はないっ!」

キキ「…新しい鍋を売る技術があるんなら、まず、この鍋の穴を塞いでからぁ…」

アッ・ベー「わが社は、世界一安全な鍋技術を持っている~っ!!」

カン「停電したのが作業遅延の原因でしょ~っ!?」

キキ「だから…とりあえずこの鍋の穴を…ね…」

アッ・ベー「もちろん!鍋を使って出るゴミは、わが社で全部引き受けます~っっ!!!」

キキ「…ゴミも出てるけどサァ…早急に…ね!この穴を…」

カン「事故直後の対応に問題はなかったあぁ~!!!」

キキ「…さっさと水漏れ対策に…

  取りかからんかいぃ~~っっ!!!

 

 

で…、穴はどうなったか…って…?

そいつ…新聞とかオガクズとか、放り込んでたけど…マーライ…否!だっ…ダダ漏れが!そんなンで塞がるワケないじゃ~ん?!

しょうがない…ってんでそいつ、遮水壁造って帰ってったんだけど……どっか他からも、水が流入してるみたいでさぁ…ほら…足元からじわじわと、水位が上昇してきてるのよおぉ…。

 

 

プールループマップフールチープウォールに置き換えられて♪ドールトップシュールツールセールで世界に売り歩く~♪シープピープル♪♪安全アピール♪♪♪危険を語ればヒップキック!!レール…と…っ…

は…早く止めてよね~っっ!!

 

 

ゼェゼェゼェ……でね…鍋売りが立ち去ってから、アタシ…すげー勘違いしてたのに、気付いたんだよね……。

名前…アッ・ベーじゃなかったんだ。

もうひとり…大きすぎて…目に入らなかったんだ、ね……。

 

やつが遠くまで去って…やっと…見えたのよ。やつに覆い被さってる、おおぉ~っきな、そいつの影、が……。

そいつ……振り向いて…こう名乗ったわ。

 

 

 

 

怖いっ!!ってヤツ…こっ…強すぎるうぅ~っっ!!!


奥付

 

 

 

2013年8月20日 初稿


 

アナタのために〇〇〇〇プール


http://p.booklog.jp/book/75703


著者 : 咲.
著者プロフィール:http://p.booklog.jp/users/saki62e81/profile


感想はこちらのコメントへ
http://p.booklog.jp/book/75703

ブクログ本棚へ入れる
http://booklog.jp/item/3/75703



電子書籍プラットフォーム : ブクログのパブー(http://p.booklog.jp/
運営会社:株式会社ブクログ



この本の内容は以上です。


読者登録

咲.さんの更新情報・新作情報をメールで受取りますか?(読者登録について