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あとがき:ミエナイヒカリ  3.11シリーズ Ⅲ

あとがき、です。

 

 

この、”ミエナイヒカリ”の発想の発端は、「殺人トラック」という言葉、でした。
高濃度に、放射性物質で汚染された車が、近所を走り回っているという、噂…。

 

原発の、水素爆発の後、大量の放射性物質が放出されたことは判っていましたから、当然、数日以内には、規制線が張られて、自衛隊なり警察なりが、道路封鎖をしているもの…と、私は思っていました。ところが、どうやらフリーパスらしい……。
それを知って、真っ先に思ったのが「火事場泥棒」の存在…です。住民が退避した後に、金目の物を狙って入り込み、汚染された物を持ち出して、たとえば、都内のリサイクルショップなどで、換金しているのではないか…?
事実、先日の一時帰宅で、かなりの数の盗難が届け出られたようです。

 

危険区域にも、当初は出入りが自由だった…。しかも、一時帰宅で、合法的に持ち出しが許可されている放射線の数値も、べらぼうに高い(シーベルト換算で、1ミリ弱?)ので、私は心配です…。

 


さて、最後までのお付き合い、ありがとうございました~(^^)。

3.11以降、考えることが多すぎて、ついつい、思考停止に陥りそうになります。でも、考えること、感じることを諦めたら、そこで人生、終わりかな…と。それはつまり、放射性物質とその拡散…を、受け入れることに繋がりますから……。
この国(大袈裟ではなく、地球全体)の将来と、子供たちの未来のために、この悪循環を早く止めないと…。

…と、ここまで考えていつも、自分の非力さに落ち込んでしまうのです。

……ズモ~~ン……(==;)。

 

「風が吹くとき」という作品があります。本・映画、共に、私の好きな作品です。初めて本を読んだ時は、その色使い(段々と、トーンが暗く、禍々しくなっていく)に、戦慄しました。丸木さんの、原爆の絵を見た時と、同じ衝撃でした…。

今の日本は、「外に出て深呼吸をし、布袋に入って震えている、作品中の老夫婦」…みたいですね。
ただ、明らかに違うのは、情報を得ようと思えば、その方法がある…という事です。
身近な情報源のTVが、当てにならない以上、自分で動くしか無い、のが難点ですけど…。

 

 

2011年9月24日記入

 

★★★★★★★★★★

 

あとがき:追記

 

 

2011年に、初稿を公開していた某ブログには、「一頁2,000文字まで」の、制限がありました。

ですので、「一日分(一話分)2,000文字×4頁」での、初投稿でした。

今回、パブーさんにて改訂版を公開するに当たり、かなりの量のエピソードの追加を行いました。(「補足」で、★★表示に該当するエピソードが、新規追加の部分です

 

それから、本作品では”固有名詞”や”固定数値”を極力使用しませんでした。その理由は、「この出来事は、いつ、どこでも、誰にでも起こりうること」…だと思ったから、です。

…これは、アシタのジブンのコト、かもしれない…。

例外は、”チェルノブイリ”や”横須賀港”ですが、これらは、名詞を明記しないと紛らわしい場所が存在し(”スリーマイル”や”佐世保港”)イメージの混乱を招きかねない…と、判断した為です。

 

 

ここまでの、長のお付き合い、本当にありがとうございました。

作文資料の検索中に見つけた俳句を、最後に転記します。

ラストシーンの風景は、まさに、こんなイメージで書いています…。

 

 

  紅くして黒き晩夏の日が沈む  山口誓子

 

 

2013年8月15日記入


奥付

 

 

 

2011年9月23日 第一稿(旧著者名:夏樹)
2013年8月15日 改訂稿(著者名:咲.)


 

ミエナイヒカリ


http://p.booklog.jp/book/74901


著者 : 咲.
著者プロフィール:http://p.booklog.jp/users/saki62e81/profile


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