閉じる


<<最初から読む

5 / 7ページ

補足:ミエナイヒカリ  3.11シリーズ Ⅲ

<一日目>…の補足

★オパール:宝石の中で、唯一水分を含む(成分中の、約10%)…ということで、放射性物質を、吸着しやすいのでは…と憶測し(間違いの可能性あり)、作品中で、使用しました。

 

 

<二日目>…の補足
★銀塩フィルムの被曝感光:実は、”現像前の、ケースに入ったフィルムは、被曝感光するか…”の確認は、取れていません。ネットで色々と検索してみたのですが、「空港のX線で、高感度のフィルムが感光してしまう」及び、「高感度フィルムは、長期間の放射線照射下では、ガラスバッジの代用品となりうる」事くらいしか、情報が拾えませんでした。なので、仮に、被曝感光が起こるとしても、それが、点状なのかハレーション状なのか…不明です。ましてや、たった一晩で被曝感光する、放射線量とは…論外な線量なのではないか…と、推測します。
ですので、文中の出来事は、絶対にありえない、嘘の現象…かもしれません。

 

★被曝物質の持出し:放射性物質で汚染された物を持ち出せる、合法的な基準値は、現在100,000cpm(2011年9月現在)…だそうです。(これを超えたら除洗します)シーベルト換算で、1ミリ弱(これは、セシウム換算と思われます)になるようです。
1ミリシーベルトって、3.11以前の、1年間の許容量の上限ですよね…。そんなモノを、身近に置いていても大丈夫なのでしょうか…。

 

★★北欧の黒い雨:このシーンは、フィクションです。放射性物質の到達後…北欧(の観光地)に、雨が降ったかどうかの記録は、未調査です。

 

 

<三日目>…の補足
★X線画像の被曝感光:3.11以後、コンピュータX線撮影(CR)の画像に、黒い点が認められる…という情報が、関東周辺の医療機関から、相次いで報告されました。この話は、それに基づいています。ただ、「金属に付着した放射性物質を撮影」したときに、どのような画像が現れるのか…については、確認できませんでした。ですので、画像の説明のくだり、は、私の想像に過ぎません。本当は、全く違う画像が映し出される…のかもしれません。

 

★★ベタホ石:放射能鉱物の一つで、ウランを主成分としている天然石。ガイガーカウンターのテストサンプルとして使用できるようです。

 

★★ろ過物の放射能測定:Qベク(放射能市民測定室・九州)さんでは、独自開発の『エア・サンプラー』でフィルター(ガラス繊維、GB100R)に捕捉した放射性浮遊物を、NaIシンチレーションにて、計測をしていらっしゃいます。よって、ろ紙の測定も可能ではないか、と、判断しました。

 

 

<ミエナイアシタ>…の補足

★ポポポポ~ン:某CMの歌の歌詞。放映当時の社会情勢から、トラブルが連鎖して状況が悪化していく…の、ネットスラングとしても使われていました。

 

★夏コミ:東京国際展示場(東京ビックサイト)で夏に開催される、日本最大の同人誌即売会のこと。

 

★★米空母:空母ジョージ・ワシントンは、3月21日の午後1時過ぎに、定期修理を途中で切り上げて横須賀基地を出港しました。当初は20日昼頃の出港予定でしたが、直前に延期され、21日朝8時の予定がさらに変更されました。この二度の延期と、20日朝からの3号機格納容器の圧力上昇との関係が、様々な推測を呼びました。

 

★★0.1マイクロシーベルト超え:3月21~23日の降雨後、関東での放射性物質の濃度が増加しました。

※以下の数値は『J-CASTニュース 2011年4月2日【東京の放射線量 埼玉、神奈川、千葉より高いのはどうしてか】』の記事より、一部転記しました。

 

 ◆3月15日  東京 0.809マイクロシーベルト(最大)

  ※爆発時   埼玉 1.222マイクロシーベルト(最大)

 

 ◆3月20日  東京 0.044マイクロシ-ベルト

  22時時点  埼玉 0.059マイクロシーベルト

  ※降雨前   千葉 0.031マイクロシーベルト

 

 ◆※降雨後のピーク

  23日1時  東京 0.154マイクロシーベルト

  23日2時  埼玉 0.134マイクロシーベルト

  22日21時 千葉 0.125マイクロシーベルト

 ◇※気象庁による降水量:21~23日の合計

   東京都で35mm  埼玉県さいたま市で38.5mm  千葉県千葉市で39mm

 

 ◆文部科学省による降下物中の放射性ヨウ素の計測値

  (採取された雨やちりなどの降下物から、1平方メートル当たり)

 

 ◇21日~22日 東京 3万2000ベクレル

   ※9時~9時  埼玉 2万2000ベクレル

             千葉 1万4000ベクレル

 

 ◇22日~23日 東京 3万6000ベクレル

            埼玉 2万2000ベクレル

            千葉 2万2000ベクレル

 

 ◇23日~24日 東京 1万3000ベクレル

            埼玉 1万6000ベクレル

            千葉 3100ベクレル

 

 

 

2011年9月24日記入 ※★★部分は2013年8月14日に追加記入


あとがき:ミエナイヒカリ  3.11シリーズ Ⅲ

あとがき、です。

 

 

この、”ミエナイヒカリ”の発想の発端は、「殺人トラック」という言葉、でした。
高濃度に、放射性物質で汚染された車が、近所を走り回っているという、噂…。

 

原発の、水素爆発の後、大量の放射性物質が放出されたことは判っていましたから、当然、数日以内には、規制線が張られて、自衛隊なり警察なりが、道路封鎖をしているもの…と、私は思っていました。ところが、どうやらフリーパスらしい……。
それを知って、真っ先に思ったのが「火事場泥棒」の存在…です。住民が退避した後に、金目の物を狙って入り込み、汚染された物を持ち出して、たとえば、都内のリサイクルショップなどで、換金しているのではないか…?
事実、先日の一時帰宅で、かなりの数の盗難が届け出られたようです。

 

危険区域にも、当初は出入りが自由だった…。しかも、一時帰宅で、合法的に持ち出しが許可されている放射線の数値も、べらぼうに高い(シーベルト換算で、1ミリ弱?)ので、私は心配です…。

 


さて、最後までのお付き合い、ありがとうございました~(^^)。

3.11以降、考えることが多すぎて、ついつい、思考停止に陥りそうになります。でも、考えること、感じることを諦めたら、そこで人生、終わりかな…と。それはつまり、放射性物質とその拡散…を、受け入れることに繋がりますから……。
この国(大袈裟ではなく、地球全体)の将来と、子供たちの未来のために、この悪循環を早く止めないと…。

…と、ここまで考えていつも、自分の非力さに落ち込んでしまうのです。

……ズモ~~ン……(==;)。

 

「風が吹くとき」という作品があります。本・映画、共に、私の好きな作品です。初めて本を読んだ時は、その色使い(段々と、トーンが暗く、禍々しくなっていく)に、戦慄しました。丸木さんの、原爆の絵を見た時と、同じ衝撃でした…。

今の日本は、「外に出て深呼吸をし、布袋に入って震えている、作品中の老夫婦」…みたいですね。
ただ、明らかに違うのは、情報を得ようと思えば、その方法がある…という事です。
身近な情報源のTVが、当てにならない以上、自分で動くしか無い、のが難点ですけど…。

 

 

2011年9月24日記入

 

★★★★★★★★★★

 

あとがき:追記

 

 

2011年に、初稿を公開していた某ブログには、「一頁2,000文字まで」の、制限がありました。

ですので、「一日分(一話分)2,000文字×4頁」での、初投稿でした。

今回、パブーさんにて改訂版を公開するに当たり、かなりの量のエピソードの追加を行いました。(「補足」で、★★表示に該当するエピソードが、新規追加の部分です

 

それから、本作品では”固有名詞”や”固定数値”を極力使用しませんでした。その理由は、「この出来事は、いつ、どこでも、誰にでも起こりうること」…だと思ったから、です。

…これは、アシタのジブンのコト、かもしれない…。

例外は、”チェルノブイリ”や”横須賀港”ですが、これらは、名詞を明記しないと紛らわしい場所が存在し(”スリーマイル”や”佐世保港”)イメージの混乱を招きかねない…と、判断した為です。

 

 

ここまでの、長のお付き合い、本当にありがとうございました。

作文資料の検索中に見つけた俳句を、最後に転記します。

ラストシーンの風景は、まさに、こんなイメージで書いています…。

 

 

  紅くして黒き晩夏の日が沈む  山口誓子

 

 

2013年8月15日記入


奥付

 

 

 

2011年9月23日 第一稿(旧著者名:夏樹)
2013年8月15日 改訂稿(著者名:咲.)


 

ミエナイヒカリ


http://p.booklog.jp/book/74901


著者 : 咲.
著者プロフィール:http://p.booklog.jp/users/saki62e81/profile


感想はこちらのコメントへ
http://p.booklog.jp/book/74901

ブクログ本棚へ入れる
http://booklog.jp/item/3/74901



電子書籍プラットフォーム : ブクログのパブー(http://p.booklog.jp/
運営会社:株式会社ブクログ



この本の内容は以上です。


読者登録

咲.さんの更新情報・新作情報をメールで受取りますか?(読者登録について