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もくじ
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原色宇宙人大図鑑
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祝辞
先生からの祝辞イラスト その1
先生からの祝辞イラスト その2
先生からの祝辞イラスト その3
先生からの祝辞イラスト その4
先生からの祝辞イラスト その5
先生からの祝辞イラスト その6
「未来アイテム研究所」大友そーりん
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「未来は既に腐っている」 諸星ゆびわ
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「 宇宙についての6つの物語」 松田リアル
「宇宙についての6つの物語」
1<ふたご座流星群>
2<不穏色の空>
3<夕暮れの流れ星>
4<流線型アリス>
5<夏の椿>
6<宵待月>
「美女」画ギャラリー Mono-Chrome 氷魔
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スタッフ募集
めさき出版スタッフ募集のお知らせ
第四回新脈文芸賞
トビラ
「恋人」夢沢怪奇
「恋人」の選評
「黒い葬式」北橋勇輝
「黒い葬式」の選評
「魔女の森」松田リアル
「魔女の森」の選評
「知らぬが仏、知ったが仏」林ノ池
「知らぬが仏、知ったが仏 」の選評
「猫の檀家さん」小島パブロン
「猫の檀家さん」の選評
「時をかける脱衣」遠藤玄三
「時をかける脱衣」の選評
めさき文庫のおしらせ
めさき文庫、第一弾「二十五度サマー」遠藤玄三
編集後記
編集後記
奥付
奥付

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「時をかける脱衣」の選評


大友宗麟 

 遠藤玄三、あなた疲れてるのよ……私は原稿を受け取るなり、彼の身を案じた。だがそれは杞憂というものだった。
 熱い。おバカなことををくそまじめに描くと、ふだん意識しないオトコノコの血が、こんなにも燃え滾るのか。これぞ人知を超えた、スーパースパだ! スーパー戦闘だ!
 もはや説明など必要ない。読むべし。決してかっこいい技が繰り出されるわけではない。派手なエフェクトが見えてくるわけでもない。
 だが、なぜ、こんなにも熱いのか!
 読んでいてなんとはなしに、PVにしたら面白そうだな、とかCMだと15秒間でどんな表現にするかな、などと空想にふけった。李下新次郎は主人公格だし、イケメンで格闘技経験も豊富なV6の岡田准一でどうだろうか。松憲三は温水洋一、穴川鈴花は田部未華子なんていいと思う。ぜひ映像でみたい作品だ。 


モチヲ


「まじめにふざける」ことを評価

 今まで新脈文芸賞をとってきたベテラン。力あるものが「まじめにふざける」とこうなる。……おもしろい。素直に楽しんで読んだ。
 どうでもいい話だが、私は格闘技とか大好きで、メジャーな格闘技の試合や「まともな格闘技マンガとかも好きなんだが、中でも好きなのはB級(?)格闘技やマイナー武術が大好きなのである。したがって、この「湯けむり真拳」は、私にとってたまらない。こういうの、大好物なのである。「しかし躊躇する時間はなく目と目で合図するが早いか阿吽の呼吸、タオルを首にかけると二人はとても喜寿を過ぎたとは思えぬ身のこなしで湯から飛び出るや否や、着地したときの足元の滑りを利用して置いてあるかけ湯用の桶を掴み、逸物を巧みに隠しながら低く構える。湯けむり真拳桶の型、『玉壁』の構えであった。」この辺など、たまらない。くだらないが、それがたまらないのだ。
 しかしながら、このトンデモ拳法があたかも実際にあるかのように見え、またその拳法や能力のバトルがさも現実かのごとく思わせられるのは、作者が自身の筆力に依拠し、いわば「まじめにふざけている」からに他ならない。「ちんこまるだしのおっさんが裸踊りしている」のは実はどうしようもなくつまんないが、「ケロヨン桶で逸物を器用に隠して、よくわからないマイナー武術の構えをしているおっさん」の方がはるかにおもしろい。「くだらない」と思いながら、筆者が(また書かれる世界に登場する人物各々が)「まじめ」なので、引き込まれて読み続けてしまうのだ。
 また、この作品は、穴川鈴花の特殊能力によって見たバトルの報告という体になっている。これがまた、このふざけた世界にリアリティーを与えている。
 これは、物語に現実味を与えるにはもっとも有効かつ典型的なやり方である。たとえば、宇治拾遺物語などの日本の説話文学にある「昔、男ありけり」のアレである。伝聞調の報告というスタイルが、その話しを聞いた者が「いやいや……そんな話ないだろう」と思うより早く「聞いた話だから、俺も信じられなかったんだが……」と語り手に言われるかのごとく、妙なリアリティーを生んでいる。「直接見た、体験した」というよりも、「これ、姉の友だちが体験したらしいけどね……」と言われると、当の語り手もそれが本当かどうかわかっていないから、語り手も聞き手も「確証ないままその話を聞くしかない」共犯構造を作る。この作品は、それが非常にうまくいっている例と言わざるを得ない。マンガ「魁!男塾!」の「民明書房」や、「グラップラー刃牙」の「専門家によると……」を想起させるこの技法は、この作者は自身の筆力によって、巧みにやらかした。
 ……いや、ほんと、おもしろいわコレ。評というか読者の感想になってしまう……。他の選評者は「面白いけどこれは売れない!」と言っていたが、誰かこれマンガにしません。私は画力がないので、誰かたのみます(笑)。

佐藤家清

 読みながら、思わず「おもしろいけど、これは売れない!」という非営利出版サークルの編集長としては柄にもないことを考えてしまったほど奇抜(もしくは、直球)なテーマを持った作品。
 すごくおもしろいからこそ色んな人に読んでほしいけど、登場人物のほとんどが全裸のおっさんという設定が世間にどう受け入れられるかというのは非常に興味深いところである。
 作品としては富樫義博も顔負けな超能力バトルのアイディアも素晴らしいし、話の構成も文句ないし、何より、このバカげた設定を力強く書き切る文章力も申し分ない。
 蒸気と汗と全裸の男だらけの物語だが、一応、穴川鈴花(24)の報告書という体裁にしてあり、物語全体に広がるむさくるし絶妙な感覚で抑えている素晴らしいバランスをもった作品とも言える。
 他の湯あたり課の報告もぜひ読んでみたいと思った。



めさき文庫、第一弾「二十五度サマー」遠藤玄三


新脈文芸賞に連続入賞している噂の大型新人作家「遠藤玄三」の作品が文庫化されます。
各作品に修正を加え、挿絵なども入っております。
よりパワーアップした遠藤玄三ワールドをお楽しみください。現在、鋭意製作中!!


編集後記


佐藤家清/編集長
 なんかこう技術の進歩で、連絡手段とかがころころ変わっていって便利にはなってるんだけど、それをみんなで足並み揃えるのは大変なので、結果不便になってるんじゃないのかと思います。
 ともあれ、無事、発刊できた良かった。

大友宗麟/編集部

 新創刊で心機一転! といきたかったんですが、やっぱり失敗しました。

 遠藤玄三/編集部
 詰めが甘かった部分を補うときが一番楽しいんですよ、ぼく。

氷魔/絵描き

始めまして。Twitterでめさき出版の存在を知り、飛び入りのような形で参加させて頂きました氷魔と言います。基本的に絵での参加となりますが、楽しんで頂ければと思います。よろしくお願いします!
Webサイトの方もよろしく>http://z-o.cc/hyouka/

モチヲ/選評

 言い訳はすまい。言い訳はすまい。でも言わせて欲しい。精神的に絶不調で、本業が多忙を極めました。で、原稿遅れてました。すみません。すみません。

れく/表紙・ロゴデザイン

 大きなものについて考えるだに、酷く虚しくなってしまう。

諸星ゆびわ/詩人

 ねむいねむいねむいねむいという呪文がきかない時に文章を書くと、詩が生まれるような気がします。

奥付



しん宇宙Vol.01


http://p.booklog.jp/book/74497


著者 : めさき出版
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