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「好き」のしくみ

 突然だが、私は中森明菜はあんまり好きでは無い。というか、繰り返し聞きたいと思わなかったので、ヒット曲以外は知らない(ファンのみなさんごめんなさい)。人にはそれぞれ好き嫌いがあるし、特に音楽系はそれが出やすいと思う。

 さて、「彼」は中森明菜が好きなので、その意見がどうも気に入らない。当然だ。大好きな歌手を否定されたら、だれだっていい気持ちはしない。だから、なぜ嫌いなのかを私に問うわけだ。私は「声が気に入らないんだと思う」と答えた。すると、「以前、声が嫌いだと言っていた中島美嘉、いつのまにか好きになっていたじゃないか」。つまり、『声が嫌い』というのは、変化するかもしれないポイントだから、明確な理由には

ならない、中森明菜が好きじゃないのは違うポイントなのではないか、と問い詰めてくるのだ。

 

「いやでも中島美嘉の場合、最初聞いたときは嫌いな声だと思ったけど、その歌の声はいいと思ったんだと思う」と曖昧な解答をする。

 それでもどうも納得しない。

 「中森明菜はものすごく歌が上手なんだけど嫌いなの?」。

 「好き嫌いと歌の上手い下手はあまり関係がないと思うんだけど………」

 というわけで話はそこで終了。

 

 音楽の好き嫌いは、かなり個人の感性に寄っていると思う。もちろん、大勢の人に愛される「名曲」は存在するけれど、ある人はこちらの名曲の方が気に入っていてある人はあちらの名曲、という差はあるはず。ここで言う「気に入っている」は、つい何度も聞いてしまうような感覚のこと。

 と、この話で何が言いたかったかというと、「好き」という感覚と、その理由の関係。

 私の場合、「好き」という感情が先にきて、そうか、だから好きになったのか、と納得するパターン。

 しかし、彼は、「好きになるポイント」があって、それを満たすものについて「好き」になる、納得してから感情がわき上がるというか、そういう形なのかもしれない、と思ったのだ。

 前者のパターンは、結局理由がわからない場合も多い。「好きじゃない(嫌い)」の感情も同じだ。

 両者の一番の違いは、その曖昧さを残したままにするかしないかってことかもしれない。


 私の場合、その理由がわからないことを追求しようとは思っていない。というか、そんなことわからないよな、と思う。確かに理由は必ずあるんだろう。(「事象には必ず理由がある(c)ガリレオ)」)。

 だとしても、その理由は思いもよらないことかもしれないので、わざわざ追求しないでそのままに納得している。

 たとえば最初の話にもどると、中森明菜の声を私が気に入らないのは、昔嫌いだっただれかの声に似ているとか、嫌な経験をしたときによく流れていた音楽だったとか、そういったトラウマがあるのかもしれない。

 ………と想像力駆使しても結論はでない(^_^;) 


 でも彼は、その理由が明確にならないと落ち着かないのだと思う。説明できないことは(とりあえず自分の中では)存在しないというような、そんな感じか?

 

 まあこれ、女性と男性の感性の違いという形でよく話題になっている気もする。

 理論派タイプと感情派タイプ。

 「じゃあなぜ嫌いなのか説明してよ」

 「だから嫌いなんだから嫌いなのっ」みたいな。。。

 

 話は飛ぶが、草生人Facebookに掲載している写真について。

https://www.facebook.com/soseijin

 これは個人的に気に入っている写真を選んでいるのだが、完全に私自身の「好き」の感覚に頼っている。「草生人」のレイアウトなども、この辺にあったらいいな、という感覚。


 実は、私は美術系・デザイン系の勉強をしたことが無い。今までの人生(大げさか)、編集経験で得てきた、イメージに対する経験に基づいた「好き」という判断だけで、「草生人」の誌面を制作している(今のところその道のプロにお願いするだけの資金と時間が無いので、という理由ではある)

 たぶん、そのレイアウトには、ちゃんと理論的には理由があるんだと思う。パースとか色合いとか、安定感がどうのとか。

 改めて勉強したいなとも思う。

 

 とりあえずは、自分の感覚を信じて作るしかないのだけれども。


「判断」のおまかせはむずむずする

 最近のクルマのCMを見ていると、クルマ自体が障害物を察知して止まる機能を宣伝しているCMがある。そのCMを見ていた娘が「頼りすぎると怖いよね。ロボットが全部やってくれて人間が弱くなっちゃうドラえもんのアニメ思い出すよ」。これは「ドラえもん のび太とブリキの迷宮(ラビリンス)」

 この「のび太とブリキの迷宮」には、なんでもロボット任せにして、歩く事さえままならなくなってしまった人間が登場する。そのためロボットが反乱を起こしても(これは古典的ネタ)何もできない。まあそれでのび太たちが活躍するのだが、それはアニメを見ていただくとして(※1)。


 「機械にまかせる」で最近気になっているのが、記憶の外部化。自分のアタマで覚えないこと。

 ワープロが登場して、漢字が書けなくなった。携帯電話が登場して、電話番号を覚えなくなった。今はスマホが普及して道順や乗り換えを覚えなくなった。もしその「記憶装置」が使えなくなったらどうするんだろう。

 以前このコラムでも書いたと思うんだけど、「記憶」を外に置いたら、「考える」こと自体が貧弱になると思う。【「考える」ためにはたくさんの記憶が必要なことがスルーされている】。

「覚えることを肩代わりさせる」のは最近だけど、「動くことを肩代わりさせる」のはずいぶん以前からある。掃除機とか洗濯機とか、食洗機とか家電は主婦の仕事を肩代わりだし、バイクやクルマは動くことを肩代わり。


 で、クルマの場合何がひっかかったかというと、大事な「判断」を肩代わりさせてるなあってこと。

 目の前に障害物があると目で確認して、ブレーキをかける。ハンドルを切る。これはふつうは運転する人が「判断」して行動している。で、「車の運転」が直接人の命にかかわることだってことがひっかかっている。だからこそ障害物があっても自動的に止まってくれるから安全、という発想で作られているわけだけれど、それに慣れてしまったとき何が起こるのか。

 自分の目で障害物を確認してよけるという発想をしなくなっているところに、何らかので理由その「自動」が作動しなかったら。。。

 考えすぎなのかもしれないけど、何かもやもやした不安が湧いてくる。


 まあ、他にもいろんな判断する機械、人がいるいないを判断して風を送るエアコンとか、洗濯物の汚れを判断して選択時間を調節する洗濯機とか、いろんな便利家電がすでにある。

 これらは万一故障しても直接人命にはかかわらないかもしれないけど、たとえば洗濯だったら、どれくらいの汚れだったらこれくらいの時間、これくらいの洗剤量で洗う、というノウハウが、すでにわからなくなっているよね。

 

 ちなみに、クルマのCMではもうひとつ、不安を感じるものがある。

 それは、ネットとGPSを使い、さらにスムーズに運転できるようにするというイメージCM。どこで渋滞

が起こっているかを調べて誘導してくれる機能。しかしどうも私自身はそういう「おまかせ」がむずむずする。

 もちろん、現実には頼る。非常に便利だから。


 ただ、妄想にも近い不安が出てくるのだ。だれかが悪意を持ったプログラムをネットワークに流したら? 自分のナビが乗っ取られてしまったら(操作不能になったら)?


 仕事場のパソコンの無線LANリストには、なんと20ものネットワーク名が並ぶ。それだけ目の前の空間に電波が飛び交っているのだ。実際、無線LAN対応プリンタは<電波が混雑している>ためにしょっちゅう途切れ、めんどくさいので有線(ケーブルを繋ぐ)にしたくらい。大勢が使えばネットはパンクすることもあるのだ。そうしたら、ネットを使った「自動」は役に立たなくなる。


 「便利さ」に頼るのは仕方がないけれど、常に「もしこれが無くなったら」という意識を持っていたいなと思っている今日この頃。

  

※1

「のび太とブリキの迷宮」では、人間がロボットから世界を取り戻し、一からやり直そうという感じで終わる。ちなみにドラえもん劇場版は、子どもが小さな頃映画館で見て、その後他のも見ようとしてはまり、ほぼ全部の作品のビデオをさかのぼって買ってしまった(もちろん今はDVDボックスがある(^_^;))。藤子・F・不二雄氏が直接かかわっている時代(第1期と言われている)の「大長編ドラえもん」は、文句なしにおもしろい。だから最近当時の作品がリメイクされている。「映画 ドラえもん」で検索してみれば、いくらでも情報が出てくるのでぜひ。

↓ウィキペディアのURL

http://ja.wikipedia.org/wiki/ドラえもん_のび太とブリキの迷宮


「街の音LIVE」のこと(告知)

 今週末(6月8日、9日)に、草加駅周辺でかなり大規模な音楽のイベントが開催される。

 カーソン広場(ヨーカドー前広場)と、ボードステージ(草加駅東口からまっすぐ、マルイを通り過ぎた先)、西友草加店駐車場の3箇所で、アーティスト達のライブが同時開催されるのだ。今年で「音楽都市宣言20周年」、しかけ人はFADE IN Sound production」のKenny さんこと延賀さん。

 ライブレストラン「Fade in caf?」をご存じの方もいらっしゃるだろう。昨日、「Fade in caf?」にランチに伺ったら、幸運にもお会いすることができた。

(ランチ時間にいらっしゃることはあまり無いのだ)


 草加市はせっかく「音楽都市宣言」をしているのに、あまり知られていない。

 東京に近くて、しかも暮らしやすい、草加の町を音楽でもっともっとアピールしたい。

 ともかく、実績をつくろうと今回のイベントを進めてきた。すべてはこれから。


 この先の夢をたくさんお話ししてくださってどきどきしたけれど、詳しいお話は、今年中に組む予定の「音楽特集」で伺おうと思う。


 以下、出演されるアーティストのYouTubeを探せた範囲でご紹介。


4you http://www.youtube.com/watch?v=G_H1zwEtVoA

BRAIN D HEROZ  https://www.youtube.com/watch?v=JJnDXf7GyrA

CHITTA http://jp.myspace.com/chitta.melody

LUV http://www.youtube.com/watch?v=-7MYJ-zG9ew

Maiko Uegaki https://www.youtube.com/watch?v=j51tYubHDMY

Marquree Marblish BAND https://www.youtube.com/watch?v=QZGsmKH8Hlk

ONE TRICK PONY https://www.youtube.com/watch?v=SjBo1YvG9_A

NOXAH(ノア) https://www.youtube.com/watch?v=dOCJ5t3iO4Y

アキダス https://www.youtube.com/watch?v=uU02nUeNMSo

オクノクラモチ https://www.youtube.com/watch?v=xcAO29fKLsw

ききまたく https://www.youtube.com/watch?v=-E1-6F9wSoU

ソノン http://www.youtube.com/watch?v=JE3m3uA_RRw

タキザワユキヒト http://www.youtube.com/watch?v=T7w4vS5wAxk

トランヂスター http://www.youtube.com/watch?v=dS3b8_ICqbA

はなおと http://www.youtube.com/watch?v=yDaPV06vjMI

ぽろん http://www.youtube.com/watch?v=lUWPJc8406E

大澤加寿彦 https://www.youtube.com/watch?v=WrHuS0JpwIY

土田聡子 http://www.youtube.com/watch?v=LhaTbPpqcPw

藤岡リラ https://www.youtube.com/watch?v=uYdxc7iOnhc

裕里菜 https://www.youtube.com/watch?v=yNsimH6szo0



※街の音プロジェクト

https://www.facebook.com/pages/街の音プロジェクト/134994826695867


※(補足1) 上記URLはメールマガジン発行当時のURLで、切れている可能性があります。

※(補足2) このイベントの主催は以下の通り

  主催:"街の音"実行委員会

     フェードインカフェ Bean's Company ZOOLMUSE 映画流


フェードインカフェ

http://www.fade-in-cafe.jp/

Bean's Company

http://www.beanscompany.net/

ZOOLMUSE

http://www.youtube.com/watch?v=OwOfC0EilkA

映画流

http://kaku3.blog56.fc2.com/



パリポリくん 観光大使になる

 こちらはニュース。

 先日、せんべい生産者組合のイメージキャラクター「パリポリくん」が草加市の観光大使に任命されたというニュースが各新聞の地域版に取り上げられていた。


http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130531-OYT1T01524.htm


 誕生が2004年で、今でも現役「観光大使」としての役割を果たしているんじゃないかと思ったのだが、よく考えたら「観光」という言葉が入った点が新しいのだった。


 しかし、草加市は「観光都市」というよりは、「生活する街」のイメージが強い。 

 仕事場も学校も東京だけど、でも都内は家賃高いから草加に住んでいるという人、要するに「埼玉都民」と呼ばれる人が多く住む街だ。


 さて、「パリポリくん」は「観光都市草加」をどれくらいアピールできるだろう。


「街の音LIVE」1日目。

 前号で「告知」させていただいた、6月8日・9日に草加駅周辺で行われた街中の音楽ライブ「街の音(まちのね)LIVE」。

 8日は1日中カーソンプラザ(ヨーカドー前の会場)をうろうろしていた。

 雨が降らなくて良かった、かもしれないが、逆に「真夏」の太陽光が降り注ぎ、演奏している人はとても暑そうだった。私も暑かった。


 何人かの出演者さんが、「外でやるって気持ちいい」と話していたのが印象に残った。

 ライブハウス的なところは狭い暗い空間。ただ、その空間には基本的にそのアーティストが好きなファンが居るもので、そういったファンが少なく、「ついで」の人がとっても多い「街角ライブ」は難しいだろうなと思った。


 もうひとつ、今回のLIVEの3つの会場の状況の違いがおもしろかった。

 カーソンプラザでは、かなりの音量で迫力の演奏をしても問題はない。もともとイベントスペースだし、背後にあるのは大きな商用ビルで大音量も問題ない。ビルが壁になり、向こう側には意外なほど音が漏れない。

 しかし、他のボードステージと西友駐車場は開けた空間で、近くに民家がある。イベント仕掛け人の1人、「映画流」の吉田さんは、「問題は最初に出ちゃったから」と表現されていた。音が大きいという苦情には、初期の段階で対応できたってことだが、この違いは、音楽の質の違いでもあった。

 アコースティックギターの引き語りタイプのアーティストはそれほどライブに差は無いが、ロックなグループは演奏、曲目を変えていた。両方出演していたアーティストは、それだけ器用で実力があるということだ。


 ただ、ひとつだけ残念なことがある。こうした同時多発的なライブは、「街中に音楽が溢れる」というところがとても素敵なんだけれど、1人で全部を聞くことができない。こればっかりは仕方が無いけど、

 でも、やっぱり全部を、最初から最後まで聞いてみたいよ。



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