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初めてのギリシア神話入門~オリュンポス十二神篇~

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初めてのギリシア神話入門~オリュンポス十二神篇~

はじめに

 

 世界には数々の神話がありますが、ギリシア神話は西欧文化の根幹をなしているものであり、私たち日本人にも馴染み深い神話でもあります。

 私たちが知っているものでもギリシア神話から取られた名称のものは数え切れないほどあります。平原綾香さんの曲「Jupiter」はギリシア神話のゼウスの英語名であり、木星という意味もあります。スポーツメーカーの「ナイキ」は勝利の女神ニケの英語読みから取っています。

 それ以外にも「タイタニック」は巨人の神ティターン(英語読みはタイタン)から来てますし、「ナルシスト」はギリシア神話に登場するナルキッソスという人物から来ています。

 このように、何気なく使っている言葉にもギリシア神話から由来しているものがたくさんあります。

 世界中で最も親しまれているといっても過言ではないギリシア神話。これを題材に絵画や彫刻、演劇など数々の芸術作品が作成され、現代ではマンガやゲーム・映画などにもギリシア神話にちなんだものが少なくありません。

 

 ギリシア神話の始まりは口承文学でした。紀元前20世紀~前15世紀のころ、エーゲ海南部にあるクレタ島に栄えたクレタ文明がその始まりでした。その後紀元前15世紀~前12世紀にかけてギリシア本土のミュケナイ文明へと引き継がれていきました。ミュケナイ文明は紀元前12世紀ごろに衰退し始めます。他民族の進入という説がありますがはっきりとはわかりません。そして暗黒の時代といわれる数世紀が過ぎ、紀元前八世紀頃にホメロスとヘシオドスという二人の詩人がギリシア神話を文学として残し、その後も三大悲劇詩人と呼ばれる、アイキュロス、ソポクレス、エウリピデスたちによる作品が、ギリシア神話を現代の形へと整えていきました。

 紀元前4世紀頃にはギリシアの国力も衰え、マケドニアの支配下とされます。そのマケドニアの王アレクサンドロスが東方遠征を行い、ギリシア文化は広く世界中に広まりました。ギリシアとオリエントの文化が影響し合い、ヘレニズム文化が生まれていったのです。

 その後ギリシアはローマ帝国の属州となり、ギリシアの文化を積極的に取り入れたローマは、自国の神々とギリシア神話を結びつけ、ローマ神話を構成していきました。以降西欧文化はギリシア神話を取り入れたローマ文学によってギリシア神話に親しんでいくことになります。

 

 本書ではそのギリシア神話の中の、世界の始まりの個所と、ゼウスが率いるオリュンポス十二神の部分をご紹介します。

 破天荒な神々によるギリシア神話の面白さを堪能してください。


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