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算命学余話 #U12玄 (page 1)

 算命学でいう人体図はタテ・ヨコ3マス、合計9マスのマス目の中に8つの星を書き込んだ形になっておりますが、右肩(向かって左上)は空欄で何も書き込みません。通常の鑑定ではここは必要ないからです。

 では通常でない場合は必要なのでしょうか。この右肩の意味について時折質問が寄せられるので、不思議に思っている読者も幾らかおられるようです。

 

 私が知る限りでは、例によって算命学の流派によって右肩の処理は異なるようです。大抵は空欄ですが、ごく稀にここを埋める手法の所もあり、〇〇星という星の名前を入れているのを見たことがあります。その根拠は私には判りませんが、算命学は理詰めの思想ですから何か確たる意味があってそうしていることは間違いありません。

 

 私の手法ではここには五行に対応する五徳、或いはそれに対応する五聖獣を入れます。五種類のうちのどれを入れるのかその算出法は至って簡単ですが、広く知られていないのには理由があります。それは鑑定者が知っているのは問題ないのですが、依頼人(本人)が知るのが好ましくないとされているからです。

 考え方は様々ですし、上述のように流派によっては全く異なる算出法や意味を持たせている場合もあるので、ここではあくまで考え方の一例として紹介します。

 

 「本人が知るのは好ましくない」というのは鑑定人から見た良心の言葉なのですが、その理由は、この右肩がその人本人とは別人格である先祖の意志の係わる場所という考えに基づき、本人はその先祖の思いや作用を知らずに生きていく方が望ましいとされているからです。つまり人は必ず両親とその両親に繋がる、過去に延々と遡る無数の先祖を持っており、その目に見えない恩恵や因縁を背負っている、それが右肩であり、そうした遠い過去のしがらみを意識せずに生きた方がその人自身の星は輝くという意味で、右肩は本人が知らない方が良いとされているのです。

 

 従って通常の鑑定では右肩の算出は必要なく、依頼者本人にプラスになる助言が求められているなら尚更右肩は当人に伝える必要がない、むしろ伝えない方が良い、というのが私の採用している手法での考え方です。そういうわけですので、鑑定者が技法として知っている分には構わないのですが、鑑定者とて人間ですから当然自分の鑑定だってするでしょうし、技法を知ったからにはまず自分自身の宿命で試すはずです。私も試しました。そしてそれを知った瞬間から、その有難い先祖の恩恵は受けられなくなる、という認識で間違いありません。「知らなければ良かった」。そういう類の技法です。

 

 以上を踏まえた上で、それでも知りたいという方に限り、この先をお読み下さい。通常の「余話」は100円と安価ですが、今回はこのような事情から「算命学の鑑定者を目指した読者」に限定したく、読者制限の意味を込めて割高になっております。特にいつもより分量が増えているわけでもなく、正直あまりお勧めできません。本当に必要と感じる方のみご購読下さい。


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最終更新日 : 2013-05-25 12:17:27

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