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おわりに

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 この「失われた20年」は、私のコンサルタント生活とちょうど重なる。新進気鋭のコンサルタントとしてクライアントを駆け回っていた頃 (今もWillとWisdomは変わらないと思っているが)、クライアントや社会の事象を点としてしか見ていなかったと思う。
20年後の今、つぶさに振り返ってみるとその点として捉えていた事象や課題が線として、あるいは面として繋がって見え、課題間の関係性や複雑性がようやくシステム思考的に捉えられ、より具体的なソリューションが見えるようになって来た。まさに、これからがビジネスコンサルタントとして本領を発揮できると確信する。
 待てよ、コンサルタントという言葉は相応しくない。これまでのコンサルタントが口にして来たことは今や書店の棚、インターネットに満ち溢れていて、本当にクライアントに感動を与えるような価値は、ファシリテーション、コーチング、チェンジエージェントという類かもしれない。龍馬に剣術を教えた北辰一刀流の千葉定吉や勝海舟は今風のコンサルタントではない。龍馬が志(Will)と知(Wisdom)を高めていくプロセスでの「師匠」といえば、少々口はばったいだろうか。

 次回作では、日本復活への具体的な方策について、また一緒に考えてみたいと思う。是非楽しみにしてもらいたい。


最終更新日 : 2010-10-14 17:29:27