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序文

甘〜い香りの漂うco le jinseでの料理教室で

サソリの一撃を受けた桃世さん。

救急車で運ばれる事態になりました。

人生最大の痛い思いをした桃世さん。

そのわけは・・・・・?

サソリ!?


オーロラさんは、オレオを撫ぜながら、しばらく目を閉じた。


サソリの一撃

今日のメニューは、冷たい桃風味のヴィシソワーズ。

桃のあま~い香りに誘われます。


桃世さんは、棚の生クリームを取ろうとして、テーブルの角に足をぶつけた。

その後数分もしないうちに、足首を押さえてうずくまった。

「痛いー!痛いー!何だかわからないけど、急にいたくなったの!! いたーい!」

今まで経験した事がない痛さに、ただ叫ぶだけだった。

料理教室は大騒ぎ。

「桃世さん、桃世さん、どうしたの?」

「いたーい!いたーい!」

「足?足が痛いのね!立てる?」

「誰か、救急車を呼んで頂戴!早くね!」

ピーポ ピーポー ピーポ ピーポ-



オーロラさんとオレオは、見ていた。

そして、オーロラさんは、呟いた。

「黒い煙がもくもくと上がり、桃世さんに近づいて行ったわ。あれは、きっと、、、、」



一時間もしないで、桃世さんは戻ってきた!

救急車で運ばれたはずの桃世さんは、一人で歩いて帰って来た!


「皆さん、お騒がせしました。」

けろっとして、戻ってきた!


教室に居た人達は、一斉に彼女の足に目をやった。

ギブスもない、包帯もない、傷もない、何ともない?

「桃世さん、足は?………」

「桃世さん、歩けるの?!」

「桃世さん、、、、?」

「レントゲンも撮ったし、捻挫でもないのよ。なぜあんなに痛んだのか、原因はよくわからないのよ。何故かわからないけど、あの後、病院に着く頃に痛いのが治ってしまって、、

あんなに痛かったのに、なんだったのでしょう?訳がわからない。」



オーロラさんは、オレオを撫ぜながらしばらく目を閉じた。

「桃世さん、誰かにひどい事言わなかった?」

「えっ?」

オーロラさんは、桃世さんの足をじっと見て言った。

「まったく何を言ったの?すごい怨みを買ってるわ!

その怨みが、邪気になり、何かこう形を変えて、そうね~サソリとでも言いましょうか~

あなたに、襲いかかったのよ。」

「サソリ・・・・ですか」


オーロラさんは、皆を見回して、続けた。

「人の口って、怖いわよー!」

落ち込む桃世さんに、オーロラさんが、なぐさめの言葉をかけてくれた。


「足で良かったわね。心臓に、ガブリだったら、イチコロよー!」

「良かったって・・・・・・・・。イチコロ!?」



桃世さんは、美味しいスープも、喉を通らなかった。そして、


オーロラさんの言うとおり、口には、気を付けようと決心したのである。


奥付



オーロラさんの館

サソリの一撃


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著者 : フルーツとタルト
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