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〈あとがき〉

 本作は、私の「近未来太陽系シリーズ」の長編3作目。
 書いた順番からいくと、「ヴァージン・ヘルメス」「エターナル・ラヴ」「パンドラの惑星」となるが、それぞれの物語で前後関係は異なる。
 3つの作品で、ちょっとだけ関係する記述がでてくる。そのへんを探してみるのも一考かと。
 また、短編の「黒猫のヒゲはロマンティックにふるえる」「生霊の書(ソウルウェア)」も、背景としては同じだ。なお、短編の販売は、パブーkoboのみでの扱い。

 本作の初稿を書いたのは2002年だが、今回の電子ブック化のためにリライトした。大筋は変わらないが、細かいところをちょこちょこと修正した。
 初稿から十年あまり経っているので、もはや他人の作品のようだ(笑)。自分でも忘れていた部分があり、こんなこと書いてたんだ……と感心してみたり。

 書いていた頃のことを思い出したが、あるシーンで涙を浮かべながら書いたシーンがある。頭の中にあるイメージと、文章として表現できていることにはギャップがあるものだが、この作品は思い入れが強い。
 宇宙規模のスケールだけはデカイが、果たしたそれがどれだけ伝わっているか……。

 私は宇宙を冒険する物語が好きだ。
 「Star Trek」とか「Star Wars」、古くは「宇宙家族ロビンソン」などは、夢中になって見たものだ。
 宇宙を誰でも冒険できる時代に生まれていたら……と、子どもの頃から夢想した。その夢想を形にしたのが、一連の作品だ。

 本作は、ハードSFでありながらラヴストーリーになっている。
 ハードSFの部分は、知りえる知識をつぎ込んだ。かなり無茶な部分もあるが、まぁそこは物語としての誇張だ(笑)。
 ラヴストーリーの部分は、未来でも人間の本質は変わらないと思っている。

 私の電子ブックのすべてに共通したことだが、カバーイラストは私が描いている。小説を書き、カバーイラストも描く……という作家は、あまりいないように思う。
 今回のイラストは、描き下ろしだ。手描きとCGを組み合わせているが、制作期間は2日。なかなかいい仕上がりになったと自負している(笑)。

 ともあれ、彼らとともに宇宙を旅してもらえたら幸いである。

諌山 裕
(2013年4月)

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