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へっぴり嫁ご ~銃後のまもり~

へっぴり嫁ご 銃後の守り

 

「おかあちゃん、おなかすいたよう」

 かずこちゃんがおなかをおさえていいました。

「それじゃあ、おかあちゃんのおイモをおたべ」

 そういってかずこちゃんのおかあちゃんはふかしたおイモをくれました。

 いまはせんそうで、白いごはんはへいたいさんでもたべられません。

 おイモがたべられるだけでもしあわせなのです。

「でも、おかあちゃんはいいの?」

 かずこちゃんがたずねると、おかあちゃんは

「おかあちゃんね、おイモをたべるとね、みんなにめいわくをかけるからたべられないのよ」

 と、すこしさみしそうにわらいました。

 

 そのとき、そとでサイレンのおとがなりひびきました。

 アメリカのひこうきがばくだんをおとしにきたのです。

「はやくぼうくうごうへかくれなきゃ」

 ふたりはそとへでて手をつなぎ、ぼうくうごうへとはしりました。

「あ、おイモが!」

 かずこちゃんがもっていたおイモをおとしてしまいました。

 だいじなだいじなおかあちゃんがくれたおイモです。

 かずこちゃんはおかあちゃんの手をはなしておイモをとりにもどりました。

 

そのときです。

 ひこうきのおとしたばくだんが ちかくでばくはつしました。

 

「ああっ、かずこ!」

 おかあさんはほのおのなか、いっしょうけんめいかずこちゃんをさがしました。

 すると、がれきの下でかずこちゃんはうごかなくなってしまっていました。

 その手にはおイモがしっかりとにぎりしめられていました。

 

 おかあさんはくちびるをかみしめ、めをみひらいてそらをみあげました。

 

 そしてかずこちゃんのもっていたおイモをつかむと、むしゃむしゃとたべました。

「おい、あんた、こんなときにイモなんてなにしとるんだ。火にまかれてしんでしまうぞ」

 たけやりをもったじけいだんのおじさんが、おかあさんにこえをかけました。

 

おかあさんはおじさんのもっていたたけやりをとりあげると、それにまたがりおなかにちからをいれました。

するとどうでしょう、おかあさんのおしりからものすごいいきおいでおならがふきだし、そらにとんでいくとあっというまにみえなくなりました。

 

「こちらレッドリーダー、バーベキューパーティーはお開き、これより帰投する」

「機、機長! 七時方向より何か近づいてきます!」

「バカな! 高度三万フィートだぞ! ジャップの飛行機がここまで上がってこれるはずがない」

「し、しかし」

「ええい、対空戦闘用意だ! 打ち落とせ」

「機、機長……あれは、人間ですほうきにまたがって、魔女です!」

「弾幕を張れ! この機には近づけるな」

「くそっ! はやい! ああっ! 来るな、来るな……」

 

 じけいだんのおじさんがそらをみあげていると、おかあさんがとんでいったそのさきで、なにかがひかったようにみえました。

「ああ、こんなせんそうなんて早くおわってしまえばいいのに……」

 じけいだんのおじさんはそうつぶやくと、どこかへとかけていってしまいました。

奥付

ちょこぼーる加藤の本

 

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著者 : チョコボール加藤
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