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へっぴり嫁御と3人のだんな様

むかしむかし、あるところに
とても器量のよいおならという娘がおりました
この娘、器量良しではありますが、
なぜか彼女に言い寄ろうとする村の男
一人もおりませんでした。
器量よしが独り身でいるという話を聞きつけまして
隣の村からおならの元へ三助という男がやってまいりました。
オレァ隣の村の三助だ、わらの家さ住まいして、
手間取りして何とか食ってるオラだけんど、いがったら嫁コさ来てけんにぇが」
「こんな私でよかったら・・・」
こうして二人は夫婦となりました
 
さて一緒になってしばらくしたある日のことです
おならがおなかを抱えて青い顔をしています
「なじょしたおなら? あ、さてはおぼごでも出だが?」
「ほだなでねぇの ただ腹が張って・・・」
「なんだぁ 屁ぇガマンしったなが 遠慮なしねで したらいいべした」
「んだげんど」
「いいがらいいがら」
「・・・・・・ほだらば」
ボイン!
おならがおならをぶっ放すと、その勢いのすごいごど
わらでこしゃった三助の家 
きれーに吹っ飛ばしてしまったっけ
おかげでごしゃいだ三助に出してやっらっちゃど
 
ならはひとりとぼとぼと歩いているど
見かねた次郎が家さ上げで
いづのまにが一緒に住むようになったんだど
「なるほどなぁ 三助のどごでそだなごどあったなが」
「・・・はい」
「あだな、屁でふっとぶような
ぼろ小屋がら出でこらっちぇ
かえっていいがったておもわなンね
その点うちは心配すっこどねぇぞ
みでみろこの立派な床柱 
どれためしに一発かましてみろ」
「んだげんど・・・」
「いいがらいいがら」
「・・・んだらば」
ボイン!
おならがおならをぶっ放すと、その勢いのすごいごど
次郎の家のご自慢の柱もへし折って
きれーに吹っ飛ばしてしまったっけ
おかげでごしゃいだ次郎に出してやっらっちゃど
 
おならはひとりとぼとぼと歩いているど
見かねた庄屋さまが家さ上げで
いづのまにが一緒に住むようになったんだど
「なるほどねぇ
んだげんど御覧なさい 立派な蔵だべ
なじょな風ふいでもびくともしね蔵だ
ここで住まいしてっと屁ぇなガマンしてっこどねぇ
どれためしにひとづ ぶってみろ」
「ほんだげんど・・・」
「かまねがらひとづ ほれ!」
「んだらば・・・」
ボイン
 
確かに蔵は立派で、ぼっこわっちゃりはしねがった
んだげんど 庄屋様のところでうまいごっつぉいっぱいごっつぉなったがら
そのくさいごどくさいごど
あんまり丈夫な倉だもんだがらくさいにおいが逃げてがねくて
庄屋様とおならは 
息つかんにゃぐなって死んでしまったっけど
 
んだがらみんなもコタツで屁ぇたれっとぎは
ネコ入っていねが気い付けでさんなんねんだぞ
 
どうびんと

暗い森の魔女と焼き芋の家

暗い森の魔女と焼き芋の家

 

むかしむかし、森のそばにまずしいきこりと二人のこどもがすんでいました。

ある日きれいなわるい女の人がやってきて、お父さんは彼女にむちゅうになりました。

女の人はお父さんをそそのかすと、二人のこどもを森の中にすててくるようにと言いつけました。

 

二人は森の中をとぼとぼと歩いています。

だんだん暗くなってきました。

「お兄ちゃん、おなかがすいたよう」

妹が言いました。

「ん?あっちから何かいいにおいがするぞ」

お兄ちゃんが森のおくを指さしました。

二人がにおいをたよりに歩いていくと……

 

なんと大きな焼いもの家があるではありませんか。

おにいちゃんはごくりとつばをならしてそのやきいもに手をのばします

むらさき色の皮をむしってみると、

こがねいろのほっくりした実が中からあらわれ

香ばしくて甘そうなかおりがいちめんにひろがっていきます。

ふたりはもうガマンできません

たまらずムシャムシャとやきいもを食べはじめました。

 

「コラ!おまえたち!」

とつぜんしわがれた声がします。

ふりかえると、そこにはおこってかおを真っ赤にした魔女が立っていました。

「あたしの大事なやきいもの家を食べちまうとはなんてやつらだ!かわりににお前たちを食っちまうぞ!」


ふたりは大あわてで魔女からにげ出しました

しかし、魔女はランプをかざしながらしつこく追いかけてきます。

「あそこにかくれるんだ!」

おにいちゃんはおおきな木のうろを見つけました。

ふたりはあたまからそこにかくれました。

 

「どこだ?どこだ?」

魔女は二人を見失いました。

でもすぐ近くにいるようです。

「おにいちゃんおなかがくるしいよ。おならがしたいよ」

「バカ! 大きな音出すな、見つかるぞ!」

言われて妹はスーっと音を立てずにおならをしました。

そのくさいことくさいこと。あまりのくささにお兄ちゃんは

「ゲホッ!ゲホッ!」とむせかえりました。

「そのあなの中かぁ!」

魔女は二人のいどころに気がつきました。

あまりのこわさに気がぬけて、お兄ちゃんの体の力がゆるみ、ブーーーーッと大きなおならが出てしまいました。

「みつけたぞぉ」

魔女は木のうろに近づきました。暗いので持っていたランプを近づけて中をのぞきこんだそのときです。


ドカーーーーーーーーーン!

おならにランプの火がついてばくはつをおこしました。

魔女は火につつまれて焼け死んでしまいました。

いっぽう兄妹はというと、ばくはつの力で大砲のようにポーンと空へと飛ばされました。

 

そのころ兄妹のお父さんは二人を森の中においてきたことをとてもくやんでおりました。

わるい女の人はおいだしてしまっておりました。

そのとき外につんであったわらの山になにか大きなものがおちるような音がしました。

びっくりして見に行ってみるとそこには二人の姿がありました。

お父さんは泣きながら二人をだきしめて言いました。

「おまえたちがいなくなって、私のいちばんのたからものがなんなのかやっと気がついたよ。バカなお父さんをゆるしておくれ! ごめんよヘーデル。お帰りクセーガス」

ヘーデルもクセーガスもお父さんにだきついてうれしなみだをながしました。

こうして三人はすえながくしあわせにくらしたということです。


へっぴり嫁ご ~銃後のまもり~

へっぴり嫁ご 銃後の守り

 

「おかあちゃん、おなかすいたよう」

 かずこちゃんがおなかをおさえていいました。

「それじゃあ、おかあちゃんのおイモをおたべ」

 そういってかずこちゃんのおかあちゃんはふかしたおイモをくれました。

 いまはせんそうで、白いごはんはへいたいさんでもたべられません。

 おイモがたべられるだけでもしあわせなのです。

「でも、おかあちゃんはいいの?」

 かずこちゃんがたずねると、おかあちゃんは

「おかあちゃんね、おイモをたべるとね、みんなにめいわくをかけるからたべられないのよ」

 と、すこしさみしそうにわらいました。

 

 そのとき、そとでサイレンのおとがなりひびきました。

 アメリカのひこうきがばくだんをおとしにきたのです。

「はやくぼうくうごうへかくれなきゃ」

 ふたりはそとへでて手をつなぎ、ぼうくうごうへとはしりました。

「あ、おイモが!」

 かずこちゃんがもっていたおイモをおとしてしまいました。

 だいじなだいじなおかあちゃんがくれたおイモです。

 かずこちゃんはおかあちゃんの手をはなしておイモをとりにもどりました。

 

そのときです。

 ひこうきのおとしたばくだんが ちかくでばくはつしました。

 

「ああっ、かずこ!」

 おかあさんはほのおのなか、いっしょうけんめいかずこちゃんをさがしました。

 すると、がれきの下でかずこちゃんはうごかなくなってしまっていました。

 その手にはおイモがしっかりとにぎりしめられていました。

 

 おかあさんはくちびるをかみしめ、めをみひらいてそらをみあげました。

 

 そしてかずこちゃんのもっていたおイモをつかむと、むしゃむしゃとたべました。

「おい、あんた、こんなときにイモなんてなにしとるんだ。火にまかれてしんでしまうぞ」

 たけやりをもったじけいだんのおじさんが、おかあさんにこえをかけました。

 

おかあさんはおじさんのもっていたたけやりをとりあげると、それにまたがりおなかにちからをいれました。

するとどうでしょう、おかあさんのおしりからものすごいいきおいでおならがふきだし、そらにとんでいくとあっというまにみえなくなりました。

 

「こちらレッドリーダー、バーベキューパーティーはお開き、これより帰投する」

「機、機長! 七時方向より何か近づいてきます!」

「バカな! 高度三万フィートだぞ! ジャップの飛行機がここまで上がってこれるはずがない」

「し、しかし」

「ええい、対空戦闘用意だ! 打ち落とせ」

「機、機長……あれは、人間ですほうきにまたがって、魔女です!」

「弾幕を張れ! この機には近づけるな」

「くそっ! はやい! ああっ! 来るな、来るな……」

 

 じけいだんのおじさんがそらをみあげていると、おかあさんがとんでいったそのさきで、なにかがひかったようにみえました。

「ああ、こんなせんそうなんて早くおわってしまえばいいのに……」

 じけいだんのおじさんはそうつぶやくと、どこかへとかけていってしまいました。

奥付

ちょこぼーる加藤の本

 

もっと下ネタを楽しみたいというあなたは

第3回世界カンチョー選手権 

インターネット動画を媒体として盛り上がりを見せる世界カンチョー選手権がついに日本へ上陸!

白熱の準決勝以降の実況をリポートします。もちろんフィクションです!

http://p.booklog.jp/book/39361/read

 

ミリタリー趣味のあなたは

戦場はメリークリスマス

クリスマスイブの夜サンダースにたくされた指令とは?

http://p.booklog.jp/book/62866/read

 

まともな話は書けないのか!というあなたは

まほろば天女ラクシュミー 1~8総集編

わたし冬咲ぼたん。中学二年生。

退屈な田舎町を抜け出すには、勉強して、町の大学に行かなきゃ!

って学業の神様「亀岡文殊堂」にお参りに行ったら……わたしがこの町を守る美少女戦士ラクシュミーに!?

http://p.booklog.jp/book/57534/read

 

まほろば天女ラクシュミー 9話

文化祭のさなかボタンが迫られる男の子に関する二つの決断。

http://p.booklog.jp/book/76691/read

 

まほろば天女ラクシュミー 10話 最後の戦い

大晦日の夜、亀岡文殊堂で最終決戦だと気合を入れる千代ちん、しかし…… 

http://p.booklog.jp/book/77788/read

 

 


おなら三「ブッ!」作


http://p.booklog.jp/book/69551


著者 : チョコボール加藤
著者プロフィール:http://p.booklog.jp/users/cbkato7108/profile


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