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平成3年~平成5年の高校生日記

 高校3年間、自称プロ戦場特派員として、特に何もしてません。

 

 だって、中2で永久就職先、自称プロ戦場特派員業に内定が決まったというか、本採用されちゃった中学デビュー組ゆえ、まあ、もっと厳密に言えば、自称プロ戦場特派員に就業済み状態で生まれたわけだから、「年齢=自称プロ戦場特派員歴」で中2時点で14年目のベテランなのだが、話が複雑になるので知らんぷり。

 

 だって、仕方ないじゃない、中2で自称プロ戦場特派員と運命の出会いをした瞬間に、「そういや、俺って生まれつき自称プロ戦場特派員だったわ。いやいや、今の今まで14年間も忘れてたや。うっかりうっかり」と悟っちゃったんだから。

 

 ああ、俺は生まれつき自称プロ戦場特派員だったんだ。

 つまり、いずれ大きくなったら、自称プロ戦場特派員になる運命を背負っているなんてチンケなレベルと別次元で、もうこちとらこの世に生まれ落ちた瞬間から一端の自称プロ戦場特派員だったんだよん、バブゥ~。

 

 憧れだ尊敬するだ好きだの自称プロ戦場特派員なんか人っ子ひとりいない。

 現時点でも俺が把握する限りでは、自称プロ戦場特派員は俺しかいないけど。

 てか、そんな目標の目指すべき対象がいるなら、別に自分がその後追いの猿真似する必要なんてないじゃん。

 

 まあ、俺は歌舞伎役者の家に生まれた長男みたいなもんですわ。例えとは言え、歌舞伎役者なんかと一緒にされるのはアレですけど。

 歌舞伎役者の長男なら周りがワーワー言ってて、あれやこれやと凡人でも歌舞伎役者に慣れる先祖代々のマニュアルを教えてくれるんだろうが、如何せん、俺はなにぶん初代なもんだから、自分が生まれつき自称プロ戦場特派員と教えてくれる人すら誰もいなかったから、14年もかかって、自ら悟るしかなかったわけよ。

 

 そういうわけで下積み期間もなし。産まれた瞬間にいきなりプロになってんのに、プロになるための下積みなんてしたくてもできねえだろ。

 今のところ、後にも先にも俺だけ手本とすべき先達者もライバルも弟子もいない。

 

 まあ、ナチュラルボーンボクサーだって、いつかはグローブの買い方やはめかた、ボクシングのルールなど事務的なことは覚えるわけだから。

 

 ナチュラルボーン自称プロ戦場特派員だって、パスポートやビザの取り方やカメラの使い方、取材のイロハなどの七面倒臭い事務的なことを覚えなきゃいけないからやっておけばよかったが、高校生があえてやるわけないだろ、そんなこと。

 

 まあ、とにかく中卒で本格的に自称プロ戦場特派員として働き出すのになんら不都合はなかったが、そんな活動期間が若い頃の短期限定のアイドルじゃあるまい、まだまだ若い身空で専業労働者なんかにはなりたくなかった。

 

 自称プロ戦場特派員稼業は一生モノの仕事、どうせ死ぬ瞬間まで続けるのだから、生き急ぐ必要はない。

 可能な限り、自称プロ戦場特派員と学生との二束のわらじ作戦でいこう。

 ちょうどド田舎でいろいろ情報を集めた結果、こんなん出ましたことだし。

 

「一端の自称プロ戦場特派員は、とりあえず早稲田くらい中退して、最初から一匹狼のフリーランスになるもんみたいだ」

 というわけで、幸いペーパーテストの才能もそこそこあったので、中卒でいいのに、高校どころか大学にまで行っておこうか作戦発動!

 

「早くバリバリ働きたい」っていうたまにいる異常勤労体質のバカなんかにはなりたくないじゃん。


奥付



平成3年~平成5年の高校生日記


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著者 : 山田夫妻
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