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第十四夜


その日は天の川がきれいな夜でした

お月さま、お月さまと呼ぶ声にこたえると

天の川をはさんで二つの星がかがやいていました

わたしちは一年に一度だけ
この天の川をわたって会うことが
ゆるされたなかよしです
お願いです、わたしたちが天の川をわたれるように
三日月の橋になってください





お月さまはよろこんで橋になり

二つの星はぶじに今年も出会うことができました

二つの星はとてもなかよしだったので

お月さまは二人だけにしてあげようと

ついにすがたをけしてしまいました

第十五夜


お月さまがかくれると

星たちはまた、キラキラとよろこびました

まっくらなお月さまはおもいます

星たちがぼくをキライでも

ぼくは星たちをスキでいよう

ぼくにはたくさんの友だちがいる

ぼくがみんなを大スキでいれば

大スキはどんどんひろがって大きな輪になる

ぼくはみんなが大スキ、みんなありがとう

するとどうでしょう

お月さまの光りは輪になって夜空に広がりました

みんなはうっとりと、星たちもいっしょに

なかよく手をつないぎ

いつまでもお月さまをみつめましたとさ






                            おしまい

この本の内容は以上です。


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