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第四夜


ありがとう!

黒猫がそういった次の日の夜

お月さまのかがやきは

またちょっとだけ大きくなっていました

黒猫はすっかりお月さまがスキになり

お月も黒猫のコトが大スキでした

黒猫はお月さまをスベリ台にしたり

ブランコにしてあそびました





そのたびに黒猫はお月さまに

ありがとうをいいます

すると次の日にはまた

お月さまのかがやきはふえたのでした

第五夜


いくつかの夜がすぎ

黒猫からたくさんの

ありがとうをもらったお月さま

いつのまにかまん丸の半分ほどに

なっていました

そんなある夜

一羽のフクロウがお月さまとごっつんこ

黒猫もニャッとびっくり





フクロウはたいせつなメガネをなくし

こまっていたのです

お月さまと黒猫は夜の空から

メガネをさがしてあげることにしました

第六夜


暗い夜の中でも

今のお月さまの光なら

さがしモノをするのにも

こまるコトはありません

すると夜目のきく黒猫が言いました

あれ?湖を見て!
お月さまが二つうつってる





みんなはジィィッと湖を見ました

ホッホ~!

フクロウはよろこびの声をあげました

湖にうつって見えた二つのお月さまは

フクロウのメガネだったのです

フクロウがありがとうと言うと

お月さまはまた少し丸くかがやきました

第七夜


つぎの夜

メガネをかけたフクロウが

ホホーッ!とさけびました

魔女がくる!

黒猫はサッとお月さまにかくれます





ホウキにのった魔女は

見るからに恐ろしい顔でした

お月さまをにらみつけると

なんだい!まぎらわしい!
黒猫の目と思ったら月じゃないか!

と、いかりました

そして黒猫を見なかったかとたずねながら

お月さまのまわりを

クルクルとホウキで飛びまわりました

第八夜


魔女はやがてピタリと止まると

はあ~っと大きなタメ息をこぼしました

するととつぜんポロポロと泣き出したのです

お月さまもフクロウもびっくり

魔女はいいました

あたしがいじっぱりだから
黒猫ちゃんは家出した
今ごろあのコはおなかをすかせて泣いているかも

そしてお月さまにお魚を二匹あずけました

もし黒猫を見つけたら食べさせてあげて
魔女がごめんなさいしてたと

そういって魔女は東の空に飛んでいきました








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