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第一夜



まっくら夜空

まぶしい満月のいない夜

星たちは大はしゃぎで

キラキラダンスパーティー

まっくらな空だもの

ぼくらのキラキラが

いちばん光ってかがやける

星たちは好きかっていいほうだい

でもホントはこの夜空にも

お月さまはいたのです

生まれたてのお月さま

まだかがやいてはいません

いつか

やさしい光のお月さまになる

そう思いながら

星たちのダンスを

カゲからみつめていました


第二夜


朝になると星たちは

お月さまがいなかったコトに

かんしゃしながら帰って行きました

ホントはぼくはココにいるのにと

お月さまはさびしいんぼ

そしてまた夜になり

夜カラスが一羽飛んできました

すると

ちょっと休ませてと

お月さまにとまったのです





お月さまはおどろき

ぼくのコト見えるの?

お月さまはオイラがとまるのにちょうどいいよ

お月さまはゆうべとちがい

ほんの少しだけ

かがやいていたのです

第三夜


夜カラスは旅の話しをいっぱい聞かせてくれました

お月さまは空から見下ろせば

ほとんど何でも見えたけど

夜カラスの冒険話しに心からワクワクしました

そのお話しはつぎの夜までつづきました

夜カラスは

お月さまとお話しできて楽しかったよ!ありがとう!

そういって旅立っていきました

するとどうでしょう

お月さまのかがやきは

ゆうべよりも大きくなったのでした

そこへ一匹の黒猫がやってきました

ぼくは魔女から逃げてきたの      
      ぼくをお月さまにのせてかくしてください

たいへん!もちろんよろこんで!

ちょうどお空にのぼりはじめたばかりだったお月さまに

黒猫はサッと飛び乗りました







第四夜


ありがとう!

黒猫がそういった次の日の夜

お月さまのかがやきは

またちょっとだけ大きくなっていました

黒猫はすっかりお月さまがスキになり

お月も黒猫のコトが大スキでした

黒猫はお月さまをスベリ台にしたり

ブランコにしてあそびました





そのたびに黒猫はお月さまに

ありがとうをいいます

すると次の日にはまた

お月さまのかがやきはふえたのでした

第五夜


いくつかの夜がすぎ

黒猫からたくさんの

ありがとうをもらったお月さま

いつのまにかまん丸の半分ほどに

なっていました

そんなある夜

一羽のフクロウがお月さまとごっつんこ

黒猫もニャッとびっくり





フクロウはたいせつなメガネをなくし

こまっていたのです

お月さまと黒猫は夜の空から

メガネをさがしてあげることにしました


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