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切断の位置

 それぞれの切断箇所は、サイドケースのボルト位置も考慮します。

と、ゆうのは・・

左側の車軸荷重を左ケースが荷重を受け持ちまし、

また、車重全ての荷重を分散させたいと考えます。

と言っても、変速量の確保も大事です。

 

ヘキサゴンのベルト幅は22ミリ

トライカーは20ミリです。

 

幅が違うので異種の物を共有するのですから、プーリー側とドリブン側とで帳尻を合わせる必要が出てきます。

 

数種類のベルトを用意します。

低速側の設定

ドライブプーリーにウエイトローラーを嵌め、フェイスまでの全体を組み立て、”これ”だと思うベルトをセットしてドリブン側のベルト位置に注目します。

ドリブンプーリーが開いた状態になるなら、低速発進は苦手です。

 

それぞれの切断は長めでしたから、ドリブンプーリーが開いた状態のはずです。

 

エンジン側もしくは、ミッション側のどちらかの長さを1ミリ研削して短くします。

再度、ベルトの位置関係を見ます。

ドリブン側が狭まったはずです。

削った寸法とドリブンの狭まった寸法で、大凡判断出来ます。

 

削り過ぎると元には戻せませんから、何度も何度も繰り返します。

 

もう一つ考えておく必要があるのが、最大変速の関係です。

プーリー側が締まった位置の関係ですね。

”プーリー側が締まった位置”を仮想します。

プーリーとドライブフェイスが密着する位置を再現し、固定した上で、ドリブン側の開き具合を見ます。

 

 低速側と高速側がキッチリ同調するはずが無いので、プーリー側の低速がわの加工を踏まえた上で、帳尻が合いそうな長さに設定していきます。

”あとは野となれ山となれ”ですね☆

 

 

 決定した本体側の長さに合わせて、左のケースを仮接合します。

 

 後ろのケースのクラッチの膨らみに合わせて、前側の寸法を決定していきました。

 

 接合箇所の隙間はクーリングダクトに見立て、整形しました。

 

下記の画像は本体側に2センチぐらいの隙間があります。

前側サイドケースを徐々に切削して寸法を詰めて行きます。

 

 

このユニットはオフセットが多くあるので、補強が必要です。

 

上記の工程で大凡の寸法が出たら、

接合部に当て板を溶接します。

板厚は5ミリです。

THGのアルゴン溶接です。

 

 

 

上下2本の角材は簡易の並行出しの治具です。

この治具は厚みがあるほど理想ですので出来るだけ肉厚のある物を使ってください。

ここでは32x32t1・6の角パイプです。

 

溶接するときは問題ありませんが、冷却時点で素材が収縮します。

冷却時の引っ張る力は相当なものですので、L型アングルのようなものは使わない方が無難です。

 

並行を治具で維持した所で、第一段階の溶接します。

オフセット量が多いので5ミリのアルミ材で補強します。

冷却後治具を外し、サイドケースを組み立て溶接します。

 

 

 

これで大凡のユニットが形のなりました。

次の工程は、フレームにこのユニットを繋ぐ工夫です。

 

 


この本の内容は以上です。


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