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表紙画像はDIGクリエイティブアワード2012出展時にAIさんより許可いただきました。

 

本作品はフィクションです。エンターテイメント作品として若干の性的表現を含みます。
本作品には特定の疾患についての記述が含まれますが、あくまで作品として必要な側面を記述したに過ぎません。全体的な記述については、検索してWikipediaや難病情報センターなどのウェブページをご確認いただくようお願い致します。

 


第一章 プロローグ

 車一台が入れるだけの小さなガレージに一台の救急車が停まっている。ガレージの中は天井の蛍光灯の光だけで、全体的に薄暗い。それでも、古い作りというわけではなく、コンクリートの壁にはヒビ一つ入っていない。ただ単に簡素なだけなのだ。
 シャッターは閉じられているが、バン型の救急車は、不自然にも消防署のガレージに停まっているイメージと違って、シャッターに後部ハッチを向けている。そのことが、出動に備えるというよりは、慌てて戻ってきてそのまま停車したかのような印象を与えている。しかし、この場所は明らかに病院の救急搬入口ではない。車体の両側面には「楠賀谷記念病院」の文字が黒で記され、後部ハッチから見て右側面に、青色でアスクレピオスの杖を基調にした蛇のマーク、スターオブライフが描かれている。
 後部ハッチと左側面の窓は、スモークとカーテンに遮られて中の様子は分からない。右側面の窓は、白い鉄板で頑丈に覆われている。フロントガラスと、運転席と助手席のドアのガラスは暗く、このガレージの照明では中の様子はほとんど分からない。
 つまり、車内は密閉空間であり、何が行なわれていようと警察に呼び止められることのない、理想の逃走車両なのだ。それが今、ガレージという強固な外壁を与えられ、シャッターは閉じられている。病院の他の車両とは別にガレージを与えられた救急車のためだけの空間だ。車内で何が行なわれようとも、外へと物音が届くことはないであろう。

 不意に、側面の窓のカーテンが端からめくれ上がった。続いて、ガタンと一度、車体が震えた。車体の後部の方が前部よりも大きく揺れ、右後輪のタイヤハウスで、車輪と車体の間の距離が一瞬近くなったかと思ったら、再び広がり、揺り戻しを伴って徐々に落ち着いていった。
 車内から漏れる女の声。

「…ミト…あたら…日本人を…」

 次の瞬間、バコッという、何がが折れたような物音に続いて、何か重いものが救急車の床を跳ねまわる音が連続して聞こえ、そして最後に、今迄とは比べ物にならない物音が耳を劈いた。

「バコガシャーンヒューっ」

 前輪を軸にして後輪が一瞬浮き上がり、後輪が地面に戻るまでのその刹那に、救急車のフロントガラスと、ガレージの壁との間にある五十センチほどの空間に、突然現れたその物体は、フロントガラス一面に、蜘蛛の巣状の亀裂の連鎖を、一瞬にして広げていった。運転席と助手席で、全く同時に膨張を開始した二つのエアバッグが、その光景にオレンジの色を添える。スローモーションで流れる時間の中で、連鎖の中央にある黒色の物体は、直径十センチの穴を作りながら、コンクリートの壁に深々と吸い込まれた。
 コンクリート壁の内部より猛烈な勢いで煙が舞い上がり、ボンネットの塗装に当たってパラパラと地面に落ちる。浮き上がっていた後輪が地面に戻って車重で圧縮される頃には、円筒形の物体の慣性エネルギーは、コンクリートブロックが砕け散ることでおおかた吸収された。壁から七十センチほど突き出した物体の先端から、何かが激しく噴射され続けている。その勢いで、黒い円筒は、埋まった位置を軸にして、円錐を描いて運動を始めた。車内に残っている部分が回転することで、フロントガラス全面が粉々に吹き飛んだ。
 最終的に、車体の揺り戻しでサスペンションが何往復か伸縮して徐々に落ち着く頃には、そのボンベは、レギュレータの失われた最後部を重みによって斜め下向きにしながら、三十センチほどの深さでコンクリート壁に突き刺さった状態で動きを止め、後は、ただシューっと放出され続ける酸素の音だけが、ガレージの中に響き続けた。


第二章 はじまり

 遠くからガヤガヤとした声が聞こえて来たと思うと、だんだんに高い声が混ざっているのに気が付いた。何人かがドアから入って来たようで、部屋の中が急に騒がしくなる。四時間目の体育が終わった女子達が運動場から一斉に戻って来たのだ。ここは更衣室、今は初夏である。
 一気に部屋の温度が上がったように感じられ、途切れることのないおしゃべりと、女子達の甘酸っぱい汗の臭いで部屋はいっぱいになる。体育館から素早く戻って着替え、窓の外でこのときを待ち構えていたアツシ達二人は、緊張と興奮のあまり、身動き一つできなくなった。さっきまでの虚勢が嘘のようだった。何しろ、二人共、こんなことをするのは初めてなのだ。勢いでタンカを切ってしまったとは言え、後悔していた。
 いっしょにいるのは、挑発した相手、マサオである。ふざけた一言にアツシが猛烈に反発したことに驚いて、彼の側も引っ込みがつかなくなったのだ。彼の顔もアツシと同様に、興奮のため血色はいいのだが、今にも発見されないかという恐れのためひきつっている。

「古文のスズキのヤツさ、今日の掃除の時間、私のことじーっと見てたのよ、だからさ、モップ落としたフリして前かがみになって、足のモモ見せてやって、いきなり振り向いたら挙動不審になっちゃってサ、もうオモシロくて……」
 息を殺して、着替えなんて見えなくていいから、このまま見つからないようにと願いながら、背中を丸くしていたアツシ達だが、聞こえてしまう女子達のおしゃべりの声、女子達が足を上げたり下ろしたりして着替える物音、そして、コロンと汗の臭いが高い体温によって入り交じって対流に乗って窓の外へと漏れだしてくる、えもいわれぬ芳香に、彼らの男の部分が反応しそうになっていた。
 しゃがんでいるアツシの目線は、出窓よりも低いが、暑さの為に全開にされた窓から、更衣室の天井が目に入った。この周囲は、木が植えられていて、外から見えにくくなっているために、特にブラインドで隠すということはされていない。エアコンを取り付けた方がいいに決まっているのだが、覗きを気にして窓を開けたくないからエアコンが必要というのは、何となく職員会議では持ちだしにくい話らしかった。そんな想像をすること自体、フトドキであるという反論があるとは思えないが、話を持ち出す側では余計な心配をして、未だに強くは主張できないでいるらしい。そのトバッチリを受けている女子達は、人数が多いときには、窓は遠慮無く全開にする代わりに、一斉に着替えて、団体で行動するという習性を獲得していた。その意味するところは…見つかったら、文字通り袋叩きなのだ。

「ほんと、アッチーな、ここ、エアコンつけれネェのかな」
「つけたって、今じゃ着替えるのに一瞬だからね。冷やしている時間ないよ。ルーバーの方がいいんじゃない?」
「ルーパーって、何? エアコンはビーバーとかじゃなかったけ?」
「キャハハ」
「鎧戸《よろいど》っぽいヤツよ。風は通るけど、目線は遮るってヤツ」
「おぉーー。それ、いいね。なんで今まで付けんかったのよ」

 アツシは、何だか女子達の話が嫌な方向に向かって来ると思いながらも、話題に合わせてわずかづつ声が窓へと近づいて来るように感じてドキドキした。

「窓の大きさに合わせて切らないといけない部品が多いからね。タブン、そんな理由」
「でも工事に入られるのはヤダよね。キモい連中がウロウロする上に、下手すると工事中教室で着替えとかってサイアク…」
「外につけんのよ。別んとこで作っちゃえば、ほら、こんだけの大きさの木の枠を、釘かネジで外から固定すればいいんよ」
 一人の女子が近寄って来る気配に、アツシは姿勢をより一層低くして、隠れた。しばらくしてその女子が窓から離れたようで、アツシがほっと一安心した直後、マサオが誰かに手招きしているのが目の隅に止まった。
「コイツメ」
 二人だけでは怖いばかりで楽しくないと思ったのか、別の男子を呼んだのだ。そいつが近づいてきた時、更衣室の中から、壁越しにくぐもった音で、メロディが鳴り響いた。アツシとマサオは、顔を見合わせて、近づいていくる男子の方を一斉に振り向いた。彼の手には、スマホが握られている。一人の女子が窓に走り寄って顔を出した。その瞬間、メロディが更に音量を増した。彼女のスマホから鳴っているのだ。振り向くと、近づこうとしていた三人目の男子は、全力で校舎の方に向かって走り出している。
 アツシと彼女の目が合った。体育の授業はニクラス合同なので、アツシの知らない女子だ。鼻は高いわけではないが、スジがスッと通っている。気が強そうな目が驚きに見開かれる。彼女はブレザーへの着替えをすでに終えていた。

「キャ!」
と、その一言で、女子達は理解したらしい。着替えを終えた数人が、猛然とドアから外へと走り出て来た。アツシ達は、女子の着替えを一瞬も見ることなく、あっけなく囚われの身となったのであった。


第三章 またともクーポン

 高校では、いつのころからか、「またともクーポン」と呼ばれるスマホのアプリが流行し始めた。地元の商店街が活性化のために配布しているアプリで、非公式アプリとして、スマホのアプリローダーからではなく、商店街のサイトからダイレクトにダウンロードしたり、SDカードでコピーしてインストールするタイプのものだ。極めてローカルなアプリなので、そういう配布方式は仕方がないのかもしれない。
 ともかく、同アプリをインストールしたスマホを持って、商店街のある店舗の近くまで行ったとする。その店舗で、何か特売的なものがあったら、自動的にスマホが反応して、クーポンや特売情報を表示する。アプリにクーポンという名前が付いていても、クーポンという形で割引が提供されるのは稀で、ほとんどの場合特売情報だったが、店舗の近くで表示された特売情報はまさにリアルタイムのものだったので、実際に大きく割り引かれた値札が付けられているものばかりだった。
 この機能を実現しているのは、GPSによる位置情報とパケット通信ではない。なるべく無線LANだけで済むように実現されているのが特徴だ。店舗からの無線LANの信号を拾うことができるエリアに入ると、スマホにインストールされたまたともクーポンが反応して、特売情報を表示するのだ。この特売情報には文字や画像だけでなく動画さえ含まれていることもがるが、そういったデータを伝送するのも無線LANを用いている。加えて、カスケード式のすれちがい通信という新しいアイデアを導入している。
 すれちがい通信とは、天扇堂のDDという携帯型ゲーム機で知られるようになった通信方式で、文字通りDDを持っている人同士がすれちがうと、DDにインストールされているゲーム内のペットや、トレーディングカードなどが、自動的に交換されるという通信である。これは無線LANの特徴を生かした通信方法であり、学校や勤めから帰宅してDDをチェックすると、初めて見るわんちゃんが自分のDDの中に遊びに来ていたり、カードが増えていたりといった楽しみがある。
 またともクーポンでは、すれちがい通信を応用して、すれちがった人から、更にすれちがった人へと、特売情報をカスケード式、つまり自然現象で言うと雪崩や滝のように、まるで人と人との接触を通じて拡散するように伝搬することができるのだ。人が集まっている場所に自動的に集中伝搬させることができるという、買い物のために街を歩く人をターゲットにした効率のよい方法だ。またともクーポンのネーミングの由来は、友達のまた友達、またまたその友達まで伝わるからだそうだ。
 欠点として、特売情報に動画が含まれていても、実際には画像と文字だけのことも多かったし、店舗で特売情報の伝搬が続けられる有効期限が設定されているものの、その前に売り切れていることも多かった。また、設定する有効期限が長すぎる店舗もあって、その場合には特売開始日時を元に、その特売情報がまだ有効かどうか、見当を付けないといけない場合もあった。
 それにも関わらず、たいへんな人気アプリになっていた。店舗側も勤務中の職員全員のスマホにインストールしておくだけで宣伝効果があるのだ。店員が店内を行き交う店舗であれば、大きな店舗であっても、自動的に店舗の敷地プラス無線LANの届く距離までが特売情報の最小限の配信エリアに含まれる。さらに周囲の店舗でも、同アプリを使っていれば、自動的に特売情報が流れていくのだから、導入した周辺の店舗に声をかけて流行していったのだった。
 特売情報の登録は、店舗ごとに専用の登録ソフトを用いてパソコンで行われ、そのパソコンから無線LANで、店員達のスマホへと最初の伝搬が行われる。パソコンソフトがインターネットへ接続することで、どこかにサーバを介するのだろうか、近隣の店舗の登録ソフトにも特売情報がコピーされるという仕組みだ。このようにして、店舗のパソコンとインターネットを介して、無線LANが届く距離以上に、伝搬距離を伸ばしているのだ。
 同アプリの受信メロディは、連鎖的にすれちがいを経た回数が大きいほど、また、アップロードから時間が経つほど、小さくなる仕組みになっている。だから、ユーザは、受信メロディが大きな音で鳴ると、一斉にスマホを見て、それが自分が欲しい品物かどうかで一喜一憂するのだ。なにしろ、歩けば届く距離なのだ。品物のカテゴリによって鳴らないようにもできるらしいが、たいていのユーザは設定などしていなかった。

 ともかく、同アプリの特売情報をどこかでゲットした男子が、間抜けにも同アプリを無効にせずに覗きに来てしまったお陰で、最も近い距離にいた女子のスマホがその特売情報に反応し、アツシ達は御用となったのであった。


第四章 満場一致

「ごめんなさ〜い」
 地面に膝をついて情けない声を上げるアツシ達の前では、ガタイのいい女子が仁王立ちになっている。
「お前たち、これがどういうことか分かってんだろうな? 下手すりゃ退学もんだぞ。私らがお前が着替え姿をアップロードしたって主張すりゃあな。どう思う? いい考えだろ?」
 稲島陽子は、そのモデルを思わせる長身の美麗さに反して、陸上部女子の中でも特に気が荒いヤツとして男子の間でも有名だった。
「それとも、着替えを見たかったっつーことは、お前も見られる立場になってみるか? 裸は勘弁してやる。教師らに見つかるのもやっかいだから、素早く五周ぐらいパンツだけで校庭走るか?」
 彼らが逃げないように周りを囲んでいる女子の何人かからキャハハという笑い声が漏れた。とんでもない罰だった。いっそ、教師達に早く発見してもらった方が、身の安全が保証されそうだ。となりのマサオを見ると、ナミダ目になっていた。泣きたいのは俺も同じだ。
「でも、さっき、誰かがいーこと言ってたっけな? ルーバーだっけ? 風が通るけど外から見えない窓? あれ、こいつらに作らせるか?」
 それを冗談ととった女子からは再度キャハハという笑い声が漏れるが、数人からは拍手が聞こえた。
「お前ら、木工? できる?」
 うんうん、アツシは必死で肯定する。
「ま、できなくても、やってもらうんだけどね」
 今度は一斉に笑い声と拍手。満場一致で判決が確定したようだ。

「そこの謎の工学系少女、こっち来なさい」と陽子。すると苦笑いしながらも進み出てきたのは、さっき覗き未遂の現場で目を合わせた女子だった。
「あの、でも、材料はどうする? ホームセンターで角材とか買ってこないといけないよ?」
 すでに、内容が具体化している。
「そんなの、こいつらに持ってこさせりゃいい。それとも、この件、PTAに報告すっぞって脅して校長からカネ巻き上げるか? 扇風機も窓に寄せてもう一台あったほうがいいだろ?」
 ムチャクチャだ。
「ザ、ザ、材料は自分達で買ってきます」
「ヨッシ。いい心がけだ。自分の立場をよくワキマエてんな。パパラッチ八桜《やざくら》君」
 別にデジカメで望遠したわけでもないのに、パパラッチが今後、自分のニックネームになるらしい。
「扇風機は今あるものを窓の近くに移せばいいよ」
 よかった。工学系少女は稲島よりも常識があるようだ。
「静がそういうなら、了解だ。そっちのスクーパー蒼井君もさぼんなよ。お前ら逃げたら、連帯責任だかんな。言葉では言えないよーなことも、やれる女だって、お前ら知ってるだろ? ま、知らなくても体で分からせるだけだけどな」
 ある意味、体で分からせるの具体的内容が妙に気になる。  
「じゃ、この件はこれに終了。来週のこの時間までに完成させて、私らの目の前で取り付けんだぞ。静、悪いけど、具体的に何やったらいいか説明してやって」
 工学系少女はニコッとはにかんだ。

「これ、なかなか大変だよね」
 その日の放課後、静は他人ゴトのように客観的な感想を漏らした。ルーバーをスマホで検索して、なんとか高校生の手でも作れそうな大雑把な自作例を探し当てると、同じページをアツシのスマホでも開いて、それを見ながら作業せよというのだった。アツシ達が窓に近づくと、中に誰も入らないようにドアを見張っていなければならないので、それならばと採寸は静がやってくれた。
「でも、稲島って、逃げられないように、よくGPSトラッカーのアプリを仕込むなんて言わなかったよね」
「お、お前、そんなこと考えてたのかよ」
 アツシは嘆息した。稲島がいないので、女子に対してタメ口がきけるようになったらしい。
「ま、教室で捕まえればいいだけなんだけどね」

 更衣室には窓が二つあるので、ルーバーは二つ作る方がいいはずだったが、まずは外から覗きやすい側の窓用の方を先に作って取り付けるということになった。扇風機を移動させるのも後回しにした方がいいかとも考えたが、アツシ達が更衣室に近づく回数はなるべく減らしたいという女子達の切実な意見のために、一つ目の取り付けの際に、問題なく扇風機を移設できるかやってみようということになった。一回目の取り付けの際に扇風機移設で問題が出たら二回目の取り付けの際に改善できるが、二回目の取り付けで扇風機移設の問題が発覚したら、アツシ達を更衣室に三回目近付けないといけないからだ。
「これだけの作業をやらせといて、そこまで信用されてないのか…」
 作業の大変さのために、自分が追求される立場だというのも忘れて、アツシは一人悪態をついた。

 四苦八苦しつつも、翌日には、やたら枠の太いルーバーがなんとか完成し、昼休みに稲島達の見ている前で、更衣室の外から取り付けを完了した。取り付けと言っても、出来がデキだったので、不具合が出たらすぐに取り外せるようにと、フックに引っ掛けるだけだ。真ん中の通風する部分には、一応空気の流れが確保できたし、目隠しとしても機能するのを確認して、枠が太いと文句を言った稲島も納得したようだった。

 次は、更衣室の内側で、扇風機を窓よりに移す段階だった。アツシははじめて入る女子更衣室はドキドキするものだろうと心の中でむっつりした期待をしていたが、散らかった室内を見てしまうと、とてもそんな気になれなかった。
 コンセントはもともと扇風機が差し込まれていたものしかなく、出入り口の近くで窓からは部屋の反対側に位置している。延長コードを天井に張るのは大変なので、静の意見で、天井の中央付近にある使われていない引掛《ひっかけ》シーリングから電源を取ることになった。将来照明周りをリフォームするときのために、予備的に設けられたものかもしれない。引掛シーリングからコンセントへの変換コネクタは、ホームセンターで入手することができた。



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