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20131110近況飯ゲームエッセイ

 昼食に焼きそばを食べる。
あっさりしていて食べやすい一品だった。

 今日は知人の依頼で、おもちつきの手伝い。隣の県まで出かけ
て行って、一日中杵を振るう。しかし、大量にもちをつかなくて
はならないので、最初の蒸米を練る工程は電気餅つき機でこなし
てから、杵で最後の仕上げをすることとなっていた。
 蒸籠三段分を次々と蒸し続け、ほとんど流れ作業で杵を振り続
けるのだが、結構なきつさだった。
 ひたすらもちをつき続けて、気がついたらもち米がなくなって
いた。その時によって全く売れずに自分たちで持って帰る時もあ
るのに、今日はついた分がついたすぐ後に売れてしまうほどの売
れ行きだった。そのために、餅つきは午前中に終えてしまうこと
が出来た。こんなことはめったにないので、ありがたいことだと
思う。

 そんなこんなで自分の仕事を終えて、昼食を頂くことになった。
昼食は目の前で売っていた焼きそば、出来立てのものをすぐにい
ただけるのできっと美味しいだろうと思って、愉しみに食べ始め
た。
 味が薄い、とても寂しい。けっしてまずいというわけではない
のだけれど、しっかりと濃いソースの色をしているにもかかわら
ず、とにかく味が薄くて物足りなかった。入っている具材も少な
くて寂しいと思ったが、それでもソース味がしっかりしていたら
もうすこし食べごたえがあったのではないかと思う。
 メインの食べ物はこのように寂しかったが、唐揚げや焼き鳥は
とても美味しかった。こういうイベントやお祭りには、白ご飯を
専門に売る屋台があればいいなとおもう。

 来年もおもちがよく売れますように。

ーー


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最終更新日 : 2016-06-25 17:31:18

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20131112近況飯ゲームエッセイ

 昼食にカレーを食べる。
作った次の日のものなので、よく煮込まれていて味の染み込んだ
一品だった。

 入っていた具材は、実にオーソドックスなもの。
人参
玉ねぎ
ジャガイモ
お肉は鳥のもも肉。ビーフよりは比較的脂が少なくて、あっさり
と仕上がっていたように思われた。
 個人的には牛よりも鳥の方が好きなので、チキンカレーは大変
うれしい。しかし、味のコクを考えると、鳥では牛に勝つのは難
しいかもしれない。好みの問題だろうけれど、しっかりとしたコ
クのあるカレーを食べたい時は、牛にしなければならないかもし
れないと思う。

 家で食べるカレーは、食べたいだけおかわりができる所が良い。
外でカレーを食べると、まずお代わりし放題のお店というものを
見つけるのは難しい。バイキングの食べ放題ならばお代わりし放
題だけれど、バイキングの料金でカレーがおかわりし放題であっ
ても、普通の人には高すぎる気がする。
 そう考えると、家のカレーの何とありがたいことよ。何より食
べてすぐゴロン、これが一番嬉しいところかもしれない。お行儀
が悪うございますでしょうかしら?

 今日のカレーは中辛で作ったとの事だったが、私には全く辛く
なかった。使われていたルーが、例のりんごとはちみつで有名な
あれなので、中辛でも全然だったのだろう。
 そういえば、カレーの辛さの段階評価は、メーカーごとに自分
のところのルー同士でしか比較されていないように思う。
日本国内の全メーカーのルーの辛さ比較表があれば、自分の好み
の物を選ぶ時に具合がいいように思う。今度ネットにあるかどう
か探してみよう。

 結局自分でコショウと唐辛子を入れて、調節していただきまし
た。カレーは美味しい。

ーー


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最終更新日 : 2016-06-25 17:31:18

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20131113近況飯ゲームエッセイ

 夕食にパスタを食べる。
湯で加減を袋の説明通りにしたら、柔らかすぎた一品だった。

 きょうのパスタソースは、昨日のトマトポトフの残りを使った
もの。バジリコを入れるとより風味が増すのだが、うっかりと買
い置きを切らせてしまっていたので、今日は諦める。無理にハー
ブを一袋だけ買いに、スーパーまで出かけるのもどうかと思うし。
 パスタを茹でている間に、ソースも熱を通しておく。シッカリ
と煮立てておくことで、少々古くなっていても大丈夫だと思う。

 ソースを煮る時は付きっきりでお玉を動かし続ける、入ってい
る野菜類ができるだけ砕けるように、鍋底に押し付けながらしっ
かりとかき混ぜ続ける。
 こうすることによってポトフの具材が溶けていい具合になる、
特にジャガイモが砕けるととろみがついてパスタに絡みやすくな
る。ただ、ジャガイモの砕けたものは少しざらつく食感があるの
で、好みは別れるところかもしれない。上品な仕上がりにしたい
のならば、ミキサーにかけたうえで裏ごしするくらいの手間をか
けなければいけないかもしれないが、家庭で食べるのにそんなこ
としてられない。出されたものには、極力文句を言わないのが家
庭での食事のルールだと思う。

 茹で上がったパスタをザルで湯切りし、茹で汁が落ちきってし
まわないうちにソースの鍋に入れる。上からかけたほうが絡みや
すいのかもしれないが、手早く済ませたいところなので、さっさ
と放り込む。シッカリと底から混ぜ合わせれば、程々に絡む。
 しかし、最後まで食べてしまうと、どうしてもソースの溶けき
らなかった具が残る。しかも結構タップリと。この問題を解決す
る方法が、なかなか思いつかない。
 一食ずつ皿にもって、ソースをその度にかけるといいのかもし
れないが、それだとパスタが冷め切ってしまうような気がする。
鍋の中にたくさん入れておくことで、冷めにくくできているよう
に思うのだが、どうなんだろう。

 まあどんな食べ方をしても、美味しいのは美味しいです。
残ったソースでお腹がパンパンになってしまうのも、楽しみのう
ちです。

ーー


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最終更新日 : 2016-06-25 17:31:18

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20131115近況飯ゲームエッセイ

 朝食はカステラにする。
シッカリとした甘さが目覚めのぼやけた頭によく効く一品だった。

 少し前にあった、大きな法事に来てくださった方たちの、お供
え物のお下がりを頂いていた。そのお供え物の中には、お菓子類
もたくさんあって、家の人だけでは食べきれない。来てくださっ
た方たちにも、お下がりとして色々詰めなおしてもって帰ってい
ただいて、なおかつ、私のところにも回ってくるのだから、亡く
なった人の人望が伺えるような気がする。
 そうしてもらって帰ったお下がりは、少しずつ楽しんでいるの
だけれど、そろそろ生に近いお菓子の賞味期限が迫り始めた。
今日食べたこのカステラは、今日が賞味期限。賞味期限はあくま
でもとの美味しさを楽しめるであろうという、実に曖昧な期限な
ようなので、あまりあてにはしていないけれども、せっかくだか
ら美味しいうちに食べたほうがいいと思う。
 なんでもそうだけれど、熟成が利くものと利かないものがある
ので、しっかりと自分で判断して食べたいと思う。

 今日のカステラは抹茶入りの物で、それ以外はとてもスタンダ
ードな一品。少し変わったものはその希少価値と目新しさで一時
期よく売れるだろうが、こういう普通であまり特徴のないお菓子
を作っていながら商売が成り立っているということは、品物がい
いのだろうと思う。
 食べてみるとほんのりと抹茶の香りが鼻に抜け、カステラらし
いシッカリとしたコクの有る甘さで、食べていると幸せな気分に
なる。朝の寝起きという、子供時代から大嫌いな時間帯であるに
もかかわらずだ。これからは寝起きはコレで行ったほうがいいの
かもしれない。

 さて、どうして朝からカステラなのかというと、朝に食べない
と夜にしか食べる機会がなく、体にあまり良さそうではないから。
一日の食事のうち、一番食べた後に動く時間が多い朝食に食べる
ほうが、体に降り積もることもないだろうと思う。
 本当は夕食の後にデザートで食べたいところなのです。

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最終更新日 : 2016-06-25 17:31:18

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20131117近況飯ゲームエッセイ

 昼食にしゃぶしゃぶを食べる。
お肉の柔らかさがとてもうれしい一品だった。

 今日は法事、親族の一周忌のために朝からお墓参りに行ってき
た。誰よりも大切にしてくれたと思っている人なので、どのよう
な用事よりも優先してこの日を開けておいた。
 一旦家に集まって親族が全員集合するのを待ち、揃ってから乗
り合わせてお墓へ行く。お墓への道は狭くて、車は通れるように
舗装されているけれども、車を置いておく場所があまりにも少な
い。昔からの村なので、車でお墓に行くことを当然のように思う
ことがない時代から、きっと今の場所にお墓があったからだろう
と思う。

 お墓でお供えをして拝む、家に帰って食事処の迎えのバスが来
るまでちょっと一服。遠い親族が減っても実感がわかないけれど、
近い親族が減っていくと、こういう時に目に見えてはっきりと分
かってしまう。遠い親族の法事だと、お供えだけ送らせてもらっ
て出席は辞退することもあるからだ。
 子供の頃に元気で顔を見せていたおじさんおばさんたちも、少
し少なくなってきた。ご存命であっても、お参りに来れない人も
いるので、減り具合は案外激しい。まあしかたのないことだけれ
ど。

 食事処について食べ始める。
普段は牛肉党ではないし、牛肉が体にあまり合わないので食べな
いようにしているから、たまに食べるとその美味しさが身にしみ
る。肉の柔らかさ、脂の美味しさ、赤みの味わい。どれも他のお
肉では代用することが出来ない、牛肉特有の美味しさだ。
 特に、昔から半生で食べても大丈夫なのは牛肉位のものだと、
親から教えられて来ていたので、牛肉には特別な感情があると思
う。しかし、よくよく思い出してみると、祖父が生きていた時は
ニワトリをつぶしてササミと胸肉を刺し身にして食べていたよう
に記憶している。今でもササミは、半生で鳥わさで食べることが
たまにあるというのに、両親はなぜ牛肉だけ特別みたいにいって
いたのだろう?

 多分結局、お値段の関係なんだろうかなと思いました。牛肉を
おかずの中の具の一つとして扱うのと、牛肉の半生すなわちたた
きやローストビーフをおかずにするのとでは、使う量に雲泥の差
が出る。だから特別ということにしておいて、滅多なことでは食
べるものではないということにしておきたかったのかもしれない。
 結果として、体に合わない牛肉を食べたくならないように大き
くなれたので、この方針にはとても感謝しています。
 牛肉はやはり美味しいです。

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最終更新日 : 2016-06-25 17:31:18


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