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地球滅亡

地球滅亡

 

隕石「いやー・・・ そういわれてもさぁ、俺の方だって好きでぶつかるわけじゃないんだよね、ほんと。申し訳ないよ、ほんと。たまたま軌道ずれちゃってさ、仕方なくなんだよ。あんまりうらまないで欲しいね。いや、俺一個の犠牲でさ、この星のみんなが助かるってんなら、俺は砕けてもいいよ。核とか持ってんだろ? こういうときのために使えよな。地球に使わず隕石に使え、核は。

 あー あー やっべーって やっべーって ほんとまじぶつかるって

 ぎゃああああああ 痛ってえええええええ! おごえご!」

隕石は死んでしまった。


地球滅亡2

地球滅亡2

 

  ある日、NASAは、隕石が軌道を外れて、地球に飛来してくるのを発見した。

  職員「パニックになるから秘密にしておこうね」

     「うんそうしようね」

 地球は滅亡してしまった。


地球滅亡3

地球滅亡3

 

 ある日、NASAは隕石が軌道を外れて、地球に飛来してくるのを発見した。

 職員「大変だ! 隕石が地球に向かっているんだ! ただちに対策チームを結成してくれ!」

 せーじか「は? あいつ何言ってんだ?」

       「ただの馬鹿だろ」

       「映画と現実の区別もつかねーのか」

       「頭狂ってるんだろ」

                 「病院に閉じ込めとけよ」

       「そんなところに税金使ったら国民からの支持が得られん」

       「うちらは経済対策で忙しいっつーの」

       「あとテロとの戦いも終わってねーし」

       「そうそう、今まで隕石で死んだ人よりテロで死んだ人のほうが多いんだからな? 

        こんな簡単な計算すらできんのか、NASAの職員は。国家の恥だね」

       「次の選挙どーしよ」

 

 こうして地球は滅亡してしまった。

 ごめん嘘です。滅亡していません。

 人類は滅亡したけど。

 隕石衝突を生きのびた生物達がその後進化して、長い時間をかけて失われたニッチへ進出し、また地球は豊かで多様な生態系を築いたのでした。

 

 3億年後。

人類の次に誕生した知的生命体

「すごいことがわかった。どうやら3億年ほど前、我々より先に高度な知性と文明を持った生物がいたらしい。背骨と大きな頭蓋骨と直立二足歩行が特徴だ。しかし、隕石が衝突したときに滅んでしまったようだ」

「隕石からこの星を守るほどの科学力も兵器も持っていたようなんだが・・・」

「どうして使わなかったんでしょうね」

 この知的生命体にとって、生物学史上最大の人気を持つ謎は学会で数え切れないほど議論され続けた。

 しかしついぞ正しい学説を打ち出す者はいなかった。

 正解を出す前にこの知的生命体もいろいろあって絶滅してしまった。

 それでも地球は豊かで多様な生態系を持ち、その日も生物たちは今日も自然の中で生きたり死んだりしていた。

 


もう寝たほうがいい

「もう寝たほうがいい」とお父さんに言われてベッドに入った。

 でも、鼓動が早くなる。

 何か起きそうな予感がするのだ。

 夜には不思議な魅力がある。

 夜だ。

 ベッドから起きて窓の外を見た。

 クリスマスでもないけれど、サンタ的な誰かがやってきそうな気持ちがする。

 何か願い事をする。

 ベッドに戻る。

 鼓動が少し静まってきた。

 眼を開けると天上が見える。

 眠気がゆっくりと心を侵食する。

 眠るんだ。

 明日も学校がある。


よくある光景そのたびに

 私は耳鼻科の待合室に座っていた。耳鼻科の隣は小児科だ。つまり私は小児科の待合室のすぐ隣にいた。

 小児科の待合室から子どもの泣き声が聞こえた。それを泣き止ませようとする母親の、もっと大きな声が直後に聞こえた。

 「あんたねっ! ここは病院なんだよっ! 静かにしなくちゃいけないんだよっ! いったい誰のためにいっそがしいなか連れてきてやってると思ってんだいっ! もうつれてこないよっ!」

「うばあああああああああっ くううっ うヴぁあああああぁあ」

「どうしていうこときかないのっ! うるさいよっ! だまれっ!」

母親は自らの子の頭を叩いた。結構強く。ばしっ。そう、大切な子どもの頭を、なんと、叩いたのである・・・。

「ぅうっ ぎぎゃああああああああっっっ あ あ ああああ うわああああああああああんん」

当然、子どもはもっと大きな声で泣く事になった。

「ああうるさい! ああやだおおやだ! もういいかげんにしてよ! このばか!」

 

 私は、心の中で強い怒りを感じていた。泣いている子どもを叩いたらもっと泣くのは当たり前じゃないか。それによってもっと泣いたらもっと叱るなんて。しかも大切な、急成長中の脳が収められている頭を叩くなんて。

 貴様っ それでも母親か!

 そして私は名前を呼ばれたので、耳鼻科へ入っていった。



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