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ミー と ポウ

捨て猫と、傷ついた小鳥のおはなし

 

 

パパネコサンタ絵と文


1. 「ミーとポウ」捨てられた子猫と傷ついた小鳥のおはなし

 

 子ネコのミーはさみしい野原に捨てられていました。

 

 どうして捨てられたのか、ミーにはちっともわかりませんでした。

 気がついたら、こんなに人けのない、だだっぴろい原っぱにいたのです。

 

「おかあさ~ん、ミャー、ミャー」と、泣いてみましたが、お母さんの顔も思い出せませ ん。でも、なんとなく、かわいがってくれていた女の子の顔を思い出していました。

 

 そのうち、雨が降ってきて、ミーのほほに雨粒があたりました。 ミーはとつぜんおなかがすいてたまらない気持ちになりました。 それで、すこし歩き出すことにしたのです。こんな野原にいてもさみしくひもじいだけで すからね。

 

 しばらくいくと、なにやら食べ物らしきものがいるのが見えてきました。 ミーは、ネコらしく、抜き足差し足、静かに獲物(えもの)に近づいていきました。


雨の中、ミーは野原に捨てられていました。


 ミーは獲物(えもの)めがけてエイッとジャンプしました。

 

 でも、空中でつめをひっこめて、獲物の近くに降りました。

 

 獲物は小鳥でしたが、死んでいるように見えたからです。 ネコは死んだ獲物とたたかったりしませんからね。

 

 すると、小鳥はすこしだけ目を開けて、「私を食べないで、助けてくれたら、きっと恩返ししますから」と、言いました。

 

 小鳥は「ポウ」という名前でした。ほかの小鳥たちはみんな巣から飛び立ってどこか遠くの空へ旅立ったのに、ポウだけはまだ羽が生えそろっていなかったので、巣から落ちてしまったというのです。

 

 巣から落ちた小鳥は親鳥も助けてくれませんから、ポウは地面の上でたおれたままだったのです。

 

 ミーは、小鳥を背中におんぶして、歩き続けることにしました。


捨て猫ミーは傷ついた小鳥ポウを見ます。



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