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大空をミーとポウは飛んで、なつかしい土地へ


 女の子は しっかりと ミーを抱きます。

「よかった! どこに行ってしまったかと ずっと 心配していたのよ。」 女の子は、毎日庭に出て、ミーをさがしていたのです。

 ミーは、ここまではこんでくれたポウの方を見ようとしましたが、どこにもいません。

 見上げると、  ポウは 大空の向こうへ 飛んで行くところでした。

 それは、まるで 大空にかかった 虹のようでした。

 それは 本当に 虹でした。

 

ポウは 虹の鳥だったのかも しれません。

 


ミーが空を見上げると、ポウが去っていくところでした


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 それで、ミーは、空に虹がかかると、 いつも 山の方まで 走って行きました。

 

 でも、走っても走っても、いつも 虹は もっと遠くまで 行ってしまうのでした。

 

 ミーは そのたびに いつも 声をかぎりに  のどが張り裂けんばかりに ちからいっぱい叫ぶのでした。

 

「さようなら! ポウ! 元気でね!」

 

「ポウ! きみのことは忘れないよ! また会いにきてね! 元気でね!」

 

・・・・・

 

一方、  女の子は、空に虹がかかると、いつも ミーが山の方へ走るので、とても 不思議に思いました。

 

 でも、虹が見えたときに、ミーが帰ってきますようにと祈ったら、 本当に虹がミーを運んできてくれたことを 奇跡のようだと思いました。

 

 ですから、女の子は、虹がかかると、 今までは何かお願い事をしていたのですが、

最近では、

「虹さん、ありがとう。ほんとうに願い事をかなえてくれました。 ありがとうございました。」

と、言うことにしているのです。

 

 

(このお話は、これで おしまい。)



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