閉じる


<<最初から読む

7 / 15ページ

試し読みできます

名前を知ろう~画面各部の名称と役割


 前の章を終えた段階で、iPadには上のような画面が表示されているかと思います。これが、iPadの「ホーム画面」です。iPad miniの場合でも、画面のサイズこそ小さいですが、画面に表示されるアイコンの数などは変わりありませんので、基本的には同じ画面として説明を続けます。
 それでは、まずは画面各部の名称から見ていきます。

  1. ステータスバー


     まず、画面最上段にある黒い帯状のエリアに情報が表示されている部分。これが「ステータスバー」です。
     このエリアには、左側が通信の電波状況、中央に時計、右側に端末のさまざまな状態を表すアイコンが表示されます。右側に表示されるアイコンは端末の状況次第でそのつど表示されるアイコンや消えるアイコンがありますが、だいたいバッテリーを表す電池のアイコンが常時表示されていて、そのほか、設定によりやBluetoothマーク、画面回転のロック、タイマーなどが表示されることがあります。
  2. アプリ


     ホーム画面全面に配置されている、一つ一つのアイコンが、「アプリ」です。iPadでは、アプリをインストールするごとにホーム画面にアイコンが一つ増えることになります。アイコンは1画面に20個まで表示することができます。このホーム画面自体を複数作成することができ、またアイコンは自由に並び替えたり、フォルダのようにまとめたりすることができますが、そのやり方はまた後程詳しく説明します。
     上の画像に表示されているアイコンが、標準でインストールされているアプリです。新しいiPadやiPad miniをお使いの場合は、このほかに「カメラ」が表示されているはずです。本書では、この中でも良く使うことになるアプリのいくつかを、後程詳しく説明しますので、ここでは「1つのアイコンが、1つのアプリを表しているのだな」ということだけ、把握してもらえれば結構です。
  3. Dockエリア


     アプリの一覧の下にある、いくつかアイコンが横に並んだエリアを「Dockエリア」と言います。詳しい説明は後程また行いますが、このエリアに表示されているアイコンはホーム画面を切り替えた際にも常時表示されることになるアイコンになっています。
     自分がiPadを使っていて、一番良く使うアプリをこのエリアに入れておけば、使い易いようにカスタマイズできるはずです。

 iPadの基本画面を構成する要素はこの3つだけです。このシンプルな画面構成も、Apple社の製品が広く受け入れられた要因の一つと言えそうです。


 それでは、実際に操作する手順を見て行きましょう。


試し読みできます

iPadを操作しよう~アプリの起動とiPadの基本操作

 それでは、実際に端末を操作していきましょう。
  1. アプリの起動・終了

     まずは、アプリを起動します。ここでは、もっとも良く使うアプリの一つとなるであろう「Safari」を起動してください。パソコンのMacを使ったことがない方にはあまり馴染みがないソフトかもしれませんが、Safariは、InternetExplorerやGoogleChrome, Firefoxなどと同じ、いわゆるインターネットブラウザーソフトで、iPadやiPhoneで標準で使用されるものです。
     アプリを起動するには、右のSafariのアイコンをタップします。すると、下のような画面(画面が白く背景とどうかしてしまうため見にくいですが、灰色のメニューバーの下全体に白い画面が表示されています)が表示されます。

     まったく初めての起動となるため「名称未設定」とかかれていますが、この画面を使って、インターネットサイトを見たりするわけです。
     このように、ホーム画面に表示されているアイコンをタップすれば、アプリを起動することができます。
     では次に、アプリを終了しましょう。
     アプリを終了する際には、画面下にある「ホームボタン」を使います。
     ホームボタンを1回、押してみてください。すると、Safariの画面が閉じられ、ホーム画面が表示されたはずです。
     iPadの操作は基本的に、アプリのアイコンをタップして起動、ホームボタンで終了、というこの動作の繰り返しです。非常に簡単だと思います。
  2. アイコンの並び替え・移動

     次にホーム画面の操作に移ります。
     iPadなどの端末を使う際には、自分が使い易いようにホーム画面のアイコンを並べ替えるなどして、カスタマイズすることで、自分だけの使い易さを実現できます。
     ということで、まずはじめにアイコンを並び替える方法を見て行きます。
     アイコンを並べ替えるには、ロングタップ機能を使います。まずはホーム画面上で、アイコンを、長くタップしてください。どのアイコンでも結構ですが、本書では「カレンダー」のアイコンを使います。

     2秒ほど押さえていると、上の画像のように、触っているアイコンが反転し、画面に表示されているすべてのアイコンが揺れ始めます。
     この状態になると、先ほど押さえていたカレンダーのアイコンを指でドラッグすれば自由に移動させることができます。試しに、カレンダーのアイコンを画面の下の方に移動させてみてください。指を離すと、自動的に所定の位置に整列されます。
     ホーム画面をまたいでアイコンを移動させるには、ロングタップして移動できる状態になったアイコンを、左の画像のように画面の右端に持っていきます。すると、画面が左に向かってスライドし、右側から、下の画面のような、アイコンの配置されていないまっさらなホーム画面が表示されるはずです。ここで指を離せば、アイコンをドロップすることができます。
     アイコンの数が多くなると、各ホーム画面ごとに、自分が使い易いように分類しておくと、どの画面にアイコンを置いたのか把握し易くなり、使い易く成ります。アイコンを移動させる際の注意点としては、ホーム画面からアイコンを移動させた後、アイコンがホーム画面に1つもなくなってしまうと、そのホーム画面は自動的に削除される、ということです。ホーム画面は11ページまで作成することができますので、普通に使っている分には、足りなくなって困ると言うことはほとんど無いと思いますので、どんどん使い易いようにカスタマイズしましょう。
  3. フォルダの作成

     では次に、フォルダの作成について説明します。
     ホーム画面ごとにアプリを分類するのもいいですが、一つのカテゴリのアプリが26個を超えてしまうことは良くありますし、また、あまりホーム画面が増えすぎても、自分が目的とするアプリを探すのが大変になってしまいます。そこで、やはり特定の目的を持ったアプリ同士(たとえば「ゲーム」や「電子書籍」など)を一つのフォルダにまとめておくと、ホーム画面に並ぶアイコンの数を少なくすることができ、よりすっきりと整理しておくことができます。
     フォルダの作り方もこれまたワンタッチで非常に簡単です。
     まずは、先ほど隣のホーム画面に移動させたカレンダーを元のページに戻しましょう。その上で、カレンダーのアイコンを「設定」と重ねてみてください。すると、自動的にフォルダ形式が開かれるはずです。その状態で指を離せば、2つのアイコンを1つのフォルダの中にまとめた状態で管理することができるようになります。1つのフォルダには最大20個のアイコンを保存することができます。

     フォルダに入れたアプリを外に出したいときには、フォルダの中からアイコンを外にスライドすればOKです。
     さて、アイコンの保存が終わったら、元の状態に画面を戻しましょう。カレンダーを元の位置に戻しても、まだ画面全体のアイコンがブルブルと揺れている状態だと思います。この状態でホームボタンを押してください。アイコンの揺れがとまり、元の状態に戻りましたね。
     アイコンを移動させるためにアイコンが揺れているときは、アプリを起動することができません。放っておけば一定時間で元の状態に戻るのですが、ホームボタンを押すことで元の状態に戻せると言うことは覚えておいてください。
  4. ホーム画面の切り替え・検索画面

     アイコンの移動方法がわかったら、次はホーム画面を切り替えてみましょう。ホーム画面が1ページしかない場合は切り替えができませんので、まずは、先ほどやったやり方で、もう一度何かのアイコンを、右のページに移動させてください。
     その後、今表示されているアイコンが1つしか無いホーム画面を、左から右に向かって指でフリックしてください。画面がスライドし、左側にあるホーム画面が表示されるはずです。逆にフリックすると、当然逆に動きます。もし、画面が左に少しずれた後、元に戻ってきてしまうようなら、それは、今表示しているホーム画面が一番右側にあるホーム画面だと言うことを意味しています。
     ホーム画面の枚数が増えると、今見ている画面が何ページ目の画面かわからなくなることがあります。そのようなときに役に立つのが、Dockエリアのすぐ 上に表示されている、●が並んでいるアイコンです。これは、ホーム画面数分だけ表示されていて、今表示している画面の位置が白抜きで明るく表示されているはずです(右の画像では、2ページあるホーム画面の内、2枚目の画面を表示していることになります)。ホーム画面を左右にフリックしてもらうと、白い丸が同じように左右に移動するのが確認できるかと思いますので、試してください。
     このときに注目していただきたいのが、Safariやメール、写真などのアイコンが並んでいる、「Dockエリア」です。ホーム画面を切り替えてもDockエリアだけは切り替わらずに、常に表示されています。Dockエリアに置かれているアイコンはホーム画面の設定にかかわらず、常時端末の前面に表示されることになります。このため、自分が最も良く使うアプリを配置しておけば、便利に使うことができます。
     また、Dockエリアのアプリについても、ホーム画面上での配置と同様に、アイコンをロングタップし、移動させるだけで入れ替えることができます。お好きなアプリをDockエリアに置いて、使い易いようにカスタマイズしましょう。
     そして、一番左のホーム画面を表示している状態で、もう一度右にフリックすると、ホーム画面とはまったく違う右のような画面が表示されます。これは「iPadを検索」と表示されている通り、iPadの中身を検索するための画面です。
     試しに、この画面の検索枠に「Safari」と入力してみてください。すると、画面に検索結果の一覧として、Safariのアプリが表示されるはずです。このように、アプリの名称で検索をすることができ、アプリをどこに保存したかわからなくなった場合にも、すぐに探すことができます。
     本書ではこの画面の機能についてあまり深くは触れませんが、この機能はアプリの名称で検索をするだけでなく、たとえば、「連絡帳」に保存された相手の連絡先を氏名で検索したり、「カレンダー」に登録した予定を検索したり、「ミュージック」に保存されている楽曲を検索する、といったこともできます。iPadを使っているうちに、いろいろと保存するデータは増えていきますので、管理するデータが増えれば増えるほど役に立つ機能です。初めの内は使わなくてもいいので、覚えておくと便利な機能の一つです。

     検索画面から元のホーム画面に戻る方法は2通りあります。
     まずは、画面を右から左にフリックしてホーム画面を呼び出すやり方。もう一つは、ホームボタンを押すやり方です。検索画面からはじめた場合には、どちらも一番左側のホーム画面が表示されることになります。
     実はアプリを起動していない状態でホームボタンを押した場合には、必ず、一番左側のホーム画面が表示されるようになっています。たとえば、ホーム画面が10個作られている場合、一番右のホーム画面から一番左のホーム画面に戻ろうと言うときには、10回フリックするのではなく、1回ホームボタンを押せば事足ります。時間をかけてフリックすればできることですから、必ずしも覚えて置く必要は無い機能ですが、左から3番目の画面を表示したいと言うときには、一度ホームボタンを押して、2回画面をフリックする、といった具合に短い時間で画面を移動させることができますので、覚えておくとより便利に使いこなせる機能として、頭の片隅に置いておきましょう。
  5. 画面の回転

     次に確認するのは、端末の画面の回転です。これまで本書内に掲示して来た画像は、すべて端末を縦に持った時の表示画面を見せてきました。
     これを、横向きの画面にしたいと思います。操作は簡単で、今縦に持っている端末を、そのまま横向きに倒して見てください。自動的に画面が下の図のように横向きになったでしょうか。

     もし横向きにならないと言う場合は、画面を固定表示にする設定がされています。後程詳しく説明しますが、「設定」アプリを使って、「一般」→「画面の向きをロック」と言う項目にチェックを入れます。その後、端末右側面の切り替えスイッチをオフにすると、端末の向きに合わせて画面の表示が自動的に回転するようになりますので、試してみてください。
     使うシーンに合わせて縦でも横でも使えるというのは、タブレットの特長の一つです。たとえば、狭い電車の中で本を読みたい、と言うときには片手で操作ができる縦で持った方が良いでしょう。一方で、自宅で机の上に端末を置いて、動画を楽しみたい、と言うのであれば、端末を横にして使った方が見易いはずです。このように、その場その場で画面の向きを変えることができるのは、タブレットを使う大きな利点ですので、ぜひ、活用してください。
  6. 端末の電源操作

     最後に、端末の電源を操作する方法を確認しておきます。
     まずは、端末をスリープ状態(電源は入っているんだけど、操作しないため画面を消しておく待機状態のこと)にするには、端末の右上側面についている「電源ボタン」を短く1回押します。ボタンを離せば、すぐに画面が消えるはずです。
     次に、スリープからの起動です。これは、同じ電源ボタンか、またはホームボタンのどちらかを、やはり短く1回押します。すると、下のような画面が表示されるはずです。

     この画面は「ロック画面」と呼ばれる画面で、スリープ状態から復帰する際や電源を入れた時に必ず表示されます。なぜこのような画面があるかと言うと、タブレットの場合、電源ボタンが端末の側面についているため、かばんなどに入れていると、意図せず押してしまうことがあります。その時、そのまま操作可能な画面になると、物と物がこすれるうちに思わぬ操作が実行されてしまったりするかもしれません。それを防止するための仕組みがこのロック画面で、この画面のまま何も操作をせずに数秒間放置すると、自動的にまたスリープ状態に戻るのです。
     また、必要があれば、このロック画面からホーム画面に切り替える際には、パスワードを設定することで、ほかの人が勝手に操作できないようにするためのプライバシーを保護するための役割もします。
     現時点ではまだパスワードを設定していませんので、画面下側にある「ロック解除」と書かれたバーの「⇒」ボタンを、画像の位置から右に向かってスライドをさせると、ロック画面が解除されて、ホーム画面が表示されることになります。
     次に、スリープではなく、完全に電源を切る操作を見てみます。
     電源を切断する場合には、先ほどスリープ状態にするために使った「電源ボタン」を、長く押します。すると、画面上部に「電源オフ」とかかれ、先ほどのロック画面を解除する際に使ったのと良く似ている、赤い色のスライドバーが表示されます(この画面は保存できなかったため、画像をご用意できませんでした)。このスライドバーを右にスライドさせると、iPadの電源を完全に切断することができます。
     電源をオンにするときには、オフにするときと同じ要領で、電源ボタンを長めに押します。するとアップルマークが表示され、十数秒待てば先ほどのロック画面が表示されるはずです。
     スリープ状態と電源切断の違いは、電池の消費と起動の早さです。
     スリープ状態はあくまで待機状態ですので、画面こそ消えていますが、音楽を再生したりWiFiとの通信をやり取りしたり、また通信が可能な状態であれば、自動的にメールやさまざまな通知を受け取ったりと見えないところで処理を行っています。ですから、確かに操作をしているときよりは少ないですが、それでも携帯電話の「待機状態」と同じように電池を消耗します。その代わり、起動させる際には一瞬で画面が表示され、ロックをはずせばいつでも処理が可能になります。
     一方で電源切断は、完全に動作を止めるので電池は減りません。その代わり、次に起動するには10秒ほど時間がかかりますし、また音楽を再生したり、メールやそのほかのアプリからの通知を受け取ることもできません。
     どのような使い方をするかはユーザー次第だとは思いますが、頻繁に出し入れをして、移動中にも細かく作業をしたり本を読んだりされるのであればスリープで、どこか外に出かけたりしてじっくり時間をかけて本を読んだりするのであれば移動中は電源オフで、といった感じで使い分ければいいのではないかと思います。
     なお、iPadはバッテリーの交換が自分ではできず、メーカーに依頼することになります。メーカー公称では約1000回の充放電に耐えられる、と言うことになっていますが、電池を少しでも長持ちさせるには、完全充電・完全放電(100%まで充電をして、電源が切れるまで使いきってから、次の充電をすること。まだバッテリーが残っている段階で充電しない)した方が電池が長持ちする、とされています。
     長い目で考えるのであれば、どのタイミングで充電するかと言うことも考慮しつつ、自分なりの使い方をすれば良いと思います。
 端末の基本操作はこれでおしまいです。次の章では、具体的に主要なアプリ一つ一つの使い方を見ていきます。

試し読みできます

あとがき

 本書を読んでいただき、まことにありがとうございます。iPad/iPad miniに初めて触る人に向けて、できるだけ平易に書いたつもりですが、いかがだったでしょうか。
 iPadの基本的な使い方について説明してきましたが、あまり長くなりすぎても初心者がついてこれないのではないかと思い、一部、説明を省いた機能があります。3つほど列挙しておきますので、興味のある方はご自分で検索するなどしてみてください。
 1)ステータスバーから下にフリックして引き出す「通知センター」
 2)ホームボタンをダブルクリックして表示させる「マルチタスキングバー」
 3)「マルチタスキングバー」から操作できる、音楽プレイヤーと画面回転のロック
 iPadにはこれらのほかにも、本書内では説明しきれなかった操作方法がいろいろあります。たとえば、リスト形式で表示されている項目を横にフリックすると項目を削除するメニューが現ることがありします。こんな「隠しコマンド」のように用意されている操作方法を、触りながら発見するのもタブレットの楽しみの一つですので、ぜひ、怖がらずにいろいろと操作してみてください。
 また最後のページには、本書を執筆する上で参考にしたサイトやiPadを使うときに役に立つと思われるサイトのリンク集をまとめておきますので、ご活用ください。

 さて、 はじめにも書きましたが、今、世界中でさまざまなタブレット端末が発売されていて、中には1万円を切る価格帯の物も多数あり、インドでは政府が学生支援として1台1600円程度で購入できる タブレットまで登場しています。
 まさにデスクトップからノートパソコンへとパソコンの主流が移行した以上のスピードで、いまやタブレットがその主役の座を奪い取ろうとしているわけですが、その発端となったのが、なんといってもApple社のiPadの登場だったことは疑問をさしはさむ余地は無いところだと思います。
 Apple社の製品は、ほかのタブレットと比べた時、高価な感じがありますが、その強みは、なんといっても世界中で受け入れられるタブレットを作ったメーカーとして、安定的な動作品質と、初心者にも受け入れられ易い統一的なUI(ユーザーインターフェース:利用者が迷うこと無く目的を実現できるようにするための見た目のデザインなど)の高さです。そして世界中で各種メーカーが発売しているAndroid製品と比べた時、もっとも異なる点が、そのセキュリティの安心感です。
 最近、スマートフォンやタブレットで、個人情報を抜き出してしまうようなアプリが問題となったという話題が後を絶ちませんが、これらは基本的にすべてAndroid端末の話です。なぜなら、Apple社は、アプリを公開する際、さまざまなメーカーが製作したそのすべてのアプリに対し、厳密な審査を課しており、その審査に通らなければAppStoreでアプリを公開することはできないのです。
 そして、iPadをはじめとするiOS端末利用するアプリは、AppStoreを通じてしか配布が許されていません。つまりは、Apple社の審査を通らずにアプリを配布することはできないのです。このことから、(Apple社の審査も完璧ではないことから100%安全とはいえないものの)Androidと比べて、悪意のあるアプリをインストールしてしまい、いつの間にか個人情報や自分の登録している連絡先がすべて流出してしまう、などという問題が起きる可能性はきわめて低いといえます。
 その意味で、Apple社の製品は、高い価格で安心を購入している、とも言えるかもしれません。そのため、本書ではあまりセキュリティに関連した話題には触れませんでした。
 ただし、これらはあくまで悪意のあるアプリがAndroidと比べて少ないという話であり、セキュリティの心配をまったくする必要がない、というわけではありません。インターネットを利用する以上、WEBサイトを利用したフィッシング詐欺やなりすましといった危険性はパソコンを利用していたときと同様に存在しますし、悪意のあるアプリではなかったとしても、たとえばFacebookやTwitterといったソーシャルネットサービスのアプリなどを設定を誤ったまま使用すると、意図していないまま、自分の位置情報が世界中に公表されてしまっていたり、といったことがおきかねません。
 インターネット時代において、こうした個人情報や行動履歴は、使い方を誤ると重大な犯罪にも巻き込まれかねない大切な情報ですので、タブレットを通じて初めてこうした情報を扱うようになる方は、特に気を付けてアプリを使うように心がけてください。

 この本は、長崎県長与町にある株式会社にんじんネッ トが近隣在住の人々に向けて始めたタブレット販売事業の教科書として使うために執筆しました。が、同じような環境にいる多くの人々の参考にしてほしいと思い、あまり特化していない形の文体でまとめています。
 この本をインターネット上で見つけて、興味を持っていただく方 は、おそらくこの本を必要としない方だと思います。しかし、そうした人の周囲、たとえばご両親などにこのような本を必要としている方がいたら、タブレット のプレゼントと一緒にこの本をプリントして渡して役立ててもらえればと思っています。
 より多くの方がこれから、さらに高度な情報技術によって構築されていく情報社会において、適切な情報スキルやリスクに対処する知識を身に付けることの一助となれば幸いです。

2013年1月
株式会社にんじんネット
http://www.ninjin-net.com/
執筆:金泰斗
Twitter : @taedookim
Facebook : https://www.facebook.com/yasutokim

試し読みできます

奥付



超初心者向け!はじめてのタブレット入門~iPad/iPad mini編~


http://p.booklog.jp/book/62199


著者 : 株式会社にんじんネット (金泰斗)
著者プロフィール:http://p.booklog.jp/users/taedoo/profile


感想はこちらのコメントへ
http://p.booklog.jp/book/62199

ブクログ本棚へ入れる
http://booklog.jp/item/3/62199



電子書籍プラットフォーム : ブクログのパブー(http://p.booklog.jp/
運営会社:株式会社ブクログ



試し読みはここまでです。続きは購入後にお読みいただけます。

この本は有料です。閲覧するには購入する必要があります。
購入するにはしてください。
有料本の購入に関しては、こちらのマニュアルをご確認ください。
販売価格380円(税込)

読者登録

金さんの更新情報・新作情報をメールで受取りますか?(読者登録について