閉じる


終わりに

試し読みできます

あとがき

 本書を読んでいただき、まことにありがとうございます。iPad/iPad miniに初めて触る人に向けて、できるだけ平易に書いたつもりですが、いかがだったでしょうか。
 iPadの基本的な使い方について説明してきましたが、あまり長くなりすぎても初心者がついてこれないのではないかと思い、一部、説明を省いた機能があります。3つほど列挙しておきますので、興味のある方はご自分で検索するなどしてみてください。
 1)ステータスバーから下にフリックして引き出す「通知センター」
 2)ホームボタンをダブルクリックして表示させる「マルチタスキングバー」
 3)「マルチタスキングバー」から操作できる、音楽プレイヤーと画面回転のロック
 iPadにはこれらのほかにも、本書内では説明しきれなかった操作方法がいろいろあります。たとえば、リスト形式で表示されている項目を横にフリックすると項目を削除するメニューが現ることがありします。こんな「隠しコマンド」のように用意されている操作方法を、触りながら発見するのもタブレットの楽しみの一つですので、ぜひ、怖がらずにいろいろと操作してみてください。
 また最後のページには、本書を執筆する上で参考にしたサイトやiPadを使うときに役に立つと思われるサイトのリンク集をまとめておきますので、ご活用ください。

 さて、 はじめにも書きましたが、今、世界中でさまざまなタブレット端末が発売されていて、中には1万円を切る価格帯の物も多数あり、インドでは政府が学生支援として1台1600円程度で購入できる タブレットまで登場しています。
 まさにデスクトップからノートパソコンへとパソコンの主流が移行した以上のスピードで、いまやタブレットがその主役の座を奪い取ろうとしているわけですが、その発端となったのが、なんといってもApple社のiPadの登場だったことは疑問をさしはさむ余地は無いところだと思います。
 Apple社の製品は、ほかのタブレットと比べた時、高価な感じがありますが、その強みは、なんといっても世界中で受け入れられるタブレットを作ったメーカーとして、安定的な動作品質と、初心者にも受け入れられ易い統一的なUI(ユーザーインターフェース:利用者が迷うこと無く目的を実現できるようにするための見た目のデザインなど)の高さです。そして世界中で各種メーカーが発売しているAndroid製品と比べた時、もっとも異なる点が、そのセキュリティの安心感です。
 最近、スマートフォンやタブレットで、個人情報を抜き出してしまうようなアプリが問題となったという話題が後を絶ちませんが、これらは基本的にすべてAndroid端末の話です。なぜなら、Apple社は、アプリを公開する際、さまざまなメーカーが製作したそのすべてのアプリに対し、厳密な審査を課しており、その審査に通らなければAppStoreでアプリを公開することはできないのです。
 そして、iPadをはじめとするiOS端末利用するアプリは、AppStoreを通じてしか配布が許されていません。つまりは、Apple社の審査を通らずにアプリを配布することはできないのです。このことから、(Apple社の審査も完璧ではないことから100%安全とはいえないものの)Androidと比べて、悪意のあるアプリをインストールしてしまい、いつの間にか個人情報や自分の登録している連絡先がすべて流出してしまう、などという問題が起きる可能性はきわめて低いといえます。
 その意味で、Apple社の製品は、高い価格で安心を購入している、とも言えるかもしれません。そのため、本書ではあまりセキュリティに関連した話題には触れませんでした。
 ただし、これらはあくまで悪意のあるアプリがAndroidと比べて少ないという話であり、セキュリティの心配をまったくする必要がない、というわけではありません。インターネットを利用する以上、WEBサイトを利用したフィッシング詐欺やなりすましといった危険性はパソコンを利用していたときと同様に存在しますし、悪意のあるアプリではなかったとしても、たとえばFacebookやTwitterといったソーシャルネットサービスのアプリなどを設定を誤ったまま使用すると、意図していないまま、自分の位置情報が世界中に公表されてしまっていたり、といったことがおきかねません。
 インターネット時代において、こうした個人情報や行動履歴は、使い方を誤ると重大な犯罪にも巻き込まれかねない大切な情報ですので、タブレットを通じて初めてこうした情報を扱うようになる方は、特に気を付けてアプリを使うように心がけてください。

 この本は、長崎県長与町にある株式会社にんじんネッ トが近隣在住の人々に向けて始めたタブレット販売事業の教科書として使うために執筆しました。が、同じような環境にいる多くの人々の参考にしてほしいと思い、あまり特化していない形の文体でまとめています。
 この本をインターネット上で見つけて、興味を持っていただく方 は、おそらくこの本を必要としない方だと思います。しかし、そうした人の周囲、たとえばご両親などにこのような本を必要としている方がいたら、タブレット のプレゼントと一緒にこの本をプリントして渡して役立ててもらえればと思っています。
 より多くの方がこれから、さらに高度な情報技術によって構築されていく情報社会において、適切な情報スキルやリスクに対処する知識を身に付けることの一助となれば幸いです。

2013年1月
株式会社にんじんネット
http://www.ninjin-net.com/
執筆:金泰斗
Twitter : @taedookim
Facebook : https://www.facebook.com/yasutokim

【参考・お役立ちリンク集】

有料本のため、このページは読むことができません。

この本は有料です。閲覧するには購入する必要があります。
購入するにはしてください。
有料本の購入に関しては、こちらのマニュアルをご確認ください。
販売価格380円(税込)