目次
まえがき 
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 時間は限りある資産
第1章 時間は限りある資産
 本当につらいとき
第2章 本当につらいとき
 つらくとも夢や目標を持とう
第3章 つらくとも夢や目標を持とう
 息子への手紙
第4章 息子への手紙
 嫌われることを辞さない覚悟
第5章 嫌われることを辞さない覚悟
 正しい習慣
第6章 正しい習慣
 ありがとうは、あなたの自由度を広げる
第7章 ありがとうはあなたの自由度を広げる
 自信が生みだす効果とは
第8章 自信が生みだす効果とは
 思いが足りないものは実現しない
第9章 思いが足りないものは実現しない
 選択が人生を決める
第10章 選択が人生を決める
 目的思考
第11章 目的思考
 何かをバネにして行動すればよい
第12章 何かをバネにして行動すればよい
 現実にどう反応するか
第13章 現実にどう反応するか
 アイ・コミュニケーション
第14章 アイ・コミュニケーション
 誠実と気転
第15章 誠実と気転
 失敗に対する接し方
第16章 失敗に対する接し方
 自らの独自性の発見
第17章 自らの独自性の発見
 虚像を創りあげる
第18章 虚像を創りあげる
 人選び
第19章 人選び
 やるか、やらないか
第20章 やるか、やらないか
あとがき
あとがき
奥付
奥付

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まえがき 

 

『一期一会』という言葉がありますが、あなたは、この本との出逢い、そして本を通して

僕はあなたと出逢いました。この素敵な出会いに僕は心から感謝したいと思います。

 

 

~僕の一生懸命の言葉で、あなたの未来への第一歩が生まれることを願って~

 

 

 

 あなたがこの本を読んで、何を感じ、何を思い、今後どのような行動をして頂けるのかを

想像するだけで、僕はワクワクするし、楽しみなのです。

 

 この本は僕のセミナーに参加して下さった方や、周りの人達から是非、藤岡さんの

波乱万丈の人生からいろんな事が学べるんじゃないかと勧めて下さったので、

一冊の本にしようと試みました。

 

 確かに僕の今までの人生は波乱万丈と言えばそうなのかも知れませんが、

自分ではそのようには思っていないし、不確かな人生を活きる我々にとって常に確かなものなど

ないのだと思っています。

 

 だから、僕はこの本を手にとって頂いたあなたに心から願うことは、

未来は今という言葉の続きをあなた自身で創り上げてほしいと思うのです。

 

 人生とは自らが主人公であるべき物語です。

日々の小さな出来事の積み重ねが人生なのですから、その時、

その瞬間、何を選択し、どのような行動するか、しないかで人生は大きく

違ってくると思っています。

 

 僕は今、コンサルタントやセミナーの講師という仕事をしておりますが、昔から

今の職業をイメージしていた訳ではありません。人前で自らの意見を堂々と話せる

ような人間ではありませんでしたが、思い、行動、そして習慣がごく自然に、

今の僕を創ったのだと考えています。

 

 心のあり方と環境をセットすることで人は大きく変わることができると思います。

もし、あなたが今の自分にどうしても自信が持てないと言うのならこの本を読み進めて下されば、

きっと、あなたの心の何かが変わると確信しています。

 

 まず、あなたは、自分自身を正しく理解すること、歩きだすこと、そして励まし続けること、

感謝すること、そして導くことを学んでほしいと思っています。

 

 自信とは常に正しい事を考えて、正しい行動することではなく、

自らが信じていることを勇気をもって行動できることなのです。

ビジネスの世界では常に正しい答えなんて存在しません。

あるのは、その状況での最適な答えだけなので、状況や状態によって

答えは様々であり且つ、移り変わるものなのです。

 

 特に、我々が生きている世界は変化が激しく、過去の常識は現在の非常識だと言われる位、

変化のスピードが速くなってきています。だから、過去、現在、未来は線形なつながりではないのです。

 

 未来を創る正しい知とは、答えを教えてもらうことよりも、自らが答えを探求し、

状況と整合させるような知的な活動を通して生みだされるものだと考えています。

それには、あなたが自らの成長エンジンとなり、目の前の壁を打ち破ることのできる

気迫・気力・気概を持ち続けることが必要なことだと思うのです。

 

 それらを形式知として学んで頂けるように各章では、様々な視点から、僕の経験を織り交ぜて、

暗黙的な理解しにくい領域をその時、その瞬間の心の動きを見える形に変えて、

あなたにお伝えしたいと思っています。

 

 ここで、あなたにお願いがあります。

各章では、様々な視点を用意致しますが、もし自分だったらと、

自分事として捉えて頂きたいのです。

自分事としての視点を持つことで、

はじめてこの本を有意義に活用して頂けると考えるからです。

 

 それでは、未来の素晴らしいあなたに僕からの最高のプレゼントです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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第1章 時間は限りある資産

  僕がサラリーマンを辞めるきっかけになったのは1年間の闘病生活でした。

最初の入院は会社の行事でソフトボールをしていてアキレス腱を断裂し手術の為、

入院しました。2週間ほどだったと思いますが、装具をつけて退院し、リハビリに通う毎日でしたが、

自宅で転倒して、またもや入院。お医者様からはもう一度、手術をしようと勧められましたが、

今回は断裂ではなくて、8割方切れていたらしく、ギブスでも対応できると言われましたので、

時間はかかりますがギブスで固定して治療する方を選びました。

 

  7ヶ月ほど経ち、そろそろ会社に出て行けるかなって思った頃、焼肉を食べに行き、

その夜、異常な腹痛と高熱にうなされました。熱は3日間ほど続き、4日目には元気になったので、

父の見舞いに病院に母を連れて行くことにしました。

 

 当時、僕と父は同じ病院に入院しており、父は膀胱ガンの為、膀胱全摘出の手術を受けて、

入院中でした。病院に着き、母が『あなた、今週から会社に出るんでしょ』

『だったら、内科で診察だけでも受けておいたら』と言うので、それもそうだなっと思い、

内科で診察を受け、問診で今までの経過を説明すると『0157の可能性があります』と言われて、

尿検査を指示され、結果、緊急入院になってしまいました。

 

 お昼過ぎ、入院の用意をして、病院で受付を済ますと、すぐさま血液検査がありました。

夕方になって突然、内科の部長が病室に入ってきて、『藤岡さん、ちょっとよろしいですか』

『お昼過ぎに、藤岡さんの血液検査をさせて頂きましたが、結論から申し上げますと』

『血液のガンです』と言われました。

 

 僕は先生に『白血病ですか』と聞きなおしました。

『詳しい検査をこれからしていきたいと思いますがよろしいですか』

それから、先生は『俳優の渡辺謙さんも今、活躍されていますので、頑張っていきましょう』

それだけ言われて、病室を出て行きました。

 

 それから、また違う先生が来られたのですが、僕は何を言われたのか覚えていないのです。

その晩、一晩中寝れなかったです。当時、子供はまだ二歳になったばかりでしたし、

これから先、どうしようと考えるととても寝れる状態ではありませんでした。

夜中になり、婦長さんが入ってきて、『藤岡さん、寝れる』

『もし、寝れなかったらお薬持ってこようか』

 『体力つけなかったら病気に勝てないよ』

 

 今の僕には何の慰めにもならず、これからの先のことを考えると、

何をしたらよいのか、自分に何ができるのか、そんなことを考えていました。

そして、翌朝、婦長さんに、僕は延命治療はしないと申し伝えました。

 

 どうせ死ぬのだったら、今の僕にできることは少しでもお金を残すことしかない。

たとえ一円でも多くのお金を残せるように寝ないでも働いて家族にお金を残そうと

思っていました。

 

 そして、6階に入院している父のもとに行き、

『お父さん、少しいいか』   『お父さんは、もうすぐここを退院できる』

 

 『僕は昨日、血液のガンだと医者に言われた』 『恐らく、僕はここから生きては出られない』

 

『歳いった親にこんなことを頼むのは辛いけれど』

 

 『後のことは頼む』

 

『僕がガンだと言うことは誰にも言わないでほしい』

 

これだけのことを父に伝えました。

父は、ぼーっと僕の方を見ていましたが聞いているのかどうなのかは分からなかった。

 

 それから3日ほど検査があり、病院からは何の結果の報告もなかった。

毎日、点滴があるので、これも嫌だと重い、看護婦さんに点滴を外してくれないかと

お願いをしたところ、婦長さんは、

 

『藤岡さん、先生が後でお話があると言っていましたので、病室にいて下さいね』

と言われたので、待っていると、先生が笑顔で入ってきた。

 

 なんという不謹慎な奴だと思いながら、話を聞いていると、先生は、

 

『藤岡さん、よかったですね、白です』

 

 僕はいったい何の意味か分からず、

 

 『何のことですか』と尋ねた。

 

『検査の結果、異常がありませんでした』

 

 『ただ炎症反応がひどかっただけです』

 

『そうすると僕はガンではないのですか』

 

 『そうですね、大丈夫です』

 

『おなかの下痢が止まれば、何時でも退院して頂いて結構です』

 

 『それじゃあ』 それだけ言って病室から出て行きました。

 

 僕は万歳したいくらいに嬉しくも、ベットを蹴ってやろうと思うくらいに憤りも

感じていました。

 

『なんといういい加減な病院だ』

 

 それから父のところへ、話をしに行きましたが、父は何だかうわの空で僕の話を

聞いていなかった。2日後、僕は表口から退院できました。

 

 実家に帰り、母に病院での出来事を話すと、母は、僕を抱きしめて『辛かったね』

『しんどかったね』と言ってワンワン泣いていました。僕も今まで一人で我慢していた

箍がはずれて涙が止まりませんでした。

 

 翌日、朝、起きて洗面所に行き、鏡を見ると自分ではないバケモノが鏡に映っていました。

顔がパンパンに腫れて、なんだこれはと言いたくなるような状態でした。

病院に行くと、今度は腎臓だと言われて大阪の府立病院を紹介してもらい、数日後、

腎生検の為に入院することになりました。

 

 結局、トータルして一年間ほど入退院を繰り返し、その中で沢山の病院仲間と知り合い、

二度と逢うことのない別れを経験してきました。彼ら、彼女達と夜中まで語り合い、

慰めあって、励ましあって、ともに短い間でしたが生きる喜びと死んでいく儚さを

経験してきましたが、今、先に旅立った仲間達が死の直前、何を思い、何を感じて

いたのかを思い出すとき、僕は二度とない大切な人生を如何に生き、そして自らが

この昭和と平成の時代に精一杯生きた証を残したいと考えているのです。

それが先に旅立った仲間に対して少でも供養になるのではないかと思わずにはいられません。

 

 

 僕のこの経験が良かったのか、悪かったのかは分からないですが、しかし、少なくとも

人生の時間は有限であり、それほど長くないということ、そして決して後悔のないように

自らの物語を完結させなかればならないということが深く理解できたのです。

 

 

 


試し読みはここまでです。続きは購入後にお読みいただけます。

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