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「そのシャルルが出て来ないのだ。これでは『鶏と卵』だろう」
 僕らの少し後ろで静観していたハッピーが、開けたままの真っ赤な口を、少しも動かさずにそう言った。
 どうなってるんだろう、ハッピーの口って?
 それより。
「鶏と卵? ねぇ、ハッピー。どういうこと、それ?」
「鶏と卵。どちらが先にあったのか、という話しだ」
「えっ? 卵でしょ? 鶏は卵から生まれるんだから」
「では、その卵はどこから生まれる?」
「それはもちろん、鶏から……あっ」
「そういうことだ」
 僕が一つの考えに行き当たったのを察してか、ハッピーがゆっくりと頷いた。

「くだらん話しをしている場合か、ディア」
 クリスがそんな僕らを見て溜め息をついた。
 むっ。なに、その態度?
「くだらない? じゃあ、クリスにはどっちが先か分かっているの?」
「もちろんだ。私は天界にいたんだぞ」
 絶対に分からないと思っていた僕の予想に反して、クリスは自信満々に胸を張った。そうすると、クリスの胸の大きさが良く分かる。
 なんでクリスの胸って、こんなに膨らんでいるんだろう? 何か入ってるのかな?
「グファファ! そりゃ本当か? 面白い! どっちだ、天使ちゃん?」
 シャルルに呼びかけていたウィンザレオも手を止めて、クリスをニヤニヤしながら見つめている。

「ちょっと、ウィンザレオ! なんでこっちの話しに入ってくるの? シャルルを呼んでよ!」
「ああ? いいじゃねぇか、ちっとくらい。シャルルはどこにも逃げねぇよ」
「そういう問題じゃないよ! 不真面目に思われるじゃないか!」
「んじゃ、おめーが呼べよ、お姫様。俺はクリスの答えが聞きたいんだ」
「僕だって知りたいもん! あ、そうだ! ハッピーに!」
 頑として言う事を聞いてくれそうにないウィンザレオを諦め、僕はハッピーに目を向けた。
「断る。私も知りたいからだ。第一、そんな願いでいいのか?」
「うっ。……よく、ない……」
 さくっと断るハッピーに、僕はあっさり弾かれた。
 うーん。命懸けでするお願いでもないしなぁ。ちょっと勿体無いよね。

「なんだなんだ。困ったやつらだな。仕方が無い、すぐに結論を教えてやろう。このままでは、本当にシャルルが出てきてくれなくなる」
 揉める僕たちを、クリスは呆れ果てたように手を腰に置いて見回した。
「そうだね。早くお願い、クリス」
「グファ。ちゃちゃっとな」
「押さないでくれ。私は重さがないのだ」
 クリスに向かって身を乗り出す僕とウィンザレオに、ハッピーが押し潰されそうになっている。

 意外な感触。ちゃんと触れるし、なんだか少し温かい。黒猫って感じ。

 僕は初めて触れたハッピーに、そんな感想を抱いていた。

 クリスは一旦息を大きく吸い込むと、その薄い唇を開いた。
「鶏と卵。どちらが先かというと……」
 僕はごくりと唾を飲み込んだ。
 その時、後ろから小さな金属音がした。
「グファ! つーかまーえたっ!」
「きゃあああ! 放しなさいよ、ウィンザレオ!」
「えっ? シャルルの声?」
 突然大声を上げたウィンザレオとシャルルの悲鳴に驚いた僕は、何事かと振り返った。そこには、黒い布で目隠しをされたシャルルが、ウィンザレオに抱き上げられてジタバタしている姿があった。
「グファファ! シャルルもその話が気になるってよ! グファファ!」
「き、気になんかなってない! いいから放して、ウィンザレオ!」
 どうやらシャルルもクリスの答えが気になっていたらしい。聞き耳を立てようと扉を開けたところを、ウィンザレオに捕まったようだ。
 それはいいけど。
「ねぇ、ウィンザレオ。どうしてシャルルは目隠ししてるの? 誰がやったの、それ?」

 


 宙に浮かされて手足をばたばたとさせているシャルルのワンピースは、あちこちがめくれ上がり、あんまり直視しちゃ悪い気がした。後ろから腰を両手で持たれているんだから、シャルルの手は自由だ。
 なんでシャルルは目隠しを取らないんだろう? 自分でやったんだろうか?
「あの目隠しはウィンザレオがやったものだ、ディア。シャルルをドアの向こうから引きずり出すと同時に、目隠しまでしていた。凄まじいスピードだな」
「ええっ? 凄いね、それ」
 クリスは家の方を向いていたから、ウィンザレオの行動が確認出来たみたいだ。
「まぁな」とウィンクするウィンザレオの目尻に寄るシワが、かわいく感じた。
「さ、シャルル。これなら大丈夫だろ? こいつらの話を聞いてやれよ。こいつら、ウィルに頼まれてここまで来てんだからよ」
「えっ? お兄さまに?」
 とん、と地面に下ろされたシャルルが、目隠しされたまま、ウィンザレオを見上げた。
 声のする方を向いただけだよね。見えるわけないし。

 こうしてゆっくりシャルルを見ると、ウィルの面影は髪くらいかな、と僕は思った。髪は赤い滝みたいに真っ直ぐ肩まで伸びている。全体的に丸い顔の輪郭はほっぺたの膨らみがまだ目立つくらいに幼く、十二、三歳かな、と僕に予想させた。ふわりとした赤いワンピースを着ているのに、華奢な印象を与える体格は、小さくて頼りなくって儚げだ。
 僕らは黙ってシャルルの答えを待った。
「……そう。ウィンザレオが連れて来る人たちに、間違いも無いでしょう。これなら顔も見ずに済むし。いいわ。入ってちょうだい。おもてなしは出来ないけれど」
 やがて、シャルルは観念したようにそう言った。
 ウィンザレオ、随分信頼されてるなぁ。部下を見殺しにするような人なんだけど。でも、僕らの世話は焼いてくれているし。ウィンザレオって、良く分からない人だな。
 そんな事を考えながら、僕らはシャルルの手を引くウィンザレオに続いて家に入った。
 あ。
 結局、鶏と卵は、どっちが先か聞いてない。
 これからもっと大事な話をしなければならないというのに、僕の気は散っていた。

 

 ウィンザレオが開けたドアから、まずはシャルルが家に入る。ウィンザレオはシャルルの手を引き、誘導している。荒々しい見かけにはそぐわない優しいエスコートに、僕は少し感心していた。
 板張りの床にブーツがゴツゴツと音を立てる。部屋は全体的に薄い緑に塗られていて、壁にはタマネギやじゃがいもがぶら下がっていた。部屋の中はなんだか甘い匂いがした。
「いい香りがするな。ポプリか」
 クリスが壁にある額縁を見て呟いた。
 乾燥させた花々が木枠に張り付けられている。その下に、小さな麻の袋がぶら下がり、揺れていた。香りはそこから来ているらしい。こじんまりとした部屋の中央には四人掛けの丸いテーブルセットが一揃い。その奥に土間があり、赤レンガで丸く組み上げられた薪窯があった。
 きちんと整頓された家だ。
 明るくて優しい雰囲気に包まれている気がする。
 僕は素朴なこの家にいい印象を抱いた。

「ほれ。座れよ、シャルル」
 ウィンザレオが椅子を引いてシャルルを座らせた。
「ありがとう、ウィンザレオ」
 シャルルはきちんとお礼を言って席に着いた。
「んじゃ、みんなテキトーに座れ。俺は飲み物でも用意してくるからよ」
「あ、うん」
 勝手に土間の方へ行き、ごそごそと棚を漁るウィンザレオ。
 シャルルにそれを気にしている様子は無い。
 なんだかシャルルの本当のお兄ちゃんみたいだな、ウィンザレオ。
 ……あれ? 僕は普通の兄妹がどんな風かなんて、知らないはずだけど……?
 僕はそう思いながら椅子に腰掛けた。

 


「待たせたな」
 お盆に五つのティーカップを載せてウィンザレオが戻ってきたのは、たっぷり三十分以上も経ってからだった。
 その間僕らは目隠しをしたシャルルとテーブルに着いていたわけだけれども。
 ……凄く、気まずかった。
 誰も何も話さないし。僕から話しだす勇気もないし。
 いきなり「ウィル、死んじゃったんだ」なんて言えないよ。僕には。

 コトリと目の前にカップが置かれると、シャルルが口を開いた。
「いい香り。さすがはウィンザレオね。紅茶の淹れ方が上手だわ」
 すぅ、と息を吸い込んだシャルルの口元は上がっていた。
「そうか? お前んとこの茶葉、相変わらずいいもん置いてんなーって思ってな。いくら俺でも、いい加減には淹れられなかったぜ。グファファ」
 ウィンザレオはにやりと笑うと、僕らの前にもカップを次々置いていく。僕はシャルルに習って息を吸い込んだ。けど、何が特別なのか、僕には分からなかった。
「うーん。素晴らしい。色も濃すぎず申し分ない。カップしか持って来なかったのは照れ隠しかな、ウィンザレオ? これだけの香りを出すには、ポットも事前に温めておかなければならないだろう? 短い時間で一気に抽出しなければ、こうはならないはずだ」
「は?」
「なに?」
「グファ?」
 僕とクリスとウィンザレオが、思わぬ紅茶評を突然に始めた者を見つめた。

 それは先の尖った真っ黒な手で取っ手を持ち、カップを顔の前に掲げているハッピーだった。
「失礼していただくとしよう。……うん。やはりおいしい。これは茶葉の新鮮さもさることながら、水自体がおいしいからだ。私は紅茶を飲む度に、ここに住んでいて良かったと思う」
 呆然と見守る僕らに頓着せず、ハッピーは真っ赤な目を細めて紅茶を啜った。
「あら? 詳しい方がみえるのね。口調に気品を感じますし、高貴な方なのかしら?」
 シャルルの声が明るくなった。
「いえいえ。私はどうってことのない、ただの悪魔にすぎない」
「悪魔? うふふふふ。冗談もお上手なのね。ふふふふふ」
 僕とクリスとウィンザレオが目を見合わせた。
 ウィンザレオは苦笑いをしている。
 どうしよう。
 シャルル、思いっきり勘違いしちゃったみたいだ。
 目隠しを取ったら冗談でもなんでもないことが分かると思うけど、ショックを受けたりしないかな?
 また一つ心配事が増えた。

「茶葉は毎日お城から我が家に届けてもらっているの。別に頼んでいるわけじゃないけれど。裏庭に湧き水があるので、おいしいお水にも不自由しないのよ」
「ほう。それは羨ましい。そんな家に住んでいれば、人生の半分は幸せなことだろう」
「それは言えるかもしれないわ。うふふふふふ」
「はははははは」
 その後も産地がどこかとか製法がどうしたとか盛り上がる二人を横目に、僕らは複雑な気持ちでお茶を啜った。
 ところで。
 ハッピー、紅茶飲んでても口が開いたままだけど。
 なんでこぼれないんだろう?
 僕は紅茶を口の中で転がした。
 あ。本当においしいな、これ。

 


 ウィンザレオってなんでも出来るんだなぁ。
 でも、この紅茶。飲みなれた味がするのはなぜだろう?
「本当においしい紅茶だね、ウィンザレオ。こんな事とは無縁そうなのに、どこで淹れ方なんて学んだの?」
 この何気ない質問の答えは、僕にとって衝撃的なものだった。
「ありがとよ。この淹れ方はな。ケイオスに習ったんだ」
「……ケイオス?」
 僕は訊き返した。
 同名の別人、かな?
「魔王なら知ってんだろ? 魔軍参謀のケイオスさ」
「も、もちろん知ってるけど。なんで? なんでウィンザレオが?」
 びっくりしすぎて声を上擦らせる僕を、クリスは冷静に見つめていた。
「毎年一度か二度、俺はあいつと遊んでた。遊びったって、剣を使った真剣勝負だけどな。そん時に、紅茶の淹れ方も教えてもらったのさ。グファファファ」
「ええええっ! そうなの? でも、二人ともちゃんと生きてるじゃない?」
「ケイオスは俺を殺す寸前で、いつも戦いを終わらせてくれたからな。強かったなぁ、あいつ。この俺様が、全然敵わなかったぜ。グファファファ」

 ウィンザレオは懐かしそうにケイオスとの思い出を語ってくれた。
 戦ったあと、二人で紅茶を楽しんだこと。
 酒を勧めるとケイオスが嫌がったこと。
 珍しい果物を持っていくと、無表情だったケイオスが飛び上がって喜んでいたこと。
 ウィンザレオは、僕の知らないケイオスを知っていた。
 たくさん。たくさん。
「……あいつは、いいヤツだった。でも、もう会えないんだろう?」
「えっ? ……うん。多分……」
 ウィンザレオが僕の頬に手を伸ばす。
 その指が僕の目から流れ出たものを拭きとった。
 気付かないうちに泣いていた。
 知らなかったケイオスが頭の中で微笑んでいたからだ。
 クリスは一言も発さずに紅茶をこくりと飲んでいた。
「でも、そっかぁ。ケイオスってやっぱり強かったんだね。そのケイオスに勝っちゃったウィルは、もっと強かったんだなぁ」
 あれ? でも、ウィンザレオはウィルのこと、「弱いくせに」って言ってたな?

「……昔は、な。ケイオスのやつ、年々弱ってやがったから……。ウィルと戦った時にはどうなってたのか……。ある程度、予想はつくけどな」
 ウィンザレオは目を伏せて紅茶を口に運んだ。肘は行儀悪くテーブルについている。
「ケイオスが、弱ってた?」
 記憶を漁ってみる。
 けど、ケイオスのそんな素振りは見つからなかった。
 クリス?
 クリスに訊こうと目を向ける。クリスは腕を組んで眉間に皺を刻み、ティーカップを睨んでいた。

「……ちょっと待って。あなた、今、なんて言ったの?」
「え? 僕?」
 不意にシャルルに話しかけられ、僕の思考は停滞した。
 シャルルの声はまた厳しいものになっている。
 ケイオスのことは気になるけど……後でまた訊こう。
「ディア。大丈夫か? ちゃんと話せるのか?」
 横からクリスが僕の肩に手を置いた。
「うん。大丈夫」
 僕はしっかりと頷いた。
「実は……」
 僕は意を決して話を始めた。
「待って」
「へ?」
 が、すぐに出鼻を挫かれた。
「あなた」
「私か?」
 クリスがシャルルに呼ばれ、自分を指差す。
 て、目隠ししているシャルルには見えないけど。
 何を言い出すんだろう?
 僕は息を詰めて二人を交互に見つめた。
「結局、卵と鶏はどっちが先なの?」
「は?」
 と、クリスが間抜けな声を出した。
 えええっ!? このタイミングでその話しなの!?  僕は椅子から軽くずり落ちた。


 シャルルに向かって「聞いてみれば面白くもない話だぞ」と前置きし、
「鶏だ」
 クリスは力強く断言した。
「ええっ? なぜ?」
 シャルルは高い声で驚きを表わしている。
「鶏にしか、卵が作れないからだ。卵が無くば、鶏は生まれない。卵の始点は鶏だが、鶏の始点は違うところにある。だから、鶏が先なのだ」(注:2010、イギリス:シェフィールド大学、ワーウィック大学の共同研究結果)
 僕らはクリスの話をふんふんと頷いて聞いた。
 僕もうんうんと頷いてはみたけれど。
 どうしよう。
 全然クリスの言っている意味が分からない。
 他のみんなは「なるほど」とか「そうか」とか言っているから分かっているみたいだ。
 もっと詳しく訊きたいけれど……。
 まぁ、いいか。
 こんなこと分からなくっても、別に問題ないもんね。
 僕は大きく頷いた。自分に。

「……さて。では、すっきりとしたところで。ご用件は?」
 シャルルが僕の方へくりっと首を向けた。
「ん?」
 さっき言い出しかけた僕の方向を覚えてるんだ。
「あ、ああ。そうそう。あ、あのね、シャルル」
 まずい。
 出鼻を挫かれた上に、鶏と卵が引っかかってて、なんだか頭がごちゃごちゃしてる。
 焦りが出たのか、声がどもった。
「シャルル? わたし、あなたにそんな風に呼ばれる筋合いないけれど」
「う」
 冷たい。ハッピーとはあんなに打ち解けていたのに、僕には随分よそよそしい。当たり前なんだけど、なんだか悲しい。でも、そう思ったら返って頭がすっきりした。どうせもう嫌われているのなら、僕に失うものは何も無い。思い切って話してみよう。まずは挨拶。名乗らなくっちゃ。
「初めまして。僕は、ディア」
 僕は席を立って手を胸に腰を折った。
 シャルルには見えないだろうけど、こういうのって雰囲気で伝わるものだよね。
「ディア。初めまして。わたしはシャルル。シャルル・ハーバーライト。お兄さまの働きにより、今は士爵をいただいている、一応貴族です」
 すると、シャルルも席を立ち上がり、スカートの裾をつまんで可愛らしく屈んだ。
 僕はその振る舞いに感心した。
 しっかりした子だなぁ。見た目は完全に子どもなのに。
 やっぱり貴族ともなると、礼儀作法が身につくのかな?
「一応? 貴族に一応とかあるの?」
 ちょっと気になった。
「……ものを知らない人なのね。失礼だわ」
「えっ?」
 僕の質問が気に入らなかったらしい。
 シャルルはどかっと椅子に座った。
 僕、どんどん嫌われていくみたいだ。

 その様子を見かねたのか気を遣ってくれたのか考えがないのか、ウィンザレオは一気に核心に迫ることを言い放った。
「グファファ。そう怒るなよ、シャルル。しゃーねーだろ。コイツ、ついこの間まで“魔王”だったんだから」
「ウ、ウィンザレオ!」
 僕はあたふたうろたえた。
「魔王?」
 シャルルはきょとんとして鸚鵡返しに呟いた。
 まだまだ嫌われていきそうだ。
 そんな予感がして、僕の頬に汗が伝った。
「そうだ。ここにいるディアは、魔王としてこの地上、いや『第二世界』に君臨する全てのモノの王なのだ。本来なら貴様のような小娘がそのような無礼な口を利ける相手ではない。そのつもりで話すことだな」
「ク、クリス! なんでそんなに怖い言い方するの!?」
「お前が言わないから私が言っただけのこと。そもそも、お前がもっとしっかりしていれば、こんな小娘になめられることもないのだ。私にこんなことを言わせたくなければ、お前がちゃんと話すんだな」
「うぐぅー」
 と唸ることしか出来ない。
 ぽかんとしているシャルルを睨み、クリスは言いたい放題だ。でも、僕には何も言い返せなかった。クリスはもとより、僕がどんな立場なのかも分からないからだ。僕は改めて自分の存在を不思議に思った。

 



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