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含む

書かれていない

空白まで

含んでの詩

 

塗る場所の

間違いまで

含んでの絵

 

写ってしまった

風景まで

含んでの映画

 

受け取る側の

妄想まで

含んでの作品

 

作らなきゃよかった

その後悔は

作品に含まれない


タイムカプセル

大切なものは

いつも気づかずに捨てている

時の片隅に

書き捨てた落書きがある

 

通いなれた遊歩道を

掘り起こすように歩いていく

自分で埋めた覚えがなくても

タイムカプセルは見つかる


抱きまくら

抱きしめることで

振り落とされそうな時にしがみつく

孤独のざわめきを超え

夜の影と和解する

 

抱きしめることで

抱きしめられている感じがする

わたに柔らかく弾かれて

夢よりも優しいうつつの中で

 

親でも恋人でも友達でもない誰かに

抱きしめられたい夜がある

抱きしめたまま潜っていきたい

どこまでも深い闇の奥


重荷

人口は増え

情報は増え

爆発的な勢いで

過去は増えている

 

それはただ

今を生きる者には

重すぎて

 

僕らはすでに

歴史を

抱えきれなくなってる

 

こぼしていく

過去は

現在への

違和感になる


呪文

意味のない言葉でも

叫んだらきっと

振り向く人がいるだろう

くすくす笑う人もいるだろう

 

泣きじゃくる赤ん坊は

心の捉え方を知っている

食べたい触れたい甘えたい

願望を叫びに変えて

 

言葉は隠せない

言葉が奏でる響きと旋律を

あぶらかたぶら

人は繰り返しつぶやく

呪文になるまで



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