新・13日の金曜日
1985年アメリカ映画
監督 ダニー・スタインマン
主演 ジョン・シェパード、シャバー・ロス
ホラー映画特集です。
「13日の金曜日」シリーズの第五弾。今日は原題と邦題の考察。
13日の金曜日の原題ですが、1から3までは「13日の金曜日」にパート3、みたいな数字がつく形でした。
「完結編」は「Friday the 13th PartⅣ:The Finalchapter」。
で、この「新・13日の金曜日」が「Friday the 13th PartⅤ:New Beginnings」です。
原題の上では同じ話として扱われておりますが、作品世界のニュアンスはこの話だけちょっと毛色が違います。
タイトルの先読みになりますが、このあとの第六弾は「13日の金曜日パート6・ジェイソンは生きていた」ですから、この第五作は「ジェイソンが生きていなくても成立する物語」なわけでございます。
「完結編」のラストで死んでしまったジェイソン。
しかしジェイソンを倒した当のトミー君は事件のせいで心の病にかかってしまっております。
で、クリスタルレイクでまたまた起こる連続殺人事件。
果たして犯人は誰やねんって物語。トミー君、ジェイソンを倒したことによって自分にジェイソンの魂が乗り移ったのではないかと心配しております。
トミーのその心の病が物語の重要な鍵になっております。
第二作以降は「犯人は誰やねん」どころではない殺人鬼退治スプラッターだったわけですが、物語はここで重要な転機を迎える… はずだったんだけど。
ここから先はもう言いません。
ここからのシリーズの顛末は次項でご確認くださいませ。
パパの採点。10点満点中8点。
私は「13金」シリーズではこの作品が一番好き。
第一作の「ジェイソンは生きているのか死んでいるのか、そして死んでいるとしたら犯人は誰やねん」的なもやもやした筋運びがけっこう楽しいです。
ラストのサプライズも私好み。ってことで第一作を越えて8点献上です。
第二集 上巻 あとがき
と、いうことで、第二集上巻はこの180作品でご紹介完了です。
下巻は185作品をご紹介って感じでまいりたいと思います。
皆様下巻もお楽しみいただけましたら幸いです。
では皆様、第二集下巻でまたお会いしましょう。
いやぁ、映画って本当に良いものですね。
下巻でもごいっしょに楽しみましょう。
では、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。
この本の内容は以上です。