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はじめに

「太陽は夜が明けるのを待って昇るのではない。
太陽が昇るから夜が明けるのだ」

皆さまはじめまして。
私は中村雄介(なかむらゆうすけ)と申します。
上記のフレーズは
「教育界の国宝」
と呼ばれた東井義雄さんの言葉です。
私の大好きなフレーズで
私の名刺の裏には
「人生を照らす言葉」
として記載しております。

遅ればせながら自己紹介させて頂きます。
私は中村雄介と申します。
かれこれ15年ほど「教育」の仕事に関わらせて頂いております。
2011年の9月に独立し
株式会社マナビートという小さな会社を経営しております。
http://www.manabeat.jp/
企業と医療機関の管理部門を専門にして
「面接」のやり方や「いい人財」を見分ける方法をアドバイスさせて頂きながら
ともに管理部門の社員さまと成長できることに
日々喜びを感じながら仕事をさせて頂いております。

これから始める
「人財を変える一番シンプルな採用のヒント」
は私が管理部門の仕事に携わりながら
文字通り「身体で覚えた」ノウハウを中心として
人事総務部門に関わる皆さまの日頃の業務の中で直面する
不安や悩みを解決するヒントになれば・・・
という思いで私の会社のホームページに
「ブログ形式」でつづっている内容を電子書籍の形にまとめさせて頂いているものです。
ホームページと連動して「連載」していきますので
どうぞ最後まで楽しんで頂けますと幸いです。

もくじ

【収録内容】

第1講:落とす面接?採用する面接?

第2講:面接官に求められる3つの能力 ~その1.コミュニケーション能力

第3講:面接官に求められる3つの能力 ~その2.人間的魅力

第4講:面接官に求められる3つの能力 ~その3.マナー

第5講:「質問力」その前提

第6講:「質問力」を向上する

第7講:「質問力」を活用する

第8講:「共感力」その前提

第9講:「共感力」を向上する

第10講:「共感力」を活用する


第1講:落とす面接?採用する面接?

面接を行う目的は
もちろん「採用」を行うためですよね。
しかし…
一人の受験者が本当にいい人財かどうかを「見極める」 ためには
「試験」を行ったり
一回だけではなく何度も「面接」を行われることだと思います。
あまりにも受験者が多い場合は
受験者を「ふるいにかける」作業を行いたくなるものです。
いわゆる
「落とすための面接」や「落とすための採用」を行ってしまいます。
この事実を否定はしませんが
この部分はとても重要だと考えておりまして
集団面接やグループワークの際は特に気をつけなければいけないポイントになります。
個別面接であれば
少なくともその個別面接の際には
その受験者が「いい人財」か「そうでない」かを判断しますが
集団の場合は
そのたまたま集まった「集団の中」
「いい人財」か「そうでない」かを判断してしまいがちです。
その集団の中での「優劣」で判断すると
大事なものを見落としてしまいがちです。
集団であれば特に「採用するためのポイント」をきちんと事前に決めておき
そのポイントをクリアしているから通過する
ということを徹底した方がいいです。
同じことに聞こえるかもしれませんが
採用の現場は
受験者を「落とすための場」ではなく
「いい人財」「採用するための場」であるということを
面接官は決して忘れてはいけませんね。

第2講:面接官に求められる3つの能力 ~その1.コミュニケーション能力

≪面接官に求められる3つの能力≫
面接官には大切な以下の3つの役割があります。
1.相手の人間的魅力を引き出す
2.相手を評価する(ほめるということ)
3.相手のモチベーションをアップする(やる気を引き出す)

その役割を果たすためには
面接官には以下の3つの能力が必要になります。
1.コミュニケーション能力
2.人間的魅力
3.マナー

今回はそのうちの1つ目
1.コミュニケーション能力
についてお話しします。

面接において相手の「人間性」は「会話そのもの」によって判断します。
そのためには面接官には以下のコミュニケーション能力が求められます。

①質問力
そんなに難しい質問をするわけではありません。
「5W1H」を意識して相手の答えに対して質問をする、ということです。
【いつ・どこで・だれが・何を・なぜ・どのように】
これを「尋問」や「詰問」にならないように「リラックス」した雰囲気で聞いてあげることで、さらに受験者の「答え」を引き出し、「会話」を引き出すことができるのです。

②共感力
共感するために重要なポイントはひとつだけです。
それは「相手に興味を持つ」ということだけです。
相手に興味を持つから上記の「5W1H」を意識した質問が自然とできるのです。
「人が好き」という能力がないと相手に共感することは絶対にできません。

③表現力
面接においてはこちらから質問をするばかりではありません。受験者からの質問があることもあります。その際には…
「シンプルな言葉」で答える・「たとえを使って」答える・「専門用語」を使わない
ということが大切です。極端な言い方ですが「小学生にもわかる」くらいやさしくわかりやすく答えることが重要です。

第3講:面接官に求められる3つの能力 ~その2.人間的魅力

≪面接官に求められる3つの能力≫
面接官には大切な以下の3つの役割があります。
1.相手の人間的魅力を引き出す
2.相手を評価する(ほめるということ)
3.相手のモチベーションをアップする(やる気を引き出す)

その役割を果たすためには
面接官には以下の3つの能力が必要になります。
1.コミュニケーション能力
2.人間的魅力
3.マナー

今回はそのうちの2つ目
2.人間的魅力
についてお話しします。

「感動は人を変える。笑顔は人の心を潤す。夢は人を豊かにする。
感動し、笑い、夢を抱くことのできるのは、人間だけである」
という言葉があります。
植物はもちろん、他の動物にはなく、人間だけが持っているこの力こそ「人間的魅力」なのです。
そして、この「感動」「笑顔」「夢」が表に現れているかどうかで、その人に「魅力」があるかどうかを決定しているのです。
この「人間的魅力」が「面接官」に備わっているということが大切になってきます。
その「人間的魅力」のポイントは次の通りです。

①感動
感動とは「感」じて心が「動」く、ということ。
そしてその「感動」を表現できる、ということがとても大切なことです。
「感動」を「行動」によって表して初めて本当の「感動」だといえます。
何も大きな感動の体験があることを求めることはありません。それよりも日々の小さな出来事に小さな感動を覚え、それをきちんと「表現」できる力があることこそ大切なことなのです。

②笑顔
「笑顔」を昔は「咲顔」と書いたそうです。
花が咲くように「笑顔」があるだけでその場がパーッと明るくなる、そんな「笑顔」は人に力を与えてくれるひとつのパワーです。
これは年齢の区別もありませんし男女の区別もありません。「笑顔」が嫌いという人はいません。「笑顔」の人よりも「無表情」の人のほうが好きという人もいません。
そして重要なことは「笑顔」は伝染する、ということです。
相手も自然と「笑顔」になるような「笑顔」ができる力も大切です。

③夢
「夢は見るものではなく叶えるもの」
面接の質問で「将来どうなっていたいですか?」というような質問をされることはありませんか?
あなたにはそんな「将来像」や「夢」がありますか?
将来にまったく希望が見出せない人よりも将来の「夢」があり、それを熱く語れる人の方が断然「魅力的」です。
あなたが面接に受験者として行ったとして、将来に「夢」があり、それを語ってくれる会社とそうでない会社、どちらに就職したいと思いますか?
実際には面接中に語ることができないかもしれませんが、面接官に「夢」があるということ、それを叶えようとしていることはとても大切なことです。


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