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はじめに。

 僕は介護保険が始まった二〇〇〇年に北海道浅井学園大学(現北翔大学)の人間福祉学部、介護福祉学科に入学しました。

 僕は二〇〇四年に大学を卒業し、田舎町のデイサービスで働き始めましたが、たった一年三ヶ月で仕事を辞めました。その後、自動車関係の工場での仕事を経て介護の仕事に戻りました。職を転々とする中で十二年が経ちました(現在は一つに落ち着いて四年目が過ぎました)。

 一般に介護業界は給料が安い、待遇が悪い、仕事が続かないなどネガティブな言葉が溢れています。確かに、介護の現場で働く職員が年収1億円になることは難しいだろうし、定時出勤定時退勤、好きな時に有給休暇が取れるような業界ではないと思います。

 しかし、このようなマイナスのことばかりに焦点を当てていても介護業界は何も改善されないし、次世代に「介護職員として働きたい」という想いが伝わないと思います。

 僕自身介護現場で働いていて、給料が低くて辞めたことがあります。しかし辞めてから気づいたのです。僕はやっぱり福祉の仕事が好きなのです。人と関わることが好きなのです。

 仕事がキツイ・汚い・給料安いと言われようと、介護の仕事には他の仕事にはない魅力があると思います。介護現場で働いて出会うお客様、介護支援の場で出会うお客様・ご家族様、そしてその関係性を見て分析しているうちに僕は一つのことに気付きました。

「このお客様、ご家族様、そして関係性はきっと今の僕に何かを訴えかけている」と。

 その一つが目の前のお客様の生活や人生により親密に関わることで学べることです。

 僕が毎週木曜日に参加している帯広市倫理法人会の創設者である丸山敏雄さんが提唱している純粋倫理、「万人幸福の栞」の中に「人は鏡、万象はわが師」とあります。

 例えば、「目の前にいる人はあなたの心を映し出している。目の前の人が怒っているのは、”あなた”が怒っているからです。」ということです。

 この公式を僕たちの仕事で当てはめてみると、僕たちのお客様は僕たちの心の鏡となって、僕たち援助職・支援職にお客様自らの体験を持って何かを教えてくれていることになります。

 それではお客様は具体的に何を教えてくれているのでしょうか?

 この7年間、僕が関わったお客様たちとの学びを紹介したいと思います。

 僕が介護の現場で経験したことが僕の人生にプラスになることがあり、それらの学びをこれから介護職になる人に、現在介護をしている人たちに還元できればと思います。

 僕が感じ、学んだことを一人でも多くの介護者にシェアして、これからの仕事に役立ててほしいと思います。

 

 ここまでお読みいただきありがとうございます。コメントは自由制です。一見さんも読者も大歓迎です。※心無い非難・誹謗・中傷等は削除させていただきます。

 

次回配信日は11月18日です。

「介護とは・・・マナーを教えるもの」

 

平成24年11月3日

岡本大輔


奥付



【2012-11-03】”介護”があなたに教えてくれるもの。


http://p.booklog.jp/book/59671


著者 : 岡本大輔@読書コミュニケーター(社会福祉士)
著者プロフィール:http://p.booklog.jp/users/shellacmode/profile


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