目次
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パンドラの書庫
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パンドラの書庫「暗黒神話」遠藤玄三
パンドラの書庫「金田一少年の事件簿」大友宗麟
パンドラの書庫「学校の怪談R」まつばらきのこ
パンドラの書庫「UFOと宇宙人のなぞ」イエス曖昧
パンドラの書庫「臓物大展覧会」留部このつき
トラウマカタログ さうじ
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アギギボゴゴギの研究 獣狩男
アギギボゴゴギの研究 獣狩男
アギギボゴゴギの研究 獣狩男
ほとばしる熱いロゴス 遠藤玄三
ほとばしる熱いロゴス
ほとばしる熱いロゴス 遠藤玄三
 
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ぼっち論 留部このつき
ぼっち論 留部このつき
ぼっち論 留部このつき
ゴキブリを食べた日 イエス曖昧
ゴキブリを食べた日
ちょっと前の本当の話 流山ジジ
ちょっと前の本当の話 流山ジジ
ちょっと前の本当の話――かよい婚 流山ジジ
ちょっと前の本当の話――トイレ 流山ジジ
『第三回 新脈文芸賞』 のご案内。
第三回新脈文芸賞のお知らせ
ライター募集
ライター募集
うみねこみすてり論争 犀川ヒフミ
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涼しいタイム涼介論 大友宗麟
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次号特集の記事募集
次号特集:『漫画』
第二回新脈文芸賞
第二回新脈文芸賞受賞作品発表
第二回新脈文芸賞選評 実葛氷柱
第二回新脈文芸賞選評 Jback
第二回新脈文芸賞選評 イエス曖昧
第二回新脈文芸賞選評 まつばらきのこ
第二回新脈文芸賞選評 田子新策
第二回新脈文芸賞選評 留部このつき
受賞作品「カフェオレのつくり方 多摩先生の推理」田子新語
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受賞作品「匈奴島、部活やめるってよ」雨座居姫
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受賞作品「土竜のいる地獄」遠藤玄三
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受賞作品「夏の終わりの雨宿り」留部このつき
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受賞作品「42億匹のうさぎと幼年期の終わり」戸森めめん
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受賞作品「信忠の首」大谷津竜介
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アギギボゴゴギの研究 獣狩男









                    アギギボゴゴギの研究

                        

                    



                             獣狩男


アギギボゴゴギの研究 獣狩男

獣狩男のブログ「アギギボゴゴギの研究」

プロフィール
獣狩男(けもの かるお)
1979年1月29日東京生まれ。身長175センチ、体重73キロ。
希少動物(主に陸上哺乳類)の生態を探る為、世界中を飛び回る動物研究家。
好きな食べ物はハイチュウのいちご味とカントリーマアム。

2011-09-21 13:06:00
皆さんこんにちは。
現在僕はアギギボゴゴギという動物の生態調査の為、モケケケケ地方に来ております。
アギギボゴゴギというのは、モケケケケ地方のみに生息する希少動物の事です。今まで剥製でしかその姿を見た事がなかったので、動物研究家として黙っておれず今回単独調査に乗り出しました。
アギギボゴゴギは『未確認人型哺乳類』なので、見た目は人間とそう変わりなく、ヒグマのようなオランウータンのようなイエティのような姿をしております。とりあえずまあそんな感じの姿を想像して頂けるとわかりやすいと思います。

2011-09-22 08:15:00
滞在二日目。早速、我が家(空き家)のカントリーハウスの近くの谷で一頭のアギギボゴゴギを発見。どうやらメスのようです。
アギギボゴゴギのオスとメスの見分け方はとてもわかりやすく、乳首の形がスペードになっている方がオス、星の形がメス、といった具合です。無論彼らは衣類を纏っていないので、皆さんでも出会い頭に一瞬でオスメス見分けられると思います。
そんな訳で、今日から調査するメスのアギギボゴゴギの略称を「アキコ」にしたいと思います。名前長いので。

2011-09-25 12:41:00
皆さんから「アギギボゴゴギ」の名前の由来についての質問や、乳首の形おかしくね、等の質問が山のように来ました。
まず名前の由来ですが、ペロパッフォイ族の言葉で精霊を意味する「Жթ թ (アギギ)」と、動物を意味する「۞ ܕ ܕ թ (ボゴゴギ)」が語源であるとされています。
ややこしいので打ち間違いが予想される為、僕はいつも名前をコピーして貼り付けています。
そして乳首の形の謎についてですが、未だ解明されておりません。

2011-09-28 15:59:00
滞在一週間目。Twitterの方で「そろそろ日本食が恋しくなってきたなう」とつぶやくと、日本にいる部下のノブヒコ君が北海道名物の『白い恋人』を送ってきてくれました。生憎分け合う恋人がいない為、僕一人でおいしく戴きました。
午後から谷へ向かうと、驚いた事に、アキコは器用にすり鉢に胡麻を摺ってそれを食べていました。思いきって話しかけてみると、彼女はいつも胡麻を『脂肪のたるみ四次元ポケット』に入れて持ち歩いているらしく、雑草にも獣肉にも何にでも胡麻をかけて食べるようです。何か女子っぽいですよね(笑)

2011-10-14 14:14:00
久しぶりの更新になりました。
僕が何をしていたかというと、この辺りは食べ物が豊富ではない為、ビールをひっかけるのに丁度良い枝豆と茄子を育てたいなと思い、家庭菜園を始めようと一心不乱になっていました。しかし、苗を買ったのはいいものの、基本的に年中極寒ですので一向に芽を出す気配がありません。あー、ビール飲みたいのに。

2011-10-31 18:32:00
ハッピーハロウィン。寒くなってきましたね。皆さん、風邪などひいていないでしょうか。
今日は朝から市場に出かけて、あたたかそうな紅色の毛皮のコートを買いました。
 アキコは毛皮を着込んでいるにも拘らず、それでもやはりこの季節はまいるようで、先週からヴィヴィットなパープル色のダウンベストを着ています。
タグにはなんと、『g.u.』の文字が……。誰に連れて行ってもらったのでしょうか。生態の謎は深まるばかりです。

2011-11-07 02:03:00
皆さん、僕は風邪をひいてしまいました。
昨夜は星空がとても美しく、どうしても一度やってみたかった「星空の下でお風呂+フルーツ牛乳」をやってしまいました。外は氷点下41度。とりあえず心臓が止まりそうになりました。
熱が40度近くあり、今こうしてブログを更新できている事が奇跡のように思います。
アキコの様子も見に行けそうにありません。すみません。

2011-11-13 14:38:00
本日は、人と野生動物とがわかり合えた記念すべき日なのです。
高熱にうなされここ数日ロクな物が食べられず、せめてウイダーinゼリーでも買いに行こうと思い、家のドアを開けると驚くべき物が置いてありました。
そこには雑炊用の土鍋と、卵3つと、この辺りでは滅多に手に入らない米が……。
アキコだ……。
僕は瞬時にそう思いました。その証拠に、眼鏡の形の足跡が谷の方に向かって付いています。間違いない、アキコです。感動です。感動です!!!!!!
今、アキコが持ってきてくれた卵と米で作ったあたたかいたまごかけごはんを食べています!(喜)

2011-11-18 10:11:00
おかげさまで、風邪もすっかり良くなりました。心配してメッセージ・コメントを下さった皆様、ありがとうございます。
あれ以来、僕はまずますアキコの研究に力を注いでいます。髪は短いのと長いのとではどっちが好きなのか、セクシーとキュートどっちがタイプなのか、疑問はまるで泉の如く生み出されます。生態調査、頑張ります!

2011-11-26 19:45:00
どうやらアキコは自称ロールキャベツ系女子のようです。
うふふ、アキコってば!(照)

2011-12-18 03:09:00
最近とんとアキコを見かけなくなりました。
どうしたんだろう。

2011-12-25 17:06:00
久しぶりに谷でアキコを見つけました。
ここのところ顔を出さなくなったので心配していたのですが、のっしのっしと元気そうに歩いていて安心しました。……おや?
アキコの後ろには、小さなアギギボゴゴギが1、2、3……。例の脂肪のたるみ四次元ポケットからも1、2、3と、ポコポコ出てきます……。
……あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ。

2011-12-26 22:25:00
皆様、3000件にも渡る熱いフォローありがとうございました。心配しなくても僕は大丈夫です。帰りの飛行機の中で、彼女の忘れ形見である雑炊用の土鍋を抱えながら、大好きな太田裕美の「木綿のハンカチーフ」を聴いているくらい余裕です。

今回の単独調査では、アキコ……もといアギギボゴゴギは、動物のみならず人間さえもたぶらかす、まことに罪な動物だという事が解明されました。
おしまい。

(最後に)この日記はフィクションです。登場する人物、地名などの名称は全て架空のものであり、アギギボゴゴギとは一切関係ありません。


ほとばしる熱いロゴス









                      ほとばしる熱いロゴス

                        

                    



                             遠藤玄三


ほとばしる熱いロゴス 遠藤玄三

  はじめに言ありき 言は神と共にありき 言は神であった
            ――ヨハネによる福音書第1章第1節


 あなたは『こまごめピペット』を憶えているだろうか。
 学生時代、理科の教科書で幾度か見かけたであろう名前。その記憶はあるだろうか。
 もし憶えていなかったとして、『モホロビチッチ不連続面』はどうだろう。
 この言葉はご存知であれば大抵の方が略して『モホ面』であるということまでセットで憶えているだろう。しかし、それが一体なんであるかと聞かれれば答えられる方はそういない。
 こまごめピペットに対しても同様で、あれが正確に何をする器具かなどということはおそらく大半の方が知らない。ただ、名前だけが強く記憶に残っているのだ。
 それは一体なぜかといえば『語感』のせいに他ならない。
 なんとなく響きがいい、ただそれだけでこれらの言葉は記憶に残っている。
 この『なんとなく』を解説することなどできやしない。言葉と相対するとき、我々は語感という第六感の下にいるのだ。
 そして、その感覚に去来する全てのことを扱うのが第六感的語感追求集団「酒呑風景」である。
 なにやら小難しいことを言っているが要は「言葉に関する全てのこと」を扱うと思っていただいて構わない。
 語感を学問として研究なされている方々がいる。たとえば著書に『語感力』のある小松輝幸氏は語感に関する特許をお持ちである語感の研究者だ。
 一方で簡単な駄洒落を言って楽しむ人々がいる。「布団が吹っ飛んだ」はどれほど手垢がついていても日本の駄洒落史上に残る傑作のひとつであるし、古典に立ち返りこの駄洒落をセレクトするのは悪くない選択だ。
 この二つは社会的に見ればだいぶ印象が違うかもしれない。しかし「酒呑風景」ではこのふたつを区別することはない。それらは言葉という深遠なる『神』の異なる一面を見ているにすぎないのだ。
 つまるところ我々がその名においてあなたの振る舞いを拘束することはない。入団したことを誰かに報告する必要すらない。
 ただあなたが言葉を扱おうとするとき「酒呑風景」を名乗りたくなったら名乗る。それでいい。
 この集団の意味とは「同士の発見」である。「酒呑風景」に所属する者同士はきっと他の人より少しだけ趣味が合うだろう。
 ぜひとも気が向いたら名乗っていただきたい。「酒呑風景」は何時でもあなたを待っている。



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