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幸せのカタチ、美しさの基本は何か?

 先の祈りの章でも書きましたが、美しく、純粋な人は自然の支援を得られます。生活の様々な面でも人は形の美しさに惹かれます。たとえば、人気のあるデジタルカメラやデジタルプレイヤーは黄金比(最も美しいとされる比率、1:1.618)に近いデザインです。西洋の神殿やヴィーナス像などにも黄金比が隠れています。

 可愛らしいと人気のあるキャラクター、ハローキティやマイメロディは、黄金比の次に美しいとされ、日本人が好きな白銀比(1:ルート2、およそ1:1.414)の長方形にぴったりと収まります。
 このように外見の形もとても重要なのです。神社や寺院など古くて美しい日本建築、五重塔などには、この白銀比が多く使われています。

 ところでよく美容サロンのことをエステティックサロンといいます。このエステティック、Estheticとその類語のAestheticは美的な、審美的な、という意味です。この反対語が何かご存知ですか?

 美しいの反対だから、不細工だろうって? 残念ながら、違います。Esthetic/Aestheticの反対語は、各単語の頭にAnを付けたAnesthetic/Anaestheticとなりますが、これは無感覚なとか、麻痺状態を意味します。

 では、このエステティクな美しさとは何でしょうか? エステティクの反対の無感覚な麻痺状態というのは、こわばった無表情な顔ということになりますよね。音叉は同じ形に共鳴します。実は、美しい形とは笑顔です。純粋な笑顔なのです。

 もう一つ、美しさの基本、それは光っていることです。風水でも家のなかでドアノブなどの金属部分をピカピカに磨くと金運が上がると言っている人がいますが、イタリアなどの家庭でも電灯のスイッチやドアノブ、洗面所の金属部分をピカピカに磨いているところが多いと聞きます。そのような部分を磨くだけで家全体が多少埃があっても綺麗に見えるのです。

 実は、服装でも同じ。それには靴をピカピカにしていると同じようにゴージャスな雰囲気を醸し出せるそうです。聞くところによると、ヨーロッパなどの高級ホテルのベルボーイは、客の時計と靴を見て、そこから客の収入レベルまで判断しているそうです。靴をピカピカにするとそれだけで皆さんの評価も自然と上がるかもしれません。


 美しいカタチとしては、身体の姿勢も大切です。私の中学・高校生当時の姿勢を鏡で見ると、もの凄い猫背でした。そこで、毎日姿見の鏡で背筋と首から姿勢を直していきました。
 また姿勢が悪い人や体力の衰えている人に多く見られる現象の一つとして、骨盤が後ろに倒れた状態、つまり「へっぴり腰」が挙げられます。

 奈良・平安時代の貴族たちは、子供の姿勢と血流を良くするために、乳母が手のひらを子供のお尻の下にあてて子育てをしていました。
 実は私も小学生の頃は、自らの直感に基づいて自然に自分で両手をお尻の下に敷き、背骨を矯正していました。しかし小学校の先生に行儀が悪いと言われ、止めさせられてしまいました。学校の先生でもこういう基本的なことをご存じ無いこともあります。
 最近は、そういうことを意識したお尻の下に敷く特殊なマットが売っているので、椅子の座面に置いて利用しています。

 また姿勢に続いて、歩き方もなかなか重要なポイントです。ニューヨークを颯爽と歩いている外人さんとか、もの凄く格好いいですよね。なお現代人は、普通、西洋の方式で手と足を逆に出して歩きます。
 しかしこの歩き方を長時間続けていると、実は腰がねじれて背骨と腰椎に負担がかかり、右脳と左脳のバランスも悪くなるのです。
 
 日本の古くからの伝統では、ナンバと呼ばれる歩き方をします。ナンパじゃないですよ。手を腰のあたりに当てたままか、ちょっと漫画みたいですが、手と足を同じ向きに出して歩くのです。
 腰が痛い方や腰の歪みが原因で身体が不調の方は、この日本の古来からの歩き方をすれば、調子がよくなるハズです。
 
 映画やテレビの日本の時代劇でも重要な老中の話し合いの時などには裃に長い袴を履いて殿中を歩いて集まりましたが、なぜあのように一見歩きにくい格好をしていたかというと、強制的に日本古来からの歩き方にして、右脳と左脳を調和させ、頭脳明晰にするためだったとも言われています。

 日本の陸上競技のメダル獲得選手にも手をあまり振らない、いわゆる忍者走りをしている選手がいましたが、これも日本古来の歩きかたの変形と言えます。能や狂言の動きにもナンバの伝統が活かされているようです。
 日本の旅館の女将などは今でも膝に手を当てて歩いていますが、日本でも明治時代までは多くの人がこういう歩き方をしていたそうです。

 欧米式の歩き方は、元々は軍隊の歩き方です。あのような歩き方をすると、脳の働きの上から、上官からの命令を受け入れやすくなり、統率が取りやすくなるからです。
 誰かにコントロールされたくない人は、手を足と同じ方向に出すのに少し抵抗はあっても、気のついた時でいいですから、脳と腰と背骨のためにも膝か腰に手を当てて歩くことをお勧めします。

 さらに歩く時のラインをしっかり取ったり、足さばきをよくするなど、最近はウォーキングの専門家もおられますので、さらに美しい歩きかたをマスターしたいかたは、そういう専門家に習うか、本屋やDVDで勉強してください。

 このように笑顔、美しい姿勢、身体に負担をかけず、頭の働きを良くする歩きかたをしていると、周りから見ても印象が良くなりますし、おのずとセルフイメージもアップします。

本物を見て感じて、行動はエレガントに

 休日に博物館や美術館に出かけて、優れた芸術作品を鑑賞して、審美眼を養うのもお勧めです。このように本物や多くの人が優れた作品と見なしている物と接することによって、本物の波動と常に共鳴する習慣を持つことにもなります。

 また高級店でウインドウショッピングしてみるのも効果的です。すぐに店員が声をかけてくる店には入りにくいですが、高級店ではこちらから声をかけるまで自由に品物を見られるように配慮してくれる店が多いです。
 そういう店で出来るだけ高級品や質の高い物を見る習慣を付けていると、本物を見分ける眼力がついて迷うことも少なくなりますし、安物を買って自分のセルフイメージを下げたりすることもなくなります。自分自身のセルフイメージを高める一助にもなります。

 さらにもし機会があれば、多くの人が優れた人物と認める尊敬できる人と会ってみるのも良いかもしれません。
 より優れた人物と接していると、自分自身のエネルギーも引き上げられます。人々がスターに接したがるのはそういう理由もあります。
 スターの良いところを真似たり、あこがれを持つのは良いことです。ただし、そのためにお金や時間をかけすぎたりして無理はしないように、ほどほどのバランスは必要です。


 いろんな人と交流する方法として、インターネットの世界で、フェイスブックやツイッター、ミクシィなどのSNS(ソーシャル・ネットワーク)などを利用する方法もあります。私のお友達にもSNS上で何千人という友達を持つ、凄い人気の女性も何人かおられます。これらを利用し、自分から情報を発信する際には、普通は自分の良い面を発信します。
 さらにそれに共感してくれた人たちが「イイね」とか、コメントをつけてくれたりするので、つぶやきや日記でセルフイメージが上がるという効果が出る場合もあるようです。


 またお金を使わずにセルフイメージを上げるためには、開店直後のデパートに行くのもお勧めです。
 私が時々利用する百貨店ではエスカレーターが階段状に上階から続いていますが、開店直後はその踊り場付近に店員さんが両側に立って丁重に挨拶してくれます。一番上の階から姿勢を正して降りていくと、まさに王様になったような気分を味わえます。毎日やると目立ちますが、月一回ぐらいなら、やってみる価値があると思います。

 セルフイメージをアップしたかったら、ぜひ本物に触れて、自分の理想とする豊かさに目を向け、エレガントに行動しましょう。

自分の良いところに意識を向ける

 外側からアプローチして自分の内に持っているセルフイメージがアップすると、それが自分を取り巻く外の環境まで変えていきます。内と外の見事な連携です。少し視点を変えると、意識によって自分の周りに新たなエネルギーの場が形成されるとも言えます。

 また皆さんの意識状態と周りの環境が相互に影響し合います。『名探偵コナン』という人気のアニメがありますが、コナン君の行くところいつも事件が発生します。
 アニメだからと言われればそれまでのことですが、コナン君は事件を解決するのが大好きなのです。ですから目暮警部も驚くほどの確率で事件に遭遇します。
 これは、ある意味、コナン君が事件を引き寄せている、あるいは事件の有るところに引き寄せられているとも考えられます。

 余談ですが、怪盗アルセーヌ・ルパンのモデルになった人物は実在しています。その人の名は、フランソワ・ヴィドック(1775〜1857年)、パリ警視庁の前身にあたる国家警察パリ地区犯罪捜査局を創設し、初代局長となった人物です。
 しかし元は犯罪人として、脱獄と逮捕を繰り返し、変装のプロでもあった人。犯罪の手口を知り尽くし、裏社会にも精通してたから、逆に多くの手柄をモノにしたという異色の人物でした。彼の場合も犯罪に鼻が利いたから、逆に捜査で手柄を立てたのかもしれません。

 話を戻して、名作『水戸黄門』も同様です。黄門さまは庶民の事件を解決するのが大好きなので、そういう場面ばかりに遭遇するのではないでしょうか。
 これらはフィクションですが、私たちの実生活でも同じように自分の口癖などによって、自分がいつも言葉にしていること、好きなことを自然と引き寄せています。

 たとえば病気やお金に困る話など、嫌いなことでもそこにいつも意識をフォーカスして、口癖に出していると、それに類した現実を常に引き寄せることになります。
 実は人が何かを意識すると、そこにその意識に応じたエネルギーが生まれるのです。また意識したものが増幅されます。

 第一章やこの章でもすでに書きましたが、セルフイメージをアップするためのポイントは、皆さんの欠点や問題点には目を向けず、皆さんがどうなりたいのか、理想とする姿をまず重視することが大切です。
 服を選ぶ場合でも自分の特徴、たとえば身長や体型に関しても隠すのではなく、活かすファッションを心がけてください。そのほうが効果的です。また皆さんが自分で気にしているほど、他人は皆さんの身長や体型に関して気にしていないということを知ることも大切です。


 そうそう、私もまだ目次ぐらいしか読んでないのですが、パラパラッと見てこれはイイと思った本をご紹介しておきましょう。
 ラテン系の女性、ラティーナのお手本ともなる素敵な本。トップモデルのナオミ・キャンベルやポップシンガーで女優のヴァネッサ・ウィリアムス、私の好きなミュージシャンのノラ・ジョーンズなど、多くのセレブに人気のニューヨークのサロンのオーナー、ジョニー・パディーヤさんの著書です。

 『セクシー&ハッピーな生き方』Brazilian Sexy(ジョニー・パディーヤ+マーサ・フランクル著、薩摩美知子訳 サンマーク出版)は、日本語訳もなかなか読みやすくてお勧めです。

 外側の美しさと内側の美しさの両方に関して、ラテン女性の実践しているコツがふんだんに紹介されています。女性からみた男性とのスムーズな付き合いかたなども書かれています。
 姿・カタチから美しくセルフイメージをアップするには、先に書いた、服装や髪型のほか、肌や顔の手入れも効果的です。そのあたりのコツについてもジョニー・パディーヤさんの本などに書かれていますので、参考にされると良いと思います。

 特に顔や肌は、よほど外科的な処置が必要な場合をのぞき、安易に整形するよりもまず生まれ持った顔や肌をケアしていくことをお勧めします。顔は構成される筋肉が小さいので、1日に5分程度トレーニングをするだけで、1週間〜2週間ほどでほっぺたの張りなどの違いがよくわかります。

 昔から俳優さんなどはフェイシャル・エクササイズをされていましたが、私も、ちょっと最近さぼっていますが、フェイササイズから目元や口元など三つぐらいのエクササイズをしたりしています。

 服装、髪型、姿勢、顔、お肌などを美しくしていったら、姿見の鏡などで自分の姿を見て、自画自賛してみることもお忘れなく。かなり効果的です。
 皆さんも自分の理想の姿に目を向けて、セルフイメージをアップしてみてください。きっと人生が変わります。

繊細なセンスを身につける

 同じセルフイメージをアップするなら、美しくエレガントなだけじゃなくて、繊細なセンスも身につけることをお勧めします。
 よくあの人はレベルの高い人だとか、あいつは低レベルだと言ったりしますが、本来の人間としての優劣はありません。いったい何が違うのでしょうか?

 それは精妙さの違いだと思います。粗いか、精妙かという違いなのです。これは山登りにたとえてみると、わかりやすいでしょう。山の麓と頂上付近では何が違うでしょうか? まず富士山のような高い山なら、空気の薄さが麓とは違います。また眺めの良さも違います。

 実はレベルが高い、低いというのもそのような違いなのです。具体的に言うと意識やエネルギーが精妙か、粗いかという違いです。
 誰しも自然な傾向としては、成長するにしたがってより高いレベル、より精妙なレベルを指向しますが、どちらが偉いというものではありません。またどちらも同時に楽しむことが出来ます。

 たとえば付き合う相手は、繊細で気の利く人がいいけれど、音楽はロック、コーヒーは粗挽きに限るぜ!という人もいると思います。要するに好みの問題ではないでしょうか。私も基本的には両方楽しんでいます。

 ただ、山登りと同じで、誰しも本来は高みを目指したいと心の底では思っていますし、低いところより高いところでは、より広い視野で物事を見ることが出来ます。
 また低いところでは、自己中心的な傾向がありますが、高いところ、精妙なレベルでは人類愛に目覚めたり、その人の心も拡がる傾向にあります。これからは時代の大きなムーブメントとして、より精妙なレベルを目指す人が増えてくると思います。

 では、どうすれば低いところから高いところに登っていけばいいのでしょうか? 一つの方法として、日々真面目に心の修養をしたりして、登っていくのも良いでしょう。
 ただし頂上近くでは風も強くなってきます。ちょっと足を踏み外すと、低いところから落ちるより大きなダメージを受けることもあります。新興宗教の指導者が事件を起こしてしまった、などというのがその悪い例です。しかしそこを超えて、さらに雲の上まで出てしまうと、神々しい景色を見ることが出来るようになります。

 繊細なセンスを身につけ、意識の高みに登るのに、困難な修行以外の何か自然な方法は無いでしょうか? もちろんあります。
 人の意識が粗雑なレベルから、より精妙なレベルに自然に向かうのは、純粋な笑い、感動、感謝、喜びなどを感じた時なのです。
 ですから、日々の生活にそういう要素をより多く取り込むようにしていれば、自ずとより精妙なレベルに自然に向かうことが出来ます。

 一見、不自由に見える状況からでもそれは可能です。あらゆる状況を楽しむこと、幸せでいることを選択するのも一つの方法です。結論としては、やっぱりラテン的に明るく楽天的に今を楽しむ、という生き方が良いと思われます。

中身もそこそこ大切です

 よく刑事ドラマなんかだと「だんなぁ、オレは本当にやってないんですよぉ〜」と言いつつ、顔は見るからに絶対やってます顔、という悪人が出てきて妙に安心したりします。
 ドラマとか映画で気楽に見られるのは、見た目と中身が一致している場合ですね。ただ現実には善人のフリした悪人もいたりして、これがホントにタチが悪い。

 しかしセルフイメージという観点からは、見た目が良ければ、中身も良いのが理想です。見た目だけ良くても中身が全く違うキャラだったら、人気は出ません。最近、全国各地で「ゆるキャラ」というのが流行っていますが、その先駆けともいうべき人気キャラは、彦根市の「ひこニャン」です。
 この「ひこニャン」も見た目が可愛いだけではなくて、やはり動作、仕草も可愛かったから人気が出たのだと思います。つまり中に入っている人が良かったんですよね。

 ディズニーランドでもそう。ミッキーマウスが人を殴ったり、横柄な動きをしていたら、彼のキャラも地に落ちますが、世界中どこに行ってもミッキーマウスは、ミッキーマウスとしての中身も統一されています。まさか同じ人が入っているわけではないので、凄いなと思います。

 実は一度、東京ディズニーランドでミッキーマウスを笑わせてみようと思って、ミッキーの家に入った時、ミッキーマウスにドナルドダックの声で話しかけたことがあります。
 すると、ミッキーマウスは両手を拡げて驚いたようなポーズをした後、両人差し指で「このこのぉ〜、やるじゃないか」という感じで私をツンツンしてくれたのでした。さすが、ちゃんと訓練されていて驚きました。私みたいな変な客の予想外の行動にもミッキーマウスらしいリアクションをしてくれたのです。

 というわけで、ミッキーマウスほど人気者でない限りは、たとえば美人だけど話すとバカ丸出しみたいな状態でもそれほど気にすることはありませんが、そこそこ中身も大切だという程度に意識しておいてください。

 外側から自分を変えていくと、中身もゆっくり変わっていくものです。内も外も素敵な人になりましょう。でもたとえばどこかに出かけるとき、自分の服装や靴、スタイルが満足でないと感じたときもあせらないように。それよりも楽しむという気持ちを大切にしましょう。

 またどうしても自分の内側の気持ちがスッキリしないとき、胸に手を当てて、エメラルドグリーンの光が広がっていくことをイメージしてみましょう。胸のエネルギーポイント、ハートチャクラの色は綺麗な緑です。出来れば、ア〜ッと発声してみても良いです。皆さんのハートから愛の癒しが広がれば、皆さんは内側から輝いているように見えるかもしれません。


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