閉じる


<<最初から読む

1 / 6ページ

占星学のための天体のしくみ

 ここで考える占星学は地球で生まれた人のためのものです。したがって、判断に用いる太陽系の天体も、地球から見た位置を使います。


・10個の惑星

 占星学では、人、及び、地上の万物に影響を与える天体として、太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星という10個の惑星を考えます。

 占星学では太陽も月も惑星と呼びます。最新の占星学では、アステロイドやキロン等の小惑星も研究対象になっています。


・12星座

 地球からの見かけ上、太陽が通るように見える道を、黄道と呼びます。占星学用の12星座の名は、この黄道帯の周辺にある12の星座名を借りて名づけてあります。

 天の本当の星座には大きさの大小がありますが、占星学では、太陽が春分点に入った地点を牡羊座0度として、黄道360度を30度ずつに等分した12星座を仮定しています。したがって星座名は同じでも、天文学で指す実際の星座の位置と、占星学で用いる星座の位置とは別なのです。

 占星学では惑星の位置を求める場合に各星座の広さ(30度)が一定していないと不便なのです。つまり星座を単にサインと考えているわけです。

 季節の上では、太陽が牡羊座0度にくると春分、蟹座0度にくると夏至、天秤座0度にくると秋分、山羊座0度にくると冬至と定めています。

 占星学の12星座の輪は次の通りです。

 牡羊座―牡牛座―双子座―蟹座―獅子座―乙女座―天秤座―蠍座―射手座―山羊座―水瓶座―魚座(―牡羊座につながる)


・出生地から見た惑星の位置

 惑星がどのハウスに入っているかは、各個人の出生地によって違います。

 地球から見た惑星の位置は、誰が見てもほぼ似たようなものと言ってよいのですが、見える方角(高さ)は見た土地と時刻によって違います。

 たとえば、午前五時に、東京ではもう東の地平線に太陽が出ていたとしても、長崎ではまだ日の出の時刻に達していません。また、ロンドンが正午のとき、太陽は天頂方向に見えますが、東京では午後九時ですから、太陽は足の下の方向なので見えないのです。

 また、同じ東京で、日付も同じく1月1日に生まれた人であっても、Aさんは6時30分生まれ、Bさんは11時生まれだとしたら、同じ星座の太陽で生まれていても、太陽の見える方向と高さは異なります。

 つまり、この場合、太陽の入っているハウスが違っているのです(Aさんは1ハウス、Bさんは10ハウスの太陽)。

 このほか、太陽以外にも九つの惑星があるのですから、惑星とハウスの組み合わせがいかにバラエティに富んでいるかが、おわかりいだけると思います。


・人生問題別の12ハウス

 ハウスは、あなたが生まれた瞬間に東の地平に位置していた星座の度(上昇星座、アセンダント)を基点として、左回りに12ハウスに区切ります。区切り方には、いろいろな分割法があります。ここでは、主にコッホ・ハウス・システムを用います。

 各ハウスには、デパートの売り場のように、人生の諸問題が12に大別してあてはめてあります。その概略は次の通りです。

 1ハウス=本人の運命総体、2ハウス=金運、3ハウス=常識、4ハウス=家庭、5ハウス=投資、6ハウス=病気、7ハウス=対人関係、8ハウス=遺産、9ハウス=外国、

10ハウス=職業、11ハウス=友人、12ハウス=秘密。


12星座の分類法

 一つ一つの星座には独自の特徴が与えられています。

 その特徴というのは、たとえば星座を性格判断の鍵として考える場合、太陽の宿っていた星座は、その人の内面の性格や人生願望を示し、月の宿っていた星座は、他人から見られる気質を示し、上昇星座(アセンダント=1ハウス上の星座)は公に示される生き方を示す、という具合です。


・12星座の特性を解く鍵 1(二区分)

 二区分とは各星座の特性を男性(+陽性)と女性(-陰性)の2グループに分類したものです。


 男性 牡羊座・双子座・獅子座・天秤座・射手座・水瓶座

 陽性でものごとの表面を表します。積極性と自己表現力があります。鈍感さゆえに行動が伸びやかになります。


 女性 牡牛座・蟹座・乙女座・蠍座・山羊座・魚座

 陰性でものごとの裏面を表します。内向性と自己抑制力があります。敏感さゆえに行動にとまどいが出てきます。


・12星座の特性を解く鍵 2(三分類)

 三分類とは各星座の特性を行動のパターンによって、運動星座、定着星座、変通星座の3グループに分類したものです。この三分類のパターンを覚えておくと、惑星間の不調和座相を発見するのに役立ちます。


 運動星座 牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座

 「出発」の意味を持ちます。積極的で新工夫や変化を起こそうとします。人の上に立つ力を持ち、組織力と企業的才能を持ちます。進退ともに素早いですが、軽挙妄動もしやすくなります。


 定着星座 牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座

 「抵抗」の意味を持ちます。一定の方針を所有して目的を変えない信念と頑固さがあります。牡牛座と獅子座は物質的な蓄積を求め、蠍座と水瓶座は精神的な蓄積を求めます。


 変通星座 双子座・乙女座・射手座・魚座

 「適応」の意味を持ちます。自分の生活のために働く概念を持っています。受け身で周囲の事情に動かされやすくなります。ものごとの急所をつかむ力に欠けます。自分の職業以外のことにも関心を持ちます。


・12星座の特性を解く鍵 3(四要素)

 四要素とは、各星座の特性を性質や素質のパターンによって、火象星座、地象星座、風象星座、水象星座の4グループに分類したものです。この四分類のパターンを覚えておくと、惑星間の調和座相を発見するのに役立ちます。


 火象星座 牡羊座・獅子座・射手座

 灼熱と鋭利、精神を表します。哲学的で宗教的な組織の意味があります。火は神聖なもののシンボルであり、創造者のシンボルです。積極性と自信と楽観性がありますが、怒れば破壊します。


 地象星座 牡牛座・乙女座・山羊座

 現実性と慎重、物質を表します。地に足をつける意味です。大地の支持は実質的で実在するものです。地象星座の素質としては実務的、現実的、安全第一、経済観念です。


 風象星座 双子座・天秤座・水瓶座

 知性と言論、知識を表します。精神力や思想を象徴しています。風は自由で、地面と分離しています。金銭や物質に関連した興味が少なくなります。推理力や知力が活動方面に適します。


 水象星座 蟹座・蠍座・魚座

 情緒と直感、感情を表します。女性的な面と消極性と無謀さを持っています。神経過敏で感情的です。霊感力を持ち、秘密性もあります。美術、文学、踊り、音楽などの心理的分野に適します。


・12星座の特性を解く鍵 4(その他)


 人象星座 双子座・乙女座・天秤座・水瓶座・射手座の前半

 本当の星座の形が人で、精神的向上に関心がある。


 獣象星座 牡羊座・牡牛座・獅子座・山羊座・射手座の後半

 本当の星座の形が獣で、物質的向上に関心がある。


 複体星座 双子座・射手座・魚座

 多才か二重性格を持つ。


 多産星座 牡牛座・蟹座・射手座の後半・魚座

 生殖能力的な多産か、愛情面での豊かさ。


 不妊星座 牡羊座・双子座・獅子座・乙女座・射手座の前半

 子どもができにくいか、愛情面での淡白さ。


 沈黙星座 蟹座・蠍座・魚座

 弁舌、話術が苦手。


 発声星座 双子座・天秤座・水瓶座

 話し上手か話し好き。


12星座の特性

牡羊座 主星=火星 体の部分=頭と顔 キーワード I am 積極性、自説主張、独断的。気が強いが神経過敏なため、絶えず行動しながら問題に当たらないと落ち着かない。

運動星座 活動的で仕事好き。決定も早く他人のことに侵入し干渉もする。誤りや悪事を発見しては火をつけて騒ぐ。しかし、進退ともに早い。自分より力の弱い人に共感を持つと、代わりにケンカもする。報酬は求めず、自分の努力を認められれば満足する。したがって、牡羊座が強化されている人は目的に向かって満足するまで戦う。

火象星座 創造力や開拓性は第一級です。華やかな場面を好み、常に新しい時代を作り上げようとします。感激しやすい性質。


牡牛座 主星=金星 体の部分=顔の下部、首、のど キーワード I have 保守性、安全第一、審美性。陽性で楽しいことが好きですが、積極的な参加意欲はない。愛らしさと永久少年的なわがままさがあります。

定着星座 金銭や物の所有欲が強いが、ケチではなく、ぜいたく。温和さと平和を好む。美術、芸術、宗教、食事に関心があり、これらの目的に一致していて単純合理的な計画ならまじめに財政的な援助をする。しかし、複雑な動機や計画はきらい。自分の理解できる範囲に入らないことは無視する。もし一度あることに注意が向くと集中的になり、断固それを支持するか反対する。

地象星座 大地と農業。種子を受け入れ、成長させる大地の能力を、助ける。仕事に必要な財力や資本力を示す。


双子座 主星=水星 体の部分=腕、肩、肺、神経組織 キーワード I think 多様性、通信連絡、知識欲。流行や勢力のある人についていくのが上手だが、一度迷いだすときりがなく、かなり無責任でもある。

変通星座 知識を得ること、問題を解くことを好む。いろいろな方面や、すべてのことに関心を持つ。コミュニケーションという幅広い言葉があてはめられる。一時期、大いに人気や名が上がるが、周囲の気が移ると見捨てられやすい。黄道上の反対側の射手座と違って、双子座は自己の仕事について明確な理想を持っていない欠点がある。

風象星座 二元性を示すので、不安な思想や柔軟とも矛盾とも言える主義を持つ。極端な喜びと深刻な失望が神経組織で生じる。しかし、好調ならば当意即妙、機敏な星座。


蟹座 主星=月 体の部分=胸、乳房、胃 キーワード I feel 家族利用、防衛性、感情的。大いなる野心家ではないが、ある程度の欲があり、処世上手で成り行き任せに見せながら、利得の道を確保できる。

運動星座 育成することを好む。自分の子どもか他人の子どもか生徒かに、食事を与えて肉体を成長させるか、知識を与えて知能的に成長させる、教育するのが楽しみ。母性本能が強いので排他的になりやすいが、感情的なコミュニケーションが上手であるため、子どもや婦人や娯楽に酔おうとする男性、知性のない動物、神経質な人々と接触するのに成功する。人生には環境の変化が多くなる。

水象星座 親しい仲間や一定の社会グループ内で教育家的な行動を好む。ややスローだが確実性はある。あまり目立たないように先頭に立って風当たりを避けようとする。情愛、愛国、愛社、伝統、郷里に愛着を感じる。


獅子座 主星=太陽 体の部分=心臓、背中 キーワード I will 威厳、創造開発、快活、晴れ舞台。少し見栄を張っても豪快にお祭り的に大げさに生きれば最高。孤独や病気や貧乏には弱い星座。

定着星座 自分が関係している企業やグループすべてに対して、後援者であり支配者でありたいと望む。権力者や支配者を連結し、労務者を求める人々と労務者を結びつけようとする、同時に両方や上下の結び目になる性質がある。威張りたがり、専制的なところもあるが、世の中で目的を達成するためには威張ることもハッタリも必要な場合がある。

火象星座 イベントやドラマチックな人生に憧れる。ボスでありたいがゆえに、他人から追従されると喜ぶ。自分の仕事やその他の成績や手腕を周囲が賞賛し尊敬すれば気前が良くなる。独裁者的な面と、喜怒哀楽を素直に出すお天気屋さんの面をあわせもつ。


乙女座 主星=水星 体の部分=腸 キーワード I analyze 綿密性、批判研究、服従性。与えられた課題や職務を遂行する点では第一位の星座。忠実性が特徴だが、周囲のささいな欠点を批判しすぎるきらいがある。

変通星座 命令や委託されたことを忠実に実行する。創造性や積極性は双子座より劣るが、規定事実に対しては処理能力を持つ。分析、整理構成、編集などに強みを示す。正確に聞く、伝える、処理する力があるので、経理、計数、研究所員、秘書、看護師、家政婦に向く星座。また、芸術性や文学性を持った明晰な頭脳も期待できる。

地象星座 大局的な判断は苦手。責任ある指導者の地位よりは、良心的で奉仕的な仕事に使われる立場がよい。


天秤座 主星=金星 体の部分=腰部、腎臓 キーワード I balance 調和性、公平冷静、他力利用。手を汚さず肉体労働せずに儲けようと考える知恵者で、怠け者。程よく美や芸術を賛美し、金にも抜け目がない。

運動星座 行動面では闘争をきらうが、本当は周囲のトラブルに乗じるのが上手。平和に安全に、天秤のごとく釣り合いをとりながら進もうとする。他人の意見を聞きたがるが、

即決はしないで、研究後の判断を採用する傾向がある。表面上中立的で平和な方針は自他に幸福をもたらすようだが、時には優柔不断だったり、八方美人的で失敗もする。

風象星座 他人の意見を確かめたがるし、世間から離れている素材をも刺激して発表させたがる。同時に異なった事情を認める傾向が優柔不断にもなる。


蠍座 主星=冥王星・副主星=火星 体の部分=直腸、生殖器、泌尿器 キーワード I desire 秘密性、調査研究、洞察的。陰性のように見えるが、本性は陽気で情熱的。才能を隠す人の悪さがある。

定着星座 「知識は力となる」という考え方をするため、蠍座の強化された人は、知識を得るためには苦難や複雑さがあっても当然と考える。人やものごとの裏に潜んでいる、一般には知られていない問題や真実性、絶対性に関心を持つ。神秘、心霊、運命学、悟り、化学などは、具体的には手でつかめなくとも実は誰にも役立つ重要なものである。他人に馬鹿にされても証拠をつかんでいるので自信がある。

水象星座 一見、水のようで内面に火を持ち、矛盾と争いを意味する。しかし、術で争うのであって力では争わない。そこに秘密や権力に関連する要因がある。また安全な力や、死んでも復活する魂の不滅に関係する。


射手座 主星=木星 体の部分=大腿部、肝臓 キーワード I understand 自由行動、二重性能、スピーディ。人生に芸術的な香りを求めながらも、本能的な行為にも走る。道徳と野性の両立の矛盾を感じる暇がない多忙な性質。

変通星座 直感的に自分の目的と理想をつかんでいるが、事故に遭うような無鉄砲さもある。「理想は最終的には勝利を得るし、すべての環境や状況は自分に有利に展開するに違いない」と確信し、元気いっぱいの星座。常に自分の主義に耳を傾けてくれる友人や聴衆を必要とするが、調子に乗りすぎて軽挙盲動もしやすい。動物にも関心がある。

火象星座 晴れやかなことが好きだが、人生の哲学者であり教師でもありたい気持ちを持つ。しかし芸術や教育の高尚な話をしていながら、脇道にそれて何にでも首を突っ込む。そして、周囲の人々も巻き込むのに、自分はすぐに飽きたり、投げ出したりしてしまう無責任性がある。


山羊座 主星=土星 体の部分=膝、関節、皮膚 キーワード I use 堅実性、忍耐努力、経費節約。自分の勉強や費やした時間を無駄にしたくない。後退はいやだが、前進しなくても現状維持には命をかける。

運動星座 多少、メランコリックな性質だが真面目さと厳めしさがある。逆境に抵抗することから幸福を発見しようとする、山羊座が強化されている人は休息を好まず、努力によって成功できると思っている。ラッキーチャンスは信じない。責任感も強く障害に負けないが、その努力を他人にも求めると失敗する。孤高の自主独立型。

地象星座 消極的で保守的に見えるが、受身的なことがらや無活動の状態には耐えられない。向上心は強いものの、激しい抵抗に出会う。十分の覚悟と準備が必要になる。全体の支配者にならなくても、業績を上げて高い地位につき、外面的な名声を得る。


水瓶座 主星=天王星・副主星=土星 体の部分=膝からくるぶしの間の脚部、ふくらはぎ キーワード I know 合理性、人道主義、推理力。好奇心旺盛で奇抜なことを求めるが、経済観念に乏しく、天才か奇人かのタイプ。

定着星座 公平で民主的で上下の意識がないので、体制的な中では上位者に失礼な性格と映る。同志の団結や友情の結合に努力する。協会、組合、クラブ、サークル、同好会のような知的結合を好むが、経済的な助けを期待する組織とは違う。理想を実際に実現しようとして失望も味わうが、また、同じようなことに挑戦する。

風象星座 行動の束縛にはかなり耐えるが、思想の自由は求める。自分に確固たる信念を持っている。教養があれば多くの賢人とともに文化を作る。かなり人気を気にするが、思想や想像力の発達は間口の広い人にするし、口は悪くても腹はきれいである。


魚座 主星=海王星・副主星=木星 体の部分=くるぶしから下の足 キーワード I believe 直感性、夢想、混乱か八方破れ。神経過敏で迷いやすいくせに、何をしでかすかわからない不可思議な性質。本人よりも周囲が右往左往させられる傾向あり。

変通星座 他人の不幸や苦労を見ると助けようとする犠牲心や、なぐさめる心理が特性だが、自分の悲しみも大げさに示す。ものごとや人の善悪よりもソフトで角の立たないことの方を好む。直視されるような活動は苦手。社会福祉に関心を持ったり、神秘学や宗教によって左右されたりする性質。

水象星座 感情は敏感で透視力や直感力を持つ。すべての人を信じる。信じたいと思う。平和で同情的な環境ならば満足だし、幸福を感じる。時にまったく善悪の勘違いをする。しかし、怒れば豪快で刺激のある人生にも耐えられるし、暗示によっては偉大になれる。


10惑星の作用

 占星学では、良きにつけ悪しきにつけ、事件を起こすのは惑星の働きによるものと考えます。

 ある問題を、どのように遂行するかという動作は、惑星の担当です。

 つまり、問題の内容は12星座や、後述する12ハウスが示しますが、だれが担当するかという、だれに相当するのが惑星です。

 惑星の働きには長所と短所があります。惑星の長所が発揮されるか短所が発揮されるかは、惑星間の座相の調、不調によって決まります。


太陽

 獅子座の主星。牡羊座では高揚され、天秤座と水瓶座では不利とされる。10惑星中、もっとも重要な星です。

長所 創造的、寛大、名誉、有名、威厳、高貴、支配力、勇気、自信、陽気、向上心、独立、王者、企業力、演技力、豪快、豪華。

短所 独断、頑固、高慢、横暴、見栄、わがまま、短気、威張る、意地悪、嫉妬、ホラ吹き、贅沢、浪費、権力欲、道楽、射幸心。


 蟹座の主星。牡牛座では高揚され、山羊座と蠍座では不利とされる。生活や処世に関係し、太陽に次いで重要な星です。

長所 感受性、想像力、人気、大衆性、実用的、教育、成長、保護、生活力、神秘性、模倣、家族的、親切、人情、ロマンチック

短所 気まぐれ、感情的、排他的、頼りない、おせっかい、意志薄弱、放浪、不安定、つまらないことの記憶、小うるさい、移り気


水星

 双子座と乙女座の主星。水瓶座では高揚され、射手座と魚座と獅子座では性能が弱化されると言われます。

長所 知識欲、伝達力、好奇心、理論、機知、文才、語学力、話術、ユーモア、批判力、計算能力、商才、器用、多芸、旅行、趣味。

短所 神経過敏、取り越し苦労、知恵や学歴の過信、嘘、ズルい、詐欺、盗癖、権力追従、おしゃべり、その場限り、有言不実行。


金星

 牡牛座と天秤座の主星。魚座で高揚され、蠍座と牡羊座と乙女座では不利とされます。愛情、芸術、金銭に関係しています。

長所 温和、調和、美的センス、美貌、芸術性、洗練、上品、社交性、仲介能力、愛嬌、人気、金運、蓄財力、愛情、味覚力、安全。

短所 怠け心、優柔不断、贅沢、好色、浪費、強欲、意志薄弱、不摂生、エゴイスト、甘えすぎ、労働軽視、単調、金権主義。


火星

 牡羊座の主星。蠍座の副主星。山羊座では高揚され、天秤座と牡牛座と蟹座では不利と言われます。

長所 エネルギッシュ、闘志、積極性、開拓精神、勇気、弱者の保護者、危機に際しての指導力、冒険心、決断力、セックスに強い。

短所 性急、短気、怒りっぽい、攻撃的、論争好き、残忍、粗野、軽率、衝動的、無教養、無鉄砲、浪費、怪我、窃盗、暴力。


木星

 射手座の主星。魚座の副主星。蟹座では高揚され、双子座と乙女座と山羊座では不利といわれます。幸運の鍵になる星です。

長所 楽天的、寛大、幸運、成功、発展、拡大、向上心、高等教育、正義感、信仰心、正直、公正、外国的、聡明、スポーツ能力。

短所 自己過信、基本軽視、無責任、安請け合い、無思慮な拡大、贅沢、浪費、偽善的、過剰、不摂生、他人の教養に嫉妬、裁判狂。


土星

 山羊座の主星。水瓶座の副主星。天秤座では高揚される。蟹座と獅子座と牡羊座では不利と言われる。人生において避けて通ってはいけない苦労を示します。

長所 実際的、実用性、建設的、堅実、忍耐力、向上心、努力、責任感、勤勉、倹約、計画性、時間性、専門技術、実力、正確。

短所 物質欲、権力者に追従、制限、損失、苦労、病気、メランコリー、悲観的、厳格、狭量、猜疑心、嫉妬、冷酷、残酷、古い。


天王星

 水瓶座の主星。蠍座では高揚される。獅子座と牡牛座では不利といわれる。なお、逆行の場合はいっそう無軌道になる。

長所 独創性、発明、未来性、自由、多才、人道主義、博愛的、友好心、新鮮な異常さ、エキセントリック、思わぬ幸運、進歩的。

短所 変人、天邪鬼、非常識、異常、反抗的、強情、頑固、非現実的な発明、珍奇、強引な革命、改悪、孤立、独断、分裂、絶交。


海王星

 魚座の主星。蟹座で高揚される(獅子座という説もある)。乙女座と山羊座では不利と言われる。

長所 想像力、芸術性、霊的能力、直感力、透視力、リズム感、演技力、信仰心、同情心、慰安心、社会福祉、公共団体、献身的、情緒。

短所 不注意、混乱、不安定、自己欺瞞、勘違い、妄想、被害妄想、現実逃避、不摂生、薬物中毒、無責任、偽善、非現実的、デマ。


冥王星

 蠍座の主星。獅子座で高揚される。牡牛座と水瓶座では不利と言われる。

長所 転換や変身や再出発に成功、刷新、再建、団結、秘密の情報網、財政的管理能力、遺産、無からのスタート、霊的な洞察力。

短所 拒否、強調、秘密主義、暴力、残酷、サディズム、嫉妬、危険な仕事、犯罪、暗黒街の力、宿命的な不運、深刻なカルマ。


12ハウスが示す人生テーマ

 占星学では、人生の諸問題を12に大別して考えることにしています。

 各ハウスの仕切り(境界線)をカスプと言います。

 1ハウスのカスプはアセンダントと呼ばれて特に重要ですが、東の地平線上から左回りに12ハウスに区切ります。7ハウスのカスプは西の地平線になります。

 10ハウスのカスプはMC(ミディアム・コエリ)と呼ばれ、天頂(その日の南中=太陽がもっとも高くなる方向)にあたります。ASC(アセンダント)とともに重要な地点で、特に職業選択や成功度を判断する際は大切です。反対側の4ハウスのカスプは天底にあたっています。

 12ハウスは固定されて動かないものと仮定します。そして、その周囲を黄道12星座のベルトが東から昇って西へ沈むように回転しつづけており、さらに10個の惑星がこのベルトの中をゆっくりと左方向へ動いていると考えます。

 ハウスは問題を持っている家に相当します。

 星座はその家の外観や内装や設備を表します。

 惑星は、その家の主人か、その家に来ている人か、その問題の解決かトラブルかを起こすためにいる人とも言えましょう。


1ハウスのテーマ

 本人の性質、容姿、人生傾向を代表する。本人自身の活躍次第で決まる人生。一身上の都合など個人行動や健康も、1ハウスのテーマとなる。太陽の星座を内面の性格とすれば、1ハウスのカスプ上の星座(アセンダントの星座)は世間の人々に知られる性質や行動を示す。牡羊座の定位置。


2ハウスのテーマ

 金運、収入源、流動資産、本人が自由に処分できる所有物や金銭。食欲も関係する。牡牛座の定位置。


3ハウスのテーマ

 コミュニケーションということばで想像できることはすべて。小旅行、一般常識、マスコミ的な著述や通信。初等教育(高等学校まで)、職業上の初歩的技能訓練。親戚兄弟。双子座の定位置。


4ハウスのテーマ

 家庭、家族、親、家屋、土地、鉱山、先祖代々のもの、故郷、出生地。栄養。反体制的活動。蟹座の定位置。


5ハウスのテーマ

 恋人、愛人、恋愛、情事。スポーツ、芸術、芸能、演劇など、やったことの反応がすぐに目に見えること。創作活動。クリエイティブなこと。投資、投機、ギャンブル、冒険、企業。娯楽、子ども。ラッキーチャンス。趣味。獅子座の定位置。


6ハウスのテーマ

 労働、職場、雇用される運。病気、健康、衛生。ペット、小動物。部下、使用人。貸間運。下宿人運。奉仕。食事(健康維持のための)。乙女座の定位置。


7ハウスのテーマ

 結婚、共同事業。相手、パートナー、配偶者、異性(自分以外のすべての他人の意味あり)、ライバル(公の敵)、被告、犯人、裁判問題、国際的な仕事をしている場合は外国や外国との取引、貿易をも含む。契約ごと。天秤座の定位置。


8ハウスのテーマ

 他人の力、金。配偶者の金運。契約ごとや共同事業からの利益や分配金。死に関連したこと。遺産、相続、保険金、税金、貸借金。セックス(生死をかけるほどの快楽)、外科手術、事故。心霊的なこと。遺伝。カルマ。蠍座の定位置。


9ハウスのテーマ

 大学、学問(大学で講座が持たれるほどの学問の意味)。宗教、哲学、占星学。外国、大旅行。義理の親戚、配偶者側の親戚。学術的な出版。仕事や会社の企画や計画。射手座の定位置。


10ハウスのテーマ

 職業運(世間の人から見た職業という意味で、職場内での仕事とは違う)、社会運、名声、上位者、雇用主の運(学生の場合は学校での活躍や先生、先輩を含む)。政府や官公庁、政権を担当している与党や権力者を示す場合もある。会社自体の運。山羊座の定位置。


11ハウスのテーマ

 願望。団体、協会、同好会、グループ。友人、養子にきてくれる人の運。会社の業績。水瓶座の定位置。


12ハウスのテーマ

 秘密、潜在意識。病院、社会福祉活動。オカルト(見えないもの)。秘密の敵、突発的なこと。引退、静養、隠れた努力。自己破壊につながるような弱点。大動物、犠牲。自分が人を雇う場合は、6ハウスとともに12ハウスにも注目したほうが良い。魚座の定位置。


ハウスの三区分


 ハウスはアングル、サクシデント、ケーデントの三つに分類します。

 アングル(1ハウス、10ハウス、7ハウス、4ハウス)は自己顕示性に関係があり、本来は運動星座(牡羊座、蟹座、天秤座、蟹座)のポジションです。人生に直結した問題を担当しています。

 サクシデント(2ハウス、11ハウス、8ハウス、5ハウス)は(富のような)個人の活動の結果もたらされる蓄積と安全に関係しています。本来は定着星座(牡牛座、水瓶座、蠍座、獅子座)のポジションです。自分の好きなことに熱中して、他へのPRや働きかけには無関心な傾向です。

 ケーデント(3ハウス、12ハウス、9ハウス、6ハウス)は自己確立後の余技や、思想、奉仕性を示すハウスです。本来は変通星座(双子座、魚座、射手座、乙女座)のポジションです。

 社会に対する目立ち方や発表意欲という点では、惑星の多くがアングルのハウスか運動星座にある人の方が有利と言われています。

 しかし、ケーデントのハウスや変通星座に惑星が多い人は、長い努力の潜伏期間を経て、どっと人気が出たり、ディレクターのような人作りの上手な人の指示に従って売り出されやすい従順さが一世を画することがあります。

 なお、サクシデントのハウスか定着星座は、自分の信念の対象を持っています。なかなか情勢に乗りにくいが業績の持続性があります。



読者登録

springwaltzさんの更新情報・新作情報をメールで受取りますか?(読者登録について