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鳥かごの中の運動会

翼はあるのに 鉄格子が邪魔をする

みんな言わないだけで 不安に思ってる

息を吸い込むだけで 胸が苦しくなる

みんなが笑顔でいるから 誰にも言えない

 

格納容器の中の鳥かご 鳥かごの中の運動会

小さな小さな鳥かごを 所狭しと走り回る

一番楽しみにしてたリレー

床が滑って うまく走れない

 

パン食い競争も あっという間に終わってしまう

あまりにも小さな青春

僕らをここに閉じ込めたのは誰

 

 

 

 

誰も悪くない

誰も悪くないから悲しいんだ

広いこの世界 眩しい太陽

あの日から何もかも変わってしまった

青空を奪われて 気がつけば鳥かごの中 もがいてる

 

僕らの青春を

格納容器の中に閉じ込めたのは誰

 


私は被災者ではありません。

だから被災者の方の気持ちがわかるはずはありません。

 「震災をネタにして売ろうとしている」

そう思われても仕方ありません。

 

しかし私は現場にいなくても

あのニュースをリアルタイムで見ていた一人です。

わかるはずはないのも承知で、 必死で想像を膨らませました。

 

私は日本人であるかぎり震災に無関係な人はいないと思っています。

自分の街がいつかそうなるかもしれません。

同じ日本の一人として、この気持ちを分け合いたいのです。

被災された方も、そうでない方も。

 

この詩集が少しでも何かの役に立てば、

皆様の癒しや希望になれば、

これ以上の喜びはありません。

 

すとりーと

 


ピンク色の雲

君ががんばってるから 僕もがんばる

それって当然のことでしょう

 

次はこんなもんじゃないんだよ

もう十分疲れてるのに

何もかもが嫌になって 途中で逃げ出しそうになる

こんな暮らしがいつまで続くんだろう?

もうやっていけない

目の前が暗くなるけど

 

疲れきって家に帰った

「おかえり」の一しずくが心に落ちた

「ありがとう」の一さじが癒してくれた

 

 

このゲームの中で 僕らは一人じゃないんだ

みんな戦ってる

傷ついた分だけ みんなでレベルアップできるから

 

君が疲れたら いつでも知らせてよ

 「おかえり」の一しずくと とっておきの笑い話をあげよう

 

 

 

日本ががんばってる

この街のみんなも それぞれにがんばってる

僕らは一人じゃないんだ

 

君ががんばってるから 僕もがんばる

それって当然のことでしょう

いつかまた会える日まで

 

青空に ピンク色の雲一筋

「明日もがんばろう」って気がしたよ

 


Where I Belong

思い出の店が次々と潰れて 新しい店に変わってく

季節は駆け足で 

昨日見た花が もうそこにはない

夢で見たみたいに

 

私の帰るべき場所は どこにあるんだろう

家さえ変わっていくのなら

 

 

 

毎年大人になる 

服はいつか破れて 新しく買う

頭の中身まで悲しいほど 去年とは違う

 

私の本当の姿は どこにあるんだろう

忘れていて いつか突然思い出すものなんだろうか

それとも歩いて 自力で辿り着くものなの

 

 

 

新しくできたコンビニが いつまでも続く事を願った

今度こそ そこの帰るべき場所であるように

 

昨日出会ったあなたが いつまでも隣にいる事を願った

移り変わってゆくこの地球で 虚しさを受け止めて

今度こそ 帰るべき場所であるように

 



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