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現代の主な登場人物

康男 夜間大学に通いながら、大阪のCMプロダクションで制作進行として働いている。ローマロケのスタッフに決まった頃から、不思議な幻覚に悩まされ、ローマロケ中にも幻覚が再発し、サンピエトロ寺院で失踪してしまう。失踪している間、一六世紀~十七世紀を生きたトマス荒木の人生を追体験することとなる。

伊牟田 康男と同じプロダクションの美術部で働く。康男の年上の友人であり相談相手。元は絵描きを志望していたが、妻の清花と結婚するため、その夢を断念。ヨーロッパ美術に造詣が深く、霊感の強い妻の清花と共に、日本にあって康男の失踪事件を解決しようとする。

清花 父親の宗教狂いで家族が崩壊し、荒れた高校時代を送るが、担任の古野吉祥先生を知ることで立ち直る。生活のためストリッパーをしていたが、伊牟田に見初められ結婚。結婚後は、持ち前の感受性の強さもあって、見えない世界への感性を高めていく。康男の失踪では、意識の世界から康男の行方を探る。

藤信次 テレビ草創期からのプロデューサー。金遣いの荒さが災いし、東京から逃げるようにして大阪のCMプロダクションにやってくる。康男を可愛がり、「あいつは、俺が仕込まないと、この世界では食っていけない」と、自分がプロデュースする仕事には必ず康男を付ける。ローマロケでは、康男の失踪後、ローマに残り、日本の伊牟田と連絡を取りながら、康男の行方を追う。


この本の内容は以上です。


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