目次
まえがき
はじめに
はじめに・・
第一章 環境病
環境病
花粉症
環境病を発症する原因物質や物理的因子
※ ゴミの焼却の話
化学物質とは?(その種類や安全性評価)
化学物質の安全性評価と管理
日本での工業化学品の生産登録・管理のための法律
化学物質の有害性(ハザード)評価
化学物質の環境運命とばく露評価
日本での化学物質の安全性評価(現状の例と問題)
日本での化学物質の安全性評価(現状の例と問題)・
第二章 化学物質過敏症
化学物質過敏症
化学物質過敏症の原因物質
ホームセンターなどで販売される家庭用の農薬、殺虫剤や除草剤などにも注意
化学物質過敏症の予防対策
予防の為の主な具体策
第三章 農薬とその生態系への影響
農薬
現在、使用されている農薬
農村部の生態系
※ ニコチンの話
第四章 ネオニコチノイド
ネオニコチノイド
ネオニコチノイド系農薬の特徴
ネオニコチノイド系農薬の種類
果物や野菜の内部への浸透
アセタミプリドの残留農薬基準値(ppm)の例
世界各国で問題になっているネオニコチノイド系農薬
ミツバチの大量死について
※ 予防原則(よぼうげんそく)
人にも中毒の危険性
有害なニコチンと類似の性質
各国の規制
【参考】ネオニコチノイドの用途と商品名
あとがき、参考文献、著者紹介、付録「エネルギー政策を考える千葉市民の会」のパブリックコメント
おわりに
参考文献
著者紹介
「エネルギー政策を考える千葉市民の会」とは 
わかりやすい身の回りの化学物質の知識
奥付
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はじめに

はじめに

 私たちは、生活の中で、非常に多くの化学物質を利用しています。化学物質の開発・普及は、20世紀に入り、急速に発展しました。地球の生態系や人類にとって、それらの化学物質が大量に暴露されたり、長期間暴露されたり、それらの暴露がくり返されるなどという状況は、初めて経験することであり、将来的な影響を予測することは困難です。また、微量の化学物質などの長期間に亘る暴露が生体に与えるによる影響を予測することも非常に難しく、開発されてからの期間が短い現段階で、判断することに無理があると思われるものもあります。

 

 「便利な生活」の為、化学物質を開発・利用することを優先し、安全性の検証を後回しにしてきた付けが、「環境ホルモン」「ダイオキシン」などの問題であったと思います。これらの問題も開発の段階では予想できなかったことでした。どのような化学物質でも摂取し過ぎたり、ばく露されすぎると体に悪い影響を与えるものです。体に必須の栄養素であっても、同じで摂り過ぎは害になります。

 

 また、無味無臭の化学物質の場合、微量存在していても人の目で(肉眼)見ることも、匂いで知ることもできません。また、匂いや味のする化学物質でも食べ物にごく微量混入あるいは残存している場合も、匂いや味でその存在を知ることはできないのです。例えば食材に微量残存する可能性のある農薬の成分、食品添加物や製造過程でごく微量混入してくる化学物質など、ごく微量であれば、化学的に分析することも難しく、食べたり、飲んだりした時に気が付くことはありません。すぐに健康に影響が出ないと思い、長期間放置しているうちに、その影響が出てくることも考えられるのです。

 

 化学物質の安全性については、経済的な利用価値だけでなく、その化学物質の使用後に環境中に放出されてからの運命を追求し、その化学物質がどのように減衰するのか、あるいは変化してどのような物質になるかなど、詳細に研究・調査して、安全性を評価することが求められます。

 

 多種類の微量の化学物質に生体が反応して起こす症状を、化学物質過敏症(Chemical Sensitivity=CS)と言いますが、重症の場合、外出することもできず、家庭内での仕事もできなくなるなど、通常の生活が営めなくなることさえあり、深刻な“環境病”となっています。化学物質以外にも電磁波(放射線・高周波・低周波・紫外線など)や騒音などによって発症する疾病を環境病といいます。有益な昆虫や保護鳥などにも多大な影響を与える農薬(ネオニコチノイド系も含め)を中心に化学物質過敏症など、できるだけわかりやすく解説させて頂きました。


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