閉じる


<<最初から読む

5 / 12ページ

試し読みできます

スズメがちゅん、そして

ゆうちゃんは、悩みました。

「1個だけ、1個だけ。もう言わないから」

 

まだあと、4個あるから、1個くらいいいわ。すずめの言葉にゆうちゃんは、トマトをつんで、すずめにあげました。

 

「ありがとう」

すずめは喜んでつついています。ゆうちゃんは、喜んでもらえてよかったと思いました。

 

「みんなが食べたい、おいしいトマト」

ちゅん、ちゅん、鳴きながら飛び立っていきました。

 

 

2つ目のトマトが、真っ赤になりました。「今度こそ食べよう」と、ゆうちゃんが、トマトをつんで、すぐ、また、声が聞こえてきました。

 

「ちょうだい。ちょうだい。そのトマト」

 

今度は、リスです。

「どんぐりばかりで、あきてしまったの。たまには、トマトが食べたいわ」


試し読みできます

次々に、お客さんがきます

ゆうちゃんは、リスにトマトをあげてもいいのか、悩みました。

「1個だけ、1個だけ。もうおねだりしないから」


リスはクルクルお目目をまん丸にしてお願いします。何度も、何度も、トマトを食べるしぐさをくりかえしています。よっぽどトマトが食べたいみたいです。



まだ、あと3個ある。ゆうちゃんは、リスにトマトをあげました。

「こんなおいしいトマト、食べたことない」

うれしそうに食べています。


「ありがとう。みんなが欲しくなるおいしいトマト」

ペコリと頭を下げて、去って行きました。


パパからの写真には、トマトが実っていません。「どうしてなのかな?こっちは、寒いからかな?」パパからの手紙には、そう書いてありました。


3個目のトマトが、赤くなりました。今度こそ食べよう。ゆうちゃんが、トマトを口にはこぼうとすると、「ぴんぽーん」誰か来たみたいです。




試し読みはここまでです。続きは購入後にお読みいただけます。

この本は有料です。閲覧するには購入する必要があります。
購入するにはしてください。
有料本の購入に関しては、こちらのマニュアルをご確認ください。
販売価格50円(税込)

読者登録

佐藤祐実さんの更新情報・新作情報をメールで受取りますか?(読者登録について