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1ふわ

夢をみました。
ふわふわと甘いキレイな夢を。

それはとても高いところにありました。

だから
下に落ちている夢をいっぱい積んで
一番高いところにある
キレイな色の夢にさわろうとしました。

でも
夢を積んでみると
パンっとはじけてしまいます。

あっちの夢を積んでも
パンッ
こっちの夢を積んでも
パンッ
夢は全然積むことができません。

どうしたらいいのか悩んで空を見ていると、
一個の風船が遠くの方からふわりふわりと
飛んできました。
ふわ~りふわ~り

ぼんやり眺めているうちに
とっても良いことを思いつきました。





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2ふわ

夢を風船の中に入れてしまいましょう。
そうすればきっと夢はわれないはずです。

おうちから風船をいっぱいあつめて用意すると、
えいっと、
近くにあった小さい夢を青色の風船に
おしこみました。
すると、ぷにゅんと夢は風船の中に
入っていきます。
夢がぜんぶ入ってしまうと、
風船は少し重たそうに
ぼてんっと土の上に転がりました。

大成功です。

次は黄色の風船にぷにゅんっ
赤の風船にもぷにゅんっ
みんなうまいぐあいに風船の中に入っていきます。

さぁ、いよいよじっけんです。





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3ふわ

ぽてんっと転がっている青色の風船を
赤色の風船の上にそ~っとのせてみます。

風船はぽよんっとくっつきました。
おだんごのように、夢入りの風船は割れずに
積みあがりました。

またまた大成功です。
あとは簡単。夢入り風船を積みあげて、
高いところにあるキレイな夢をつかむだけ。

そいや、そいやと夢入り風船を積み上げていきます。

そいや、そいや。
風船は背の高さまで積み上がりました。
そいや、そいや。
風船は木の高さまで積み上がりました。
そいや、そいや。
風船は雲の高さまで積み上がりました。


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4ふわ

風船を積み上げているうちにたくさんの人が
がやがやとまわりに集まってきました。

集まった人の中には手伝ってくれる人もいました。
針で割ろうとしてくる人もいました。
ほとんどの人はまわりで見ているだけでした。

集まった人たちに手をふったり、怒ったりしながら、
そいやそいやと夢入り風船を積み上げていきます。

そうして、長い時間をかけて、とうとう高い所にあった
キレイな夢に手が届くところまできました。

目を輝かせて、ワクワクしながら、
高く積み上がった風船の上で、そーっとつま先立ちを
してキレイな夢に手をのばします。



試し読みはここまでです。続きは購入後にお読みいただけます。

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販売価格200円(税込)

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