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販売価格80円(税込)
カテゴリー 小説・ノンフィクション 文芸 , ファンタジー 作者 白水銀雪
価格 80円(税込)
タグ 泉鏡花いずみきょうか竜潭譚りゅうたんだん現代語訳
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状態 完成 ページ数 12ページ (Web閲覧)
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【あらすじ】

紅色の雪が一面に降り積もったような躑躅の丘に上り、きらきらとした羽虫を追いかけて道を見失った私が、遠くに聞こえた「もういいよ」という声の方へ進むと、よく知っているお堂の裏へ出た。

そこで出会ったうつくしい人に、小さな稲荷の前へ導かれると間もなく、何ものかが坂の下から上って来る気配がしたため、私は社の中に逃げ込んだ。

しばらくして、姉が自分を探しに来てくれたが、その後を追いかけてひたすら走っているうち、恐ろしい森に四方を囲まれた水際、生い茂る蘆の中に倒れて気を失ってしまう。

やがて、目の縁に清々しさを感じ、さわやかな薫りが強く鼻を打って気がつくと、私の身体は柔らかい蒲団の上に横たわっていた。

そして外では、あのうつくしい人が、一糸まとわぬ姿で、筧から水を落とした盥に浸っていたのである。

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