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CONTENTS
テーマ「First Step 旅に出よう!」
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一歩踏み出す勇気
未知なる道
リアルRPGの冒険
今日が人生最後の日なら、今日することは自分がしたいことだろうか?
旅先の変な日本語
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私がフィリピン英語留学をする理由
私がフィリピン英語留学をする理由  ~世界一周で感じた後悔を次に生かす~
Brali Biz 「旅」×「ビジネス」 たびえもん
Brali Biz 「旅」×「ビジネス」 
旅で使えるスマホアプリ
旅で使えるスマホアプリ
Chibirockの旅はくせもの
Chibirockの旅はくせもの
HANGOVER in the WORLD 
HANGOVER in the WORLD
旅人からの伝言 「特集 インド」
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インド旅行到着初日*
体験をもって理解すること
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旅ときどき・・・
旅トキドキ・・・
トホホな話
トホホな話
一本の糸で世界をつなぐチャリの旅
一本の糸で世界をつなぐチャリの旅
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自炊派の手料理
自炊派の手料理
エッセイたびたべ
たびたべ(食のエッセイ)
アジア漂流日記
アジア漂流日記(創刊号の特集アジアからのスピンアウト企画)
アジア漂流日記(創刊号の特集アジアからのスピンアウト企画)
アジア漂流日記(創刊号の特集アジアからのスピンアウト企画)
Brali Photo(誌上写真展)
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作者・情報提供者一覧
作者・情報提供者一覧
編集後記
編集後記
次号予告
次号予告(2012年8月25日発行予定)
記事募集
記事と情報および写真の募集要項
奥付
奥付

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旅ときどき・・・

旅トキドキ・・・

インドと青春と韓国
■Writer&Photographer
鈴木モト
■Profile 
男性 静岡県出身。高校時代、陸上でインターハイ出場。ベストタイム10秒84(100M)
美容師免許、管理美容師免許取得。
MIXIコミュニティー、「鈴木の書く世界一周旅行記が好きだ」2800人突破。
現在、一眼レフカメラ片手に世界を放浪中。
ブログ「地球の迷い方。~世界放浪編~」

『恋ヲ シマシタ』
 彼はつたない日本語で、少しうつむきながら、恥ずかしそうにそう答えた。
 インドの砂漠地帯に、俺とみつまは、3週間ほど滞在した。

 黄土色の乾いた砂漠の大地に、
 ビビットな色のサリーを着た女性達が、壺瓶を頭の上に抱え、水汲みをしていた。
 
 カラフルなサリーが、単色のつまらない砂漠の色に映えて、
 本当に美しかった。
 そして、インドの砂漠地帯から、首都のデリーに戻る列車の中で、俺は彼と出会った。
 
 韓国人の彼は、大学で日本語を学んだらしく、ほんの少しだけ日本語が話せた。
 
 彼はニコンに勤めていたが、仕事を辞め、一ヶ月かけインドを放浪し、これから韓国に帰る所だと言った。
 
 夜行列車に13時間ほど揺られ首都のデリーに着くと、俺とみつまと韓国人の彼で、タクシーをシェア。
 
 移動の時って、1人よりも2~3人居た方が、本当に楽なんだよね。
 
 乗り物をシェア出来るから安く済むし、1人よりも安全性が上がる分、気を張らなくてよい。
 トイレに行く時、誰かに荷物番を頼めるのも本当に楽。
 
 俺はよく1人で1年間も、ユーラシア大陸を放浪していたなと、何だか不思議に思ってしまった。
 荷物番を頼む相手が居なかったから、重たいバックパックを背負いながらしょんべんをするのは、本当に大変だった……。

 そしてタクシーを降り、安宿にチェックイン。
 
 この日の夜の便で韓国に帰る彼。
 
 部屋を取ろうか迷っていたので、俺達の部屋に荷物を置かせてやり、シャワーを使わせてあげた。
 そして彼に、一ヶ月のインドの旅はどうだったかと尋ねると、
 
『インドはすべてがベリーハードでベリー疲れる。韓国は素晴らしいって今気がついたよ』

 と、明るい表情でそう語った。
 
 リキシャーに乗って(バイクタクシーみたいなもん)目的地を言っても、まっすぐ目的地には連れて行ってもらえず、
 お土産屋を連れまわされ、それでいて多額のお金とチップを強要される。
 
 韓国では、タクシーに乗ってもそんな事はまず無いから、韓国は素晴らしい所って言ってた。笑 
 だから俺も『すげーー解るよっ!』って、心の底から言ってしまった。
 
 そして彼はつたない言葉でこう言った。
 
『僕ハ、5日間、恋ヲシマシタ』
 
『こ、恋???』
 
 聞く所によると……、
 インドのダラムシャラーと言う所で、ボランティアをしていた女性と仲良くなり、5日間を共に過ごしたそうな。
 
 きっと、一緒に観光や買い物をして楽しかったんだろうね。
 
 そして、最後の5日目に彼女と結ばれたって、日本語と英語を混ぜて説明してくれた。
 
『アジアの中のラテン』と言われている韓国。
 
 恋愛表現が豊かでストレート。
 
 日本と韓国は文化は似ているけど、シャイな日本人の気質とは少し異なる所。 

 そして彼は、『最後に彼女とメールしてくる』と言って、部屋を出て行った。
 
 そして2時間後……、
 彼は頭を抱えて帰ってきた。
 
『ど、どーしたー??』
 
『実は……』

 彼の説明によると……、
 彼女にメールした後、電話屋を探し、彼女に電話したらしい。
 
 でも彼女は、何やら悩み事がある様子で、落ち込んでいたらしい。

 そして彼女は少し冗談ぽく
『韓国には帰らないで』と言ったらしい。
 

 彼は、部屋のベットに腰をかけ、バックパックを抱えながら
『彼女に会いたいんだけどどうしたらいい?』
 と俺とみつまに相談してきた。
 
 そんな相談されたらさ、言う事は1つだよね。


『彼女の事が好きなら会いにいけば? 今日の航空券は捨てて、また買えばいい。お金は簡単に稼げるよ。今日行かなかったら一生後悔しない?』

 と……少し熱く語った。
 
 そして30分後……、
 
 彼は、愛する彼女の居るダラムシャラー行きのバスのチケットを取った。
 彼女に電話もしたって言ってた。

 彼女びっくりしてたけど、すげー喜んでくれてたって。
 
 韓国人の彼さ、
 俺に『どうしたらいい?』って相談した時点で
 多分、答えは決まっていた気がする。
 
 彼は俺に相談したんじゃなくて、背中を押してほしかっただけ。
 『会いに行け!!』って言って欲しかっただけ。
 
 そんな気がした。
 
 そしてその日の夜、彼は韓国行きの飛行機のチケットを捨てて、
 ダラムシャラー行きの長距離バスに乗り込んでゆきました。
 青春してるなーと思いながら見送りました。
 
 旅は、別れもあれば出会いもある。
 
 韓国人の彼とは連絡先を交換しなかったから、この後どうなったか解らないけれど、