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I am ポエマー

 

キミがいなくなるなんて想像できない
キミがいなくなるんて想像したくない
そうは言っても お若いの
そんなトーンじゃ 
味わいなんて生まれっこない


体調が悪い 
心が不安定 
そんなの知ったこっちゃない
何食わぬ顔でオンピーク通勤


病気なんです 
虚しいんです 
そんなの知ったこっちゃない
有無言わせぬ雑踏をすり抜けながら


ちょっくら
階段を昇って見渡せば 
黙々とスクラップ&ビルドなシティー
ただ、ぼ~と 
眺めているだけなのに  
過ぎる一抹の寂しさ
それと同時に
伝染するような躍動感も半端なく


オレが消えようと  
どうってことないシティー
オレが消えようと  
今日も、明日も、止まらぬシティー


駅前の夕暮れ
スーパーへ
保育園へひた走る 
お母さんたちにしっかりと敬礼
駅前の夜更け
きりっとした眉毛と
くたびれたスーツ 
お父さんたちに深々とお辞儀


有り余ってる時間  
オレは何をしたいのか・・・
中途半端な年齢  
オレは何をすべきなのか・・・
四の五の言わず 
まずは書きたいこと気楽に書いてみれば?


そうそう 
とにかく書いて、書いて
そうそう 
とにかく書いて、書いて書くしかない


ちょっと誇大ではないですか?
大げさなくらいで 
ちょうどいい性分でしょうが


使いこなせないスマートフォン 
置いてけぼり
「若者のくせに」とおっしゃる気持ちは山々
だけど 
合う合わないは人それぞれ


なんとか
ゴールデンタイムの歌番組ギリギリセーフ
涙ぐんだオーボエ奏者
証明された今夜
確証はない 論理もない
最初で最後のスター まだまだ引退は早い


憧れに憧れ続けたまま? またまた
憧れに求め続けたまま? はたまた?


チンコしこってる場合か 若人
対岸では日夜瓦礫の山を前に
人道しているっていうのに


メイクにかまけてる場合か 若人
チューブにつながれる日が
来るかもしれないってのに


閑話休題 どうなるのかTPP?
開国するかしないか 
二択ってのもなんか違う気がするね
詳しいことはよくわかんないけど 
慎重に慎重を期してもらいたいところ


頼りない政権 
批判ばっか野党 
気まぐれ無党派 
ウンザリ世論
どうなる我が母国
くだんない政争に明け暮れてるうちに 
「危険水域間近」 
飲み会と変わらぬノリで 
よくわかんない評論家と
胡散臭い専門家はニタニタ座談会  


それでも 
チラホラ 目を見張る政策
それでも 
チラホラ ノーベル賞も頂戴
羽ばたいてゆくNGO 
担いつつあるNPOも多々
捨てたもんじゃない
やっぱ素晴らしい 我が「母国」


憂い  
誰もが、多かれ少なかれ
何食わぬ顔でたくましきオンピーク通勤
幽霊  
誰もが、多かれ少なかれ
そんな雑踏をすり抜けながら 
良い意味で無神経フル稼動


振りかぶって
「今日が最初で最後」
各々の立場で 
各々の環境で 
各々の信念で 
最大限のドゥーマイベスト!


蹴り上げて
「昨日までは思い出」
各々の立場で 
各々の環境で 
各々の信念で 
最大限のドゥーマイベスト!


汗水たらして
体でも心でも お好きな方をチョイスして
各々の立場で 
各々の環境で 
各々の信念で 
最大限のドゥーマイベスト!


そうそう 
とにかく書いて、書いて  
振り向いてもらえなくてもさ
そうそう 
とにかく描いて、描いて  
ゼロでもマイナスでもどんどん


これぞ! マイ最高法規  
わたしゃ 根っからのポエマー
ちょっとくらいの勘違いは欠かせない


これぞ! マイ最高原理
わたしゃ 死ぬまでポエマー
甚だしすぎる遠慮よりは遥かにマシ


キミがいなくなるなんて想像できない
キミがいなくなるんて想像したくない
よくわかるよ 若人
だけど
どっちみちいつかは通る道 
どっちみち誰もが通る道


遅いか、早いか 
所詮はそれだけのこと 
それ以上でもそれ以下でもない


四の五の言わず 
なんちゃってでも哲学
がっつりと正面から組み合って 
はっけよ~い、のこった!


鳴り止まぬ潮騒

 

 

絶望のない
暗い 暗い 海を泳いでいる
起きたときには
そうなっていた そう鳴っていた


フライドポテトを食べた直後の
人差し指と親指にまとわりついた
まどろんだ違和感のようなものが
断続的に
拙速気味に
心象風景を占領してゆく


責任なき自由か
自由なき責任か
無理矢理
絞り込まれる選択肢の数々


文化が
涵養とも狂気とも程遠い悲鳴を伴い
絶望から
高速で転がってゆくのを半笑いで見送る


政治が
熟議とも独裁とも程遠い嘆息を伴い
断崖から
光速で転がってゆくのを半笑いで手拍子


ありとあらゆる決断を否定し
ありとあらゆる延期を肯定する
舐めきった安静で
冷めきった瞳孔で
暗い 暗い 
いつかのような波に呑まれてゆく


90年代の焼き増し

 

タメ息にタメ息
90年代から引き摺ったままのニヒリズム
新機軸のように祭り上げて
群れることしかできない
何もしないよりはまだマシ


直接出向かなくても
間接で限りなくリアル
便利とは何とも喜ばしい
それも一時
すぐに虚しい
なんとも味気ない
これまた急進的振り子現象


進んでいるのか 退いているのか
10年、20年後に
歴史の証人たちは何と語るやら


わかったフリばっか 
東西南北揃いも揃ってお上手で
よくわかってないまま
リスクとコストを大雑把に積算し
重大選択独断決定


国旗を振って
一心になれるなら苦労はない
国旗を焼いて
出し抜けるのなら苦労はない
とか何とか言いつつ
はい、喜んで国歌斉唱 
スタジアムに限らず、限らず、限らず
はい、喜んで起立拒否
体育館に限らず、限らず、限らず


どっちつかず
「中庸」と得意気に美化し
ぼかしに至らない模範的な小ざかしさ
安全神話の中で
ぬくぬくと
セリフ少な目の脇役に挙手殺到の末期


幾千幾億の高揚樹林

 

淡く儚く散り逝く
切なく脆く飛び立つ


昇る音階に
合わせるように踏み出したおぼろげな勇気
迷い込んだのは
昔話めいた背景音の森


行方はなくとも
目指していた愛は遠くとも
叙情的な交響曲に
包まれるように洗われるように  
意識は
大空を翔る鳥達のように伸び伸びと


知らなかった感覚   
小さな小さな風景の連続
知らなかった場面   
次々に紡ぎゆく自然の呼び声


遠い日々に呼吸していた海の感触
螺旋階段のように昇っていた
深海魚たちの息づく粒
唐突に
この心に安楽の潤いとはまた違う 
太古の記憶にも近いものを想起させる


知らなかった感覚   
小さな小さな連鎖に掬われ
知らなかった場面   
次々に紡ぎゆく闇の頒布に救いを見る


狂おしき季節   
整然と切り替わりながら
それ以上に
雑然と重力に重力を加える


愛おしき季節   
整然と彩を重ねながら
それ以上に
猛然と光陰矢のごとしを賭ける


幾千幾億の鼓動が
辿ってきた叡智に           
静かに細やかに 深く感謝を注ぐ


幾千幾億の時が
目指してきた遥かな遥かな普遍に   
静かに細やかに 深く祈りを捧ぐ


歌声は今
高揚樹林の合間を縫うように
いくつも峰をまたぎ大地に響き渡る


鳥達は今
遥か彼方から連なる遺伝の面影を
滲ませるように調和を組み
自由に本能的に世界をクレッシェンド


のばせなかった手のひら

 

思うとさ
浮かべるまでもないんだけどさ
君のことばかり考えているんだ  
一日中さ


笑っちゃうくらいさ
君のことしか浮かんでこないんだ
どんなときでもどんな場所でも  
少しゆとりができると
すぐに浮かんでくるんだ 君の笑顔が


どんなに欠かせない存在だったのか
どんなに君がいなきゃ駄目だったのかが
日を追うごとに  
強く、強く僕を締めつけていく


ああ、今頃何をしているのかな
全然環境も関係も違うけど
考えていることはあの頃と同じだ


手をのばせば微笑んでくれそうで
でも、まっすぐにのばすのは
何か違うような気がして


手をのばせば握ってくれそうで
でも、まっすぐにのばすのは
何か恥ずかしくて


そんな風に毎日ときめいていた
そんな風に毎日焦がれていた


ああ、今頃幸せになっているのかな
全然環境も関係も違うけど
考えていることはあの頃と同じだ


手をのばせばよかったな  
おもいっきりまっすぐに
そしたらたぶん
少し遠慮がちに
少し高らかに   
「いいよ」って感じの上から目線で
微笑んでくれていたんだろうな


手をのばせばよかったな  
おもいっきりまっすぐに
そしたらたぶん
少し恥ずかしげに
少し誇らしげに   
「待たせすぎ」って感じの上から目線で
握り返してくれていたんだろうな


こんなにも  
なんとなくだけどわかっていたのに
こんなにも  
なんとなくだけど感じられていたのに


のばせなかった てのひら
のばせなかった 少しの素直


全然ありえないイフなら
こんなに長く長く
もつことなんてなかったんだろうな
僕の言動次第で
全然ありえたイフだからこそ
こんなにも長く、長く・・・


のばせなかったてのひらだけが
今でも時折
無意識に虚空を掴もうとしては
行き場をなくし
とりあえず出る気もない
欠伸を抑えては どこか寂しげ



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