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【1】

 岡山の求職者は、毎日が空腹になった。空腹になりすぎで、これからどうすればいいのか悩んでいた。岡山の求職者は、たくさんの企業の募集に応募したが、すべて採用されなかった。岡山の求職者は、倦怠をなぐさめるために、ノートを買った。ノートに、食品が主人公のお話を書いた。

 

 「主役の名前は何にしようかな?」書いている間は、少し楽しくなった。

 「主役の名前は『お米のノガた』にしよう」主役の名前が決まった。

 「空飛ぶ石を登場させよう。登場人物が空飛ぶ石に乗るんだ」

 岡山の求職者は、就職活動の合間に、ノートに「お米のノガた」の話を書いた。ときには、職安の中でも書いた。しかし、良くない者に見られてしまった。

 

 岡山の求職者は、良くない者に見られてしまったことに気付かなかった。

 「お話の名前は『グラフィカルな食品の国』にしよう」

 岡山の求職者は、気付かぬうちに少しつぶやいていた。

 

 そのとき、岡山の求職者の前に、職員らしい人物が現れて、「特別にあなたに仕事を与える」と言った。そして、「誰にも知らせずにここへ行きなさい」とメモを渡した。岡山の求職者は、仕事が欲しかったので、その場所へ行った。

 

 そこは、ジョイポリスから徒歩5分のビルだった。そこのビルの2階だ。岡山の求職者はドアをノックした。

 「入れ!」と言われた。

 


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【3】

 岡山の求職者は、部屋から出た。握手した手がしびれた。手に力が入らなくなった。きっとコアラのせいだ。建物を出た。体がしびれて、ふらふらした。足に力が入らなくなった。岡山の求職者は、倒れた。体を動かすことができなくなった。額に赤い斑点と青い斑点が現れてきた。赤い斑点と青い斑点が、次第に増えて、顔の形になった。赤い斑点は、ももっちの顔になった。青い斑点は、うらっちの顔になった。ももっちとうらっちは、にやりと笑った。

 岡山の求職者は力尽きた。

 


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