目次
プロローグ
プロローグ
就職
就職活動
就職
西麻布のクラブ
変化
起業家
MBA社長
MBA入学準備
MBAを目指す
受験勉強
MBAスクール訪問の旅
MBA受験
PreMBA
アメリカ到着
日本人の友達
PreMBAスタート
楽しい日々
生活基盤の確立
MBA授業
Boot Camp
鬱病と退学になった連中
授業では発言の中身よりが行動が大事
外国人との日常会話は大変だ
学生恋愛
マッサージ店
MBAで学ぶ意義
ラグビー
インターンシップ
インターンシップ応募
日本でのインターンシップ
就職活動
ボストンキャリアフォーラム
卒業と旅立ち
MBA後の俺達
おまけのエッセイ
拝啓 アリゾナから
米国サブカルチャーの楽しみ
ペイントボールに行ってきた。
夏ならではの食べ物
サプリメントにはまってます。
アリゾナが一番暑かった日
時間管理とか
MBAっぽいゲーム
部活動を始めたときのこと
崖っぷちの時こそ、悟ることってあるよね
銃社会アメリカ
リタイヤ生活に憧れる人が増えているらしい。。
ゴルフと僕の人生
ヘルシー・ジュースが儲かっている。
ダライ・ラマが来たよ
マイクが来た!
マネーの虎が来た!
極上の温泉に行ってきた。
コールドストーン社長キタ━━ッ!!
アメリカのこんなとこがヒドイ
アメリカのこんなとこがスゴヒ
5年後を生きる連中の話だとか温泉とか
プロフェッショナル
テロの脅威に脅える米国人達
変質者
強敵(友)に出会う
アムステルダム
ブリュッセルでの悲劇
ハンガリーでトルコ風呂
日本人は幼稚なのか。。。。。
奥付
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プロローグ

米国フェニックス空港を降りた俺は、スーツケースをレンタカーのに詰め込み、真っ青な空の下に真っ直ぐ続くフリーウェイをひたすら走っていた。
これからまた俺は学生に戻る。学生時代のあの熱狂と興奮をまた味わえる。卒業後はやりたい仕事を探すんだ。

まだアメリカに着いただけで何も始まってもいないのに、俺は手にしてしまったのだ。

 

圧倒的自由を!

 

社会人になって数年過ごすとだいたい自分の人生が見えてくる。ガキみたいに将来の夢を思い描くなんてことは無くなり、勤めている会社、職種、与えられた仕事が現実で、それをリセットして新しい人生をやり直すなんてあまりにもリスクが大きくてできなくなってしまう。能力のある奴は起業できるが、そうでない奴はドロップアウトして現状よりも悲惨な人生をやり直すこととなる。
冷静に考えると、サラリーマンなんて社外で通用する能力がたいして磨かれるわけでもなく、現状よりも良い人生を送るために会社を辞めてリセットしようなんてリスクの方が大きいだけだ。
どうしても人生をやり直したい。そう思う奴は難しい資格を取ったり、起業のために努力をする。でももっと良い方法がある。

俺にとってはそれがMBAだった。

後でわかったけど、自費でMBA留学する奴はみんなより良い人生を再出発するために来ていた。面白い奴ばっかりで、MBAという資格じゃないただの経営学修士を取っただけで、本当にやりたい仕事、新しい可能性の道を切り開いていった。
MBAは留学で本来勉強をする場だけど、そんな勉強をすることを目標に入る奴なんかいない。
懐かしく楽しかった学生ライフを再び取り戻すため、新しい出会いを求めるため、自分の可能性を広げるため、そしてやっぱりもっと素晴らしい人生を切り開くためだ。

ガキの頃は誰だって何者にでもなれた。将来に希望があって、いつか努力すれば、チャンスが巡ってくれば、面白い人生が送れる。そう信じていた。
だが、就職して社会人になった途端、まったく違う現実の壁にぶち当たった。大企業に就職した俺は、もう人生には新しい可能性なんかそんなに多く無いことを知った。特にやりたい訳じゃない仕事をこなして給料をもらうのがサラリーマンだ。これが大人になるってことなのかもしれない。

入社した会社では大卒ホヤホヤの同期入社が50人以上もいたが、入社してすぐにみんなもう現実と将来の姿を見極めたかのようだった。

MBA留学でアメリカの地を踏み、忘れていた学生時代の気持ちがよみがえって来た。失ってしまっていた気持ちをもう一度取り戻すことができたんだ。


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コールドストーン社長キタ━━ッ!!

米国での学生生活も残り短くなってきてきました。最近になってようやくゆとりができたせいか、ビジネススクールで学ぶことの良さがわかってきた気がします。

必須科目を学んでいた際は、会計はファイナンスは日本で十分学べると思いました。むしろその方が効率が良いと思いました。マーケティングや戦略論は理論的なフレームワークを学習するのではなく、事例が中心でした。事例は面白かったのですが、何を学んだか、それを応用できるのかわかりませんでした。

必須科目が終わり、高度なファイナンスの授業を取るようになってから、わざわざ米国で学ぶすごさがわかった気がします。多国籍企業のタックスプランニングであるとか、デリバティブ、資産管理は恐らく日本で実務を行っている人から直接学ぶことはなかなかできないと思います。

それ以上にすごいと今感じているのは、グループワークです。

僕の学ぶ学校では、50カ国以上の学生が集まり、アメリカ人もほとんどが2年以上の海外経験があります。ミーティングでは議論が熱くなるし、なかなかまとまらないのにイライラさせられもしましたが、僕の考えの及ばないような画期的なアイデアや経験が聞けます。

多くの授業でグループワークが課されるのですが、そのすごさがようやく最近になってわかるようになってきました。

ところで以前アメリカで大流行の高級アイスクリーム店「コールドストーン」をご紹介しました。11月からは日本では六本木ヒルズに第1号店がオープンするそうです。

今回そこの社長さんがアントレプレナーシップ(起業論)の授業にゲストとして参加されました。

普段の講演とは違い、簡単に自社の紹介、戦略について語ると後は質問という形式でした。
学生から色々な質問が飛び出し、それに対して回答していくのですが、話がとても面白く惹きつけられました。コメディアンのようなユーモアのセンスときちんと考えを表現できる人なのであっという間に時間が過ぎました。

考えてみれば、このような楽しい時間というのはいつもあっというまに過ぎ去ってしまいます。

つまらない授業ほど長く感じます。

元々僕は授業を聞くというのが苦手です。大抵講師の話すリズムが僕と合わず、他の考え事とか浮かんでしまいで集中力を欠きます。

今までの人生で、僕を完全に授業の世界に惹きつけ、授業の間完全に集中させてくれた講師は10人もいないと思います。

授業を受けるよりはむしろ自分のペースで自習するほうが好きなんです。

いや考えてみると授業だけでなく、全てにおいて受身的なアクティビティは苦手のようです。

音楽は聴くよりも、自分で作曲、演奏するほうが好き(バンドをずっとやっています)だし、映画は学生時代作製していたし、スポーツもテレビではまったく見ないけど、自分でスポーツするのは好きだし。

良くも悪くもこれが僕の性格(性質か?)なんだろうと今さら思います。

話がそれましたが、そんな僕をこの社長は完全に虜にする魅力がありました。

講演のあとは、おもしろい授業を提案してくれました。

学生を3つのグループに分け、それぞれのグループにコールドストーンの抱えている潜在的な問題を与え、学生から提案(プレゼン)をさせました。

問題は3つありました。

・米国は人口構造が白人が現在マジョリティであるが、今後変化する。それに対応した商品開発が必要である。

・ロイヤルカスタマー(定期的に通い、さらに友達等にも紹介してくれる得意客)を増やすにはどうしたらよいか?

・健康ブームに対応した商品を開発したい。

僕のグループは3番目の問題でしたが、どのグループもとても議論が白熱していました。

多様なバックグラウンド、人種のグループだからたくさんの議論が出て盛り上がるのだと思います。もちろん議論をまとめるのはとても大変なのですが、すばらしいアイデアがたくさんでます。

これこそが僕がこの学校で学ぶ意義だと感じます。

日本の大企業というのは、それぞれの会社に独特の雰囲気というか文化がある気がします。会社は似たような人材を取るからでしょう。

僕自身社会人の時、多くのベンダーの人たちに会いましたが、やがて外見や話す内容でその人の属する組織というのが聞く前に大体予想できるようになりました。

組織において似たような人材が多いと管理はとても楽です。でも、画期的なアイデアなんて出ないんじゃないですかね。新しい商品を開発したり、画期的なビジネスを展開するにはこのような多様な人材のいる組織が効果的だと思います。

今回授業でやったグループごとのブレインストーミングでは、たくさんのとても面白いアイデアが出ました。常識離れした小学生のような突拍子も無いアイデアもでました。

でも、それがとても面白く、社長もその側近の女性(商品開発)もしきりにメモを取って「Awesome!(スゲー!)」って連発していました。


ところで授業中にコールドストーンのアイスクリームが配られ、食べながらの授業でした。みんなうまそうに食っている中、一番甘くないコーヒー味のアイスを僕は選んだんですが、それでも甘すぎて結局残してしまいました。

日本では日本人向けに味とボリュームを調整するとのこと。六本木ヒルズでオープンする店で試してみたいと思いました。



試し読みはここまでです。続きは購入後にお読みいただけます。

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