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【質問】デジタル教科書やICT利活用教育に関する研修会やセミナーに参加してみたいと思うのは、どんなことがあるからですか?

第29回アンケート議論ウォール

ウォール投稿数:29件
(投稿された書き込みについては、同一人物等の連続投稿などを読みやすくしています。そのため、投稿に振られた番号と投稿数が一致しないことがありますことをご了承下さい。)

アンケート回答延べ数:88人(複数回答)

サマリー制作:池田順一、薄墨桜
  (議論開始  2011.10.27 18:20)


【質問】
デジタル教科書やICT利活用教育に関する研修会やセミナーに参加してみたいと思うのは、どんなことがあるからですか?(複数回答可)

【回答数】

【投稿】
※今回のアーカイブは議論の性質上、トピックを立てた人を「001」として繰り返し使用します。

001 最近は、様々なところで、研修会や大会、セミナーなどが行われています。こんなテーマのセミナーを聞いてみたいというニーズを発信してみるのも悪くはないと思いました。みなさんは、いかがですか?何かを学ぶところで、本当はもっと○○・・・○○といったことを聞いてみたいということはありませんか?

002 やはり実際に体験できたり、実際に子供たちが操作や活用している場面が見られるというのが最大のメリットかと思います。ネット上のニュース記事ではわからないことがたくさんあるはずです。
校務も重要ですが、こちらは現物を見るのは難しいかもしれませんが、話は聞いてみたいし、結果どうなったのかというのも聞きたいですし、デモ画面程度なら見てみたいです。

003 先進的な事例を実際に目の当たりにするだけでも、自分の取り組みへの視野が広がると思います。先進的であればあるほど追試は難しくなると思うのですが、「その手があったか!」というような実践なら何でも興味があります。

001 >002さん
(*1)新潟でのデジ教研セミナーがまさにそうでしたね。実際に自分たちが生徒役になったからこそ感じること、気付くことがあるというメリットですね。それに自分が韓国のICT事情について、現地へ出かけるのも、ニュースとして伝わることだけではなく、セミナーやイベントに参加するからこそ分かるものがあるからだと思っています。現物を見るというのはとても大事ですね(^^)

001 >003さん
先進的な取り組みを見るときは、よくその学校だからできるとか、そうした設備があるからできるということもあります。しかし、そうした実践の中から、山根さんが言われるように「その手があったか!」という部分が見つかるとうれしくなりますね(^^)機器が十分揃っていない学校でも、この部分はできそうだというヒントをいただけるような先進的な事例が多く出てくることを期待している、今日この頃です。

001 メンバーのみなさんで、過去の大会や研修会、セミナーなどで、とても参考になったというものがあれば、その大会名、開催された期日、紹介されているHPのURL、そして、その参考となる部分についての簡単な紹介などがあれば、教えていただけますか?

004 私は、デジタル教科書やICT利用活用など新しいメディアにより。従来の授業のありようと比較して、例えば、教師と生徒との相互交渉、学びのありよう等がどのように変わるかについて関心があります。また、そのことから、授業や学校における学びのあり方を問い直す機会を得ようと考えています。

 よくあるICT利用の授業では、ICTを使うことにより、教師が生徒個人個人に目を向けられること、すなわち、集団の中で、一対一の教育ができるのだという考え方があります。昔の(*2)CAIの授業のようなものです。このような授業には、学ぶということを個人的な活動としてのみとらえられ、学びとは、教師からトップダウンに生徒に伝達されるものだという考え方が垣間見られます。このとき、単に、知識を刺激ー反応的に強化されると考えるときには、「行動主義的学習観」、個人の頭の中に知識をつくり上げると考える場合は、「個人構成主義的学習観」と呼ばれます。

 逆に、学びとは、生徒どうしの相互交渉により、協働的に知識を社会的につくり上げることだという考え方があります。これは、「社会構成主義的学習観」と呼ばれます。例えば、最近のワークショップ型など協働的な授業形態が見られますが、この形態の授業は、時間がかかり、がやがや、いろいろ話し合ったけれど、結局、何を学んだのかわからないという自体に陥ることがあるようです。

 私自身は、後者の学習観のあり方に立脚しますが、授業とは、ある概念、知識を知ったり、つくったりして、みんなで、共有するための、教師と生徒との議論を中心とした相互交渉であると考えています。また、そこには、コミュニティの重なりという考え方が重要であり、学校という垣根は取り払うべきという考えを含んでいます。このことから、私は、学校教育と博物館などとの連携のあり方も探っています。このとき、教師の役割は、知識の伝達者ではなく、一種のコーディネータ、(*3)メディエータ、ブローカー、要するに、コミュニティや文化、知識等を「つなぐ人」であり、生徒との相互交渉を通して、自らもまた常に学び直すことであるととらえています。そもそも、私は、このことを毎年度繰り返すことにより、教師は給料をいただいているのだと思っています。知識の切り売りで給料をいただいているのではないという考え方です。

 ICTなどの新しいメディアによる授業が行われるときには、おうおうにして、そのメディアの機能が中心となり、その授業自体のありようがぼやけることがあります。私は、そのような危険性を念頭におきつつ、学習論という視点を背景にもちつつ、新しいメディアによる授業を、可能ならば、参与観察させていただきたいと考えています。よろしくお願い申し上げます。

005 >004先生
コメント、とても勉強になります!

006(004) 005さま。恐れ入ります。いつも学習論を講義しているのでついこういうことを言ってしまいます。単なるひけらかしで、お恥ずかしい話です。
おっと忘れていました。上の補足です。「行動主義的学習観」、「個人構成主義的学習観」の間に、学びとは、教師などの他者によって、生徒の頭の中に知識を注入することという考え方があります、これは、「表象主義的学習観」と呼ばれます。また、「個人構成主義的学習観」とは、正確には、学習者である生徒自身が知識を構成する、すなわち、つくり上げるという考え方です。実は、コンピュータによる教育の歴史は、これらの学習観の変遷と密接に関係しています。

001 >004さん
ウォールを立てた001です。本当に貴重なご投稿ありがとうございました。じっくりと読ませていただくと同時に、言葉の勉強にもなりました。メディアの機能が中心となってしまうようなICTを利活用した授業が前面に出てしまうと、そうした設備がないとできないという落胆で終わるということがあり、それ自体を否定はしないものの、何かヒントを得るので精一杯というときもあります。やはり、ICTの利活用を取り入れた授業と言っても、授業そのものを考えることを忘れてはいけないと思っています。先進的な機器について知ることもいいと思いますが、授業そのものを語る場を失いたくないと思っています。初心忘るべからず、そういう気持ちを改めて強く持ちました。
本当にありがとうございます。

001 >メンバーのみなさま
もう少しだけ、ご意見をいただけると幸いです。
今後の研修会やセミナーが様々なところで開催されたり、メンバーの中には企画運営をされる方もいらっしゃると思います。そうしたよりよい研修会になるべく、多くの方からのご意見をいただきたいと思います。
コメントでなくても、上のアンケート項目の中で、該当すると思われる項目にチェックを入れていただけると助かります。
もし、当てはまるものがなければ、項目を追加されても構いません。
ちなみに、こうしたアンケートで用いているfacebookの機能を「Question(クエスチョン)」と呼びます。
この機会に、ぜひ、1クリックしてみてください(^^)

007 >004先生、001先生
この話し合いはとても貴重な資料になると思います。
ICT利活用は学習の一部だと思っています。
もう一度「学び」を振り返ってみる必要がありますね。
ここなくしては、先に進むことはできないと感じています。
うーん、ほんとうに勉強になります!!

001 >007先生
テクノロジーや教育論についての議論を否定はしませんが、それらに加えて、授業改善のためにICTをどう利活用しているのかということを理論だけではなく、実践の交流として、また、研修会やセミナー主宰者への提案という形で、まとめてみたいと思いました。

>メンバーのみなさま
今後、企画されるであろうセミナーや研修会、イベントなどを主催する方々や団体に対して、提案したいと思っておりますので、ぜひ、ご投稿、または、アンケート項目のクリックをお願いします。

008 少し的外れになってしまうかもしれませんが・・・。行政にいる立場としては、予算編成、明確な教育効果、他市町村の動向などを考えたいときにセミナーに参加したいと考えます。

009 >008先生
貴重なご意見、ありがとうございます!

010 >001先生
>「授業改善のためにICTをどう利活用しているのかということを理論だけではなく、実践の交流」
ごもっともだと思います!

001 >008さん
いいえ、的外れではなく、貴重な意見だと思います。僕も昨年まで教育行政機関に勤務していたため、そうした予算や理論に基づいた研究も大事だと思います。また、教育行政の視点も大切な視点の一つだと思います。このfacebookグループのメリットの一つは、学校と企業と教育行政など、違う視点をもった方々の貴重な意見に触れる機会を得られることだと思うので、いつも勉強になります。

011 >001先生
ほんと、そうですよね!

001 >011さん
そうですね!ありがとう!!

012 あるいみ、デジタル教科書があるにもかかわらず、意図的につかわないとか、必然性があるときにだけ使うという授業に興味があります。紙媒体の代わりに使うのは機器の自慢をしているようで。

001 >012さん
似たような話かもしれませんが、こんな話があります。
「学び合い」に取り組んでいるというある中学校の公開授業で、英語の授業を見たときのことです。パソコン室で、英語のデジタル教科書を使用して、学び合いを取り入れているということで、どうするのかと思っていたら、学び合う場面があまり見られず、パソコンの画面に表示された英語のデジタル教科書の例文を手書きでノートに必死に写していたんです。時々、友達と話しては、英文を書くという活動で1時間が終わりました。
授業の最後で、英語の先生が
「今日の授業は、あまり学び合う場面が見られなかったのが、先生は残念でした。もっと、疑問に思ったら、学び合わないとだめです。せっかく周りにクラスメイトがいるのだから、ちゃんと聞いてください。次の時間はもっと、みんなと関わりあって、学び合いなさい!」
という発言をされました。
 デジタル教科書を使うことが目的だったり、学び合いをすること自体が目的だったりするような授業研究会は、ちょっと気が引けてしまいます。012さんが言われるように、必然性があるかどうかをよく考えて、必要がないと思われるのであれば、使わないこともあってもいいかも知れませんね。授業で使わなかったけれども、生徒が
「この前の(デジタル)教科書で出てきたから、覚えていたよ。」
と言うような発言が垣間見えるだけでもいいのかなとも思いました。貴重な視点を教えていただき、ありがとうございました。

001 >メンバーのみなさま
このウォールをあと数日、続けて終了させたいと思います。
まだ、アンケートにご投票されていないメンバーの方は、よかったら、ご意見をいただければ幸いです。現在、のべ60票をいただいております。よろしくお願いします。

013 >001さん ありがとうございます。私も本当によい勉強になっています。

001 最後の呼びかけを行います。11月3日にこのウォールを閉じて、アーカイブへ移行させます。よかったら、1クリックで構いませんので、メンバーのみなさまのご意見、研修会やセミナーに求めるものを教えてください。

001 文化の日の午後、いかがお過ごしですか?
今日で、このウォールをまとめて、アーカイブにします。
まだ、ご意見をいただいてない方、もしよかったら、この機会に、上記のアンケートにお答えください。この情報が、今後、どこかで開催される研修会やセミナーなどに生かされることを願っています。

014 1人1台がタブレット端末を使った授業があるとしたら見てみたいですね。フューチャースクールのようなタブレットPCでもいいのですがスレート型があるとすればそれがどのように使われているのか、使い心地はどうなのか、有効に使われているのか、そういうものがわかると思います。数年以内にはそのような研究実践は少しずつ増えてくるでしょうね。

001 このウォールを立てた001です。
多くのご意見を投稿していただき、ありがとうございました。
これでこのウォールを閉じて、アーカイブへ移動させます。
何かありましたら、ご報告させていただきます。

015 多くのご回答・ご意見をいただけましたし、電子書籍まとめとしても、有用なコンテンツになりますね。一つのアンケートをこのように時間をかけてじっくりと練り上げるのも大切だと思いました。001さん、参加してくださいました皆様、ありがとうございました。

001 「議論ウォール」をよりよいものにするために、「合いの手」を入れるようなフォローをしたり、話題を整理したり、議論が深まるような追加情報を提供したり、ウォールを立てた方がしていただけるような流れになるように、サポートしていければと模索しています。
近々、これまでのウォールや投稿についての情報を分析し、議論も深めることができ、お知らせなどの情報も得ることができるように、(*4)WGからご提案させていただこうと思っております(^^)

2011.11.6 11:02 終了

【参考ウェブページ searched by デジ教研facebookグループサポートチーム】

*1 新潟でのデジ教研セミナー:2011/8.21 14:00-17:00
 実際の Ustream 動画
 Togetterによるツイートのまとめ
 参加者からの感想
 Real-time LMSの紹介(デモ授業動画あり)

*2 CAI 「Computer Aided Instruction」 または 「Computer Assisted Instruction」

*3 メディエータ
一般的には「仲介者」「調停者」といった意味

*4 WG :ワーキンググループ。グループの運営をサポートするチームのこと。

※この議論に意見・提案・追加などがありましたら、冒頭のリンク先のfacebookのグループに入り、ご参加ください。なお、継続議論分がこのドキュメントに反映するかは未定です。

奥付



デジ教研アンケート議論ウォール 29


http://p.booklog.jp/book/49613

著者 : digikyoken(「みんなのデジタル教科書教育研究会」facebookグループ)
著者プロフィール:http://p.booklog.jp/users/digikyoken/profile


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最終更新日 : 2012-05-07 19:48:14

この本の内容は以上です。


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