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【質問】「教員一人に一台ずつノートPC導入」に二の足を踏む教員、その理由は?

第28回アンケート議論ウォール

ウォール投稿数:9件

アンケート回答延べ数:35人(複数回答)

サマリー制作:池田順一、薄墨桜
  (議論開始  2011.10.27 18:20)


【質問】
「教員一人に一台ずつノートPC導入」を検討している教育現場があったとします(既に皆さんの周りでは導入が終わっているから答えやすいと予想してクエスチョンしています)。この際、導入について現場教員へ意見が求められ、二の足を踏む現場教員の方がいらっしゃったとします。この方は、何に対して二の足を踏んでいたでしょうか?よく見かけたケースを幾つでもあげてください。(質問の意図は、それらの障壁をあらかじめ除いておけばデジタル機器は導入されやすいだろう、です)(複数回答可)

【回答数】


【投稿】
001 一応、(*1)前回の選択肢を引っ張ってきました。「予算が足りない」は「ノートPC導入で、他の予算へしわ寄せがいくのでは」といった心配…としてありうるかと思い残しています。

002 効果を十分に理解できない教員は、どうしても、「仕事が増える」と思ってしまうのでしょう。
効果>>仕事の増える量
が十分に立証・認識・共有されれば、変わってくると思います。

003 校務用PC導入で実際にあったのは、持ち込んでいた私物PCよりも性能が低い上に、フリーソフトや自分のお気に入りのソフトを入れては駄目なので、これまでよりも仕事の効率が落ちるというものでした。数年経ち、まあまあのスペックが導入された学校では、そのような問題もあまり聞かなくなりました。

004 自分は現場の人ではないので答えられないです。

005 >004さん すみません、現場でない方が書き込みにくい聞き方で…いや、(授業という形ではないにしても)仕事で現場を見たことがあるのですから、回答いかがですか?

006(004) まだ一人一台のPC導入がされていない頃の自分が感じた感覚を選択肢として追加しました。まずだいたいベテランの先生ほどパソコンそのものに苦手意識があるように見えました。ワープロで文書を作るにしてもどうすればいいのかがわからないという基本的なことなども。

それから授業の方でいえば、どの場面でどう活用すればどのような効果的な授業ができるのかがわからないのではないかなという印象もありました。一応教師用の指導書にはこの場面でパソコンや動画を利用するとよいというようなことは書かれていても自分が授業する際には、自分だけだとなかなか手を出しにくい感じです。ICT支援員がいれば相談できるのでしょうけれども。

007 PC、あるいは、ICT全体を含めての授業利用についてのみ発言させていただきます。
また、007が、高校現場にいたときのことを思い出して書かせていただきます。
PCを使いたがらにない先生の心理は、教科・科目によっても違いはあるでしょうが、PCの操作が難しいと思っているからだと思います。授業は毎日行うことですから、PCの使い方に慣れるのに時間をとられるよりも、チョーク一本と声とで教えられる伝統的な授業を選ばざるを得ないのでしょう。実際、PCのusability(ユーザビリティ)といいますか、操作性は、すごくよいというわけではありません。実際、PCの使い方に慣れていない場合、PCの操作に時間をとられ、生徒と向え合えないということもあります。こういう経験が一度でもあれば、もう二度と使いたくないという教師もたくさんいました。PCとプロジェクタ、電子黒板を使うことを考えても、実物を見せた方がよいという教師もたくさんいました。ただし、多くは、口先だけの場合が多かったと思いますが。

007は、教師の世代交代があり、さらに、ICT全体の操作性が向上すれば、PCを使う教師は増えてくるとは思います。
しかし、007自身は、必ずしも、PC、ICTを使わなくてもよいのではないか。このことは、本質的な問題ではないと考えています。私は、学ぶということは、生徒との協働的な実践が可能になることとらえておりますので、最も重要なことは、教師と生徒、生徒同士のコミュニケーションが達成されることであると考えるからです。PC、ICTの操作性を含め、それらを使うことの困難性が根源的な問題ではないと思います。

例えば、デジタル教科書が極端な話、画像、動画も含め、全ての知識がつまった物になってしまったら、それで未来の教育はすばらしいと本当に言えるのでしょうか。学習は、正答探しではありまぜん。むしろ、様々な情報を苦労して集め、熟考と議論を通して、一つの合理的な答えを創り上げていくことだとも考えられます。ソクラテスの対話法に戻り、お互いに語り合い、学ぶべき問題について気づき、常に、省察的になる時間を共有することが基本であると確信します。そのような意味において、007は、学習指導要領から、教科書から、ICT等々まで、全て、学校教育における「前提」として考えるのではなく、根源に戻って批判的に考える必要があると確信します。

008 使わなくても、今まで通りの授業で成果をがあげられると信じているから。教材作りは便利になっても、教室での授業だと準備や、不足の事態が発生して授業時間が短くなることを恐れます。まだまだ黒板とチョークほど「安心して使える教具」ではないのです。停電でも黒板なら使えますから。

009 008さま。その通りだと思います。
その背景には、PC、ICTの使い方を学んだり、それらを使った授業を準備したりする時間がないほど、忙しい学校が大半なのだと思います。行政の方でも、PC、ICTの利用について、いろいろな強制的な研修会を用意していますが、それも緊急の仕事ができなくなって迷惑だなと考える教師も多いのが現状です。研修会を増やすより、PC、ICTの様々な事について、わからないことをいつでも相談できるように、ICT専門家の常駐を制度化すべきだと思います、さらに、せめて、意味があるとは思われない教員管理のための提出書類づくりはなくすべきでしょう。

2011.10.3日 16:37 終了

【参考ウェブページ searched by デジ教研facebookグループサポートチーム】

*1 予備質問:この質問の前に似たようなクエスチョンを立てていた。


※この議論に意見・提案・追加などがありましたら、冒頭のリンク先のfacebookのグループに入り、ご参加ください。なお、継続議論分がこのドキュメントに反映するかは未定です。

奥付



デジ教研アンケート議論ウォール 28


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著者 : digikyoken(「みんなのデジタル教科書教育研究会」facebookグループ)
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最終更新日 : 2012-05-26 13:53:45

この本の内容は以上です。


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