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第一回パブーエッセイコンテスト応募作品

 「信念は、推進力としては役に立つが、調整力としては役に立たない」とは、アインシュタインの名言である。

 信念を持って行動している人は美しく見えるが、それは、その人が周りとのバランスを取っていたからだということに気が付かされた。確かに、自分勝手な信念を持っている人や、何かを盲信している人には危険な香りがする。チャンネルもボリュームも調節できなくなったテレビなど、うるさくてしょうがない。テレビなら電源を切れば済むが、人間はそうもいかない。
 
 こんな短文で名文を作れるなんて、やはり天才のなせる技かなとも思ったが、それだと何の学びもない。どうすれば彼のようなアイデアが湧くのだろうと思いあぐねている時、「ユダヤ人の発想」という本にめぐり逢った。タルムードという経典についての解説本である。

 簡単にまとめてしまうのは、タルムードに失礼なのかもしれないが、勢いで言ってしまうと、「ユーモアを持って、本質を見極める智慧を身につける為の本」となる。

 「ユダヤ人の発想」には、これでもかというくらいの名言が紹介されている。もちろん、これを名言集として読んでしまっては、著者に溜息を吐かれてしまうだろう。自分で考えろ!ということが著者の主張なのだからただ名言を読むだけでは、ニュース番組のアナウンサーが言っていることを覚え、飲み屋でそれがさも自分の意見の様に繰り返すだけのくだらない人間と同じになってしまう。

 アインシュタインを代表とする著名なユダヤ人は、小さい頃からこの本の中に書かれているような発想をして、自分で深く、多面的に考える癖がついていたからこそ、偉大な業績を残せたのだろうから、やはり凡人である我々も、真似をすべきだと思った。

 実は、良い意見だなと思うとあまり深く考える前にそれを鵜呑みにしてしまう癖があった。特に専門家が言うと、何となく信じてしまった。もちろん専門的な内容そのものの真偽を素人が判定するのは困難なのでそれ自体はある意味しょうがないことだとは思う。だけれども、どういう根拠で言っているのかなど、周りから攻めて行き、信憑性を判定することは出来る。

 どのような意見も、角度を変えてみれば違って見えてくるものだ。多面的に物事を見れるように成れれば、一見よさそうな宣伝文句に騙されることもなくなるし、バカそうに思えた文章の中にも知性を見い出すことができるかもしれない。

 「調整力は役に立つが、行動しないと何も始まらない。」

 大先生のお言葉をいじってみれるようになったお陰で、こうして懸賞エッセイに応募する行動力と勇気が身についた。ありがたいことです。


奥付



発想法をたくさん持つと幸せになれる


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著者 : eiichi0915
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