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Red 心の傷は愛の証

アクセルを強く踏み込んだ。信じていた人からの裏切りは心が一瞬に砕け散ってしまう。イメージだけが先走り海の底へ…どんどん沈んでゆく。ふと我に還る。その想いだけが泡に消えていった。アクセルを戻し人を愛した素晴らしさだけ残っていた。目の前には海に光る朝日が始まりを告げていた。


Red 心が乱れた先には・・・  

「痛っ!」パンプスの踵がアスファルトの溝に食い込んで足首をひねってしまった。急いでいたのがいけなかった。でもここ最近ろくな事がなかった。自分に腹が立っていた。怒りと惨めさが湧き上がり感情が頂点に…すると店先からふいに大好きな曲が… それだけで気持ちは治まっていった。


Red 安堵感の場所 

ここは何処?真っ暗。目を凝らすと先のほうでオレンジ色の明かりが小さく見える。闇は後ろから気配を強くし、今にも飲み込まれそうな緊張感に包まれた。救いを求めるように小さな明かりへと急ごうとしたが、思うように駆け出せなかった。やがて全身が闇に包まれた瞬間私は目が覚めた。この世界に…


Red もう一人の自分

落雷が響き渡り一瞬真昼のように光る。激しく動くワイパーごしに人影を目撃した。激しい雨で視界は良くない。でも確かに雨の中に立っていたはずだ!車を止めてあたりを見渡す。確かこのあたりに…次の瞬間激しい稲妻があたりを再び映し出した。そこには落雷の影響で倒れている自分の姿が… 


Red 過去を抱きしめて・・・

「お前は一体何を考えているんだ!」激しく父は怒鳴っている。その前で7歳くらいの子供が怯えて泣いていた。なぜ父はそれほどまでに感情的なのだろう?こんな小さい子供なのに…傍に行くとその子供は小さい時の自分だった。なぜか「大丈夫」と抱きしめていた。僕は泣いて目が覚めた。



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