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はじめに

1、はじめに

厳しい木枯らしの季節は遠ざかり、だんだんと春の兆しが近づいてくる。
梅はぼちぼちと咲き始めたが、桜の花にはまだ早い。
そんな季節に、一足先に春の装いを見せる室内のチューリップ

チューリップを室内で栽培するなんて、汚いし面倒だって?
いいえ、そんなことはありません。
 どこにでもあるお茶やジュースの500mlペットボトルで、チューリップを栽培しましょう。
 水耕栽培の技術で、失敗がなく誰でも簡単に出来ます。
土を使わず汚れないので、室内に置いて成長を観察しましょう。
 室内は暖かいので、外のチューリップが開くよりもひと月ほど早く春を運んできます
ひと足先に、春を感じることができる、チューリップの水耕栽培です。

材料は、近所のお店で手に入るものばかり。
さぁ、はじめましょう。
ただし植え込みの、季節が限られます。関東なら、11月ごろが良いでしょう。

材料

2、材料をそろえましょう。

(1)500mlのペットボトルの空き瓶
 球根1個に1本のペットボトルが必要です。
 丸型でも角型でもOK。お茶でもコーラでもジュースでもOK.軽く水洗いをしましょう。

(2)培養液を吸い上げるための布
 右のような100円ショップで売っているレーヨン製の不織布のふきんが吸水性が良いので、お勧めです。PVA製は溶けてしまうので適しません。
(3)ストロー
  培養液を補充するための通路になります。太目のものが使いやすい。 

(4)肥料
球根の養分だけでも花は咲くので水でもOKですが、来年も使うために、栄養を与えましょう。
水耕栽培専用の液肥もありますが、入手しにくいので、ここでは、近くのDIYセンターで手に入りやすい、微粉末を紹介します。

  商品名:微粉HYPONeX
微粉、すなわち粉末であることを確認してください。店頭では、液体タイプのHYPONeXをたくさん売っていますが、必ず粉末の『微粉HYPONeX』を選んでください。
容量は、120グラムから、200g、500g、1500g、5kgと各種ありますが、チューリップの栽培だけなら、少量しか使わないので、小さいので間に合います。

(5)パーム用土(水で増える用土)
 球根が動かないように安定させるために使います。
 パーム用土は、天然ヤシの繊維を使っており、
 粒子が粗いので、爪の中に入り込みません。
 土ではないので、使用後に生ゴミとして捨てることが出来ます。

材料の2

(6)細口のじょうごか水差し
 ストローを通して、培養液を注入するので、
 同じくらいの太さが望ましい。

(7)チューリップの球根
 ホームセンターや園芸店で入手できます。
 昨年の残りがあればそれを使ってもかまいません。

さぁ、作りましょう

3、さぁ、作りましょう。

(1)最初に、パーム用土を水に浸しておきます。
 ・説明書にしたがって、水を吸わせて、充分に膨らませておきます。後で使います。
(2)500mlペットボトルのネジ口近くに4ヶ所に切れ目を入れる。
・左の図の、赤い線のように4ヶ所に切れ目を入れます。
この切れ目を、スリットと呼ぶことにします。

(3)通気孔とストローの穴を開ける。
 ・半田ごてか、焼け火箸(死語か?)で、通気孔を4個くらいとストローを通す穴を1個開けます。
 ・穴の大きさは、3ミリ程度ですが、少し大きくても構いません。
 ・穴の位置は、上の図を参考にして、似たような位置であれば、ずれても構いません
(4)肩口から切断する
 ・上の図を参考にして、カッターかはさみで2つに切り分けます。
(5)ネジ口を反転させる。
・左の図のように、切断したネジ口を反転して、本体の上に載せます。
最後は、粘着テープで固定しますが、今は、載せるだけです。







(6)不織布をカットして4本のテープを作ります。
 ・右の写真のように、3センチ幅で長さ20センチくらいにカットします。
  (寸法は正確でなくても構いません)

作りましょう2

(7)不織布テープを切れ目に挟み込みます。
・4ヶ所のスリットに、不織布テープを挟み込みます。
・上部を4センチほど出して、下方にぶら下げるようにします。
長すぎた分は、もしゃもしゃと折り込んでしまいます。
・培養液を吸い上げる目的なので、寸法にはあまりこだわりません。
(8)上に載せたネジ口の部分と本体をビニール粘着テープで固定します。
 ・セロテープは水でふやけてしまうので、電気工事のビニルテープが使いやすいです。

(9)ストローを差し込みます。
 ・ストローを10センチくらいに切って、上から差し込みます。
 ・上に2センチほど飛び出す位置で固定させます。

(10)球根を載せます。
・球根を中央に載せて、不織布で包みこんで、安定させます。
・球根の上下を間違えないでください。
・とんがりがある方が上です。
(筆者は、上下を間違えて失敗した経験があります)>_<;



(11)パーム用土をかぶせます。
 ・あらかじめ水に浸して膨潤させておいたパーム用土をかぶせます。
 ・球根が安定して動かないように、少し押し込むようにして固めます。
 ・スプーンを使うと作業がしやすいです。


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